女体化した親友に俺が恋をしてしまった話   作:風呂敷マウント

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第二話 女の子になってしまった一夏君(2/2)

 一夏の姉である千冬さんに電話を掛けると、何回か呼出音が鳴った。少し遅れて聞き慣れた女性の声が聞こえてくる。千冬さんだ。よし、落ち着け。今の俺には女の子になってしまった一夏に代わって、今すぐに千冬さんに伝えなければならないことがあるんだから。

 

『私だ』

「あの千冬さん、いまお時間大丈夫でしょうか?」

『ああ、丁度いま休憩に入ったところだ。何か用か?』

 

 よし、言うなら今しかない。千冬さんがもしかしたら俺に底冷えする声を掛けてくるかもしれないが、もうこうなったら腹を括ってやる。

 

「千冬さん、落ち着いて聞いてほしいことがあります。これは冗談でもイタズラでもない本当のことなのでちゃんと聞いてください」

『話してみろ』

「一夏が女の子になりました。原因はあなたの友人であるウサミミアリスです」

『……』

 

 千冬さんの声が聞こえなくなり無言が続く。それが五秒だったか、五分だったか分からない。俺にはこれがラジオかテレビだったらこの無言は放送事故だろうなーとか思いながら千冬さんが次にどんな言葉を発するのかただ待つことしかできなかった。

 

『今すぐ向かう。和行、今どこにいる?』

「千冬さんと一夏の家です。一夏や鈴も一緒です」

『わかった』

 

 そんな短い会話を最後に千冬さんとの電話は切れる。携帯をしまうとリビングに戻り、千冬さんが家に帰ってくることを二人に伝えた。その間、俺達は話し合いを行うことにした。三人寄れば文殊の知恵になるかは分からないが、今の一夏をどうするかくらいの案は浮かんでくるだろうと踏んだからだ。

 

「次の問題は一夏の服装とかだな」

「服?」

「お前、女物の衣服類なんて持って無いだろ?」

「おい和行。お前、まさか……」

「ああ、一夏にはしばらくの間女の子の服とか下着を着て貰う」

「はぁ!? 女の子の服装とか嫌だぞ俺!?」

 

 俺が意を決して宣言した途端、やはりというべきか一夏は俺に対して抗議の視線をぶつけてくるが俺はそれに臆せずに話を続ける。

 

「俺だってこういうことはしたくないけど、すぐに一夏が元に戻る訳でもないだろ」

「うっ……それは」

「それにだ。男物ばかりだと色々と問題が起こるだろからな。ある程度は対策しないとまずいだろ」

「頭ではなんとなく解るんだが……はぁ」

 

 俺の言葉に反論も出来なかったのか、一夏は乱暴に自分の頭を掻いてから溜息を吐いていた。いきなり女の子になって精神的に辛い状態になっているだろうが、こればかりはちゃんと言っておかなければならない。これに関しては誰かが言わないと駄目だろうから、俺がその役回りを引き受けた訳だ。

 先程から一切話していない鈴だが、俺が一夏に言った話を切り出す前に鈴に少しだけ耳打ちした際に「分かった」と簡潔に述べたので余計な口を挟まないようにしてくれているのだろう。そう考えたいた時だった。鈴が俺の方を見て口を開いた。

 

「しっかし、なんであんたはそんなに冷静なのよ」

「そうだよな。和行、さっきから対して動揺してないし」

「……動揺しまくって却って冷静になってるだけだ。こちとら、さっきから頭痛が酷いんだぞ」

 

 俺が一夏に鈴にそう返すと家の玄関が開く音がしたので玄関に向かう。するとそこには、いつもクールな顔をしているはずなのに今は完全にそのイメージが飛んでしまっている千冬さんが居た。時期は既に四月。寒さも和らいでいるがそこまで汗を掻くような季節でもないのに千冬さんの額には汗が滲んでいる。

 それほど急いできたのだろうかと考えていると千冬さんが俺の肩に両手を置いて未だに信じられないと言わんばかりの表情で尋ねてきた。すいません、少し腕の力を抜いてくれませんか? 肩がめっちゃ痛いです。これ肩に罅入ってないよね? 大丈夫だよね?

