女神に転生特典もらったんで滅びの運命に逆らってみる   作:ゼロ・アース・コア

5 / 5
ども、ゼロです。お久しぶりです。次の更新11月くらいって言ってたのに年明けてしまいました…すみません…

では本編どぞ!


第4話 滅びへのカウントダウン

 

オリ主sSIDE

 

イクサたちは拠点で話し合っていた

 

「さぁて、まずはどこの龍脈からいじる?」

 

イクサはアルトに最初に細工する龍脈をどこにするか聞く

 

「そらぁここだろ、ここなら歌使いたちも次の次にどこに出てくるかわかんねぇだろ」

 

アルトは机の上に広げている地図を指差しながらそう答える

 

「俺もそう思ってたところだ…ま、歌使いたちに邪魔されんのはしゃーない…それに」

 

「それに?」

 

イクサは大きなカプセルから小さな銃のようなものを取り出す

 

「こいつの完成には歌使いにこいつをぶちこむ必要がある」

 

「前から思ってたんだがそりゃなんなんだよ」

 

アルトはイクサが秘密裏に作っていたものが気になっていた

その質問にイクサは答える

 

「こいつは“聖遺物殺し”になる予定の液体を入れているものだ」

 

「聖遺物殺しだぁ?それなら魔祓いの鏡でいいじゃねーか」

 

そんなアルトの返しにイクサは人差し指をたて言う

 

「俺たちが神を相手にするには必要なのさぁ…まだ神の気は感じなれないからなぁ…そのための、な」

 

「神の気を感じられるようになるのに聖遺物が関係あるのか?」

 

「確かに普通なら不可能だろうよだが、歌使いの一人にこいつをぶちこめば方法はある」

 

アルトは訳がわからなかった

 

「んで?その方法は?」

 

「利用してもらうのさぁ…歌使いたちに」

 

「利用してもらう?まぁた他力本願かよ」

 

イクサは悩むように頭に手をあて説明する

 

「聖遺物はそのほとんどが神に関するものだ…どれだけ原点から離れていようとな」

 

「それは分かる、それをどうしたら神の気を感じられるようにするのさ」

 

「今の俺達は戦闘民族だ、歌使いの気が感じられなくなれば次第に対応できる」

 

「てきとーだな」

 

「仕方あるまい?戦闘民族は不確定要素が多すぎる」

 

そしてイクサは小さな銃のようなものをカプセルにしまう

 

「まぁまだ試作品すら完成してないがな」

 

「いや、してないんかい!」

 

「こいつの効果は聖遺物を纏う人間に打ち込むことで聖遺物使用不可にする、そしてその打ち込んだ人間から血を取り出すと…」

 

「取り出すと?」

 

イクサはアルトに手の甲をみせ、次に手のひらを見せる

 

「まるで聖遺物使用不可にした効果が別物のように反転し、聖遺物の力を大幅に強化する液体に変化する」

 

「効果が反転させてどうするのさ」

 

「さっき聖遺物は神に関するものと言ったな、その力を神に近づける」

 

「神に近づけるだぁ?それは無理だろ元々神がつくったものだ神の力とは別物なはず………そーゆーことか」

 

イクサはニヤッと笑う

 

「たぶんお前が思ってることが正解だぁ…」

 

「ずいぶんわけわかんねぇことすんなぁ…」

 

イクサはパンッと手を叩く

 

「よぉし、これで説明終わり!そらっ!行くぞアルトォ!!」

 

「やれやれ…」

 

イクサたちは準備をし拠点を出る

 

 

 

 

~15分後~

 

ーとある要石のある神社の近くの森の中ー

 

「どうだ、アルト?行けそうか?」

 

「へっ俺を誰だと思ってる!予定の時間より速く終わる!!」

 

アルトは地面に手をあてそう叫ぶ

 

「じゃあ俺は歌使いたちの足止めだな」

 

「頼むぞ、邪魔をされるとこの作業は止まっちまう」

 

イクサは仮面を取り出し顔にはめる

 

「今の歌使い程度の実力なら問題ないさ」

 

「そうかい…なら始めるか」

 

ーピポッー

 

 

 

