スーパーロボット大戦BPA 没ver   作:牢吏川波実

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※4月6日追記。
 スーパーロボット大戦BPA。拝読いただきありがとうございます。エイプリルフール限定で復活した小説ですが、自分が思っていた以上に多くの人に読んでもらい、感謝しております。
 本小説は、タイトルにもあります通り一週間限定復活であります。そのため、4月7日の(作者の都合になって申し訳ありませんが)22時を目処に一度非公開とさせていただきます。
 アンケートに置きまして多くの方が不定期投稿でもいいから常に公開を希望されていたことに関して驚きました。ただ、あくまでエイプリルフール限定での復活を宣言した小説でありますので、今回は一度非公開とさせていただきます。
 しかし、不定期でも連載再開を希望される方が多かった。このことは重く受け止め、投稿再開の目処が立つのであれば、非公開を解除する方針を取りたいと思います。
 長文になりましたが、本小説を一週間拝読いただきありがとうございました。


第八話 火星同行ルート エンドデモ

【ホーム 艦橋】

 

プロフェッサー「と、言うわけであなたたち二人を連合に渡さないためにはこうするしかなかったのよね」

 

ルナマリア「でも、いいのかしら……私たちプラントに帰らなくても」

 

シン「俺は、誰かを守ることができるんならどこだっていいさ」

 

≪駆け寄るSE≫

 

マモル「シンお兄ちゃん!」

 

シン「マモル、あのさ……」

 

マモル「ねぇ僕のガンプラこれからも乗ってよ!」

 

ルナマリア「え? いいの?」

 

マモル「うん! だって、人助けのためだもん!」

 

シン「マモル……」

 

シモン「そういうことだ。シン、ルナマリア、戦争のためじゃない。誰かを助けるために使ってくれ。そのほうが、デスティニーとインパルスも喜ぶ」

 

シン「シモン……あぁ、分かった! 任せてくれ!」

 

ルナマリア「……分かったわ。私も、地球のためってやつ? 頑張ってみるわ」

 

ユウマ「シモン、お前はいいのか? デスティニーもインパルスも、元々お前が操縦していた……」

 

シモン「あぁ、けど、全国大会にもいけない実力の俺が乗るよりもコーディネイターの二人が乗る方がいいだろ?」

 

シン「そっか、分かった。大切に使わせてもらうよ」

 

ユウマ「全国大会にもいけない、か。その大会で優勝したセカイと互角に渡り合った男がよく言うよ」

 

フミナ「そう言えば、二人はどうしてシンやルナマリアと一緒だったの?」

 

ケロロ「それに、何故レイジ殿のガンプラまでも巨大化したのか、聞かせて欲しいですあります」

 

ルリ(通信)「それじゃ顔合わせも兼ねて私たちにも聞かせて下さい」

 

ロウ「よし、それじゃ今からソッチに向かうぜ!」

 

【ヤマト=ナデシコ ブリーフィングルーム】

 

ネジル「それじゃまずは僕様からなのだ!」

 

ヘボット「むか〜しむかし、一周間ぐらい昔。これは運命の扉の向こうを旅したある少年の話ヘボ」

 

八光「そういうのはいいからさっさと話しなさい」

 

ネジル「ラジャーなのだ」

 

ネジル「一週間前、僕様達の所に依頼が来たのだ」

 

甲児《真》「依頼? そう言えばネジル達は別れた後一体何してたんだ?」

 

ネジル「城を離れた僕様達はネジ屋、何でも屋を開業したのだ」

 

ヘボット「ようは天パーとメガネとチャイナ娘のあの何でも屋と同じヘボ!」

 

ネジル「スケットなら僕様達にお任せヘボ! それから始まる愉快痛快寿ストーリー……」

 

ヘボット「ヘボが誘拐されたり、月に行って宇宙人と戦ったり、レースをしたり、ノリノリヶ島から来たノリオとノリノリだいおーロボと戦ったり大変だったヘボ」

 