 

「本当なんだな? 一夏が女になったというのは」

「は、はい。いまリビングに居ます」

 

 俺の言葉を聞いた千冬さんは「そうか……」と呟き、俺の肩から両手を放すと靴を脱いでリビングに向かっていく。千冬さんの後を付いてリビングに戻ると俺の言葉が本当だったということが分かったのか、一夏を見ながら少しばかり茫然としているようだった。何か飲物をと思い、一夏に断りをいれて千冬さんのためにコーヒーを用意することにした。

 お湯を沸かしてインスタントコーヒーを淹れ終わったので好みで砂糖を入れられるように砂糖が入った容器を一緒に手に持って千冬さんの前に置く。

 

「どうぞ、コーヒーです。砂糖とミルクもどうぞ」

「ああ、すまない」

 

 いつもと違い厳格そうな雰囲気を漂わせていない千冬さんがそこに居た。まあ、こうなるよな。本人は口には出さないが大事に思っていた唯一の肉親である弟の一夏君が、妹になったのだから。とりあえず、俺達が考えた今後の対策案を千冬さんに伝えることにしようか。これなら千冬さんも頷いて協力してくれるはず――多分。いや、きっと。弟のピンチなんだ。一夏と鈴の二人とこそこそと話を終えると、俺が代表して千冬さんに先程決めたことを話すことになった。

 

「千冬さん。一夏や鈴とも話したんですが、犯人であるあの人を多分捕まえることは不可能でしょうし、解決策を見つけるにしてもしばらくはこのままの生活になると思うんですよ」

「そうなるだろうな」

「なので、一夏にその……女性服や女性物の下着を着させたり、女性の体の特徴に付いてのあれこれを教えた方がいいって考えが纏まりまして」

「なるほど。女性物の服や下着か」

 

 俺と鈴の言葉を聞いて千冬さんはコーヒーのカップをソーサーに戻して顎に手を当てている。これが俺たちが精一杯考えたことだ。戻れる方法がない以上は元に戻る方法が見つかるまで一夏にはこのまま女性として過ごしてもらうのが最善だろう。出来れば今日中に最低でも衣服類と下着だけは用意すべきと進言も忘れずにしておいた。

 何故なら今の一夏はノーブラなのだ。繰り返す、ノーブラなのだ。そう、ノーブラなのだ。大事な事なので三回言いました。一応下の方は男物のトランクスを穿いているが非常によろしくない。主に思春期男子の妄想や女の子に対する欲望へのダイレクトアタック的な意味で。

 俺が一夏に女性物の下着を着せようとしたのもこれが原因だ。あれはヤバい。一夏は男だと頭では解ってはいるんだが……。

 

「それじゃあ頼みましたよ」

「ああ、任せろ」

「鈴も頼むぞ」

「ま、任せなさい」

 

 そういう訳なので千冬さんと鈴にはそっち方面のことを担当してもらうことになった。俺は一夏の精神面のサポートを請け負うよ。昔からの親友だし、精神的には一夏も男だから、その方が良いだろうから。話がとんとん拍子で進むのは楽でいいんだが、なんか束さんの手の平の上で転がされているような感じもしてかなり怖いという感覚もある。

 あとはそうだな。千冬さんを待っている間に一夏に頼まれたんだよな、頭を下げられて。あの二人はアレだから俺の方がいいって。なんでだよ、一応あいつらもお前の友達だろうが。弾と数馬とかにも一応手助けしてもらおうと考えてたのに、俺の考えをへし折るのはやめろ。

 

「では行ってくるぞ。鈴音、そっちは持ったな?」

「は、はい。持ちました千冬さん」

「あ、あの、二人とも? なんで俺の両腕を掴んでるんだ?」

 

