異世界転生でメタルギアというチートは大丈夫か?   作:コレクトマン

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〈今回も前回の状況を説明しようと思います。今回はシャーリスの代わりに睨 美帆がゲストで来てくれました〉

「もうこのコーナーがあなた達の言ういつも通りのものになっているのね…」

〈それは仕様なので仕方がないことです。それでは前回の状況を説明します〉



1.スネーク達はジョニー(父)の案内でエルザ皇女と接触。

2.エルザ皇女と共に脱出を試みるもドーヴァ帝国の兵士たちに見つかる。

3.その時のオセロットが介入して帝国兵士達を射殺。

4.スネークはエルザ達を逃すべく一人で山猫部隊と交戦。

5.無事に山猫部隊を非殺傷で無力化した後にエルザ達の元へ向かう。


〈…以上が前回の状況です〉

「いつ見て思うんだけど、スネークの格闘術(CQC)、本当に強いわね」

〈その強さの秘密は今回の展開で明らかになります〉

「へぇっそう……あっ第十一話始まるわよ?」


ACT.1-3 嘗ての師

 

 

エルザ皇女と共に先に回収地点に向かったジョニー達と合流すべく俺は回収地点に向かっていた。密林を抜けると、そこには岸と岸の間に吊り橋が架けられてあり、その向こうの岸には密林地帯特有の白い花が咲かれている場所に付いた。俺はMk22とナイフを構え、警戒しながら吊り橋を渡った。

 

 

「白い花が沢山……この密林地帯の特有のか。………っ!」

 

 

その時に俺は誰かが此処にやって来る気配を感じた為にMk22をその気配がする方に構えるとそこには戦闘用の白いスーツを着た一人のダークエルフの女性が居た。しかもそのダークエルフの顔を俺は覚えていた。その時に俺は無意識に口からそのダークエルフの名を言った。

 

 

「……ボス?」

 

「久しぶりね、リョウ?いやっ……今はスネークと呼ぶべきかしら?」

 

 

俺が今話しかけているダークエルフの女性の名は“ナターシャ・フィルス”。15年前、父さんがまだ健在だった頃の父さんの冒険者仲間の一人で、俺の師でもある。容姿からして肌と髪の色を除けば“ザ・ボス”そのものだった。だからなのか自然と彼女のことをボスと呼称してしまうことがあった。だが驚きなのはそこでは無い。

 

 

「………」

 

「スネーク、あなたと会うのは何年ぶりかしら?」

 

「ああ、10年と72日18時間ぶりだ」

 

「少し痩せたわね」

 

「声だけでわかるのか?」

 

「分かるわ。あなたのことだから」

 

 

「そうか…」と一言呟くと同時に何故ナターシャが此処(ドーヴァ領)にいるのかが解らなかった。

 

 

「だが、俺にはあんたのことが分からない」

 

「何が言いたいの?」

 

「……どうしてあんたは此処、このドーヴァ領にいるんだ?」

 

「スネーク、以前教えたはずよ。私はあなたの父の仲間であるが元は傭兵。この国に雇われもする」

 

 

そうナターシャが答えた瞬間に彼女の後方に何かが飛び回っていた。その飛び回る音の正体を俺は知っていた。

 

 

「蜂!?」

 

 

その蜂がの群れが出現している所を目で辿ってみると、彼女の後方には合成獣戦車が四体?も待機していた。そして蜂の出現の原因であろう人物が合成獣戦車の上に乗っていた。それ以外にも他の人物も合成獣戦車の上に乗っていた。

 

 

「それに……月光までもか!」

 

「──戦友達よ、また共に戦える」

 

「この日が来るのを待っていました」

 

「またあなたと共に戦える」

 

「お帰り……ボス」

 

 

……いつかはこんな事になることは想定していたが、そのまんまコブラ部隊がこの世界に来ているじゃないですか。何これ?と疑いたくもなるがそう考えてる時間もなかった。その月光達の後ろから深緑色のコートを着たいかにも厳つい男が「くわばら くわばら…」と呟きながら身体から電気を放電しながらやって来た。俺はその男の正体を知っていた。MGS3においてソ連のGRUの大佐で、スネークに敗れた後、スネークに対する憎しみによって燃える男に成り果てた存在。

 

 

「皆、喜んでいる様だ」

 

「「ヴォルギン将軍…」」

 

「ほう…その小僧は私を知っている様だな?では改め、ようこそ──我が国、我が部隊へ」

 

 

ドーヴァ帝国将軍ヴォルギン・ゴードン。その男がその場に来たのであった。俺はナターシャがそっと俺に近づくのに察知してMk22を彼女に向けて問いをかけた。

 

