本編とは一切関わりがないので、時系列もガン無視です。
続きだと思われた方、本当にすいません。
エルキア王国奉仕部ラジオ
「エルキア王国奉仕部ラジオですの」
「何かよく分からない物が始まりましたね」
「すまん、色々と聞きたいんだけど」
「えっと、まずは趣旨について。これはわたくしステファニー・ドーラ、ジブリール、ハチの三人が、エルキア横断お悩み相談メールに届いた依頼を完遂していく、というものですわ」
「それで目の前にパソコンがあるのですね」
「そうですの!」
「で、なんで俺ここにいるの?」
「顧問の先生に連れてこられた、とありましたわ」
「顧問って?」
「巫女さんですの」
「またツッコミ所が増えた」
「あなたの異論に一々反応していてはキリがありません。そろそろ本題に入られては?」
「確かにそうですわね」
「まて、ステフが進行なのか?」
「何か不満がありますの?」
「いや、だってお前、ポジション的に由比ヶ浜だろ?」
「えっと……どういうことですの?」
「端的に言ってアホの子だろ?」
「どう端折ったらそうなるんですの!」
「まぁ細かいことはスルーの方向で」
「ざっくりしてんなぁ」
「では、最初のメールを。ラジオネーム:スカイさんから。『最近訳あって毒素が抜けません。どうすればいいでしょうか』だそうです」
「毒素って、なんですの?って、サラッと進行を取られましたわ……」
「つまり何かしらの有害な物質を取り込んでしまい、それが抜けないということでは?」
「じゃあそのうち楽になれるな」
「それって死ぬってことじゃないんですの!?」
「しかし、どれ程までの害が出るかは判断しかねますね」
「確かにな。まぁここには“訳あって”とあるし、物理的に出すのは可能なんだろ?」
「そうかもしれないですわね」
「じゃあ割り切って出した方がいいだろ。大事になる前に処理した方が賢明だ」
「『我慢こそ体に毒、すぐに出した方が良いでしょう』と」
「ところで、毒素って本当になんなんでしょう」
「続いて、ラジオネーム:ニール・フィルバレンさんから。『いつも一緒にいる友達が元気がない時、なんて声をかけたら良いですか?同性なのですが、一緒にお風呂に入るといつも気を落としてしまいます』とのこと」
「同性だからって、普通風呂一緒に入るか?」
「大浴槽ならありえますの」
「気を落とす原因はなんなのでしょうか」
「実は一人で入りたい派とかな」
「それはハチだけですの」
「いや結構いると思うぞ?温泉とか大浴槽一人派」
「ですが、それなら自分からそういう言うのでは?あくまで原因は直接言えない様なことだと考えられます」
「なるほど」
「確かにそうですわね。友達同士だと言い難いこともあると思いますわ」
「直接聞くってのはむしろ悪手だな。――いや」
「どうかしましたか?」
「あくまで依頼人の要求は“なんと言えばいいか知りたい”だろ?つまり原因は薄々勘づいてるってことにならないか?」
「一理ありますね。あくまでもフォローがしたいと」
「けれど口下手で、それが分からないってことですのね?」
「あぁ多分な。そんで、気を落とすってのは悩み事って可能性が高い」
「それで、どうしますの?」
「問題をすり替えればいい。例えば欲しいものがあるのに、それを手に入れられなくて悩んでるとするだろ?」
「ええ」
「なら逆にそれがなくても大丈夫だろって諭せばいい。こっちは相手が何で悩んでるのか知ってるわけだし、簡単だろ」
「それでは問題の解決にはならないんじゃないんですの?」
「けど問題の解消にはなる」
「『今あるもので十分だと説明する』と」
「なんだか無理やりな感じがしますわ」
「続いて、ラジオネーム:ユキユキさんから。『初めて友人が出来たのですが、距離感が分かりません。どうすればいいですか?』」
「普通に接するのではダメなんですの?」
「ステフ、もうちょい気を遣えよ。初めて出来た友達だろ?つまりそいつはぼっちだったってことだ。どんな風に接していいか、そもそも普通がわかんねぇんだよ」
「まさか一番の理解者がここにいるとは」
「じゃあハチはどうすればいいか分かるんですのね!」