 なんでって、お前が逃げないようにする為だろ一夏。織斑宅の戸締りを終え、玄関が締まったのを確認した俺は千冬さんと鈴に千冬さんの私服を着させられてどこぞの宇宙人よろしく連れて行かれる一夏を織斑家の玄関前で見送る。

 

「少し休むか……」

 

 休憩を入れるために一旦自宅に帰ることにした。肉体は全然疲れてないけど精神的にめっちゃ疲れたのよ。その後、一夏や千冬さんとの買い物を終えた鈴が呼びに来るまで勉強をして気を紛らわしていたのはどうでもいい話だろう。

 自宅に鍵を掛け、再び織斑家へと足を踏み入れた俺の目にあるものが飛び込んでくる。それは女性物の服を来た一夏だった。

 

「へっ……?」

 

 思わず喉が鳴りかけ、何故か妙に胸が騒がしくなる。なんと言えばいいものか、今の一夏の魅力を引き立たせるようなその装いに言葉が出なかった。誰がこれを選んだのかと鈴に聞いたら、店の店員さんが見繕ってくれたとのこと。ナイスです、鈴と千冬さんが服を買いに行った服屋の店員さん。一夏の可愛さが引き立たされていて――あれ? 俺、なんで一夏が可愛らしく着飾っていることにこんなに喜んでいるんだ? なんだかよく分からない感覚に陥ってるような。いや、気にしないようにしよう。気持ちを切り替えれば大丈夫だ。

 ちなみに鈴によれば服の他にも一夏の下着のサイズ測りを始め、一夏の下着と化粧品類の選定とかも全部買い物に行ったショッピングモールのそれぞれの店舗の店員さんに任せたらしい。

 

「と、とりあえず。一夏、今の気分をどうぞ」

「滅茶苦茶恥ずかしい……。な、なあ、千冬姉。胸の回りに違和感があるんだけど。あとスカートの所為か足がスースーする……」

「大丈夫だ、直に慣れる。それとだ、今後は女言葉も使えるようにしておけ。別に私は今の口調でも構わんが……使えないと今後困ることが出てくるだろうからな」

「あ、ああ、分かった――じゃなくて。うん、分かっ……たよ。千冬姉」

 

 胸の回りの違和感はおそらく男では一生着けることはないであろうブラジャーの所為なんだろうな。それと女性物の服を着ていることの羞恥もあるみたいだな。そりゃあね、昨日まで男物の服ばかり着ていたのに、女物の服を着ることになったからな。一夏の反応も頷けるというか。ふと、不穏な雰囲気を感じたので鈴の方を見てみる。

 

「ぐるるるる……」

 

 ……鈴。なんで一夏の胸を親の仇みたいに睨んでるんだ? いや、理由は分かってるけどさ。やめてあげなさいよ。ほら、鈴の視線に気づいた一夏が困惑してるじゃん。確かにあの胸は驚異的だが一夏だって好き好んであんなデカくなったわけじゃないのは鈴も理解してるだろ? まあ理解してても納得できないんだろうけど。

 

「最初見た時はショックのあまり大して気にしてなかったけど、なんなのよあの胸。喧嘩? 喧嘩売ってるの? なら買うわよ?」

「鈴、落ち着け。やめろ、やめるんだ」

 

 そう、小さいことを気にしている鈴がかなり大きい一夏ちゃんの胸を妬んでいるのだ。ちなみに鈴に貧乳は禁句になっている。クラス中、下手すれば学校中の人間がその認識を共有しているだろう。もし彼女に貧乳と言ってしまったらこちらがハイクを詠む羽目になる。

 二十歳にも満たない若さで爆発四散したくないので言わないのが吉だ。つうか、鈴はまだ中学二年なんだからこれからな気もするんだがな。俺に落ち着けと言われたからか、鈴はわかってると何回も呟きつつも一夏の方を睨むのをやめた。

