異世界転生でメタルギアというチートは大丈夫か?   作:コレクトマン

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またやってしまった………。何で新しいネタを思いつくとついつい書いてしまうのだろうか(泣)

………始まります。


SNAKE IN FANTASY
異世界転生でメタルギアというチートは大丈夫か?


 

 

初めましての方は初めまして。俺は“花谷亮(はなやりょう)”という元陸上自衛隊の一人だった人物だ。なぜ過去形なのかというと、俺は今この白い空間で神と名乗るご老人(以降、神様と呼称)が俺に死んでいる事を告げられた。いきなりの貴方は死にました宣言された俺は何故そうなったのか理解できないでいた。

 

 

「相当参っているようじゃな…無理もない。お主は帰りの途中に建設中のビルから鉄柱が落っこちて、そのままお主の身体を貫いたからのう」

 

「いやっ、それ以前に何故俺は天国でも地獄でもないこういう虚無の世界っぽい真っ白な所にいるのか分からん状態なのだが…」

 

「それはな、お主に別世界に転生してもらうからじゃ。儂等神々のルール上、想定外で死んだ人の魂を元の世界の輪廻転生が不可能なのじゃよう」

 

 

…どうやら俺は、元の現代に戻ることは叶わない様だ。仕方なく俺は、神と名乗るご老人こと神様に別世界について聞くことにした。

 

 

「…処で神様?一つ聞きたいことがあるのですが、その別世界とやらはどんな世界なのですか?」

 

「フムゥ…一言でいうならば、剣と魔法が存在する中世ヨーロッパ風のファンタジーな世界じゃ。無論、その世界には魔王が存在するから注意がいるがのう」

 

 

それを聞いた俺は、正直言って絶望しかけた。そんなパワーインフレなファンタジーに転生させられるとなるとすぐに死ぬ可能性がいくつか浮かび上がった。所謂、武器も持たずに虎に挑むのと同じ状況である。

 

 

「心配しなくても良い。その為に、お主には特典を授けようと思っていたところじゃ」

 

 

すると神様は神特有?の読心術で俺の表情を読み取ったのだ。そしてネットでいう二次小説恒例の“テンプレ転生”の一つ、特典である。その特典の内容を神様に聞いてみようとした。

 

 

「…とは言っても、お主の特典は既に決まっておるのでな。特にお主が喜びそうな特典じゃ」

 

「何ソレ、怖イ……というか、俺が喜びそうなやつ?」

 

 

俺が喜びそうなやつのことを考えるとなると、あのメタルギアシリーズに出てくるあの兵器達の事であろうか?もしそうだとすると、これは嬉しさが湧き上がってくる。

 

 

「あぁ…先に言っておくが、転生する際に今のお主の歳じゃあ心持たないので人生をまたゼロからやり直してもらう」

 

「まぁ確かに…転生にはそれ相応の代償があるもんな」

 

「とは言え、転生したとして前世の記憶が引き継がれるのじゃがな…」

 

 

神様のとんでも発言で本当に恐怖を抱いたのは初めてだったりする。まぁ…生前で得た陸自の格闘技術や射撃技術は忘れたくないからな。万が一の対人戦になった時の護身術には打って付けだな。俺は神様からどうやって転生するのかを聞き出した結果……

 

 

「転生方法は、儂が独自に考えた方法で転生させる。とりあえず後ろに向いてくれ」

 

 

神様に言われるがままに俺は後ろに向くと、何やら神様は俺の背中に何かを取り付けた様だ。すると突然俺の身体が浮かび上がった………うん?アレッ?これは確か………

 

 

「まさか………フルトン回収!?」

 

「メタルギア式のな。ほな、逝ってらっしゃい!」

 

「神様ちょっと、なんか字が違うんですが?!そもそも俺はこういうの初めてなんですけどアアアァァーーー!!!?」

 

 

フルトンの気球によって急激に上昇した俺は、神様に言いたいことを最後まで言えずにそのまま遥か彼方上空へと飛ばされてそのまま俺の意識が暗転した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ガレス暦566年

 

 

あれからどれ位の時間が経ったのだろうか?意識が薄らと戻った俺はその事を確認しようと目を開けると、一人の男が俺を抱きかかえていた。

 

 

「リョウ、もうすぐご飯になるぞ」

 

「………ダァ(はい)?」

 

 

目を覚ました時には、俺は赤児まで若返っていた。………マジでぇ?