ネジル「ヘボットが宇宙船についていきそうになったり、地球がフエフエネジで埋まりそうになったり、本当に色々あったのだ」

 

さやか《真》「それ全部この一ヶ月の間にやったの?」

 

ネジル「正確に言えばニヶ月ちょっとなのだ」

 

カットビタイガー「確かに、アニメではそれぐらいかかってたたい!」

 

八光「危険な発言はいいから、さっさと話す」

 

ネジル「わ、分かったのだ」

 

ネジル「とにかく僕様達は、夏休みの間ネジヶ島に来ていた子供達と仲良くなって」

 

甲児《真》「今って夏休みだったか?」

 

ヘボット「向こうのルートはシンジや地球防衛組が学校に行ってるみたいヘボが、登校日だったと言うことにするヘボ」

 

ネジル「閑話休題。あ、これはそれはさておきって意味だよぉ〜」

 

≪マシンガンSE≫

 

八光「次本筋から離れたら撃つ」

 

ネジル・ヘボット「「撃ってから言わないで〜!!」」

 

ルリ「あまりヤマト=ナデシコを傷つけないで下さいね」

 

甲児≪真≫(というか、その銃は何処から出したんだよ……)

 

ネジル「うさぎにつの、じゃなかったとにかくそんなある日、僕様達の所にその月の事件の時に出会った宇宙人からお手紙が届いたのだ」

 

スカイラビット「僕が届けたぴよ」

 

ボキャ美「以前、月でヘボ様が出会った宇宙人の観光バスが悪徳クレーマーの土星ババァに盗られたということで、取り返してほしいと言う依頼だったキャミ」

 

ネジル「そして、僕様達はヘボットに乗って土星に乗り込んだのだ!」

 

ルナマリア「ヘボットに乗って、てどうやって?」

 

ネジル「そんなの背中に乗ってに決まってるのだ!」

 

リィル「え、空気は?」

 

ヘボット「必要ない! ヘボ」

 

シン「な、なんだよそれ!」

 

ネジル「それで、僕様達は土星ババァとボキャバトルして、勝ったのだ! けど土星ババァがヘボットに恋して僕様達も一緒に土星の割れ目に落とされてしまったのだ」

 

ヘボット「そこで、俺様とトグロールがエトヘボ合体して、必殺技で土星を脱出したヘボ!」

 

ボキャ美「ヘボ様の力が強すぎて土星が壊れるほどだったキャミ! 流石ヘボ様〜!」

 

レイヴン「そこまでは分かった。それで、どうやって火星にまで来た?」

 

ネジル「実は、勢いよくヘボットがぶっぱなしたせいで無重力の宇宙に出て止まらなくなってしまって……」

 

ヘボット「気がついた時には化け物がわんさかいたヘボ」

 

篁「……よく無事だったものだな。BETAの巣の中で一週間も」

 

ネジル「もう一週間0円生活は大変だったのだ」

 

茜「食料は?」

 

スカイラビット「土星を離れる時、宇宙人からお礼にお弁当を譲ってもらっていたぴよ」

 

八光「BETAはどうした?」

 

ヘボット「小さい穴に身を隠しながら逃げていたヘボ」

 

甲児《カイザー》「相も変わらず、めちゃくちゃだなお前ら」

 

ネジル「それほどでもあるのだ!」

 

八光「全く、私たちの世界の常識から考えるとお前たちは化け物クラス……いや、狂人クラスだな」

 

レイジ「んじゃ、次は俺たちだ。俺はレイジ」

 

アイラ「私はアイラ・ユルキアイネンです」

 

シモン「俺は、イズナ・シモン。こっちは弟のマモルです」

 

マモル「よろしくお願いします!」

 

甲児《カイザー》「四人はユウマやチナと同じ世界の人間なのか?」

 

レイジ「俺以外の三人はな、俺はこの世界にあるアリアンってコロニーから来たんだ」

 