 

「ボス?これは?」

 

「言ったはずだ…私は傭兵。この国に雇われ、ドーヴァ帝国の第一元皇女エルザ・ラ・ドーヴァの捕獲を命に動いている」

 

「何だって!」

 

「その男は?以前話した弟子の一人か?連れて行くのか?」

 

「いや、こいつはまだ幼い。我らコブラ部隊には純粋すぎる。まだ戦場で特別な感情を抱いてはいない」

 

 

一体全体何がどうなっているのか理解できなかったが、一つだけ分かったことがある。今の彼女、ナターシャは俺の敵であることだ。

 

 

「ボス……!」

 

「撃てるのか?」

 

 

そう言われて俺は一瞬迷いが生じてしまった。その隙を逃さずナターシャは咄嗟に俺との距離を近づいた瞬間にMk22の上部を撫でるように触り、顔面に肘打ちをかます。その時の俺は迷いが生じていた為かナターシャの動きについてこれず、防御する間も無く彼女の攻撃を受けてしまう。

 

 

「くっ……!?」

 

 

俺はすぐ体制を立て直し、Mk22を構えるが銃身やスライドが無く、握っていた柄と銃身の下部分しか残っていた。ナターシャにMk22の銃身やスライドを取り外されたのだ。何故ナターシャがMk22の構造を知っているかの様に解体できたのかはスキルによるものであった。そのスキルの名は“構造解析”。触れた物の構造や仕組みを瞬時に理解するという変わったスキルではあるが、CQCとの相性は非常に良く、俺にとっては厄介なスキルである。ナターシャは外した銃身とスライドを俺の方に投げ捨てた時に俺は残ったナイフで格闘戦を仕掛けようとするがナターシャに容易く防がれ、再び顔面にかまされた後にナイフを持っている左腕を持って場所を入れ替わる様に回した後にナターシャは容赦なく肘打ちで俺の左肘を逆方向に曲げさせて骨折させた。

 

 

「があっ…!?」

 

「………」

 

 

骨折によりあまりにも激しい痛みに襲われている最中、ヴォルギンはそっと俺に近づく。

 

 

「…貴様があの女の弟子ある事には驚いたが、貴様にはエルザの居場所を知っている様だな?こやつは捕まえる価値があるな」

 

「それは私がいる時に言ってもらうべき言葉だな」

 

 

ヴォルギンの後方から再び人影が見えた。その男は黒いローブを纏っており、己の素顔を隠していた。だが俺は知っている。この男の正体を………

 

 

「大魔導士……レイ・アデランス!」

 

「ほう…あなたまでも私の名を覚えているとはな……あなたにはエルザの居場所を知っている様だな?吐いて貰うぞ、彼女の居場所を…!」

 

「無駄だ…こいつは何をされようとも決して吐くことはない。そう私が育てた」

 

 

そう言ってナターシャは俺に手を伸ばす。

 

 

「リョウ、あなたは連れていけない」

 

「……元より俺は、そっちに着くつもりはない!」

 

 

俺は残った右腕でただ我武者らにナターシャに振るうがそれすら防がれて腹に肘打ちを食らってしまう。その時に脇腹を骨折する。

 

 

「がはぁっ…!?」

 

 

その時に俺は無意識だったのかナターシャの右腕に巻き付けられていたバンダナを掴んでいた。それでも構わずナターシャは俺を吊り橋から突き落とす。ナターシャに突き落とされ、そのまま悲鳴をあげながら落下していき、その岸の下にある川に着水してただ流されるのであった。

 

 

「……情報を聞き出せなかったのは残念ではあるが、あの男とて只では済むまい」

 

「あの男のことだ。まだいきている可能性があるかもしれんが、今はオセロット達の回収だ」

 

 

ヴォルギン達はそう言ってその場を後にした。ナターシャだけを置いて………

 

 

「………流されてゆけ、私は留まるしかない」

 

 

そうスネークに呟いた後にナターシャもその場を後にするのであった。

 

 

 

あれから30分……

 

 

 

ナターシャによって吊り橋から川へと突き落とされ、流された俺は密林地帯の何処かは分からない陸地に打ち上げられていた。その時に無線のCALL音が聞こえた時に俺は目を覚ますと身体中に痛みが生じていた。俺は何とかその痛みを耐えながら仰向けに転がって無線機のスイッチを入れて通信を送ってきた者の周波数に合わせて無線を開く。

 

 

『スネーク、聞こえるか?』

 

「ああ、何とか……」

 

『スネーク、よく聞け!こっちでスネークのバイタルを確認してみたが、ひどい怪我だ。応急手当てが必要だ。動けるか?』

 

 