「無茶いうな。そもそも友達なんていた事ねぇよ。俺は現在進行形でぼっちなんだ」
「胸を張って何を主張しているんでしょうかこの男は」
「じゃあどうするんですの?」
「接し方が分かんないって、要は何を話せばいいか分かんないってことだろ?なら、自分の得意分野を話せばいい」
「あぁ、それならできそうですわね。自分の好きなことなら相手にも知って欲しいって思いますし」
「注意事項としては、あんまりマイナーな趣味を出すと引かれるってことか」
「『適度に知名度のある自分の好きなものについて語る』と。この件は、感情の機微について疎い私はあまり役に立ちませんでしたね」
「ジブリール、次」
「言われずとも。ラジオネーム:アヤカさん。『自分ではカッコイイ感じになりたいのに、みんなからはカワイイって言われます。どうすればいいでしょうか?』だそうです」
「そのままでよくね?」
「でもカッコイイ女性って憧れますわ」
「そうなのか?」
「私はあまり。ですが、アヤカさんもそうなりたいのでしたらアドバイスが欲しいのでは?」
「アドバイスつったって、俺は男だし。てかカッコイイ女性ってどんなんだよ」
「例えば、運動が出来るとかはどうですの?」
「確かに、軽やかに動ける者に憧れることはありますね」
「
「強い個体に羨望の眼差しを向けることは多いですね」
「なら、まずは何かスポーツを始めればいいと思いますわ」
「始めるつっても、一人で出来るもんは限られてるだろ」
「一人でやることが前提なんですのね……」
「勝手に始めるなら、一人で出来る方が効率的ではありますね」
「テニスとかどうだ?壁打ちとか、スペースさえあれば永遠にできるぞ」
「テニス……ってなんですの?」
「『まずはテニスの壁打ちから始めてみては?』。これはカッコイイ女性に当てはまるのでしょうか?」
「まぁ第一歩ってことで」
「ですから、テニスってなんなんですの?」
「ではここで一曲、リクエストにお答えしようと思います」
「え、そんなコーナーあったの?」
「ラジオネーム:オールドドッグさんのリクエストで、沢城みゆきさんで『おねがい☆すにゃいぱー』です。どうぞ」
「これ、完全に司会担当が変わってますの……」
『――愛はズッキュン、恋はドッキュン、らぶパワー――』
「それではフツオタの紹介に入ります」
「おい、趣旨どこいった」
「ラジオネーム:剣豪将軍さ……」
「悪い、それ飛ばせ」
「え、なんでですの?」
「じゃあ俺が他の読む。ラジオネーム:ジブちゃんはうちのい……」
「飛ばしてください」
「だからなんですですの!?」
「ラジオネーム:ホワイトさんから。『奉仕部ラジオ、楽しく聞かせて頂いてます。私はチェスが得意なのですが、皆さんは何か得意なことはありますか?』だそうです」
「得意なことねぇ。ステフは?」
「一応、これでも学院を首席で卒業していますし、勉強は得意な方ですわ」
「勉強か……文系ならまぁ」
「私の場合は知識の側面が多いので判断に困りますね」
「お前はむしろ暴力だろ」
「はて、そこまで得意な自覚はないのですが。ここで試してみましょうか?」
「やめろ、死人がでる」
「ハチは何かないんですの?」
「特に思いつかねぇな。あ、小学六年生レベルなら家事はトップクラスだと思うぞ?」
「それってすごいんですの?」
「中学一年生以上の能力がない時点でポイントは低いかと」
「なんでようやく見つけた長所全否定なの?」
「では次に。ラジオネーム:スモールタウンさんから。『初めての投稿です!実は私、兄がいるんですが、なかなか手間のかかる兄で悩んでます。皆さんは最近、これは嫌だなぁって思ったことはありますか?』。手間のかかる兄ですか」
「妹さん、大変そうですわね」
「いやむしろ兄を甘えさせてやって欲しいくらいだな」
「ろくでなしの発言ですね」
「妹さん、可哀想ですわね」
「最近の嫌なこと、ですか。今まさにこの男と同じく部屋にいることはカウントしていいのでしょうか?」
「それ普通本人の前で言うか?俺は今まさに嫌なことがあったよ、言われたよ」
