「お出かけお泊まり温泉だー!」
バスの車内でレヴィの声が響く。真後ろに座るシュウは苦笑するしかない。あまり人の乗っていないバスだが、数少ない乗客たちは心の広い人ばかりらしく、元気ねえと笑ってくれている。
現在、五人は温泉旅行に向かう途中だ。発案は温泉特集を見ていたユーリ。場所などの計画を決めたのはディアーチェだ。せっかくだから遠出をするかとの案もあったが、初めての温泉ということもあり、海鳴市の郊外にある温泉に向かっていた。
シュウはその話を聞きながら、その間は会えないなと少し寂しく思っていたのだが、気づけばメンバーに組み込まれていた。嬉しいのだが、自分が邪魔していいものかと今でも思っている。一度シュテルにも聞いたのだが、今更何をと呆れられてしまった。
レヴィの声が少しずつ大きくなっていく。我慢の限界がきたのか、レヴィの前に座るディアーチェが叫ぶ。
「やかましい!」
レヴィの声が瞬時に消え、目の前から悲しげな気配が漂ってくる。どうしたものかと思うが、自業自得とも言えるのでシュウは何も言えない。他の席からは忍び笑いまで聞こえてくる。
そんな一行を乗せたバスは、昼過ぎには旅館に到着した。他の乗客が全員降りるのを待ってから、シュウたちも下車する。旅館の玄関に向かうと、従業員が出迎えてくれた。
「予約をしているハラオウンです」
シュテルがそう言うと、従業員が部屋へと案内してくれる。
旅館の予約をしてくれたのはリンディだ。自分たちでは外見的に難しいということもあり、シュテルがリンディに依頼していた。快く引き受けてくれた上、どう説明したのか当日は自分たちだけで大丈夫なようにしてくれたらしい。
案内された部屋はそれなりに広い部屋で、五人で寝ても問題ない広さがある。一先ずシュウは自分の寝床を確保するため、部屋の隅に自分の荷物を置いておく。予算の都合上一部屋だけなのは仕方ないと思うが、さすがに女の子たちの中で寝るのはかなり気まずい。自分の布団はできるだけ隅にしてもらうとしよう。
「おお、お菓子がある!」
レヴィが部屋の中央のちゃぶ台に向かう。見ると上には小さなかごにちょっとしたお菓子が入れられていた。早速レヴィが一つ口に入れ、幸せそうな表情になる。次いでユーリも食べ、おいしいですと喜んでいた。
「言っておくがお菓子のおかわりは有料だ。あまり買えぬからな?」
ディアーチェがそう言うと、レヴィとユーリが残念そうに肩を落とした。それを見たディアーチェが、
「いや、まあ少しぐらいは頼んでやるから……。ええい! そんな顔をするな!」
かなり慌ててそう言った。
Side:Levi
お菓子を食べながら、レヴィはかごの隣に置かれていた館内説明書を手に取った。なにやら難しいことが前半部分に書かれているが、そこは飛ばす。あとでディアーチェかシュテルが読むことだろう。後半の館内施設一覧を見て、ある一室に目をとめる。卓球台。
――タッキュウ? 何かテレビで見たような……。
むむむ、と唸りながら記憶を探る。すぐに思い出した。小さな玉を小さな木の板で打ち合う遊びだ。そう、遊びだ。
「シュウ!」
行動は迅速に。呼ばれたシュウがびくりと体を震わせ、自分を見る。どうしたの? と笑顔で聞いてくる。
「タッキュウ!」
「……やりたいの?」
「うん!」
シュウがうなずいてくれる。すぐにディアーチェとシュテルに、少し行ってくると告げる。二人はレヴィが放り投げた館内説明書を拾って読んでいたところで、どうぞと言っただけだった。
「それじゃあ出発!」
「はいはい……って、引っ張らないで! 行くから!」
「いってらっしゃい」
シュウの手を取って走り出す。後ろからユーリの声が小さく聞こえた。
