シークレット・俺ガイル   作:カルタ

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5ヶ月ぶり位の投稿になります…
ホントすみませんでした(´・ω・)
しかも文字数はいつもより多いんですが凄い手抜きです。内容ぺらっぺらです。
後書きに理由とか書きます…。
それではどうぞ


新たなる3人

「あ!遅いですよ先輩方!!」

 

部屋に戻るとベッドに腰掛けたご立腹の一色がいた。

たった十数分程しか経っていないはずなのだが随分と久しぶりに会ったような気がした。

 

「悪い、少し長引いたな」

 

「で、何の話をしていたんですか?」

 

「それは二人の秘密だよね?比企谷君」

 

彼女は一色の方を挑発するようにそう言いながら彼の腕に抱きついた。

 

「ちょ、何してるんですか雪ノ下さん」

 

「いいじゃない、私と君の仲なんだから♪」

 

「ちょ、ホントに何の話してたんですか!!」

 

「ま、一色ちゃんをからかうのはここら辺にしておこうか」

 

そう言うと彼女は説明を始めた。

このゲームが本物、つまりここから出たければルールに則り条件をクリアしなければいけないということ。お互いのクリア条件。富豪達の見世物であること。そして、3人全員生きてここから出るつもりということ。

 

「という訳だから私も協力するよ」

 

「取り敢えずは信用しますが、具体的に何するつもりなんですか?」

 

「先ずは他の参加者を探そうと思うの」

 

「それって大丈夫なんですか?私たちは偶々知り合いだからこんな風に話せてますけど知らない人だったらこうはいかないんじゃないですか?」

 

「本当に偶々だと思ってるの?一色ちゃん」

 

彼女の発言に彼は頷いた。

 

「俺も雪ノ下さんと同じ考えだ。これが富豪たちの見世物である以上なにかしらの演出を入れてくるに違いない」

 

「その演出ってのがもしかして…」

 

「恐らく総武校関係者で固めてあるだろうな」

 

その発言を聞き彼女は満足そうに笑った。

 

「そ!だから他の参加者を探して協力を仰ごうと思うの!」

 

「まあ、お二人がそう言うならいいですけど…」

 

「そうと決まれば行こうか。あ、聞きたいことがあれば今のうちにね。外では念のためにあまり音を立てないように行きたいから。」

 

「あたしは大丈夫でーす。先輩はなにかあります?」

 

すぐに彼の返事は来なかった。

 

「先輩?」

 

「…ああ、大丈夫だ。ちょっと考え事しててな」

 

「しっかりしてくださいよ!先輩は私をちゃんと守ってくれないとダメなんですからね!!」

 

「そいうのは葉山の奴に頼めよ…」

 

「はいはい、そこら辺にして行くよ」

 

 

 

heyadetayo

 

 

 

こうして部屋を出てすこしばかり歩いてわかったことがいくつかある。

恐らくこの建物を上から見ると碁盤の目のような作りになっているという点。全体的に同じような造りをしている点。そして偶にある銃痕のようなもの…。

こうして歩いているだけでも自分たちの置かれている状況が非現実的なものだと主張してくる。

似たような場所を30分ほど歩いた辺りで途切れ途切れではあるが話し声が聞こえてきた。

 

「…軍…であるから…あ、すみま…」

 

「へ~…なんだ~」

 

「いざっ…僕が…守…」

 

やはり反応が早かったのは彼女であった。

後ろを歩く二人に素早く止まれの指示を出し耳を澄ませた。

その指示に従い二人も耳を澄ませた。だが彼だけなぜかげんなりとした表情になった。

 

「2人とも止まらなくても大丈夫ですよ。少なくとも危険な奴では…ある意味では危険ですが基本無害なやつなんで」

 

「そうなの?君が言うなら行こうか」

 

彼らは声のするほうへ向かった。

声の主たちと合流するのはすぐだった。

 

「やっぱりお前だったか…材木座…」

 

「えっ!!八幡なの!?ホントに八幡なの???」

 

「暑苦しいから近づくな、あとキャラぶれてんぞ」

 

「あれ~比企谷だ~君も来てたんだ~。それに一色ちゃんと陽さんもいる~」

 

「八幡!!」

 

「その声は城廻さんに、戸塚なのか!!!」

 

「八幡も連れてこられちゃったてたんだね…」

 

「いや、もう大丈夫だ。必ず戸塚は元の日常に戻して見せる!!俺が!!」

 

「やっぱり凄いね!八幡は!」

 

「あれ~なんか我のときと反応違くない?」

 

「あれ?まだいたのお前?」

 

「相変わらず酷いっ!!」

 

その時肩を後ろから叩かれた。振り返るとそこには笑顔の彼女の顔があった。

 

「そろそろいいかな????」

 

「あっ、はい、すみませんでした…」

 

「取り敢えず自己紹介をしようか」

 

彼女を中心に全員の簡単な自己紹介をしていった。その中に彼と彼女のクリア条件の関係。それでも尚全員で生きて帰るということなどを伝えた。

反応は三者三葉であったがこのゲームが本物であるということは理解したようだった。

 

「これでこちらから言えることは終わりかな。じゃあめぐりたちの番号とクリア条件教えてもらってもいいかな?」

 

「わかりました~。私は<10>で条件は首輪が5個作動することって書いてあります」

 

「では次は我が行こう。番号は<2>で条件は開始から6時間以内に自身以外の番号を一つ指定し、そのプレイヤーが最後まで生き残ることである!!」

 

「じゃあ最後は僕だね。番号は<9>で条件は開始から10時間以降に全員と遭遇することだね」

 

3人の番号と条件は一人を除き比較的簡単なものだった。

 

「なるほどね…。取り敢えずめぐり以外の二人は条件クリアは出来そうだね。問題はめぐりか…」

 

「そうですね。もしものことまで考えるなら中々に難しいですね」

 

「そんな顔しないで下さいよ二人とも!!なんとかなりますよ!!それに力を合わせれば大丈夫ですよ~」

 

今だけは彼女のその短絡的とも呼べる考えが二人にとっては救いだったのかもしれない。

 

「そうね、どの道全員で帰るにはなんとかするしかないわけだしね。めぐりいいこと言った!!」

 

「わぁ!ありがとうございます。陽さんに褒められた~」

 

「それで今からどうするんですか?雪ノ下さん」

 

「うん、取り敢えず人数も増えたことだし2手に別れようと思う」

 

「危険ではありますが、それがいいですね。分け方はどうします?」

 

「まあ、私と比企谷君は別れるとして…。私とめぐりと戸塚君でいいんじゃないかな?」

 

「そうですね。それでいきましょうか。」

 

「じゃあ、1時間後くらいにまたここで合流しよう。」

 

「もし合流できなかったらどうします…?」

 

「…その時は君たちだけでも生きて帰ってね…」

 

「……分かりました。逆のときもそれでお願いします」

 

「任されたよ。じゃあまた後で会おうね!!」

 

こうして2手に別れて脱出の手がかりを探すのであった...

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

Scene change

 

「条件は…自分以外の参加者の全員死亡…やってやる…絶対に生きて帰るんだ…」

 

「帰ったら八幡に会いたいな…」




いかがだったでしょうか。感想は聞くまでもないですね。
途中からもういろはすとか空気になってますしね。
理由としてはさっさと先に進みたかったからです。
恐らく後2話くらいはこんな感じで話があんまり進まないと思いますがどうかお許しを。
それと次の話から視点が変わるかもしれないのでご注意を。
そう遠くないうちに続きは書くと思います。
それでは

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