 

「……なんだか、腹減ってきた」

 

 時計を見るともう晩御飯の時間へと差し掛かっていた。さて、ここで問題があります。うちの家と織斑家は結構仲が良い方なので、お互いの家で毎日交互に晩御飯を食べ合うという事が普通になってるんだよね。

 うちの母さんはぶっ倒れた影響が長引いたせいかまだ入院中だし、親父はもうこの世に居ないし、千冬さんは片づけ以外の家事がてんで駄目な上に家に居ない日が多い。そういう事情もあるので平日は一夏と一緒に晩御飯を食べて、休日や祝日は昼食も食べることが以前よりも多くなっていた。

 今日は本来一夏が飯を作ってくれる日であったのだが、肝心の一夏が女の子になって精神的に弱っている状態だ。精神面の問題を考慮して少し休ませた方がいいだろ。いきなり女の子になってあいつの内面はボロボロだろうから。

 

「ふむ……」

 

 俺はお世辞にも上手いと言えない一夏以下の腕前であり、鈴も料理は出来るが今日の鈴は客人だ。わざわざ厨房に立たせるなんてできない。千冬さんに関しては完全に論外だ。包丁で食材ごとまな板を両断したり、フランベもしてないのに豚肉を焼いてたフライパンから火を出して豚肉を炭に錬成するような人に任せるなんてできないわ。というか、下手したら肉とか魚を焼く前にこの家の方が焼けるぞ。……ほんとうにどうしようこれ。

 しゃーない、俺が作りますか。そう考えを巡らせつつキッチンへ向かおうとしたときだった。俺よりも先にキッチンへと向かう影が一つ。千冬さんにしては身長が低く、でも鈴よりも身長が高いとなれば、今の織斑家の中でその特徴が当てはまる人物は一人しかいない。

 

「一夏?」

「ん? ああ、気にするな、俺が料理するよ」

「いや少し休んだ方がいいんじゃないのかお前」

「何もしてない方が反って体に悪いから」

 

 一夏だった。しかも自分から進んで料理すると言い出したのだ。俺からしたらまだメンタル面も荒れてる部分が残ってるだろうから休んでいてほしかったんだが。でもなあ、一夏って一度言い出すと首を縦に振ることなんてないからなあ。よし、ならここは俺と分担作業させることにしようそうしよう。

 

「一緒にやるのは駄目か?」

「え? まあ別にいいけど?」

「なら決まりだな」

 

 そう言ったのを皮切りに一夏と共同で料理を作るのを進めることになった。四人分だからなあ、いつもは俺と一夏の分だけ作ってたが今日は千冬さんと鈴も居る。多めに作るんだから手があった方がいいだろう。そんなことを考えていると、

 

「その、ありがとうな」

「え?」

「心配してくれてさ。ありがとう和行」

 

 …………ヤバい。これマジでヤバい。どれくらいヤバいかっていうと、前に家庭科の授業で一夏が作った料理を食べた女子生徒達と一部の男子生徒が至福の笑みを浮かべながら失神しまくった所為で授業が進まなくなった時よりヤバい。そのイケメンスマイルならぬ美少女スマイルやめて。俺、顔赤くなってないよね? 耳まで赤くなってないよね?

 ああ、なんか一夏に惚れてる(ほうき)、鈴、女子生徒や男子生徒の気持ちが分かるわこれ。マジで心に光差し込んで心が澄み切っていくような感覚になってきた。ああもうなんか、これ自分好みの美少女の外見になった一夏にこれ言われると俺もう駄目な気がしてきた。

 

「ち、千冬さん。和行、大丈夫なんですかあれ……?」

「ん、ん……」

 

 何やら後ろの方で鈴が俺の名前を出しているがなんだろうか? 千冬さんはなんか返事に困った声を出しているし。俺は大丈夫だよ鈴。俺はいつも通りだから。ただちょっとハッピーな気分になってるだけで。いつもより俺の料理する手際が良くなっている気がするが普通です。え? それはもういつも通りじゃない? そうですか。