シュウから卓球についての説明を聞き、従業員から道具を借りてさっそく遊んでみる。シュウが打った小さなボールを全力で打ち返すと、ボールはシュウの顔面横を飛んでいって壁に当たった。
「……レヴィ。ルールは……覚えてる?」
「うん。ごめん」
「結構怖かった。今のは怖かった」
「……ごめんね?」
シュウの表情はかなり引きつっている。どうやら本当に怖かったらしい。申し訳なくなって謝ると、シュウは苦笑しただけだった。
再びシュウがボールを打つ。レヴィも今度は手加減して、しっかりと相手のコートにボールを返す。そしてラリーを続けていく。軽い音が響き、それがとても心地いい。
「もう少し早くぐらいなら何とかなるけど、続ける?」
「うん!」
元気よく返事。そしてラリーの応酬を始めた。
どれぐらい続けただろうか。汗だくになったシュウがもう無理と言ったところで中断した。
「シュウ、もうちょっと鍛えた方がいいよ?」
「うん……。自覚はしてる。ごめんね」
「でもま、楽しかったから良しとしとく!」
「あはは……。そう言ってもらえると、付き合った身としては嬉しいかな」
シュウが立ち上がり、側の自販機に向かう。
「何か飲む?」
「オレンジジュース!」
「了解」
シュウは自販機からオレンジジュースを二つ購入し、片方をレヴィに渡してくれる。二人で飲んで、一息つく。ほどよく疲れているのでいつもより美味しく感じられた。
「シュウ。今日は来てくれてありがと」
「ん? どうしたの急に」
「言っておきたかっただけだよ」
レヴィが笑顔でそう言うと、シュウは首を傾げていた。
Side:Dearche
ユーリとシュテルは館内を一回りしてくると出かけたため、ディアーチェは部屋で本を読んでいた。自分もついて行こうかとは思ったが、レヴィとシュウが戻ってくる時のために留守番をしている。
「む……?」
扉の方から音が聞こえ、そちらを見やる。シュウが戻ってきたところだった。ディアーチェが一人だけなのを見て、シュウは少し驚いているようだった。
「戻ったか。レヴィはどうした?」
「館内を探検してくるってさ。飽きたら戻ってくると思うよ。……迷子になってなければ」
「まあ大丈夫であろう」
シュウは自分の荷物から本を一冊取り出すと、ディアーチェの向かい側に座った。読み始めようとしたシュウを見ていると、お互いに視線が合ってしまう。シュウが首を傾げるので、何でも無いと手を振った。
「温泉まで来たのにやることは変わらんなと思っただけだ」
「あはは……。遠出なら観光地を巡ったりとか考えるけど、郊外とは言え地元だしね」
「うむ」
自分もあまり外に出ようとは思えない。結局は普段通りというわけだ。たださすがにずっとここにいるというのももったいないので、後ほどユーリと散策ぐらいには行こうかとは思う。そこまで考えて、ふと思う。シュウはここにいていいのかと。
「シュウは出かけぬのか?」
「ん? まあ、一人で出歩いてもね。それとも一緒にどこかに行く?」
「……いや、遠慮しておく」
残念、とシュウが笑う。どこまでそう思っているのか自分には分からない。シュウが本に視線を落としたので、自分も読書を再開した。
しばらく読み耽り、シュウが本を置いた音がしたので顔を上げると、大きな欠伸をしたところだった。思わず笑ってしまうと、シュウも照れたように笑う。
「せっかくなのだから温泉でも入ってきたらどうだ?」
「んー……。あとでのんびり浸かりたいなあ……」
「そうか」
そこで会話が途切れる。シュテルは無言の時間もいいものだと言っていたが、自分としてはどうしても気になってしまう。何か言葉を発さなければと思い、すぐに一つ思い当たった。
――二人でいられる間に言っておくか。
ディアーチェも本を置くと、シュウが怪訝そうに眉をひそめた。
「あれ? もういいの?」
「ああ。先に一つ言っておこうかと思ってな……」
