魔獣創造に『回帰』の残滓を入れてみた(一時凍結) 作:ぴんころ
タイトルの通り。魔獣創造にFGO7章ボス、回帰の獣、ビーストⅡことティアマトの残滓をぶち込んでみた。
ビーストⅠが主人公だったり、ビーストⅣが神器だったりする小説があるのなら、きっとこれも許されるんじゃないかな。
人間界のとある場所、そこで一人の少年は第二の人生を得たのだと理解した。
始まりは5歳の誕生日、彼は頭痛で倒れた。後で彼が聞いた話によると3日ほど眠っていたらしいが、今それはどうでもいい。とにかく、そのタイミングで前世の記憶を取り戻したのだが生活は何も変わらなかった。きっと、前世では得られなかったこの幸せだけで十分だと思っていたからだろう。
しかし、それは崩れ去った。7歳となった彼は、彼の両親が化け物に殺されているところを目撃したのだ。
「キハハハハハハハ」
それを目撃してしまった瞬間、彼の運命は決まった。
両親を殺した目の前の化け物への怒り
目の前にいる化け物に対しての恐怖
そして
自分を愛してくれる存在が死んだことへの悲しみ
この3つがそろったことにより、彼は人間から、一足跳びで進化してしまったのだ。
第一の感情は
第二の感情は
この時点で彼の両親を殺した化け物は原型をとどめず死んでいた。作り上げた魔獣は主の意志を受け、その化け物を蹂躙し、その後消滅していたのだ。
そのことに気づくことができていれば、あるいはこのような事態にはならなかったかもしれない。
第三の感情は残滓へのアクセス。かつて別の世界でビーストⅡ、そう呼ばれた存在の残滓がこの神器には宿っていた。誰も気づくことができなかったその存在に、彼は今接続した。
──あなたは、だれ?──
そうして彼らは互いを知りはじめる。同時にビーストⅡの残滓は崩れ始める。もとより滅びかけていた欠片を無理やり神器に押し込めただけのもの。何かの刺激があればこうなるのは当然だった。
しかし、一瞬と、そう呼ばれる程度の時間に彼らは互いの過去を体験することができた。
彼はビーストⅡの生涯を
ビーストⅡは彼の前世を含めたこれまでの歩みを
そうしてビーストⅡは知ったのだ。彼が生前愛されることがなかったのだ、と。そして今もまた、愛してくれる家族を失ったのだ、と。
そうして彼は知ったのだ。ビーストⅡ、かつてそう呼ばれた獣がいったい何を望んでいたのか。
彼らは一瞬であれど、魂が同化していた。だからこそ、こんなことができたのだろう。
魔獣創造の無理やりな禁手でボロボロとなっていた彼の魂を、崩れかけの獣の残滓で埋め合わせる
などという所業が。
しかし、彼は所詮人間。残滓といえど獣を同化させてただで済むはずがない。彼の精神は汚染され、人間としての自我と獣の人類愛が混じるようになってしまった。
──家族がほしい
──愛してほしい
──愛してくれる存在を守りたい
そんな彼は、大切な家族と過ごす安寧を手に入れるため、今
──だからこれはきっと
「松田、元浜。いい覗きスポットを見つけたぜ!」
──赤き龍の物語ではなく
「な、何なのだ、貴様らは⁉」
──聖書勢力を取り巻く陰謀の話でもなく
「お父様、大丈夫かしら?早く笑っている姿を見たいわ」
──一人の少年が愛し、愛される家族との幸せを得るまでの、幸せをつかむための物語である。
続かない
ちなみに汚染されたって言ってるけど、どっちかっていうとティアマトの方が主軸
人間成分は、かつてティアマトがされた所業を見ての、真面目な対策部分ぐらい?
例えば
・愛しい子供たちが殺しにかかってきた→なら裏切れないようにしておこう
みたいな感じ。
あと「生命を生み出す」っていうのが、素体が人間なため魔獣創造に依存。結果、思い描いた通りの生命を生み出せる
禁手説明
名:
種別:常時発動型
備考
・ビーストⅡ以下の存在であれば生み出せる
・生み出せるものは転生者である彼の記憶の中にある存在、もしくはそれをモチーフとした存在のみ
ちなみに、ティアマト汚染のせいで「子を産みたい」と思っているけど、人間部分が「自分は男なので子を産めない」と理解している。
そのため「ならば父になりたい」という思いがあり、父となるには、何者かが母となる。かと言って現在生きている生命はエイリアンにしか見えない。なら自分で、母となる存在を創造しようと考えている。
…それが、自らの子に自らの子を産ませる所業だということには気づいていない