魔獣創造に『回帰』の残滓を入れてみた(一時凍結)   作:ぴんころ

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 なぜお気に入りが100件超えてるのだろうか(困惑)

 うれしい限りではあります。ありますが…なぜ皆様がこんな主人公の精神の根幹がぶっ壊れてるような作品に入れるのか…それが疑問でなりません。
 こんなの書いてる私が言うことではないのでしょうが、日本は大丈夫なのだろうか……


 今回は、エミヤとコカビエルの戦闘。自分程度でかっこよく描写できるのだろうか……?
 今の自分が出来る限りのことをしました。コカビエルも強化した気がする。その結果、コカビエルが原作よりはっちゃけちゃった気がするのは気のせいだと思いたい。誰か断言してくれませんかね…?


エミヤの実力

──コカビエルがエクスカリバーを強奪して駒王へ向かった──

 

 その情報を堕天使側に送り込んでいたスパイが届けてくれたのは、朝早く、日が昇る前のことだった。アビーを抱き枕にして、ベッドで寝ていた彼はその連絡がきたことで目を覚ました。そしてその報告を聞き、即座にエミヤへと連絡を入れた。

 

──ついに、コカビエルが動いた。準備はしておくように──

 

「わかったよ、父さん。コカビエルと戦うときは、以前言っていたような形で終わらせればいいのだろう?」

 

 赤龍帝が悪魔になったという報告を受けて、彼はコカビエル戦用の装備をエミヤに渡したときに、コカビエルとの戦闘はどうすればいいかという指示は出している。その指示通りでいいのか、という確認をエミヤはしていた。

 

──ああ、あの時言った通りの形で終わらせてくれ──

 

「わかった。次の連絡はこの案件が終了したときでも?」

 

──ああ、それでいい──

 

 考えていた通りの形で進めてくれればいいのだ、と彼は言う。そしてそれを聞いたエミヤも、次の連絡の時期を確認をしてそのまま通信を切る。

 

──さて、エミヤの様子を見ておこうか──

 

 そうして彼はコカビエルとの戦闘を見るため、駒王の状況を鏡に映して確認しはじめる。

 

 

 

 

◆◆◆◆

 

 

「すげぇ」

 

 そう、ポツリと言葉を漏らしたのは、リアス・グレモリーの『兵士(ポーン)』にして今代の赤龍帝、兵藤一誠。彼は今目の前で起きている戦闘に対して、そのように表現することしかできなかった。

 自分たちの味方をしてくれている傭兵「エミヤ」が、自分の思っていたよりもはるかに強かったからだろうか。傭兵稼業をしているのだから、戦闘経験はあるだろうと思っていた。けれど、レイナーレは彼が実力を発揮するには弱すぎて、ライザーの時はレーティングゲームには加われなかった。だから本当の意味で彼の戦闘を見るのは、これが初めてだった。

 

「いいぞ、人間!ひよっこでしかないリアス・グレモリーとは違って、貴様との攻防はまさしく戦闘と言えるものだ!」

「ふむ、それは歴戦の堕天使にそういってもらえるとはありがたいものだ。だが、私はこの町を守るという契約なのでな。この戦闘を楽しむことはできんのだよ」

 

 コカビエルが光の槍を彼の心臓にむけて突けば、彼は右手に持つ剣を使い、槍をそらす。逆に彼が切りかかれば、少し大げさな動きでコカビエルはそれをかわす。

 

 おそらくコカビエルにとって技量を競う形での戦闘は少なかったのだろう。戦争のときには、強大な力を持った兵器や、遠距離からの魔力、光力などの種族的な力が最も役に立っていた。そのため、近距離に入られたときの最低限の距離の確保などはできるが、武具の技量という一点においてはエミヤが勝っていた。

 

 そして、その一点があるからこそエミヤとコカビエルは戦闘になっていた。膂力、敏捷性、そういったもののアドバンテージは堕天使であるコカビエルにあるが、技術の一点のみで、攻撃を反らし、次の攻撃を読み、それを捌く。言葉にすればたったそれだけであるが、同じ剣士である木場、そしてゼノヴィアには、エミヤの技量の高さがよくわかった。

 

「なんて…技量だ…!」

「ああ、私たちよりもはるかに強い…!」

 

