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「いい天気だな。」
青空の下でそう呟いた。つーか、おっさん臭いな。
「兄さん!早く行こう!」
「ちょ、急に引っ張んな!」
今日は蟻巣と一緒に昆虫展に行く。名前に虫が付いているなのか、家族全員が虫が好きだ。因みに俺は王道のカブトムシ!母さんは、蝶で親父は何故かダンゴムシ。転がした時の脚のわしゃわしゃ感が触っていて気持ちいいのだとよ。まぁ、分からなくもない。
そういえば、何故か俺は蜘蛛が気に入っている。好きでも嫌いでも無いのにだ。まあ小さな蜘蛛だけだけど。デカイのは流石に無理だ。
考えているうちに、博物館に着いた。
ごめんね!楽しみたいから割愛するよ!
「あー、綺麗だったな〜!一匹くれないかな?」
「色々規制もあるし、お金もかかるから無理だねー。」
そのまま俺たちは、博物館を出ようとした。が、
「あ、兄さん!この綺麗な服見てよ。玉虫と蝶をモチーフにして作ったみたい!」
蟻巣がそう言いながら、衣装ケースの展示ブースに行った。
「全く元気過ぎだろ。」
そう思いながら付いて行こうとして、
「うん?」
あるブースを見つけた。
「遺伝子改良した昆虫達?」
どうやら様々な遺伝子改良をした昆虫を展示しているみたいだ。興味が出てきて俺はそこのブースに入った。
ドッキリ付きのプレゼントを貰うとは知らなかったが
「…すげぇ」
思わず声に出してしまった。
そこは、薄暗いが多くのケースがあり様々な昆虫がいた。
カッコいいカブトムシやゴツいクワガタ、綺麗な蝶にカラフルなダンゴムシ。ただみんな個別のケースに入っていた。混ぜていけないのだろう。
蜘蛛のケースに目を向けて観察してみたがいなかった。上手く隠れているようだ。丁度奥の方でムービーをやっていた。イスに座って聞いてると、この昆虫達はまだ実験段階で外では1日しか生活出来ないようだ。今日は特別に貸してくれたようだ。
そして気づかなかった。上から降りてきた蜘蛛の存在に
丁度蜘蛛の解説が入っていた。どうやら今日借りてきた蜘蛛は、様々な種類の蜘蛛同士を組み合わせた蜘蛛でかなり強力な個体だ。けどその分寿命が非常に短く数を増やすのもたいへ
「イデ!!」
手から突き刺さるような痛みが!見ると今説明されていた蜘蛛が俺の手を噛んだようだ。けど、すぐに落ちた。どうやら寿命だったみたいだ。俺はすぐに蜘蛛をティッシュで包んでケースに入れた。何故か蓋は空いてあった。それから直ぐに出て妹を連れて帰って行った。博物館を出てからなんだか眠気が強かった。手を見ると噛まれた後があり、赤く腫れていた。そして夕食を食わずに部屋に直行し、寝てしまった。母さんと蟻巣は心配していたが大丈夫だと言って納得させた。
夢を見た。
何故か部屋のベッドに寝てたはずなのに、白い部屋にいた。けど、何故か懐かしい。
「…何処だ、ここ?」
「久しぶり」
独り言なのに後ろから返事が返ってくるとは予想していなかった。素早く反応、反転し構えをとった。ジジイの奇襲の訓練の賜物だな。
「お、いい反応だね。大分強くなったじゃないかな。」
「誰っすか?アンタみたいなイケメンと知り合いになった覚えはないんですけど。」
「お、嬉しいな。またイケメンと呼ぶなんて。最初の頃と同じだね。」
ヤバイ!なんか物凄くヤバイ気がする。確かに懐かしい感じはするけど、記憶にないから本当に知り合いか分からない。
「なるほど。まだ記憶は完全に戻っていないか。なら少しだけ説明するか。」
そういうと本当に知り合いのようだな。
「じゃあ、もう一度。初めまして。私はグレース。大天使ガブリエルの付き人だよ。」
「大天使?ガブリエル?」
「そう。僕は君が転生する前に一度会ったことがある。」
「…そうか、思い出した!確かに転生する前にここで出会ったな。」
「ちょっとだけ思い出してくれたようだね。その時僕はこの世界について話したね。」
「こっちが指名してな。」
「そうそう思い出してきたね!」
グレースは笑いながらそう言ってきた。顔はイケメンだ。爆ぜろ!
「まぁ、君は個性の指名もして記憶を封印してくれと頼んできたね。今回は、個性の発現の確認と記憶を封印解除しに来てあげにきたんだよ。」
「そうだな。まだ大部分が戻っていないな。」
「多分まだ枷が硬いからだよ。完全に外れきれてない。」
ちゃんと約束どおりにしてくれるとは、有難い。
「じゃあ封印を解除するけど、その前に一度いいかい?」
「何だ?」
突然グレースは真顔になり、
「君は本当にこの世界の軸に横入りするの?」
「…どう言う意味だ?」
「そのままさ。記憶が戻ったら君は世界線を無視して行動できる。今でも十分してるけど、それ以上に動くだろう。けど君が動けば否応が無しに面倒事に巻き込まれるよ。例え君が嫌だと思っても世界は君を追ってくる。それでも力を手に入れていたい?」
俺に忠告しに、又は心配するように問いてきた。
「正直巻き込まれるのは怖い。」
「俺だってまた死ぬのは嫌だ。」
「けど、決めたんだ。
みんなの友達になれるヒーローになるって!」
「…それが君の答え」
念を押して聞いてきた。
「もちろん」
グレースは、目を閉じてしまった。そして
「わかった。精々長生きして幸せに死ねよ。早死にしてまた会うのは嫌だからね。」
真っ直ぐ俺を見てそう答えてくれた。
「ありがとう!」
「じゃあ、これからはしばらく会わないからね。あ!そうだ。忘れるところだった!言付けがあったよ。」
「?誰から?」
するとグレースは、悪い顔をしならがら
「君のヒーローからだ。」
「ッ⁈」
まさか⁈
「言付けはこうだ。
<大いなる力は大いなる責任が伴う!これを忘れるな!>
次のスパイディによろしくってさ。力を貰う時に言われたんだ。」
俺は感極まって涙を流していた。ボロボロと。
「伝えて、ください。魂に、刻んでおきます、と」
「了解!じゃあ、またね。」
俺は、涙を拭いて言った。
「また!死んだら会いましょう!」
そうして、俺は眠りについた。
後1話で、原作入ります。長くてすみません。でももうすぐです!
サム・ライミ版のスパイダーマンのbgmを聴きながら頑張っています!