プリキュアオールスターズ×仮面ライダー〜bの復活とsの暴走〜第三部   作:鈴木遥

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悪魔の指標

・ビルドの世界において、『パンドラの塔』建設まで計画(フェーズ)を進行したエボルト(フェイズ3:ラビット)は、次なるフェイズに移った。

 

各世界における、至ってシンプルな破壊活動である。

 

「面白ェ……テメエは正義のライダーじゃなかったのか?片桐慶。」

 

「エボルトのオッサン、オレは正義のライダーさ。己の正義に従って動いてる。」

 

まだ集落を残していたクウガの世界を殲滅しにかかって来たエボルトの前に、立ちはだかる零電王。

 

彼の目的は、エボルトによって人質にとられている少女の救出ではなかった。

 

されど 闇の同盟の傀儡である、彼の思惑通りに事が進むのは、彼にとっても好ましくない 事態であった。

 

「 正義!? 怖い怖い宇宙の大魔王から、 いたいけな少女を見捨てることがか!?とんだ正義の味方がいたもんだなァ。」

 

驚愕しながらも、エボルトはどこか、面白がっているように見えた。

 

「そこどきなよオッサン、 俺は今クイーンの部下だ。

まんまと裏切られ、 ブラックホールと、そのご機嫌を取り損ねた、『第一級邪神継承権』どもはお怒りだろうけど、 こう見えて俺もかなりブチギレてるからね。

ガキの人質一匹なんてことない。」

 

「 だってよお嬢さん。どうする!?怖〜いおじさんに、殺されちまうぜ!?」

 

小さな子供をたしなめるように しかしあまりにも不気味に少女に詰め寄るエボルト。

 

彼女の足は、まるで生まれたての子鹿のように、ガタガタ震えている。恐怖と不安が、芋虫のように、全身を這い回っているのだろう。

 

「そこどけって……言っただろ!!」

 

「どかす自信があるなら……通ってみな!」

 

エボルトが自身の首筋から猛毒のパイプを出し、少女の首筋に着き建てようとしたその時。

 

ドォン!!

 

真横から光の弾丸がエボルトを襲い、 彼は真横に吹き飛んだ。

 

「ぐぁあ!!」

 

次の瞬間、少女の前には 仮面ライダーと思しき黒い戦士が立ちはだかっていた。

 

「誰だァァ!?」

「お嬢ちゃん、大丈夫かい?」

 

「G4…一条薫か!!」

 

G 4/一条薫は、まず少女の無事を確認し、片桐に向き直った。

 

「片桐……お前、オレがここに戻ってくると知ってて、エボルトを挑発しやがったな!? 間に合ったから良かったものの!」

 

「 何のことかな?そんな怖い顔しないでよ。 俺の発言に全て嘘はないんだから。

それに、お巡りさんが来たんじゃ、俺のようなバンビーやテロリストにもう用はないよね?」

 

零電王は、 チケットを天空にかざし、ネガデンライナーを招集。

 

二人のイマジンと共に、時空の中へ逃走しようとする。

 

「待ちな!」

 

「……?」

 

一条に呼び止められた片桐は、少しイライラした感じて振り向いた。

 

「光に与して闇を裏切り、かと思えば、あの女の人に反して虐殺を働く、かと思えば、ガキを救うために俺が来るまでの時間を稼ぐ…… 目的がまるで見えねえ。

今お前が引き起こしてる戦いは、一体、その先に 何を見てる?」

 

「あいにく、詳しく話してる時間も義務もないんでね。

でもあえて教えておくとしたら……。」

 

「!?」

 

その瞬間、一条の背筋が凍りついた。

 

片桐は、一条がこれまで見たこともないほどの、狂気を帯びた笑みをしていたのだ。

 

 

 

「殺すことですよ。俺の過去をめちゃくちゃにした実の父親(・・・・)をね。」

 

 

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