シュウが首を傾げる。ディアーチェは姿勢を正すと、しっかりとシュウと向き合った。
「いつもありがとう。感謝している」
シュウが驚いて目を見開く。その様子を見て、ディアーチェは顔が赤くなるのを感じてそっぽを向いた。本を手に取り、表情を見られないように顔を隠す。しばらくして、シュウの声が聞こえてきた。
「驚いた……。でも、なにが? お礼を言われるようなこと、してないよ?」
「そんなことはない」
視線だけをシュウに向ける。シュウは意味が分からずに首を傾げている。
「お前が我らの元を訪ねてくるようになってから、我らの生活にはまた色がついた。ユーリやレヴィなどはお前が来るのを楽しみにしているほどだ。それだけで十分感謝する理由にはなる」
「そう言ってもらえると嬉しいけど、僕は何もしてないんだけどね。ご飯とかご馳走になってるし。でも……どういたしまして、、でいい?」
「うむ……。二度は言わんからな!」
「あはは。うん。でもしっかり覚えておくよ!」
シュウが満面の笑顔で言って、ディアーチェはくっとのどを鳴らした。立ち上がり、シュウの元へ。きょとんとしているシュウの腕を取ると、
「ここにいる暇があるならシュテルでも探してこい!」
半ば追い出すようにしてシュウを室外へと追放する。シュウの困惑の表情が見えたが、気にしないことにする。
「……まったく……」
ディアーチェは自分の席に戻ると腰を下ろし、そしてわずかに頬を緩めた。
Side:Yuri
シュテルと途中で別れ、ユーリは旅館を囲んでいる森を歩いていた。しっかりと整備された道で、この道は旅館の周りを一周するように造られている。簡単な散策ができるようにと造られているようだが、ユーリ以外に人はいない。
「……あ」
反対側から歩いてくる人影があった。シュウだ。うつむいて、難しい表情で何かをつぶやいている。
「シュウ!」
呼ぶと、反応を示した。顔を上げたシュウと視線が合う。シュウはユーリの姿を認めると、優しげな笑顔を見せてくれた。
「やあ、ユーリ。シュテルは一緒じゃないの?」
「はい。途中で別行動になりました。今は散策中です」
「なるほどね」
うなずきながらシュウはユーリの元まで来ると、そこで反転、ユーリと並んで歩く。ユーリが不思議そうにしていると、
「一人でいても退屈だし、一緒に行くよ」
そう言って、ユーリのペースに合わせて歩いてくれる。ユーリは少しだけ嬉しくなり、自然と笑顔になっていた。
シュウと並んでのんびりと歩く。時折足を止めては木々や草花を観察する。そのたびにシュウも立ち止まってくれ、一緒になって見てくれていた。
「静かですね。鳥の鳴き声がよく聞こえます」
「そうだね。まあ今は夏休みとはいえ、平日だからね。本当ならもっと賑やかかも」
「それも楽しそうです」
少なくとも心細さを感じながら一人で黙々と歩くよりはましだろう。先ほどまでは実はシュテルと別れたことを後悔していたので、シュウが来てくれて本当に良かった。
所々で草花を観察し、道中は他愛ない話をしながら歩いていると、いつの間にか旅館まで戻ってきていた。そのことに寂しさを覚えながら小さくため息をつく。そのユーリの様子を見ていたシュウは、ユーリの頭に手を載せてきた。怪訝そうにシュウを見ると、
「また今度、散歩でもしようか。今度はみんなと……ディアーチェも一緒に」
「はい! 是非!」
シュウの誘いに、ユーリは嬉しそうにうなずいた。ディアーチェと一緒ならより楽しくなりそうだ。
並んで部屋に戻りながら、ユーリはシュウを見る。シュウは少し眠たいのか欠伸をしていた。
「あの……。シュウ」
「ん?」
「ありがとうございます」
ぴたり、とシュウが立ち止まった。またかといった様子で苦笑している。ユーリは怪訝そうにしながらも、言葉を続けた。