スカーレット「アリアン? 聞いたことがないな……」

 

アイラ「えぇ、あまり他のコロニーや地球との交流はないから」

 

チナ「レイジ君は、その国の王子様なんだよね」

 

八光「む?」

 

ネジル「おぉ!? ということは、僕様と同じということなのだ!」

 

レイジ「だな!」

 

さやか《カイザー》「二人とも全然王子様には見えないけれどね」

 

エイジ「なぁ、なんでこっちの世界の人間のレイジを、別世界の人間のチナやユウマ達が知ってんだ?」

 

レイジ「あぁ、俺ちょっと前までチナの世界とこっちの世界を行き来してたんだよ」

 

ユウマ「え?」

 

アイラ「レイジの国……コロニーにはアリスタっていう国宝の宝石があって……簡単に言うと、ガンプラが動く原因で、それを使うと別世界を行き来することが出来るの」

 

アーニー「そんなものが……」

 

サヤ「……」

 

レイジ「まぁ、今はほとんど全部ぶっ壊したから、自由に行き来はできないけどな」

 

ユウマ「では、四年前にレイジさんやアイラさんが突然行方不明になったのは……」

 

アイラ「行方不明……というよりもレイジは元の世界に帰って、私はそのレイジを追ってこっちに来て戻れなくなった……が正しいわね」

 

フミナ「へぇ……」

 

チナ「ねぇレイジ君。あのガンプラってレイジ君が作ったガンプラだよね。それがどうしてあんなに大きくなってるの?」

 

レイジ「説明すると長くなるんだけどな……俺達は、ある物を追ってアリアンから出たんだ」

 

チナ「ある物?」

 

アイラ「……アリアンで、新しいアリスタの塊が見つかったの」

 

レイジ「それを、また盗まれた」

 

フミナ「え!?」

 

ユウマ「四年前、周囲を結晶化させて多数のガンプラを暴走させたアリスタの塊が……」

 

レイジ「んな危険な物、マシタみてぇな悪者のそばに置いとくわけにはいかねぇからよ、俺とアイラはそれを追おうとしたんだ」

 

アイラ「でも、アリアンには宇宙船やMSみたいなロボットは無くて……」

 

レイジ「そん時、残っていたアリスタが俺の持ってきていたこのビギニングガンダムに反応して、巨大化したってわけだ」

 

のび太「へぇ……」

 

クルル「なるほどなぁ」

 

ケロロ「ゲロ?」

 

クルル「今分析してみたがそのアリスタって宝石、ナノマシンの集合体が固まってできた物……簡単に言えばナノラを固体化したものと同じって事だぁ」

 

ケロロ「何ですと!?」

 

クルル「違うところといやぁ、その宝石には人の意思を吸収して形にする発動体の機能も持ち合わせているってところかぁ?」

 

ユウマ「それじゃ、僕たちのガンプラにナノラを賭けたのは、あながち間違いじゃなかったって事か……」

 

フミナ「それでシモンやマモル君はどうしてレイジさんと一緒にいたの?」

 

シモン「……俺とマモルは、シンやルナマリアに拾ってもらったんだ」

 

ロラン「拾ってもらった?」

 

シン「シモン、後は俺が話す。俺とルナマリアは、まだザフト兵じゃなくて、訓練兵だったんだ」

 

ルナマリア「二週間前、火星の周辺で訓練の予定があって、私たちは教官や他の訓練兵と一緒に訓練艦に乗っていました」

 

シン「そしてプラントから火星へくる航路の途中、突然目の前が光って……そこに、シモンやマモルがいたんだ」

 

ノリコ「航路の途中って、それじゃ二人は宇宙空間にいたっていう事?」

 

ヘボット「ヘボ!? それはおかしいヘボ!」

 

ネジル「んだんだ! 宇宙空間に空気はないのだ!」

 