 てか、駄目だろ。冷静に考えろ俺。一夏が元に戻らなかったら箒や鈴の恋心はどうなる。報われないままとか流石に可哀想すぎるだろ。一夏は男、一夏は男、一夏は男。ふう、少しだけ落ち着いた。

 

「ん? どうかしたか?」

「いや何でもない。気にするな、親友だろ」

 

 そう言って俺は料理を作る作業に集中することにした。よくわからんが女の子になった一夏と話してると調子狂うわ、なんなんだろう。てかこいつ、自分がイケメンスマイルならぬ美少女スマイルしていた事に気付いてない? 無自覚であれとか怖すぎる。今までの女を落としていくスタイルから、男を落としていくスタイルに変更しそうなレベルなんだけど。

 

「怖すぎるわ」

「え?」

「なんでもない」

 

 まあ、そんなこんなで何とか料理を作り終えて食事も終えたわけなんだけどさ……食事の席が俺の隣が一夏、正面に千冬さんと鈴が座ることになったのには少しだけ納得がいかなかった。ここはさ、鈴を一夏の隣に置くべきだったと思うのよ。だって女の子になってるっていっても、一応鈴の想い人なんだぞ一夏は。もし次があるなら俺は千冬さんの隣の方がいいです。

 で、その千冬さんはいま家にはいない。鈴を家に送るために外に出ている。最初、俺が鈴を送ろうとしたのだが、千冬さんが「いいから家に居ろ」と仰ったので大人しく家に居ることにしました。

 まあ、あの人なら大丈夫だろう。生身の身体能力がおかしいし、並の変質者なら瞬殺できると思うわ。そりゃあISを用いた競技大会である第一回モンド・グロッソで圧倒的な実力で優勝してブリュンヒルデとか呼ばれる訳だよ。まあ、千冬さん本人はブリュンヒルデって称号が嫌いみたいだけどな。

 理由は隣で俺と一緒にテレビを見ている一夏だ。例の誘拐事件で一夏を連れ去られたことが相当精神的にきていたらしくあの事件以降、自分のことをブリュンヒルデと呼ばれるのを嫌がるようになったみたいだ。第一回モンド・グロッソ優勝者にして第二回モンド・グロッソ連覇という目前で優勝筆頭候補に挙がっていた千冬さんが棄権したことはかなり話題になってたよ。世間一般には誘拐事件とか完全に伏せられていて詳細は知らされていないが、少なくとも千冬さんの肉親が絡んでいるという噂だけは伝播しており中には悪く言う奴もいたがとんだ見当違いだ。

 というかあの事件で一番辛い思いをしたのは一夏だろうしな。口には出さないが自分の所為で憧れの姉の連勝を止めちまった負い目があるっぽいし。怪我人に塩を塗り込むような噂を垂れ流す輩は早々にこの世から消えて欲しい。……あの時、一夏が攫われるのを止められなかった俺も結構辛かったよ。一夏が居ないと思ったら、誘拐現場に出くわしたんだぞ。声を出すことも出来ずにただ見ていただけだった。一夏は気にしていないと言っていたけど、俺は……。

 ……このことを考えるのはやめよう。気分が暗くなるだけだ。そうだ、一夏に聞かなきゃいけないことがあったんだ。俺はゆっくりと一夏の方を向き、口を開く。

 

「一夏」

「なんだ?」

「もしもだけどさ、男に戻れないってなったら――お前、どうする?」

 

 これは大事なことだ。束姉さんのことだから一夏を元に戻す薬くらい作れるだろうし、今回のは恐らく性質の悪いイタズラだろうから。でも、万が一戻れないことが分かった場合、一夏はどうするのだろうか。もしかしたら今はまだそんなことを考える余裕はないのかもしれない。それでも俺は一夏の答えが聞きたかった。

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