 

 

それから12年………

 

 

ガレス暦578年

 

 

このファンタジーな異世界に転生してから十二年もの年月が経った。一応改めて挨拶をさせてもらう。俺は花谷亮ことこの世界では“リョウ・スネーク”と呼ばれている。何故かメタルギアの主人公であるスネークと同じコードネームが苗字としてついた様だ。この苗字は偶然義父親の苗字が同じスネークだったので付けらたそうだ。……これについては若干嬉しかったと思う俺がいる。元々俺は親知らずの捨て子だったのだが、嘗て傭兵だった義父親に拾われて以降12年間一緒に暮らしている。この12年の間で義父親が病によって亡くなり、俺は早めの一人暮らしに入った。……何かと両親の話をすると恋しい気持ちになってきた。

 

 

………話を戻そう。このファンタジーの世界には四つの国家が存在する。財経と軍事を合わせた人種とエルフ、ドワーフといった亜人種達が共存共栄する『マナカ共和国』。人種主義を表徴し、亜人や魔族、悪魔達を滅ぼすといった侵略軍事国家『ドーヴァ帝国』。マナカ共和国同様に人種と亜人が共存共栄し、貴族と王族政治の平和主義国家『ギリス王国』。魔王を信仰する魔族や悪魔達が成り立ち、“亜人滅ぶべし”と唱えるドーヴァ帝国や己が国に喧嘩を吹っかける者には“魔族や亜人に仇なす人間滅ぶべし”とドーヴァ帝国にも負けぬ侵略国家『ネシア法国』。…いきなりラスボスである魔王の国が堂々と出ていることや魔王を信仰するのは魔族と悪魔だけの件にツッコンだ方は居るのだろうか?因みに俺はマナカ共和国生まれだ。……一応各国の領土を確認した結果、ドーヴァ帝国が侵略国家なだけある為かやや面積が広い。対してマナカ共和国とギリス王国はドーヴァ帝国程ではないが領土の面積が広かった。そしてネシア法国は火山地帯に国を築いた為か溶岩を応用した兵器で着々と領土を広げている。

 

 

各国は色々な形で国が成立している。先ずマナカ共和国は海岸線に国を築いた為に海岸都市国家として有名だ。鮮度がいい魚を食べられるのは此処だけであろう。次にドーヴァ帝国は領土が広い為か、畑で採れる作物が他の国よりも質が良い。そしてギリス王国はある山岳地帯で鉱石の鉱脈が発見されて以降鉱石には困る心配がない。又、ギリス王国でしか採掘できない貴重な鉱石がある事で有名だ。最後にネシア法国は魔族や悪魔達が暮らすだけのことはあるのかネシア法国独自の魔法学が他の国よりも優れていた。

 

 

これらを見る限りでは中々面白い成り立ちではあるが、やはり各国には裏の世界が存在するらしい。マナカ共和国の港区にはたまに奴隷商人の船がやって来ることがある。流石に町中で奴隷を売り出す訳にはいかないのか奴隷商人の船内で販売している様だ。ドーヴァ帝国では人種主義が故か亜人差別と亜人の奴隷が多いそうだ。ギリス王国は貴族、王族政治が故に一部の貴族は民衆から税金を巻き上げるという黒い噂が流れている。そしてネシア法国は人間を奴隷の様に強制労働させて国を発展しているそうだ。人間は腐るほどいるが故にたまに人間を捕縛し奴隷として労働者を確保しているという噂が流れていた。……まるでブラック企業だな。とりあえず俺の見方でいうとマナカ共和国がアメリカでドーヴァは旧ソ連(ロシア)、ネシア法国はナチス(ドイツ)でギリス王国は日本といった感じである。

 

 