「いつも一緒にいてくれて。みんなを支えてくれて。ありがとうございます」
シュウは少し考えるような仕草をして、次いで天を仰ぐ。すぐにユーリへと顔を向け、やはりいつもの笑顔で言う。
「むしろ僕が支えてもらってるよ。こちらこそありがとう」
シュウの言葉にユーリは満足して、シュウの手を取ってまた歩き出す。今頃はもうシュテルも戻っているだろう。嬉しそうにシュウの手を握りながら、部屋まで楽しそうに歩いて行った。
Side:Stern
夕食後に温泉に入ろうということになった。全員で支度をして温泉に向かう。浴室の前でシュウと別れ、中に入る。レヴィが真っ先に着替えを済ませ、温泉へと駆けだした。
「いっちばーん!」
元気な叫び声が聞こえ、すぐに大きな音が聞こえてくる。その直後にはいつも通りの、ディアーチェの怒鳴り声が響き渡った。
四人で体を洗い、湯船に浸かる。少し熱めのお湯が自分にはちょうどいい。一息つくと、すぐにレヴィとユーリが別の湯船へと向かっていった。それなりの種類があるが全て一通り入ってみるらしい。
「王はどうするのですか」
「我はここでいい」
ディアーチェはため息ともにそう言う。かなり無防備な姿で、このような姿を外で見るとは思わなかった。
「ところでシュテルよ」
呼ばれ、振り返る。ディアーチェが入り口の反対側を指さしていた。
「露天風呂があるようだが、行ってみてはどうだ?」
シュテルもそちらを見る。ガラス戸があり、露天風呂はこちら、という張り紙があった。シュテルはしばらく考え、やがてうなずいた。自宅では露天風呂は体験できない。一度行ってみるのもいいだろう。
「では行ってきます」
「うむ。おそらく我らは先に戻る」
「はい。分かりました」
すぐに戻ってくるつもりだったが、とりあえずは何も言わずに露天風呂へ向かうことにした。
ガラス戸を上げ、シュテルは少しだけ目を瞠った。石などで造られた湯船はかなりの広さだ。それを囲うように竹で造られた高めの壁がある。空は満点の星空だ。
「なるほど。これは素晴らしい」
うなずいて、湯船へ向かう。つま先を湯に入れたところで、
「へ?」
そんな間の抜けた声が奥から聞こえてくる。見ると、湯船の奥でシュウが呆然としてこちらを見つめていた。なぜここに、と思って一度振り返る。入り口は二つ。男湯と女湯にそれぞれ繋がっている。つまりは混浴。
なるほど、と一つうなずき、シュテルは迷いなくシュウの元へと向かう。我に返ったシュウが顔を真っ赤にして慌てて意味のない動きをしているが、どうかしたのだろうか。
「失礼します。どうかしたのですか? シュウ」
「あ、え、そ、あ、う、あー……」
言葉になっていない。シュテルは首を傾げつつ、シュウの隣に腰を下ろした。シュウが体を強ばらせたのだが、シュテルはそれに気づかない。一息ついて、星空を眺める。
「あ、あのさ……シュテル……」
ようやくシュウがまともな言葉を発した。シュテルがシュウを見ると、しかしシュウはそっぽを向いていた。
「こ、ここは混浴……だったんだね……」
「そのようですね」
「ぼ、僕はすぐに出るから……!」
慌てて立ち上がるシュウ。歩き去ろうとするシュウの手を掴み、それを止める。シュウが振り返るが、相変わらず視線だけはこちらを見ようともしない。
「どうしたのですか? ……私が何かしてしまいましたか?」
そう問うと、シュウは勢いよく首を振った。内心で安堵しつつ、では何故と問いかける。
「……恥ずかしいから……」
「……は?」
それきり黙り込むシュウ。シュテルもしばらく固まっていたが、やがて薄く微笑んだ。シュウの手を引き、隣に座らせる。やはりシュウはこちらを見ようとはしない。
「何を気にしているのかは知りませんが……。少し付き合ってください」
「うぅ……。了解……」