「なんで急に仲が悪いんですの。そういえばわたくし、最近よく仕事を押し付けられるんですの。それが寝る間もないくらいの量で、あの時は本当に死にそうでしたわ」
「嫌だなぁ、働きたくねぇなぁ」
「お便りを読まれた皆さんには、番組特製ステッカーをお送り致します」
「番組特製って、どんなの?」
「パ〇さんのイラストの入ったものですね」
「著察権とか大丈夫なのかよそれ」
「次のコーナーに参ります」
「もうコーナーって言っちゃってるし」
「ここでは皆さんからの意見を募集し、ゲームで敗者を決めて罰ゲームをします。題して、『ノーセーフ・ノーライフ』」
「い、いえーい、ですの」
「何その怖いタイトル。負けたら死ぬの?」
「ゲーム内容と罰ゲームはそれぞれリスナーさんから募集して決定します。では二人とも一枚ずつハガキを取り出してください」
「この箱の中から取り出せばいいんですのね」
「俺がゲームでステフが罰ゲームか。変なの引くなよ?」
「それでは一斉にどうぞ」
「「よっ」」
「あーラジオネーム:とべっちさんから。『無難にポーカーでよくねっ?』だと」
「ラジオネーム:ハルさん先輩さん。『負けた人は勝った二人からデコピン♡』……ですわ」
「お前なんてもん引いてんだ。ジブリールが勝ったらマジで死ぬじゃねぇか!」
「ご安心を、手加減はします。ではここにトランプがあるので……」
「三人がそれぞれシャッフルしてスタートな?交換は、まぁステフ、ジブリール、俺の順で」
「では……どうぞ」
「これで……いいですわ」
「……ほい。じゃあ配るぞ」
「いえ、公平を期して順番に上から自分で取って行きましょう」
「どんだけ本気なんだよ……分かったよ」
「……よし。じゃあ交換、ステフから」
「えっと、三枚ですわ」
「私は四枚」
「俺も四枚だな」
「フフ……よろしくて?」
「ええ」
「ああ」
「これで!フルハウスですわ!」
「ファイブカードです」
「ファイブカードだ」
「へ?……はあぁぁぁぁぁ!?」
「いや〜まさか最初からジョーカーが来るとは」
「奇遇ですね、私もです」
「おかしいですわ!イカサマですの!」
「で、証拠は?」
「え、えっと……」
「無いようなので罰ゲームを」
「え、ちょ、ちょっとま……」
「ほい」
「っ――!」
「では……」
「いやぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!」
「これ、マイク拾えてんのか?床で転がってるけど」
「この音量なら問題ないかと」
「一応俺が“5”でジブリールが“Q”だからお前が1位か」
「しかし、まさかこんな簡単にいくとは」
「お前、
「お互い様ですよ」
「いっっったいですのぉぉぉぉぉ!」
「では、そろそろお別れのお時間ですね」
「結局最後まで司会担当が乗っ取られたまんまでしたわ……」
「ステフ、大丈夫か?色々と」
「おでこが痛いですの。心も痛いですの」
「あまり気を落とさずとも良いと思いますよ」
「で、ジブリール。これ、なんか言うの?」
「言い忘れたこと、言い残したいことがあればどうぞ」
「どさくさに紛れて遺言言わせようとすんな、死なないから。これって、次回とかあんの?」
「一応、お気に入り件数2000件突破記念の企画だったはずですわ」
「急にメタいなステフ」
「作者の気まぐれで書かれたものですし、好評ならまた機会があるのでは?」
「更にメタい……何やってんだよ作者。絶対叩かれて終わりだろこんなの。いいから本編書けよ」
「あなたが一番メタいのでは?」
「そ、それでは!今回パーソナリティを務めさせて頂きましたわ。ステフこと、ステファニー・ドーラと!」
「え?あ、なに?続けるの?」
「ジブリールと」
「えっと、ハチこと、比企谷八幡でした」
「see you again!ですの!」
「……なんか、最後強引に司会に戻って来たな」
好評なら次回もあるかも……
なんて、忙しいのに何をしているのやら。
出来れば感想よろしくお願いします。
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