八光「宇宙空間を平気で飛んだあんたらは話に入ってこないでややこしくなる」

 

シモン「あぁ、それは俺も気になったことだ。だが、見ての通り俺とマモルには何の実害もなかった。」

 

シン「検査でも何の問題もなくて、その時にコーディネーターじゃなくてナチュラルだってことで教官とかが揉めたんだけど、とりあえず人道的立場もあって保護しようってことになって、後はプラントに帰ってからって話になったんだ」

 

ルナマリア「そして、火星の近海に来た時に……」

 

ルリ「フレイさんのお父さんの乗った船に……連合の船に出会った」

 

シン「その時どんなやり取りがあったのかは訓練兵の俺達はよくわからないけど、一触即発って感じだったそうだ」

 

シン「そしてさっきも言った通り怪物に……BETAに襲われて……」

 

シモン「俺とマモルは、シンとルナマリアに連れられて外に出て、何とか逃げる方法を探してたんだ」

 

ルナマリア「でも、MSのあった格納庫への道はふさがってて、逃げ道は残されてなかった」

 

シン「もうダメだって……本気で思ったんだ。でも、その時マモルの持っていた二つのガンプラが急に光出して……気が付いたら俺はシモンと一緒にデスティニーガンダムに、ルナはマモルと一緒にデスティニーインパルスガンダムに乗ってたんだ」

 

シン「そして、俺はあのフレイって子の父親を守ることが出来なかった……火星についてからは火星基地をいくつも回って食いつないでいた。助けが来るまで」

 

リアン「そして、来たのが我々だったというわけか……」

 

ケロロ(しかし、シン殿とルナマリア殿がこの部隊に参加して連合ともザフトとも戦うことになるとは、SEED DASTANYの物語が完全破綻する恐れがありますな……)

 

フミナ(フレイがヘリオポリスで取り残されていた時点で変わってる気がするけどね……)

 

ルナマリア「あ、そうだ。この部隊って給料とか出るんでしょうか?」

 

プロスペクター「そうですねぇ……とりあえずネルガル重工の者も現在無職。そのあたりについては地球に帰ってからユーフェミア代表に交渉するということでどうでしょうか?」

 

ルナマリア「分かりました。オーブにいる妹に仕送りをしてあげないといけなくて……」

 

ユウマ(メイリン・ホークのことだな。ということは、彼女はまだザフトに……ん?)

 

フミナ(妹と言えば……)

 

八光「さて、最後はあの化け物だな……」

 

茜「えぇ……」

 

ノリコ「え? それって、ガンバスターの事?」

 

篁「すまない。私たちの世界で、BETAをあそこまで圧倒するのは異常以外の何物ではないのだ」

 

甲児《真》「まぁ、ガンバスターなら仕方ないぜ」

 

さやか《真》「十六年前、この世界である作戦が行われたこと、知ってるわよね」

 

八光「何億もの宇宙怪獣の侵攻を防ぎ、そのほとんどをたった一機で撃破したガンバスター……おとぎ話かプロパガンダ用の嘘かとも疑ったが、目の前で見せられれば信じるほかにないだろう」

 

ノリコ「自慢話じゃないけれどね。私はタカヤノリコ、よろしく」

 

ユング「私は、ユング・フロイト。その時の管制担当だったアマノカズミの後任よ」

 

のび太「でも不思議だ」

 

ジャイアン「ん? 何が不思議なんだ、のび太?」

 

のび太「だって十六年間もノリコさんは戦ってたんでしょ? それからずっと乗ってるにしては若く見えるなって」

 

ノリコ「ふふっ、これでもアンチエイジングには気を使ってるの」

 

ユング「ノリコ」

 

ノリコ「冗談……確かにこっちの地球だと十六年だけど、私たちの中じゃまだあれから半年しかたってないの」

 

のび太「え?」

 

スネ夫「のび太忘れたの? ウラシマ効果」

 

