ノーゲーム・俺ガイル   作:江波界司

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日焼けの跡はニートの恥だ。
どうも。
三刀流の顎の力は魚人並みだと思う、江波界司です。
書きたいことが多すぎて話が進まない…早くいづなと勝負させたいんですけどね。
愚痴は無視して、本編をどうぞ。


彼は追い求めそして彼女らと再会する

 早起きは三文の徳なんて言うが、よくよく考えるとあまりいい気分になれない。

 早朝は大体の場合が寒いし、そうなると布団から出るのはむしろ苦痛だと思う。さらに三文の徳とは、せいぜい大福を1個買える程度の金額。もし早起きしてその程度の小遣いを貰うくらいなら、俺は二度寝したい。

 だが今の俺は二度寝すらしようとは思わない。何とも複雑な心境で、よく分からない夢を見てしまった。内容もうろ覚えだが起きたら泣いていたとか、トラウマ級の夢だったのだろうか?そんなわけでもう一度枕に頭を着ける気にもならず、俺は起き上がっているため足に掛けてある布団をどけてベッドから降りた。

 まだ日も登りきっていない薄い光が窓から差し込んで、そこまで広くはないこの部屋を僅かに照らす。部屋の中央にある机を見ると、いつの間に置いたのか俺が現世から着てきた服が置いてあった。

 I ♡ 千葉。緑がかった黒の下地に、白の文字がイラストされたロングTシャツだ。俺はその服に着替えて、上にYシャツを羽織る。Yシャツの部分だけ袖をまくり、ボタンはめんどくさいので止めないでいいか。

 上に羽織った理由は単純で、空と被るからである。この年で、しかも男同士でペアルックとかやってられない。

 しかし落ち着かない。昨夜見た夢もそうだろうが、テトとの遭遇や俺の事など、色々な事情が重なって精神的に疲れているみたいだ。

 こんな時はどうするか。いつもの俺を思い出しながら解決策を探し、結論が導き出された。だが、それにはどうしようもない問題があることに俺は気付く。

 

「この世界にはマッ缶が無い――」

 

 現代世界の時間ではまだ5時前だろう。にも関わらず城の厨房は機能していた。朝からお疲れ様です。ステフの、今は空たちの従者に心の中で敬礼して、俺は厨房に入る。

 

「コーヒー豆と砂糖、あと練乳ってないですか?」

 

 俺は決めた。マッ缶を作ると。

 

 

 

 

 

 結果から言えば、練乳は無かった。そもそもこの世界に練乳というのもがあるかも怪しい。コーヒー豆と砂糖で甘いコーヒーは作れたが、やはり違う。しかし砂糖や豆の備蓄に限界があるらしく、あまりに多くの回数試作品を作る訳にもいかなくなってしまった。

 まず俺がすべきは、練乳に代わる素材の調達だ。しかしどうしようか。この城にある分の植物図鑑を見た限りでは、そんなの見かけた覚えはない。流石に牛を飼い始めるのもきついし、どうしようか。

 待てよ、調べるなら適したところがある。あそこなら簡単に見つかるのではないか?

 

「というわけでジブリールタイムだ」

「まだ日も登りきらないと言うのになんと迷惑な男でしょうか」

 

 俺が知る限り最大の蔵書量を誇るジブリールの図書館。ここなら俺が読める植物図鑑もあの城よりは多くある筈だ。

「植物図鑑で俺が読めるやつってあるか?」

「もちろん人類種(イマニティ)語の物もありますが、なぜ私がそれを探さなければならないのでしょうか、甚だ疑問ですね」

 あーめんどくせぇ。わざわざ交渉しないとならんのか。

「時間が惜しいんだよ」

「そんなあなたの事情は、私には関係ありませんので」

 はぁ、と俺は息を漏らして、思考しながらジブリールに向かう。

 

「実はこの本を高値で買ってくれるって奴がいてな」

 俺はライトノベル3冊を取り出してジブリールに言う。

「へ?」

「そんで今日中に売っちまう予定だから朝早くに来たんだが、俺が読みたい本が読めないんじゃ貸す理由もないな。お前、まだ3巻読み切ってないだろ?まぁ諦め……」

 俺が言い切る前にジブリールの隣の空間に謎の光線が出現する。その線が広がると時空を割く穴のようになり、ジブリールはそこに両手を突っ込む。そして1秒とかからず引き出された両手に大量の本が積み重なっていた。