俺はライデンに言われた通りに右腕以外の身体を動かそうとするが、思った通りに身体が動けず。痛みが増すばかりであった。

 

 

『しっかりしろ!今救出用のヘリがそっちに向かっている。それまでの間に応急手当てをするんだ』

 

「ああ、分かっている……。自分の容体からして左肘と脇腹の骨折に、左上腕・右肘・右上腕及び腹部の切創と言ったところだろう……」

 

『何がなんでも諦めるな。ヘリが来るまでの辛抱だからな!』

 

「ああ…治療しながら気長に待つ、スネークアウト…」

 

 

そう言った後に俺は無線を切った後に右手に持っていたナターシャのバンダナをポケットの中にしまった後に残った右腕でバックパックにある救急キットを使って何とか自力で応急手当てをするのであった。

 

 

………応急手当てから1時間が経ち、多数の切創や骨折を治療した後にそこら辺に落ちていた木の棒を口に加え、未だに動かず逆方向に向いている左腕を掴み、歯を食いしばってそれを無理やり正方向に曲げ直す。その後は身を安静にする様近くの木に寄り添って救助が来るのを待った。それから30分、作戦開始から既に3時間も経過して既にジョニー達が撤退している頃だろう。そう思った時にローター音が上空から聞こえ、上空を見上げるとUTH-66ブラックフォートが俺を回収する為にやって来た。

 

 

『此方“トリスタン”、ボスを確認!思ったよりも酷い…これより回収します!』

 

 

UTH-66ブラックフォートが高度を落とした後にロープを下ろし、その後に救助スタッフが降下して俺を救助するのであった。

 

 

「此方“メディックチーム”、ボスを確認。これより救助します!」

 

「すまない、助かる」

 

 

そして俺は、ジェフティの救助スタッフ達に運ばれ、ヘリに乗せてもらうと同時にスタッフ達も乗り込んむ。

 

 

『此方“トリスタン”無事にボスの回収に成功!これより離脱します!』

 

 

そしてトリスタンはスネークを回収したのを確認した後にそのままマザーベースの方角に機体を向けてドーヴァ領から離脱するのであった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ヘリで運んでもらっている最中無線機から通信が入ってきたので通信を送ってきた者の周波数に合わせる。

 

 

『スネーク、大丈夫か?』

 

「ああ…無事に回収されたよ」

 

『そうか、なら後は危険領域からするだけだな『スネーク、大丈夫!?』……おいっリーナ、通信中だぞ!』

 

『そんなのはどうでもいいわっ!スネーク、無事なの!?』

 

「リーナか……こっちは粗方応急手当てを終えたから多少は無事だ。そっちは無事に撤退できた様だな?」

 

『と……当然でしょ!別に……あなたが心配で通信をかけて来た訳じゃ……『なら後で説教するがいいか?』……はいっ……』

 

 

リーナのとの通信が切れたのを皮切りにライデンが俺に何があったのかを聞き出してきた。

 

 

『それでスネーク、一体何があった?』

 

「………かつての師と会った」

 

『かつての師?』

 

「……10年前、俺を冒険者に鍛え上げてくれた師であり。俺と共にこの世界でCQCを生み出した女性だ」

 

俺がまだ6歳だった頃に生きる術を教えてくれた師匠で、そしてなにより彼女と共にCQCをこの世界で生み出したことをライデンに説明する

 

『……なるほど。それで、彼女と交戦を?』

 

「ああ……彼女は傭兵としてドーヴァ側に雇われていた様だ」

 

『かなり厄介だな……。かつての師とはいえ撃つことを躊躇ったはずだ』

 

「………」

 

『スネーク、こうなる事はわかりきっていたことだ。そのナターシャという女が敵に回ることを』

 

「分かっている。だが俺は心の内の何処かでそうでないことを願っていたかもしれない」

 

 

正直言って俺は彼女からまだ教えてもらいたい事があった。“戦場での特別な感情”や彼女の祖国であるマナカ共和国に対する“愛国心”。戦場での特別な感情もそうだが、彼女の愛国心は理解できなかった。なぜ彼女が自分の祖国を滅ぼそうとするドーヴァに雇われているのか。それすら理解できなかった。

 

 

『……とにかく、マザーベースに戻ったら本格的な治療を行う。それまでの間は動けない日々が続くだろうが……』

 

「分かってる。俺の身体を治療する事に専念するよ。とにかくマザーベースで会おう」

 

 

ライデンとの通信を切った俺は、身体の痛みと疲労に襲われながらも一旦眠りにつく事にした。

 

 