のび太「ウラシマ……あぁッ! あの浦島太郎に会いに行った時の!」

 

ジャイアン「あぁ、あの竜宮城に八日だけいただけで八百年たってたってあれか?」

 

のび太「なるほど……あ、ありがとうノリコさん。話を続けて」

 

甲児《カイザー》「ちょっと待て!!!」

 

のび太「え?」

 

八光「今、とんでもないこと口走ってなかったか?」

 

茜「浦島太郎に会いに行って、竜宮城に八日いて八百年経ってたって……」

 

のび太「あっはい。実は僕たち四人はドラえもんと一緒に八百年前に行って浦島太郎に会ったことがあるんです」

 

静香「罰休みのグループ研究の課題を考えていた時にウラシマ効果のことを知って、もしかしたら浦島太郎が宇宙旅行していたんじゃないかって、それでみんなでドラちゃんのタイムマシンを使って浦島太郎が生きていた時代に行ったんです」

 

ジャイアン「あの時は地上からのスパイだって言われて危うく死刑になりそうで大変だったぜ……」

 

スネ夫「でも、亀を助けたのが実はしずかちゃんだったってことが分かって無罪放免で地上まで送ってもらったら、八百年経ってたってて。あれはびっくりしたよ」

 

甲児《カイザー》「……」

 

斗牙「人生経験が豊富なんだね」

 

ミヅキ「そんな言葉で済ませていいのかしら?」

 

八光「とにかく、ガンバスターは外宇宙で戦っていたと聞いたが……」

 

ノリコ「えぇ、今日も宇宙怪獣監視の任務に就いてパトロールしていたんです」

 

ユング「そんな時、目の前にいきなり緑色の光が現れて、避けることが出来ずに光に飛び込んだと思ったら私たちは火星に……」

 

八光「それが、ヘボットのオナラだったというわけか……」

 

ルリ「ですが、助かりました。ガンバスターがいたから、私たちは火星から脱出することが出来たのです」

 

ルリ「ヤマト=ナデシコと一緒に」

 

ノリコ「大和撫子? それがこの艦の名前なの?」

 

ルリ「はい。元々はナデシコという艦だったのですが、大破してしまったため火星にあったナデシコの強化パーツを使って生まれ変わった。私たちの新しい家です」

 

ノリコ「へぇ、かっこいい! 宇宙戦艦ヤマト=ナデシコ!」

 

ヘボット「波動砲も撃てるヘボ?」

 

DJサルッキー「YO! YO! 固有名詞は禁止だYO!」

 

スカーレット「タカヤノリコ中尉、ユング・フロイト中尉。我々は宇宙怪獣対抗部隊ではあるが、宇宙怪獣との戦い方は知らない。勝手かもしれないが、宇宙怪獣との決戦まで我々の部隊に入ってくれないか?」

 

ノリコ「分かりました!」

 

篁「いいのか? そんな簡単に対宇宙怪獣の主戦力である二人が抜けても」

 

ユング「向こうには、ガンバスターには劣る物の、十分な戦力があります。それに今日のように無理やり戦力を引き抜こうとする輩がいるかもしれないもの」

 

ノリコ「私たちも、地球のために一緒に戦います。」

 

エイジ「よっしゃ! ガンバスターがいれば怖いものなしだぜ!!」

 

スカーレット(ネルガル重工の後ろ盾は無くなったがヤマト=ナデシコ、多数のガンダム、のび太君やリアン君たち、そしてガンバスター……それから将来を期待できるパイロットか……)

 

スカーレット(簡単な火星へのお使いが、とんでもない拾い物をしたものだな)

 

静香「あ、スカーレット中尉、フレイさんは?」

 

スカーレット「彼女には、無断でモビルスーツを動かし、部隊を混乱させた、その罰を受けてもらっている」

 

篁「本当は、営倉に入ってもらう予定だったが、あいにくこの艦にはないらしく、個室に二人きりになって外から鍵をかけさせてもらった」

 