SONGSIDE

 

「謎のエネルギー反応を確認!」

 

「場所は要石のある神社の近くの森です!」

 

「レイライン狙いだとぉ!?」

 

SONGのメンバーは謎のエネルギー反応が要石近くに出現し、驚いていた

 

「映像…でます!」

 

ーピコンッー

 

その映像に映るのは以前深淵の竜宮に現れた仮面の男だった

 

「あの仮面はっ!!」

 

「あいつ!盗みの次は星弄りかよっ!やってることの大きさが違いすぎるだろ!!」

 

そのときSONG本部にいたシンフォギア装者たちがそれぞれの反応を見せる

 

「だか見ろ雪音!あの仮面の男の後ろの森を!あのまるで炎のような色の光を!」

 

「煙は上がってない…ということはやつの協力者か?」

 

赤いシャツを着た男が指示を出す

 

「夜中で悪いが至急シンフォギア装者たちはあそこへ向かってくれ!」

 

「「「了解!」」」

 

シンフォギア装者たちが出動したあと赤いシャツの男は考察する

 

「やつは時間がないと言っていた…それがレイラインに何かしらの関係があるのか?」

 

 

 

オリ主sSIDE

 

~5分後~

 

「おい!そこの仮面!!」

 

「盗みの次は一体何をしようとしている!!」

 

「何かあるなら話してください!じゃないとただの悪い人になっちゃいますよ!?」

 

そんな叫びにイクサは冷静に返す

 

「ずいぶんと遅かったじゃないかぁ…歌使いぃぃ…」

 

そんな返しに防人が刀をイクサに向け

 

「もう一度だけ聞く!お前は…いや、お前たちは一体レイラインを使いなにをしようとしている!?」

 

と返す

 

「そう聞かれて答えるやつがいるか?」

 

「答えなきゃ力付くで聞くだけだ!」

 

イクサは困るような仕草をする

 

「やれやれ乱暴なやつだな…だがお前たちでは力づくで俺から聞き出すことは不可能だ」

 

イクサは黒い革手袋を外し、外した手の甲を歌使いに向け反対の肩あたりまで持っていく

 

「その理由はお前らごときじゃ俺は倒せないからだ」

 

「なっ!?あれは手の甲に埋め込まれているのか?」

 

イクサの手の甲に浮き出ている十字の結晶をみて歌使いが驚く

 

「変……身」

 

するとイクサの全身から結晶が浮き出て体を覆っていく

全身を結晶が覆うと

 

ーバキッー

 

ーバキバキバキバキー

 

ーバシューンー

 

その姿は深淵の竜宮に行ったときの姿になっていた

 

「じゃお前らをここで足止めするまえに一つだけ」

 

「はぁ?なんだぁ?」

 

イクサは手を顔の前に持っていきギリギリと握りしめる

 

「もう時間がねぇんだ!邪魔すんなぁ…!!」

 

「時間がないだと!?」

 

「なら何をしているのか教えてくださいよ!」

 

握りしめていた手をおろし警告する

 

「これ以上俺達に関わるな…失せろ…歌使い…ケガシタクナカッタラナァ…」

 

「それでもだ!お前にはお縄についてもらう!」

 

そう啖呵を切った銀髪がエネルギー状の矢を放つ

 

「無理だと言っているだろう?」

 

ーシュンシュンシュンー

 

「やはり通り抜けるか…だが近距離ならば間に合うまい!」

 

防人が突撃してくる

 

「あっ!待ってください翼さぁん!」

 

それに続いて癖っ毛も突撃してくる

 

「無駄だ」

 

「はぁぁぁぁあああ!」

 

ーブンッー

 

ースカッー

 

イクサは防人の斬擊をよけ、そのまま防人の腹あたりに手を寄せ力を込める

 

「ふんっ!」

ードンッ!

