これは無名の英霊の力を借りた兄の物語   作:やまとんとん

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連戦

目の前には既に変身を終えて腕に円盤上のまるで盾のようなものを身に付けている少女がいる。

 

先程の戦いは相手がまだこちらの攻撃を読みきれていないことや性格からなのか真正面からの攻撃がほとんどだったので対処は容易だった、しかし目の前の少女は一筋縄ではいかなそうな雰囲気を纏っている。

 

じっとお互い動かず相手の動作から目を離さないようにしていると相手の方から動きがあった、少女は自分の腕についた円盤上の物から銃を取り出しこちらへ銃口を向けようとしている。

 

その銃の引き金が引かれる前に自分をその攻撃から守らなくてはならないのだが俺の魔力量は低いためアイアスを投影するような魔力は残ってはいない、ならばアイアスの代用として大きめの無銘の剣を複数投影し地面に突き刺す、こうすれば一時的にだが俺を守ってくれる壁ができた。

 

少女は案の定銃をすぐさま撃ってきた、このままではじり貧なので走りだし彼女へ攻撃をするために弓と一本の無銘の剣を通常よりも細長く投影して矢の代用にする。

 

「?!どうやって……」

 

基本的に魔法少女の武器は1つである、その事が少女の頭にあったのだろう、だから少女は俺が双剣を持って戦ってくると考えていたのだろうが、俺が今持っているのは弓である。

 

その驚愕により生まれた一瞬の隙を俺は逃さない、なるべく致命傷にならないところを狙って矢を放つ。

 

「っ!」

 

内心決まったと思ったが少女はすぐに切り替えて銃を構える、そして寸分違わず矢の先端に数発当てることで矢を破壊した。

 

「なんて技術だ」

 

俺は思わずそう呟く、こうなれば威力でごり押すしかない、あれを投影するしかないと思った。

 

俺は走りながら銃弾を回避しながら一本の螺旋状の剣カラドボルグを投影し即座に弓で放つ。

 

この攻撃なら避けようがないだろうと確信しながら。

 

────────

あれはまずい、一目で相当な威力を持っていると分かるような矢だった、現に彼女は矢が放たれた瞬間に数発銃弾を当てたが全く効果がなかった。

 

こうなったらズルをするようで申し訳ないけど私の能力を使うしかないと思った、私は少し申し訳ないと思いながらも能力を使用する。

 

その瞬間世界の時は止まる。

 

目の前には時間を止められ空中で停止している矢があった、その矢はよく見れば地面を抉りながら進んでいたことが分かる。

 

「なんて威力が込められているの、これが当たっていたら私はきっと今頃……」

 

あったかもしれない少し先の未来を考えほむらゾッとする。

 

ほむらは今世界から孤立している、世界は時間を止めほむら以外またはほむらが触れているもの以外は動くことどころか時間が停止していることにすら気づけない。

 

だがそこであってはならないことが起きる。

 

「これは……時間を停止した?……」

 

そうほむら以外にも今世界から孤立している者がいたのだ。

 




誤字脱字等がありましたらご報告頂ければなるべく訂正します。

作者は戦闘描写は特に苦手なんだ許してくれ……
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