spider-man longing   作:ナツチョコ

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では、続きをどうぞ!


第三話

緑谷は泣いてしまった。

 

俺も少し泣きそうだ。ここアニメで感動したからな。

 

「うう、うっぐ、ひっく。」

 

緑谷は完全にボロ泣きだ。本当なら泣いても立っているが、いつもとは状況が違うからな。

 

さてそろそろ次の本題か、と思っていると

 

「緑谷少年。君なら私の力を受け継ぐに値する!」

 

「……力?」

 

「はっは、これだけだと思っていたのかい?本題は次だよ。つまり、

 

 

私の個性を受け継いでみないかい⁈」ブファ!

 

血を吐きながら、緑谷にそう言った。俺は分からない振りをしながら聞いた。

 

「すみません、オールマイト。俺も緑谷も話しが見えません。もう少し噛み砕いて話してくれませんか?」

 

「ああ、すまない。ええと、君は。」

 

「名乗り遅れました。虫塚勇護です。」

 

「虫塚少年。質問ありがとう。二人とも続きを話すよ。

私の個性は、聖火の如く受け継いできた個性なんだ。」

 

「ちょ、ちょっと待ってください、オールマイト!」

 

緑谷が反論して、いつものブツブツモードがきた。

 

「確かにオールマイトの個性はネットでも話題になっていました。海外や国内の雑誌、口コミでもみんな分からないのに、更には世界七不思議にも数えられ「君はナンセンスだな!」ふぇ⁈」

 

オールマイトが無理やり止めて自分の流れに変えた。

 

「とにかく私の個性は代々受け継がれてきた。助けを求める義勇の心と共に受け継いできた個性に冠された名は

 

[ ワン・フォー・オール] 」

 

「ワン、フォー、オール」

 

ついに出たな。その名が。

 

「一人が紡いでまた一人が紡ぐ。そうして託されてきた個性が今私の個性なのだ。」

 

「何故、そんな大層なことを話したのですか?」

 

緑谷が不安そうに聞く。

 

「元々後継を探していてね。虫塚少年は見てないが怪我が原因でこうなってしまったのだよ。そういう訳だから、緑谷少年に提案したけど、どうだい?」

 

緑谷はすぐ目を拭いて、

 

「お願いします!」

 

ハッキリと答えた。

 

 

これで一緒だな、緑谷

 

 

 

 

 

 

 

 

「さて、継承するのはいいが、緑谷修行はどうするのだ?」

 

俺が聞くと緑谷は真っ青になった。

 

「そうだった!先生との修行があるんだっけ!今日は休みだけど、どうしよう!ゆっくん何か考えは無い⁈」

 

「まぁ、先ずはジジイに相談だろ。個性云々はさておき、修行の調整は必要だし俺と一緒に受験勉強しないとダメだろ。」

 

「だよね。じゃあ、先ずは師匠に話に行かないと。オールマイトも付いて来てください。」

 

「え!でも、今私の姿はこれだよ。それにあまり深入りはさせたくは無いよ。」

 

俺らのジジイを心配しているようだけど、

 

「大丈夫です。それにオールマイトも知っている人です。」

 

「私も?」

 

「とりあえず、行きましょう、道場に。」

 

オールマイトは、首を傾げながらも付いて来てくれた。

 

 

 

 

さて、道場に来てジジイを見たオールマイトは、

綺麗な直角お辞儀をした。しかもめっちゃ震えてる。何故⁈

 

「久しぶりだな。俊典。オールマイトと言った方がいいか?」

 

「そ、そんな滅相もありません!お、お久しぶりです。せ、せ、先生!」

 

そう言った瞬間、土下座した。見事な土下座だ。小刻みに揺れ、軽い地震が起きてる。ネットに載せたら爆上がりかも。

 

これがワン・フォー・オールの力か⁈(違う)

 

「オ、オールマイト⁈何故土下座を⁈」

 

「ジジイ、あの番組以外に会って、何かトラウマ植えつけたか?」

 

「失敬だな。ただ彼の先生に頼まれて修行を手伝ってあげたのだよ。」

 

「…念のため聞くが、どんな修行を?」

 

「何、彼の先生と一緒に二対一の実践訓練を少々。」

 

納得

 

 

この時、俺と緑谷は同じ考えを出した。

 

確か原作でメタクソにボコられたのに、今回はその倍以上だな、きっと。あっちの爺さんも結構キツイと書いてあったから。

 

オールマイトごめんなさい。うちのジジイがご迷惑をかけて。

 

 

 

 

 

 

その後みんな落ち着いて、道場に入った。

 

「ふむ、つまりこの緑谷君を継承者にして、個性を受け継げさせたいとな。」

 

「はい!緑谷少年はいずれ大成します。だから、継承者にさせてください!」

 

オールマイトが強く語った。やはりNo. 1ヒーローだな、かっこいい。

 

「私は継承者の話は構わない。だが、修行途中の彼を途中からは任せられん。それに、勇護と一緒に受験勉強させる予定だったからな。」

 

そうだ。一応緑谷はここの門下生。まだ俺さえ修行中。抜けさせるには早すぎる。それと俺と一緒に居てくれないと勉強教えて貰えない!それだけは、しなきゃダメだ!俺はマジで数学キツイのだから!

 

「なら、朝だけでも私に修行させてください。彼らの近くの海浜公園を使ってトレーニングさせます。お願いします。」

 

ジジイは悩み、そして

 

「いいだろう。そこまで言うなら許可する。ただし、今言った朝の訓練を見てからだ。」

 

「ありがとうございます!」

 

オールマイトは、心の底から喜びを感じさせる返事をした。

 

そしてジジイは緑谷も、

 

「出久君。これから大変になるが、頑張って喰らい付いて行きなさい。」

 

「はい!」

 

緑谷も心の底から喜びを感じさせる返事をしていた。

 

 

 

やっぱ、似た者師弟だな

 

 




因みにオールマイトの修行の内容は、


「ぐ、グラントリノ、や、休ませてください。武道さんと二人掛かりなんて、無理!です!」

「何寝ぼけているんだ!オール・フォー・ワンはこんなに甘く無いぞ!」

「さぁ、立ち上がりなさい。それとも蹴り飛ばして立ち上がらせましょうか?殴り飛ばして立ち上がらせましょうか?」

「ひ!た、武道さん。目が怖いです!」

「何を言っているのですか?俊典くん。僕は君の為に言っているのですよ。」

「めっちゃ笑顔!!」

「立ち上がれ、俊典!!」

「殴りましょうか?蹴り飛ばしましょうか?」

ああ、お師匠様。私はもうすぐあなたの元へ行くでしょう。




これを毎日修行でやらされていました。オールマイトすまん
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