 二人にはおごりがあった。教会ではぐれ悪魔を討伐してきた自分なら、リアスの眷属である自分なら、傭兵風情(エミヤ)よりも強いに決まっている、と。

 しかし、目の前でコカビエルと切り結ぶ彼を見ると、そんなおごりは木端微塵に砕かれた。自分たちでは視認することすら難しい戦い。かろうじて目で追うことはできているが、例え見えなかったとしても、そんな超速戦闘を歴戦の堕天使(コカビエル)と行える時点で、自分より上であると認めることに否応はなかった。

 

──それだけではない

 

 彼がリアスに雇われて、初めて自分たちと顔合わせしたときに、彼は自らを『魔剣創造(ソード・バース)』持ちだと言った。それはつまり木場からすれば、自らと同じ神器(セイクリッド・ギア)禁手(バランスブレイカー)になることもなく、自分が禁手で作り出した聖魔剣より強力な剣を作っている、ということに他ならない。

 悪魔になってから、剣の技量は磨いてきたつもりだったし、神器の使い方も工夫してきたつもりだった。それでも、どこかで悪魔の身体能力に頼っている部分があったのだ。それを実感させられた。

 

 

 1つだけ言っておくと()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()

 

 彼は確かにコカビエルよりも技量は上だ。魔剣創造も木場よりうまく扱えるだろう。

()()()()()()()。コカビエルは大戦の中で、自らよりも戦闘が巧い輩を幾度となく破って来た。しかも今回の敵はその時のものと違い、身体能力は自らに比べてはるかに劣っているのだ。ならば負ける道理などあるはずがないのだが()()()()()()()()()

 

──その理由は、エミヤが作り上げた魔剣にある──

 

 木場の作る魔剣は属性を宿すものが多い。これは魔剣と言われると大抵の人間が思い浮かべるものが、RPGだからか、木場に限らず魔剣創造の保有者は基本的に属性剣を生み出す。『光を喰らう闇属性の剣』などの例外もあるが、そういったものは少数派である。だからこそ彼らは()()()()()()()()()()()()()()()()()など想像することもできない。『光を喰らう闇属性の剣』などを考えれば、火属性の魔剣も「火を纏っている」という概念を宿した魔剣なのだと気づくことはできそうなものだが……しかし彼らはそれに気づくことができない。

 だが、エミヤは自らに使える手段を増やす中で創造系の神器は「概念を付与したもの」を創造するものだと気づいた。だからこそ、付与できる概念を増やすことに従事した。そうして彼が今握っている剣は完成している。

 この剣に付与された概念は──

 

──『切り結んだ相手の力の使用をジャミングする』──

 

 というもの。結果、コカビエルは全力で戦っているつもりでも、自らの身体能力をフルに使うことはできず、光の槍の構成も普段より粗い。

 無論、木場とエミヤにまったく同じ魔剣を作らせた場合、強度ではエミヤのほうが上となるため、神器を使いこなしていると言えるのもエミヤだ。

 つまり彼が今戦えているのは、技量の高さ、神器の熟練度、そして神器の方向性、その3つが重なっているからだ。

 

「フハハハハッ!楽しいな人間!」

「逃がすかっ!」

 

 コカビエルが笑いながら空中へと飛び立つ。それを追いかけようとするエミヤだが

 

「甘い!貴様の弱点は見切った!」

 

 そう言って、エミヤが空中に足場を作るための靴を、足場を作ろうと魔力を流した瞬間に、自らが飛び立つ瞬間仕掛けておいた視認することすら難しい大きさの光の槍で破壊した。

 結果、空中にコカビエルが逃れてしまった。グレモリー眷属とゼノヴィアは自分たちではかなわないのだから、コカビエルを倒せる可能性が一番高いエミヤの体力を温存するため、せめて地上に落とす部分だけでも自らの手で行おうとするも、攻撃がまったく通用しない。

 

「人間、いやエミヤと言ったか。貴様は強い。だからこそ、確実に殺させてもらおう!」

 

 あの靴がなければエミヤは空中戦ができない。それをコカビエルは理解し、靴があれば負けるのは自分になるだろう、そう思ったからこそ確実に勝利を掴むため破壊した。

 卑怯、汚い、下等種族と蔑む相手にそんなことをするなんて。誰かがそう言うかもしれないがコカビエルには関係ない。

 なぜなら、目の前にいる敵はコカビエルにとって全霊をもって打倒すべき『強者』なのだ。己を殺しうる敵に下等など存在しない。ならば自らの持てる手段の全てを使わなければ、それこそ失礼である。