そして俺は今現在、マナカ共和国の成人式に参加している。何でも俺たち人間は十二の歳になると大人として認識されると同時に成人証明書と呼ばれるパスポートが発行される。これが無いと傭兵稼業や商人稼業といった行動や他国の入国が不可能なので参加せざる負えなかった。もし万が一紛失してしまった場合は手数料として再発行してくれるそうだ。無事に成人式を終えた俺は家を売って旅に出た。そしてマナカ共和国の港町“ルズベリー”で港区にある小型船を買い、船旅へと繰り出すのであった。そこまでは良かった………しかしそこで予想外な展開に巻き込まれるのをこの時の俺は知る由もなかった。

 

 

「…何かと天気が悪いな。なんか嫌な予感がしてきた」

 

 

航海の中で悪天候と遭遇してしまった俺は何とか帆が破けない様に仕舞い込むその時、突如上空に何かの裂け目が開かれる様な音が上空に聞こえた。俺はそっと上を見上げると、このファンタジーには似合わないワームホールが生成されていたのだ。魔法陣なら分かるがワームホールとなるとこれは予想外である。すると俺の身体に異常が起きる。

 

 

「のわっ!?……もしかしてこれっ………ワームホールに吸い寄せられているのか!?」

 

 

そう判断した時には既に時遅し、俺と俺が乗ってきた船がワームホールに吸い寄せられるのであった。そしてこの時に俺はつい無意識にこの現象を利用してあのシーンを再現してしまう。

 

 

「ボスーーーー!!」

 

 

俺はワームホールに引き寄せられる間際に走馬灯ならぬネイキッド・スネークことBIGBOSSがヘリに乗って燃え上がるマザーベースから離脱する姿が見えたような気がした。後の恥ずかしき黒歴史の一ページになることを今の俺に知る由もなかった。こんなことなら実家で旅の下準備でもしておけば良かった。まさかこのまま地獄(ディーテ)に行く事になるなんてな………あぁ、短い人生だったなぁ。そして何も出来ぬまま只ワームホールに吸い寄せられてそのまま視界が暗転して意識を手放した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

…………こい………ま…………………

 

…まち…………い………此奴…………

 

 

何やら会話が聞こえる。俺は地獄にきてしまったのか?何とか確かめる為に目を開いて周りを確認する。すると周りにいたのは人であり、黒いバラクラバを被った人たちが居た。

 

 

「おっ。目を覚ました様だな」

 

「大丈夫か?自分が誰だが分かるか?」

 

 

そのバラクラバを被った人の装備をよく見ると、MGSPWに出てくるマザーベースの戦闘スタッフが使用するBDUを来ていたのだ。……もしかして俺、ワームホールを通してメタルギアの世界に来てしまったのだろうか?

 

 

「此処は………何処だ?」

 

「此処か?お前が居るのは天国でも地獄でもない。俺達のような傭兵達にとって最後の居場所。天国の外側(アウター・ヘブン)だ」

 

 

俺の疑問に答えてくれたのは、MGRに出てくる黒い新型の特殊作戦用義体を装備した“雷電”とそっくりな人物であった。

 

 

「……雷電?」

 

「ん?確かに俺はライデンだが、俺はお前に会うのは初めてだぞ」

 

 

…どうやら思った事が口に出てしまった様だ。此処は一旦、誤解を解く為に俺は雷電そっくりな人物に説明をするのであった。

 

 

「あぁ、ごめん。俺が知っている人物とそっくりだったからつい……」

 

「そうか……では自己紹介はしておこう。俺は“ジャック・ザ・ライデン”。お前は?」

 

「…俺はリョウ。“リョウ・スネーク”だ、宜しく」

 

 

ライデンが俺の名前を聞いた途端、まるでお目当ての人物が見つかった様な顔をしていた。アレ?何か嫌な予感がする…………

 

 

「スネーク?まさか、お前が神が言っていたボスか?」

 

「へっ?俺が………ボス?どういう事?」

 

「………その様子からすると神から特典についての説明が省かれた様だな。その特典の内容を説明する為にもこのカセットテープをレコーダーに入れて再生してくれ」

 

 

ライデンに言われるがまま渡されたカセットテープをカセットテープレコーダーに差し込んで再生ボタン押してテープを再生させる。

 

 