「これが全大陸の人類種(イマニティ)語で読める植物図鑑でございます」

 溌剌とした笑顔でジブリールは俺に大量の本を差し出した。

「いや、この辺の分のでいいんだけどね?」

 ジブリールが持っていた本の山から1冊の本が抜き取られ、それが空中浮遊しながらこちらに向かって来る。

人類種(イマニティ)領土とその周辺に関する植物図鑑でございます」

 こういうと怒られそうだけど……こいつマジ便利。

 俺はジブリールに3巻を渡してその場に座る。彼女が用意した辞書を開いて片っ端から読み倒していく。

 そして彼女も俺の近くに座って本を開く。既に使っている資料も大分少なくなっているし、なんならそれを使うことすら希のようだ。俺に質問することもほとんど無くなってはいるが、何となくそこが、この距離感が2人の定位置みたいになっている。

 なんて、俺が勝手に思っているだけだが。

 

 

 

 

 

 

「もいいか?」

「はい、読み終わりました。出来ることならもう一度1巻から読み直したいものですが……」

「悪いな、急いでるんだ」

 ジブリールが提示した辞書の中に気になる物があった。それはここの近くにも繁殖しているらしく、すぐに採集に行きたい。

「参考までに、この実ってどんな味するんだ?」

 俺の目当ての木の実についてジブリールに聞くと、彼女は人差し指を顎において思考する。

「どんなと言われましても、私は口にしたことがないので。知識としてなら、乳牛の乳に近い味だと」

 そこまで聞ければ十分だ。天翼種(フリューゲル)の食生活なんざ想像もできないが、そもそも知識としてある以上食べることにすら興味が無いのかもしれない。データベースを自称する少年も、せいぜいスタンプを押して回るのが関の山とか言ってたしな。多分知識を集めるためにはそういった深く知れるが面倒な手段は使わないのが効率的なのだろう。

 俺は短く礼を言って図書館の扉を開ける。

 と、言い忘れてた。

「あ、さっきの本を売るってやつ……嘘だから」

 冗談は即興に限る、禍根を残せば嘘になる。いや普通に嘘だが。

 ジブリールがリアクションする前に図書館を出て扉を閉める。当分は来ない方がいいな。何言われるか分かったもんじゃない。

 

 

 

 

 

 エルキア王国の領土のかなり外側。人気はなく、見たこともない木や植物で構成される森。スマホで撮った辞書に書いてある特徴を頼りに俺は目的の木を探す。俺が探しているのは『コミルの木』。正確にはその木の実だ。ジブリールが言ったように牛乳に近い味と、木が養分として作る糖が多く含まれているらしい。練乳に代わる自家製マッ缶の材料としては合格点のはずだ。

 1時間ほど森を彷徨いながら、やや明るい場所に出る。木の高さがさっきよりも低いのだ。コミルの木は比較的小さめの木に分類されるため、あるとすればこの当たりか。すると前方に今までと葉の雰囲気が違う場所が見える。特徴は本で調べたのと一致する部分が多いな、行ってみるか。

 生い茂る草木を分けながら進み、突如足元から草の抵抗が無くなり開けた場所に出る。そこには

 

「フィー?」

 池で水浴びをする、全裸の少女の背中があった。

 

「え?」

「へっ!?」

 

 同時だった。驚きと恐怖を表す感動詞が森に響く。そして俺がいるのとは別の方向から草木を揺らす音が聞こえ、その方向には

 

「一体なにをしているのですか〜?」

 

 金髪の森精種(エルフ)がいた。

 

 

 

 

 

 

 その後の俺の対応は……一貫して土下座だった。

 まるでゴールデンウィークに友達を助ける為に頭を下げ続けた半吸血鬼の青年の如く、俺は2人の女の子に土下座している。

 ほんと、何してくれてんの?ラブコメの神様。

「事故だ。悪気があった訳じゃない。そもそも狙って出来る事じゃないんだ、許してくださいお願いします」

「え、えっと……それは分かるんだけど……その……見たの?」

 何を?なんて言えない。見たことは否定出来ないが、全年齢対象でアウトな部分は見えてないし、かと言ってそれが許されるという訳でもない。いや俺は無罪なんだが、こればっかりは被害者の言い分によっていくらでも変わってしまう。

 だから痴漢の冤罪が増えるんだよ。もうちょっと男の人権をどうにかして欲しい。

「えっと……背中だけ……」

「そ……そう……」

 頭を上げて彼女の顔を見ながら答える。顔赤いですね、そりゃ怒ってますよねごめんなさい。

「それで〜あなたはどうするつもりなのですよ〜?」

 変わって言うのは金髪の森精種(エルフ)。笑顔なのに目が笑っていない。怖ぇ、何されるの?俺……

「どうすると言うか……俺としては綺麗さっぱり水に流して欲しいんだが」

 水浴びだけにね。上手くないな。

「つまりあなたは〜?クラミーの裸体を見たにも関わらず何も償いをしないと〜そう言いたいのですか〜?」

 怖い怖い怖い怖い。こいつマジで怖い。多分この世界来てから最恐ですわ。ん?クラミー?