 

「これで終わりだ!」

 

 そう言って放たれるのは、これまでとは比較することすら馬鹿らしいほどの力を持った光の槍。エミヤの剣と切り結んでいる間は、その効果により全力を発揮できなかったが、今のコカビエルであれば、自らの全力の槍を一発放つだけで駒王町ごと消滅させられる。

 

「ああ、お前がな」

 

 その言葉を聞いた瞬間、コカビエルは歓喜した。自らの全力すら超えるほどの『何か』がお前にはあるのだな、と。また自分の予想を超えてくるのだな、と。

 

投影開始(トレース・オン)

 

 彼が作り出すのは剣にあって剣にあらず。あの槍を撃墜し、コカビエルを倒すのであれば、貫通性が必要だろう。ならばと彼が生み出したのは

 

我が骨子は捻れ狂う(I am the born of my sword)

 

 一見すると異様としか言いようがない剣。きっと周りの面々も魔剣創造で生み出されたものでなければ、本当に剣なのか疑っただろう。その懐疑の目を受けながらも、彼は弓を構えた。

 この中では木場だけが気づいたが、接近戦をできるように両端に刃がつけられている。それで剣と認識させて、弓は作ったのだろう。

 

偽・螺旋剣(カラドボルグⅡ)!」

 

 その名とともに放たれたのは、先ほどの()。コカビエルの放った光の槍を瞬時に貫きコカビエルのもとへと向かう。

 

「な、め、る、なぁぁぁぁぁぁ!!!」

 

 だがコカビエルは、自分のどこにその()が刺さろうとしているのか理解し、自らの光力を一点に集中することで防いでいた。剣が少しずつ失速し、コカビエルが防ぎきるかという状況で──

 

「信じていたぞ。お前なら防ぎきると」

 

──背後からエミヤの声が聞こえた

 

「なんだと⁉」

 

 コカビエルが驚いた理由は2つ。まず1つ目は、ジャンプなどでは絶対届かない高さにいる自分の背後から声が聞こえたこと。そして2つ目は()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()

 1つ目の疑問はすぐに解消された。魔剣創造で足場の代わりを作ったのだと。だが2つ目は理解できない。こいつは、()()()()()()()()()()()()()()()()()()のだと。自分なら防ぎきるとそう思っていたのだと。もし防ぎきれなかったのなら、自分も貫かれて死んでいたというのに。

 その答えにたどり着いたのはエミヤの剣が自らの首に迫る瞬間。今からでは防ぐことなどできない。

 故にコカビエルは悪あがきをするのではなく──

 

「見事」

 

──そう言って、眼前の男を讃えながら死んでいった。

 

 

 エミヤはそのまま気を失い落下していった。コカビエルの羽とエミヤが地面に落ちたことで戦いが終わったことを理解したグレモリー眷属は即座に治療を始めた。しかし、エミヤの怪我はひどく、しばらくは使い物にならないということを言われた。

 そのためエミヤは、傭兵稼業を退きどこか別の場所で暮らすことにする、と言って駒王を出て行った。

 

◆◆◆◆

 

──そう、ここまでがエミヤが父と呼ぶ存在の考え

 

 コカビエルを倒せるほどの実力ということになれば、どうしても残しておきたい、とグレモリーは思うだろう。だからこそ、もう戦えないのだと誤認させることによって、エミヤが離れることを認めさせたのだ。なぜなら、その怪我は自分たちだけでコカビエルを倒すことが出来なかったからこそ生まれたものなのだから。無論、そう思うようにちょっとした暗示のための装備も渡しておいたのだが…

 その後エミヤは、家族の待つ()に帰り、怪我をすぐに治してしまうのだが、それは些細な事だろう。

 

──こうして、エミヤの任務は終わったのだ── 




 「アビーを抱き枕」でエロい方向考えた読者は挙手しなさい。
 そんな事案はありません。主人公7歳ショタのころからアビーちゃん当時見た目12歳、あるいはイリヤちゃん当時見た目小学5年生に抱き着きながら寝る習慣がそのまま続いてるだけです。


 魔獣創造で他作品のキャラ作ってハーレムする場合って自分が生み出した存在とイチャイチャするのだから、ただの近親相〇ではなかろうか。
 この作品ではその一面を全力プッシュしてる気がする。
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