のび太「二人?」

 

【ヤマト=ナデシコ 個室】

 

フレイ「パパ……」

 

≪自動ドアSE≫

 

ユリカ「……」

 

フレイ「ユリカさん、どうして……」

 

ユリカ「私からお願いしたんです。私も、自分勝手でナデシコに乗っていた皆を危険な目に合わせましたから……」

 

フレイ「……」

 

ユリカ「私、馬鹿ですよね。アキトに会えたことが嬉しくて、暴走しちゃって……」

 

フレイ「アキトさんは、幼馴染なんですか?」

 

ユリカ「うん。私が引っ越しちゃってからは連絡が取れなくなっちゃったけど……」

 

ユリカ「アキトは、いつも私のことを守ってくれてた。昔も、今も、私の王子様……」

 

ユリカ「私、そのアキトまで殺そうとしちゃった……」

 

フレイ「……」

 

フレイ「ユリカさんは、これから……」

 

ユリカ「……生活班の皆から誘いはあるんだけど……私、そういうのは疎くて……」

 

ユリカ「フレイさんは?」

 

フレイ「……スカーレット大尉からは、パイロットとしての素質があるから、私が希望すれば訓練に参加できるって……」

 

フレイ「でも、私は嫌……だって、パイロットとしての素質があるって、それじゃ……人殺しの才能があるってことと……」

 

ユリカ「……」

 

フレイ「あ、すみません」

 

ユリカ「ううん、いいんです。フレイさんは凄いです。私、そんなことも考えたことなかった」

 

ユリカ「私のせいで、誰かが死ぬかもしれない。そんなこと、一度も……」

 

フレイ「ユリカさん……」

 

【ヤマト=ナデシコ 格納庫】

 

ノリコ「これでよし……シンくん、長距離通信の準備、できたわよ」

 

シン「ありがとうございます、ノリコさん」

 

ノリコ「そんなの言いっこ無し。通信が終わったら呼んでね」

 

≪歩行SE≫

 

シン「……」

 

≪携帯発信SE≫

 

マユ『はい。マユでーす! でもごめんなさい。マユは今、お返事できません、何か御用のある方は発信音の後にメッセージを……』

 

シン「……」

 

シン「もしもし、電話できなくてごめん。今ようやく救助されてさ……ルナも一緒さ」

 

シン「あのさ、俺国連の特殊部隊に入ることになったんだ。今さら、ザフトには戻れないだろうし」

 

シン「だから、心配しないで……俺、頑張るから」

 

マユ『……』

 

マユ(通信)『……もしもし?』

 

シン「マユ……」

 

マユ(通信)『本当に……本当にお兄ちゃん?』

 

シン「うん……」

 

マユ(通信)『もう、お兄ちゃん! 今まで何してたの! 心配したんだから……』

 

シン「ゴメン、マユ」

 

マユ(通信)『プラントからは、訓練中の事故でお兄ちゃんもルナお姉さんも死んじゃったって……』

 

シン「マユやメイリンを残して行くもんか。俺もルナも生きてる。今、救助に来てくれた艦で地球に帰ってる」

 

マユ(通信)『ねぇ、国連の特殊部隊って……危険なところなの?』

 

シン「うん……地球に帰っても、しばらくはオーブには寄れないかも。でも、絶対に帰るから」

 

マユ(通信)『……絶対にだよ。私、お父さんやお母さんのように、お兄ちゃんがいなくなったら……』

 

シン「うん。俺は死なない……ルナもメイリンもマユも……それに、オーブも地球も……俺が守って見せるから」

 

マユ(通信)『うん……』

 

マユ(通信)『お兄ちゃん』

 

シン「ん?」

 

マユ(通信)『頑張って』

 

シン「……あぁ、ありがとう」

この小説は……

  • 不定期連載でもいいから常に公開して
  • 今後もエイプリルフール限定で復活して
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