「あ、お前あの時空たちと戦って大泣k……」

「っちょっっっと黙りなさぁい?」

 言いきる前に口を抑えられ、俺は呼吸困難に陥る。

 こいつはクラミー。国王選定戦で最後まで勝ち残り、まさに戴冠を許される瞬間に異議を申し立てた空白に負けた森精種(エルフ)の間者。もっとも傀儡になんてしないとは言っていたが。

「クラミー、大丈夫、わかっているのですよ。あの時クラミーは負けて、悔しくて泣いてしまったことは」

「泣いてないわよっ!」

 いや泣いてたろ。わんわん泣いてたし、多分国民のほとんどが知ってる事実だぞ。

「そういえば、あなたはその時クラミーを慰めてくれた方のようなのですよ。あのときはどうもありがとうなのですよ」

「いや別にいい」

 ということはこいつはクラミーの協力者か。何となく金髪と白い肌に見覚えがあると思ったが、フードを剥がした時に見たんだな多分。

「けれど〜それとこれとは話が別なのですよ」

 確かフィー?はまた殺気を隠そうともせずに迫ってくる。

「あーえっとあれだ。お前ら俺とゲームした時イカサマ使ったろ?だからそれでお相子ってことで」

「イカサマ?なんのことなのか分からないのですよ〜」

「いやとぼけんなよ。どうせ魔法使ったろ」

 それと同時に俺はポケットからスマホを取り出す。それを見てクラミーとフィーは一瞬固まるが、すぐに正気を取り戻す。

「まぁバレてるならいいわ、認めるわよ」

「クラミー、わざわざ認める必要はないのですよ。そもそもこの男が本当に気付いているかも分からないのに」

「いいえ、こいつはあの2人と仲間。なら当然魔法に対する策も持っていた筈よ。私と最初に勝負してきたのは私を舐めていたか、魔法を感知する術が機能するかを試したと言ったところかしら?」

 当たらずとも遠からずかな。あの時の俺は単純に魔法が気になっただけだが、それ以上に『  』(あの二人)に魔法の発動や性質を見せておきたかったってのがあったからな。

「まぁいいわ。それで?あなたはなんでこんなところに?」

 確かにそうですよね。ここら辺は全然人が来ないし、むしろ隠れ家的な場所として使うなら持ってこいだ。こんなところに来るやつは怪しいとしか言いようがない。

「コミルの木を探しててな。それでここら辺まで来たんだが、ほらそれ」

 俺はクラミーの隣に生えている木を指さす。本に書かれていた特徴と完全に一致するその木の枝には、赤茶色の実がなっていた。

「確かにこの当たりにはコミルの木は多く生えているのですよ。でもなぜその木を探しているのかは分からないのです」

「コミルの実が欲しいんだよ。作りたい料理か?があってその材料に」

「コミルの木の実って確か甘ったるい実よね?前に食べたけど、甘すぎてそこまでの量食べれなかったわ」

「コミルの実は糖分が豊富なのですよ。一年中実をつくる珍しい木で、その分養分が必要となるため多くの糖分を精製するのが特徴なのですよ」

「詳しいな」

「昔食べるのが好きでよく調べたのですよ」

 甘ったるいと言うならありがたい。コーヒー豆との分量を調整すれば、うまくマッ缶を再現出来るかもしれない。

「まぁなら良かった。でも市場で出回ってないんだよなぁ、これ」

「これは栽培できるようなものではないからむしろ不可能と言えるのですよ。もし市場で売るとなったら、ここまで取りにくる必要があるのです」

「そうなのか。なら面倒だな」

「と言うより迷惑ね」

「は?」

 なんで迷惑になるんだ?ここって私有地でもなんでも無かったはずだし。

「なんでそうなる?」

「ここに何度も来られると迷惑なのよ。主に私たちが」

「そうなのですよ。何度もクラミーの裸を見に来ると言うなら、どうしてやろうかと思うのですよ」

 おっとまだ覚えてたか。うまく誤魔化せたと思ったんだが。あと怖いって。やめてもう八幡のライフは0よ。

 それにそんな事言われてもどうしようもない。てかお前らなんなの?毎日ここに水浴びに来てんの?迷惑なのどっちだよ。

「ならどうするんだ?こっちとしてもコミルの実が欲しいし」

「コミルの木はこの辺ではここでしか生えていないのですよ」

「なら……仕方ないわね。フィーが街に行く時に実を一緒に持って行くわ。それで街で受け取ればいいんじゃないかしら」

 え?まじで?俺ここまで来るのめんどくさいなぁとか思ってたけど、街の方で受け取れるのはありがたいし、むしろこちらからお願いしたいくらいだ。

「でもいいのか?」

「ええ。どうせ食べ物を買いに行く必要があるから、そのついでよ」

 いや、あんた1人の意見で決定してもいいのかって事なんだが。俺がフィーの方を見ると彼女は頷く。

「私もいいのですよ。むしろこの男がクラミーに近付かないというなら進んでやるのですよ」

 これはかなり嫌われたな。まぁしかたないか。偶然とはいえ、やっちゃったの俺だし。

「そうか、なら頼む。それと、すまんかったな」

 散々謝ってからだが、最後にもう一度と俺は謝罪する。クラミーは決して目を合わせることなく俺に言う。

「い、いいわよ。わざとじゃないのは分かっているんだから」

「あ、ああ。さんきゅ」

 

