これは無名の英霊の力を借りた兄の物語   作:やまとんとん

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名乗り合い

「これが……お前の能力か?」

 

俺がそう問いかけると少女は驚愕の表情を浮かべていた。

 

「なんで……これは私以外の全てが対象のはず……あなた本当に何者?」

 

そう言いながら少女は1歩2歩と後ろに下がる。

 

きっと少女にとってこの時間停止という能力は絶対的な力だったのだろう、だが俺という今までにないイレギュラーが現れたことで少女にとってはものすごく衝撃的なことなのだろう。

 

だが俺には時間停止を無効かするなんて魔術は知らないしそもそも俺は三流魔術師なのだからできるわけもない。

 

これは恐らくだけど俺がこの世界の人間ではないからだろう、いやむしろそれしか思い当たることがない。

 

「君の能力はもう無いんだろ?君の能力が俺に効かない以上君に勝ち目は無いだからもうこんな戦いはやめないか?」

 

少女は驚愕から生まれた表情をもとに戻し冷静になる。

 

「ええ、そうね」

 

そう言って少女は今の位置から離れ能力を解除する、すると先ほどまで空中で浮遊していたカラドボルグが動きだし地面へと触れるとともにとても多きな爆発音とクレーターを残した。

 

「私の名前は暁美ほむらあなたの名前は?」

 

急に向こうから名乗ってきたが向こうが名乗ってきたのならこちらも返事を返す。

 

「俺の名前は衛宮士郎」

 

そう俺が名乗るともう1人の少女が喋る。

 

「あたしの名前は佐倉杏子」

 

一応名前を教えあったところでほむらが喋りかけてきた。

 

「一週間後にワルプルギスの夜が来る、そのときにはあなたにも協力してほしい」

 

「そのワルプルギスの夜ってのはよくわからないけど俺は魔女を倒す」

 

────────

あのあとほむら達と別れマミの家へと帰ってきた、もう空は暗いが別に門限があるわけでもないだろうと思いながら玄関ドアを開くとそこにはマミがいた。

 

「ちょっと士郎!遅かったじゃないの!あの例のやつとイチャついてたんでしょ!」

 

「ちょっとまてそんな分けないだろう」

 

「じゃあ、なんで遅くなったのよ!」

 

「いやまぁいろいろとあって」

 

そういうとマミはジト目をこちらへ向けてきた、まだ疑ってるなマミのやつこうなったら料理で機嫌を取るしかないなと思い喋りかける。

 

「心配させて悪かったよ、今から料理を作るから許してくれよ」

 

するとマミは呆れ顔になってこう言った。

 

「はぁ、士郎の鈍感……」

 

俺はなんの心当たりもなく首を傾げたらマミは怒ったのかプイッと顔を横に向けた。

 

女とは俺には一生理解できないんだろうなぁと思いながら俺は肉じゃがを作った。

 




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