観念したのか、シュウは口元までお湯につかりながら言った。
しばらく話を続けていると、シュウも慣れてきたのか少しはこちらと視線を合わせるようになってきた。それでも下手に下を向けないのはやはり恥ずかしさ故か。一応体にタオルは巻いているのだが。
「なんだか今日はみんなにお礼を言われたよ。僕の方が言わないといけないのにね」
そんなことを苦笑しながら言ってくる。そんなことがあったのかとシュテルは少し驚いていた。レヴィやユーリならともかく、ディアーチェが素直に感謝の言葉を口にするなどほとんどないことだ。
「ではせっかくですし」
「え?」
「私からも、ありがとう、と言っておきます」
「……何に対して?」
不思議そうにそう聞いてくる。シュテルは目を閉じ、言う。
「私と友達になっていただいて、ありがとうございます」
シュウが驚いて目を丸くする。シュテルは満足したのかゆっくりと息を吐くと、立ち上がった。お先に、と声をかけてガラス戸へ向かう。
「シュテル!」
シュウの声。シュテルが振り返ると、シュウも立ち上がってこちらをまっすぐに見ていた。
「僕の方こそ! 友達になってくれてありがとう!」
それを聞いたシュテルは、珍しく満面の笑顔を浮かべた。それを見て目を大きく見開いているシュウを残して、シュテルは露天風呂を後にした。
Side:Hero
誰か助けて。
心の中で助けを求めるシュウ。しかしそれを聞き入れてくれる人は誰もいない。むしろ今回ばかりは、シュテルたちが完全に敵だ。紛うことなき敵だ。
就寝時、シュウは当初の計画通り部屋の隅に布団を移動させ、そこで寝ようとしていた。しかしそれを許さなかったのがレヴィ。
「シュウ! なんでそんな遠くで寝るのさ!」
その声に他の三人が気づき、布団が移動される。初めは五つ並んだ布団の端だったのだが、
「寝ている間に逃げたりしそうですねー」
ユーリの何気ない一言によって、自分の布団は真ん中になってしまった。
「いやいやいやいや、恥ずかしいよ本当に……!」
「今更何を言うておるか。シュテルの膝枕も体験済みだろう?」
「それとこれとは話が……。どうして知ってるの!」
「え? 言ってはいけませんでしたか?」
「まさかの本人からの報告か! 穴があったら入りたい……!」
そんな一騒動を経て、現在シュウはど真ん中で布団に入っている。もちろん間違ったことが起こるわけがないのだが、それでも恥ずかしいものは恥ずかしい。
「すみません、シュウ。嫌でしたか?」
シュテルの小さな声。そちらを見ると、布団に潜っているシュテルと目が合った。シュウはどう答えたものか迷って、すぐに苦笑して首を振った。
「本当にただ恥ずかしかっただけだから。気にしないで」
そうですか、と目を閉じるシュテル。シュウも諦めて眠りにつこうと目を閉じる。しかしすぐに目を開けて、小声でシュテルを呼んだ。
「はい」
返事が返ってくる。シュウは目を閉じて、言う。
「みんなにお礼を言われたから、僕も言っておくね」
「はい」
「僕と出会ってくれてありがとう。シュテルと会えなかったら、きっと僕は今も家で一人でいたから」
全ての始まりに感謝する。例えこの先何があろうと、何に巻き込まれようと、それだけは変わらない自分の本心だ。シュテルはしばらく黙っていたが、
「こちらこそ、どういたしまして」
そんな優しげな声が返ってきた。それを聞いたシュウは少しだけ照れて笑う。幸せな気持ちに浸りながら、シュウはゆっくりと眠りへと落ちていった。
長いですね。無駄に長いですね。
みんなでお泊まりの回です。
場所的にはリリなの第一期の海鳴温泉をイメージしていますが、所々違います。
こういう場所もあるかもということで……。
誤字脱字の報告、感想などいただければ嬉しいです。
ではでは。