[あー…おほんっ。これを聞いているという事はライデンに会えたということじゃな。何故お主がボスと慕われておるのか不思議に思っているかもしれん。お主の疑問を聞いてやれぬが、予めの疑問の答えは整えておる。先ず特典じゃが、お主の特典である傭兵団ことプライベート・フォース(PRIVATE FORCE)である『ジェフティ』と身体能力強化(大)に様々な銃器や装備品、食料などを開発するハニカム構造上の海上プラントのマザーベースがお主の特典じゃ。何気にチートかもしれんが、もっとチートであるメタルギアは開発可能じゃ。メタルギア以外の大型兵器である“ピューパ”や“クリサリス”、“コクーン”に“ピースウォーカー”も開発可能じゃ。無論、AIポッドがなければ意味が無いからのう?それと念のために、スタッフらはお主がやったPWとTPPのスタッフを参考に編入させておいた。最後にお主をサポートする為にAIポッドである独立型作戦支援用プログラム『ヴェスタAX-7』がこのマザーベースに保管されておる。詳しい詳細はライデンに聞いてくれ。それでは、良き第二の人生を送れることを…]

 

 

その言葉を皮切りに神様が録音したカセットテープの記録再生が終わった。神様……なんか最後、投げやり感あるのだが……

 

 

「……とりあえず、大体は分かった。今後の方針として何だが、今はここに留まることにするよ」

 

「色々とすまない。後であの神にはお灸をすえるためにHANASIをつけておく。先ずは、メタルギアZEKEの格納庫に向かうぞ。そこに神が言っていたAIポッドが保管されている」

 

 

何やらライデンが恐ろしい事を口にしていたのだが………ライデンの恐ろしい部分を考えるの一旦やめた俺はそのままライデンの後について行き、メタルギアZEKEの格納庫に向かうのであった。……というか此処にZEKEがあるんだな。

 

 

メタルギアZEKEの格納庫に到着すると、ZEKEの横に例のAIポッドが接続コネクタに接続された状態で姿を現した。するとAIポッドが俺たちが近づいたことに気づいたのか、ポッドの円形レンズが緑色に発光した

 

 

〈多数の生体反応を感知。その内、ジェフティの司令官らしき人物を捕捉。システム再起動開始〉

 

 

そのAIポッドから発する加工された男性の声を皮切りに緑色に発光していたレンズが消点する。しばらくすると、レンズから再び緑色に発光された。

 

 

〈独立型作戦支援用プログラム『ヴェスタAX-7』再起動完了。お待ちしておりました。ジェフティの司令官、リョウ・スネーク。私のことはヴェスタとお呼びください〉

 

「お…応、分かった。宜しくなヴェスタ」

 

 

取り敢えずヴェスタと挨拶を交わした後、ライデンからある事を告げられる。

 

 

「スネーク……早速で悪いが、しばらくの間ここで過ごしてもらう」

 

「ん……俺が此処で過ごす?どういう事?」

 

「これにはちゃんとした理由がある。スネーク、もし此処を出る時に宿に止まるほどの額を持っているのか?」

 

 

そのことを聞かれた俺は直ぐにポーチの中を確認すると、成人式で受け取った成人証明書以外無くなっていた。これにショックを受けた俺は地面に膝をついて両手を地面につけて落ち込んだ。

 

 

「マジか………俺の全財産が無くなってしまった。………泣けるぜ」

 

「そういう事だ。それともう一つ、お前には此処のボスとしてVRスニーキング訓練と射撃訓練と近接格闘術(CQC)訓練を9年間行ってもらう」

 

「……そういう現実は知りたくもなかった」

 

〈ボス、これも貴方の為です。“習うより慣れろ”です〉

 

「それを言うなら“千里の道も一歩から”だろ?…つまりそういう事だ。厳しめにやるつもりだ、予め覚悟する様にな」

 

 

こうして俺は、神様からもらった特典であるPF『ジェフティ』のスタッフ達とハニカム構造状の海上プラントマザーベースにメタルギアZEKEを得た俺は、この9年間ライデンの指導の下マザーベースでVRスニーキング訓練やジャングルでの一週間サバイバルを行うのであった。………これじゃあ俺がTPPのヴェノム・スネークの立ち位置だな。サバイバルの方はBIGBOSSなんだがな……

 

 

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