一話見逃したのがつらい! アニメーションのレベル二期までより上がってますよね!
こう言うの見ると再び創作力が湧いてきます(いつまで持つかは保証しない。増して投稿は4話目前)
あ、注意ですが多分間違いなく銃の知識ガバガバですが許してください。
さて、各々武器を買う前にチュートリアルをしてみたのだが・・・。
「どの銃も全く当たらなかった」
「えっと、サブマシンガンとかも無理だったの? あれだけ機動力あるのに?」
あれはもう弾が的を避けているレベルだ。これでは何のための銃か分からない。
「ゼロ距離とも言える場所まで迫れば話は別だが・・・まぁそこはどうにかしよう。
シノンはどうだった?」
もとより銃が使えるとは思ってない。剣の間合いすら掴めんのだ。
短剣は素手と大して変わらんから何とかなったが、他は無理なのに銃等使えるはずはない。
それよりもシノンの適正が気になる。
それに銃を見るのは大丈夫だったが握るのは大丈夫だったのかも疑問だ。
「一応チュートリアルでは狙撃に適正があるって言われたわ」
ふむ、とは言え僕らは銃の性能に関しては素人だ。ここは・・・。
「シュピーゲル、シノンが使えそうな武器を見繕ってくれ。
僕には近距離用でなるべく軽く一撃の火力の高い武器があれば」
シュピーゲルは頷いて意気揚々といくつかの武器を見せてくる。
その中で自分がまだ何とかなりそうな武器は「フェザーライト」、
正式名称はイサカM37と呼ばれる散弾銃であった。
シノンが持つのはドラグノフ狙撃銃。
精度もよく、軽量化された狙撃銃らしい。
かなり費用があったので防具などもいいものを購入できた。
僕はSAOと同じく暗緑色のフード付きのコートを購入した。
「じゃあひとまずモンスター相手に狩りに行ってみようか」
「シノン、大丈夫か?」
その前にこれだけ銃を見ていて、更には触れているから大丈夫か疑問になった。
「ええ、少なくとも今は問題ないわ」
ということなので早速行ってみることにした。
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モンスターといっても、町周辺の敵は基本的に遠距離攻撃手段を持たない、
言えばそれなりのエイムがあれば一方的倒せる獣のような敵である。
シュピーゲルはもとより、シノンも敵の急所をピンポイントに狙撃していた。
僕はというと・・・。
「むしろあれだけ近づいて当たらないのは一種の才能じゃないかな・・・?」
と励まされるくらいには当たらない。具体的に言って40mで着弾数0である。
「あれだけ機動力あってこうも当たらないものなのね・・・」
「いや、これならもう戦い方を変える」
当たらぬだろう射程で戦うだけ無駄だった。
自分はzero、名の通り得意なのはゼロ距離戦闘である。
疾走と軽業のダブルブーストで狼型のモンスターに突っ込む。
PTのボーナスで上がったレベル分の振り分けステータスは筋力値にすべて振った。
さらに常に走り回っていたのでスキルレベルも上がり更に速度が増す。
あっという間に今までの攻撃していた40mを切る。
遠距離攻撃手段はないが、銃の世界においてこの距離は近距離ですらない。
まさかの炎のブレス攻撃を行ってきた。
だがまあ、悪魔で敵の情報も銃の世界基準と推測してたので飛んで大きく回避。
上昇したステとスキルレベルの強化で跳躍力はかなり上昇していた。
空中で体をひねり上下さかさまに、銃を下に向ければ自然に狼の頭上に。
銃口と脳天の距離は正しく0、こうなれば外しようもない。
「
引き金を引くと同時に火薬により加速された無数の弾丸が狼の頭蓋を砕きHPを奪いきった。
後はそのまま頭を丸めて前転受け身の要領で着地。
「・・・よし、ファーストキル」
そして二人が待機している場所に戻った、のだがそれどころではないらしい。
「どうしたんだ?」
「それが、初心者狩りのスコードロンにあっちゃたらしいのよ」
シノンの指さした方角を見るに、今流行っているらしいサブマシンガンを装備したプレイヤーばかり。
モンスターには目もくれずに
「どうしよう・・・。僕が囮になれば二人は逃がせるかもだけど」
シュピーゲルはかなり悲観的に考えている。
だが相手の動きを見ている限りでは・・・。
「いや、ただ岩に隠れているだけのこっちに気づいてない。
索敵スキルはないだろうし、動きも統制が取れているとは言えない。
個人の動きもシュピーゲルと比べて明らかに劣る。
人数も6人で通信ツールを使っているらしき動きもない。
増してあれだけ初心者を狙っているのが見え見えの動きをする奴らだ。
シノンの狙撃から奇襲を仕掛ければ統制が崩れて仕留められるはずだ」
シノンに顔を向ける。殺るかどうかと。シノンは静かにうなずいた。
きっと、それでトラウマ克服するつもりなのだろう。
シノンがやる気なら止める必要はない。
シュピーゲルはと言うと、僕の言葉に冷静になったのか敵の戦力を再確認する。
「・・・確かに、これなら何とかなるかもしれない」
この中で最も戦闘経験のあるシュピーゲルの肯定は作戦の実行を意味していた。
僕はフェザーライトを腰に下げ、購入しておいたナイフを両手に持つ。
三人で視線だけでタイミングを示し合わせていた。
パァン!
ドラグノフの銃声から戦闘が始まった。
初撃はヘッドショット、一撃で相手の先頭のHPを削り取った。
次に僕が正面、シュピーゲルが旋回しながら接近する。
「クソッ!」
相手は正面にいる僕に向かって大量の弾丸をばらまく。
だが、正確な照準もされていない攻撃を交わすのは容易であった。
そのうちに横腹から攻め込んだシュピーゲルが一人、更に後ろからシノンの狙撃で一人の敵が倒された。
距離が近くなれば弾の密度は上がる。だが、それもナイフを弾道において防ぎ切り、
装填中にダブルブーストで急接近、狼と同じく最後の攻撃を跳躍で回避してヘッドショット。
だが、ここでさっきと同じように止まれば的でしかない。
そのままもう一人に接近、スライディングで横をすり抜け後ろから首をナイフで一裂き。
最後の一人はシュピーゲルが引き付け、シノンの射撃で倒されていた。
「congratulation、思ってたよりやれたな」
・・・どうにもエギルさんのやつを聞いてたせいかこれだけ発音がいい。
「結構あっという間だったわね」
「武装の火力がかなりあったからね」
それよりも・・・とこちらに目を向けられる。
「本当にどんな神経してたら銃弾を斬るって発想に至るんだい・・・」
逆に聞くが、0距離じゃないと銃は当たらず、精々短剣が目一杯ならほかにどうしろという?
「まぁこれも扱うのは厳しいんだが・・・今回の報酬で何とかなるかもしれん」
この世界では斬撃は銃弾に対して非常に相性がいいのだろう。
であれば作るべきはチャクラムのように刃の付いた篭手だ。
この世界に篭手と言う武器自体あるか怪しいが、ないならそれらしく作るまでだ。
思ったよりは敵を倒した際の報酬も大きかったので、試行錯誤は色々できる。
そう考えながら、ふと視線を時計に合わすと・・・。
「まずいシノン、6時半だ」
「え! まずいわ、すぐに戻るわよ!」
「街中じゃないと即時ログアウトはできない。走るぞ・・・。
っと、シュピーゲル、今日は色々教えてくれて感謝する」
シノンも一言、ありがとね、と残して町までダッシュした。
「あれが・・・攻略組・・・」
一人の少年の声だけが、その荒野にこだましていた・・・。