聖杯大戦~天地創造の聖戦~(TRPGリプレイ小説) 作:吹雪狐
Side 亜煉
「...ついに敵の懐に来たな。まだ昼間とはいえ敵陣だ。油断は出来ん。」
「言われなくとも。それより...なんだこの格好は!確かにこの格好なら一般人に紛れ込むことは不可能ではないが...」
そう。今アタランテはメイド服を着ているのだ。亜煉曰くこれなら端から見ればネコ耳と尻尾のメイドコスしてる人という風に見えるからだとのこと
「...お前をサーヴァントに見えないようにはな...こうするしかなかった。」
「結局それしかないのだな...。耳と尻尾が...」
「それは仕方あるまい。俺がお前を望んで召喚したことだからな。お前に文句は言うまい。」
「...そうか。有難い。」
二人が話していると、後ろから聞いた声が聞こえた。
「あ、亜煉さぁ~ん。私ルッスーリアも来ちゃいましたぁ~。」
「げっ!?」
なんと、先程作戦会議をしていたルッスーリアまで来てしまったのだ。
「...俺は別行動で単独で先陣切って言われてた筈だが...?」
「だってぇ~、私亜煉さんが心配だったんですよぅ~。」
「...まあ救援は有難い。相手は禁止されてる魔術を使うなど手段は選ばない連中だからな。」
「そうなんですかぁ~。あ、月が綺麗ですぅ~」
「夜か...そしてここは敵陣、ということは...」
二人をゴーレムやスケルトンが囲んでいた。
「マスター。屋根に上がって良いか?サーヴァントの気配がする。」
「了解したこっちは任せろ。あの宝具以外は使うべきと判断したときに使って構わないぞ。」
「...バーサーカー。アーチャーと共に行ってぇ。」
「...ウゥゥゥ。」
実体化した花嫁衣装の美少女がアタランテについていく。
「さて、お前はスケルトンを頼む。俺はゴーレムをやる。」
「任されましたぁ。ではぁ...」
ルッスーリアは魔術を使用し、散弾銃を作り出す
「私の魔術はぁ~生成魔術なんですよぉ~。これでやられちゃってくださいぃ。」
魔力の籠った散弾銃を連射し、あっという間にスケルトンを一掃し、ゴーレムも少し倒した。
「案外やるな...。では俺も...。」
亜煉は背負っていた大剣を持ち、大剣に炎を纏わせた。
「俺の魔術は火でね。こうやって物体に火を纏わせる事も出来るのさ。オラァッ!」
亜煉は大剣を振り回し、ゴーレムを一掃する。
「ひゃあぅ!亜煉さんかっこよすぎて濡れちゃいそうですぅ!」
「...釣り師みたいな上に引っ掛かりそうなコメントは止めとけ。それにまだ終わりじゃない。恐らく相手方のマスターがいる。」
「ご名答。やはり貴方なら気付くと思ってました。これは美味しい紅茶が飲めそうだ。」
声のした方を見ると、屋根から、英国紳士みたいな男が降りてくる。
「お前かウヴァ。」
「...何だ。僕では不服かい?」
「いや全く。むしろバレッタじゃなくて良かったと思ってる。」
「そうかい。不服でないなら良かった。それなら遠慮なく徹底的に叩きのめせる。」
Side アタランテ
「ウゥゥゥゥ」
「バーサーカー。汝も来たか。...早速だが、敵が来るぞ。」
片目に包帯を巻いて赤い服を着た女性が現れた。少し離れた場所には金髪の少年もいる。
「...赤のアーチャーとバーサーカー、貴女方には治療が必要です。私が治療しましょう。」
「...バーサーカー、汝が前に出てくれ。吾々が援護する。」
「...ウゥゥゥゥゥゥ。」
次回から本格的な戦闘開始です。
バーサーカーのセリフ難しいぃぃ...