 

「くあっ!」

 

防人を気合い砲で横に吹き飛ばし、あとに続いてきた癖っ毛を相手にせる

 

「なんで答えてくれないんですか!?言ってくれないと何もわかりません!!」

 

ーバシッ!バシッ!ー

 

イクサは癖っ毛の打撃をいなしながら

 

「お前らは面倒なんだよ!だからあまり関わりたくないのさ!」

 

と言い癖っ毛の腹に手をあて力を込める

 

「しまっ…」

 

「はぁあ!!」

ードンッ!ー

 

「うわぁ!」

 

癖っ毛も吹き飛ばし、そろそろ防人が立ち上がり向かってくると思いイクサがよこに向くと

 

「く、くぅ…」

 

刀を地面に突き刺し、まるで大きなダメージでもくらったかのように震えながら立ち上がろうとしていた

 

「おいおい……俺達はまだ力のちの字すら出しちゃいねーぞ?期待ハズレもいいところだぜ?」

 

「そうかい?だったらこいつでも喰らってろ!!」

 

「なっ!?うしR…

 

ードドドドドドドッ!ー

 

ぐああああああぁぁぁぁぁぁ!!」

 

銀髪がイクサに小型のミサイルを大量に打ち込む

 

「先輩!バカ!大丈夫か!?」

 

銀髪の質問にさっき吹き飛ばされた二人が答える

 

「だっ…大丈夫だ…問題ない…」

 

「まっまだ生きてまーす」

 

その返答に銀髪は安心する

 

「なぁ?人の心配はいいがまずは自分の心配をしろよ」

 

「し、しまっ…」

 

イクサはまた腹に手をあて力を込める

 

「ふんっ!」

ードンッ!ー

 

「ぐぁあ!?」

 

銀髪を吹き飛ばし、吹き飛ばされた方をみる

 

「な、なんでっ…全部ちょ、直撃したのにっ…」

 

「ふん、あの程度で俺がダメージを食らうかよ」

 

「なら…さ、さっきの叫び声は…え、演技…かっ…」

 

イクサは歌使いたちに背を向ける

 

「この程度なら変身しなくても大丈夫そうだな」

 

『リフォメーション』

 

そのまま変身を解き、背を向けたまま歌使いに言う

 

「それじゃあな、今日のやることは終わったから帰らせてもらう…俺を捕まえたいならもっと力をつけてこいこれならあのノイズの方が強かったぞ」

 

イクサは額に2本指をあてる

 

「ま、まてっ…!」

 

 

ーピシュンー

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

滅びの運命まであと11日




今回は対シンフォギアの始まりの回です

今回のイクサ

・小さな銃のようなもの
“聖遺物殺し”の液体をいれるやつ
形はハ○ードトリガーのベルトに差し込む下のでっぱりが横になったもの。色は青になっている

・神の力に近づける
神の力は人々の信仰によって強くなると言われている(あくまでこの小説での設定、諸説あり)人々の信仰は人々の気持ちと似たようなもの
シンフォギアはある程度出力を適合者の気持ちに左右される
みなさん、思い込みの力って知ってます?

・レイラインいじり
滅びの運命対策と行っても数分持つかどうか程度
だって二年前とはいえ超サイヤ人になれる二人が圧倒された敵だぜ?星が持つエネルギーなんぞ軽く超えてるよ

・歌使いとにらみ合い
イクサの会話シーンはほぼ演技でその演技の中に本音がまじってます
・戦い開始!終了ー!
一撃でめっちゃダメージ受けてた理由は圧倒的な実力差の演出
そりゃサイヤ人の手加減なんてちょっと強くなった人間には意味ないわな(ちなみにイクサは最大限に手加減してあのザマだったのでがっかりした)

・リフォメーション
変身解除音声
完全にあれですアクセルです

~次回予告~

龍脈をいじりに来たイクサたちの前に現れた白いノイズ

「ちっ、やつの差し金か…とっとと片づけるぞ」

そのあとに現れた歌使いに

「今度は前みたいには行かねぇぞ!」

また邪魔されるイクサたち

「ん?ずいぶん出力あげてきたな」

なんでこんなに上がってるんだ?

~次回~

白いノイズ

「一気に決めるぞアルト!」

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。

評価する
※目安 0:10の真逆 5:普通 10:(このサイトで)これ以上素晴らしい作品とは出会えない。
※評価値0,10についてはそれぞれ11個以上は投票できません。
評価する前に 評価する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。