スネークが回収され、マザーベースに帰還後医療班によって医務室に運ばれ治療から三日が経った……。マザーベースのスタッフ達もいざという時に備えてか戦闘訓練を通常の倍にしてより厳しい訓練を行っていた。そしてチーム01もドーヴァ領で密かに情報収集を行い、合成獣戦車とは違う大型魔導兵器が開発されているとの情報を得る。しかも隠密に写真の撮影に成功し、その写真を確認してみたらMGS3に出てくる大型兵器“シャゴホッド”そのものであった。一応開発コードネームは“カラミティナイト”と呼称されている。武装からして前部ユニットに専用の連射式魔導砲が2問、同対空魔導高射砲を1門、魔導誘導弾マジックミサイルを発射する魔導ランチャーを6門、大型の連射式魔導砲を1門装備している。そして後部ユニットにはRSD-10 ピオネール 中距離弾道ミサイル(IRBM)1基搭載するランチャーと匹敵する対領土戦略魔法を放つ超大型魔導杖“インフェルノ”を搭載されていた。……もうツッコムことに慣れてしまったのかこれだけは言わせてくれ。この展開は完全にスネークイーター作戦とほぼ同じじゃないか?因みに余談ではあるが、シャーリスにこの状態の怪我を聞いた時に卒倒しかかったそうで、その後にシャーリスに怒られた。シャーリス曰く、“作戦とはいえ無理はだめ!”とのことだ。さらに余談でエルザの母エフィー女王は今現在もピープルリバティ城の塔の最上階の個室に幽閉されたままであることをエルザ皇女に伝えたところ少し安堵したそうだ。

 

 

そんなこんなで身体がようやく動ける様になった時にライデンが入って来て現在のドーヴァの状況を聞いた。

 

 

「…そこまで深刻になっているとはな」

 

「ああ……ドーヴァ帝国は今から約二週間後にマナカへ領土侵攻を行い、マナカに戦争を仕掛けようとしている。現在マナカはドーヴァの軍事力に脅威に対抗するためにヴァナルガンドから大量の魔導杖“カルバリン”を購入したあと各兵士たちに一本ずつ支給され、対合成獣戦車を想定した装備でドーヴァを迎え撃とうとしているが、正直言ってマナカ側が圧倒的に不利だ」

 

「ヴァナルガンドの方からはなんて?」

 

「彼らはあくまで武器商人という形で中立を保っているが、それがいつそうも言ってられない状況になるのか分かったものじゃない。それとスネーク、マナカから緊急の依頼だ」

 

「依頼?どういう依頼だ?」

 

 

スネークはその依頼内容をライデンから聴きだすと、ライデンはその依頼内容を説明した。

 

 

「その依頼は、ドーヴァ帝国軍の将軍であるヴォルギン・ゴードン将軍と大魔導士レイ・アデランスの抹殺。及び、謎の傭兵部隊の“コブラ部隊”全員の抹殺だそうだ」

 

「コブラ部隊も……!」

 

「ああ……マナカ曰く、彼らは傭兵達の中で一番の死神だそうだ。それの抹殺依頼がここに来た様だ」

 

 

流石の俺でもこの依頼は受けたくはなかったが、状況が状況だったために受けざるおえなかった。時間がない為に俺はすぐにリハビリを三日だけで済まし、ドーヴァ領に侵入するための下準備を四日で済ました。あと一週間と残された時間が少ない為に今回の作戦は俺とライデンのツーマンセルで任務を行うことになった。再びナターシャと相見える事になることを俺はただ不安を拭いきれないでいた。

 





NGシーン


「そうか…」と一言呟くと同時に何故ナターシャが此処(ドーヴァ領)にいるのかが解らなかった。


「だが、俺にはあんたのことが分からない」

「何が言いたいの?」

「……どうしてあんたは此処、このドーヴァ領にいるんだ?」

「スネーク、以前教えたはずよ。私はあなたの父の仲間であるが元は傭兵。この国に雇われもする」


そうナターシャが答えた瞬間に彼女の後方に何かが飛び回っていた。その飛び回る音の正体を俺は知っていた。


「蜂!?」


その蜂の群れはナターシャを威嚇する様に飛び回り、当の本人は予想外なことに混乱していた。


「くそっ!……(バカな…!?何故……!?)」

「ボス……」


そして最終的に彼女は蜂の群れによって吊り橋から飛び降りてしまう。


「うあああぁぁぁー!!?」


悲鳴をあげながらも川に着水するその直前に彼女の身体が爆発四散した。


『ザ・ジョイ!』


その時にヴォルギンがやって来てナターシャの自爆に少し混迷していた。


「やつの狙いは何だ…」


そして俺は散ってしまったナターシャに哀悼の意を示す様に敬礼をするのであった。



END???
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