 

 

 

 

 その後、俺はコミルの実を集めて城に戻る。

 クラミー達とは朝のうちに街の外でコミルの実の受け渡しをするということになった。なんかここだけ聞くと怪しい取引現場で、見るのに夢中になった探偵が後ろから近付くもう1人の仲間に気付かず毒薬を飲まされそうだが、そんなことはない。だって俺にはもう1人の仲間がいない。自分で言ってるがどうなんだこれ。

 城に戻って、俺は厨房に向かう。コック的な人に許可を貰ってマッ缶制作にかかる。

 そして試行錯誤すること1時間。ついに完璧な分量でマッ缶(仮)が完成する。もちろん完全再現までは至っていないが、それでもこの完成度は合格点だ。俺は完成に至った時の分量をスマホの機能でメモし、完成品第1号を飲み干す。

 もう満足だ。今日の俺終了。

 

 

 

 

 

「おい、白。なんで今回復とった?兄ちゃんの体力ゲージ見えてるよね?」

「……にぃ……赤ゲージしばり……回復とったら負け」

「防御装備全外しの兄ちゃんになんつぅルール追加してくれてんだ妹よ」

 王座に2人で座り、現代世界より持参したDSPに勤しむ全権代理者。これを国民が見たらどう思うだろうか。うん、この国終わった。

「お前らどんだけゲームすんだよ。てかステフは?」

「ああ、ステフなら今政策関係の引き継ぎしてる。おいだから回復とんなってっ」

「……しろ11さい……むずかしいこと、わかんない」

 都合のいい時だけ年頃振るなよ。てかステフ可哀想だなおい。

「…はち…それなに?」

 ポーズ画面にでもしたのだろうか?白はこっちを向いて質問する。それ、というのは俺が手に持っているものの事だろう。

「千葉県民のソウルドリンク、マックスコーヒーだ。飲むか?」

 コクっと頷く白を見て、今度は空に視線を移す。俺のも頼むと言われたので俺はまた厨房へ向かい、擬似マックスコーヒーをいれる。ついでにステフの分もお盆に持ち、まずは空たちにカップを渡す。

「……甘い」

「すげぇ量の糖分だな」

 2人の感想はこんな感じ。まぁマックスコーヒーを初めて飲んだら普通こんな反応するよな。

「嫌いか?」

「「おかわり」」

 気に入ってもらえてなによりだ。

 

 

 

 

「ステフ?入るぞ」

「あ……どうぞですわ……」

 そこにいたのはあの元気さしか取得のない赤髪の少女。しかしその疲れ切った顔には元気さを微塵も感じない。

「大丈夫か?」

「ええ……ダイジョウブですの……ただちょっとテツヤではたらいているだけで……」

 働きたくねぇ。その思いが加速世界に到達する程にステフは哀れだ。

「まぁちょっと休めよ。ほい」

「……なんですの?これは……」

「マックスコーヒーだ。疲れた時にはこれがいい」

 ポットに入ったマックスコーヒーをカップにいれてステフに差し出す。それを受け取り、彼女はゆっくりと口を付ける。そして、俯いて静かに泣き出す。え?そんなに美味かったの?

「……ハチだけですの……こんな私を……心配して励ましてくれて…下手でもコーヒーをいれてくれるなんて……」

「いやおい誰がヘタだ。そういうコーヒーなんだよ」

 あと誰も励ましに来ないのは心配してないんじゃなくてお前が尋常じゃないオーラ出してて近付けないだけだぞ。むしろ城で働いてる人たち全員が心配してたわ。

「まぁ俺には手伝えそうにないし、頑張れよ」

「はい……ありがとうございます……」

 俺は部屋を出る。なんかこれ以上あそこにいると何かに取り憑かれそうだった。ん?何故かって?だってステフ、あれだけヤバそうなのになんか時々笑ってるんだもん。怖いよ、俺の周り怖いやつしかいない。あと怖い。




というわけで今回はマックスコーヒー回、マッ巻でした。
フィーの書き方が分からない…
ちなみにコミルの木の実、気付いた人はいるでしょうか。
コンデンスミルク(練乳)からとった安直なオリジナル植物です。
感想や誤字報告待ってます。

追記
誤字が多くてすいません。報告ありがとうございます。直させて頂きました。

番外編 エルキア王国奉仕部ラジオは必要ですか?

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  • 別にいらない

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