spider-man longing   作:ナツチョコ

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時間ある時に書いておきます。


第九話

「誰だね、君は?」

 

強面の老人が聞いて来た。本当なら直ぐ答えないといけないのだけど、こっちの頭の中では

 

怖い。怖ぇ〜よ!嫌マゾで!じゃなかった!マジで!え、この人ヤの付く職業じゃないよね。そうだよね!

 

パニクっていた。嫌、マジで初見だと怖い。印象がヤの付く職業で第一線をバリバリ進んでいた大御所にしか見えねぇよ!

 

「聞こえないかな?誰だね、君は?」

 

もう一度聞いて来た。声にドスが効いていて怖い!俺は震えながら、答えた。

 

「お、折寺小のよ、四年生です。」

 

「どうしてここに居るんだい?」

 

「と、友達と逸れて、こ、ここが興味が出てつい「興味が湧いて?」っ⁈」

 

途中で遮られたからビクッた!

 

「どうして興味が出たんだい?」

 

知るか、ボゲェ!何このヤーさん!なんでこんなに質問責めにしてくるの⁈正直顔と周りの風格が怖すぎて泣きたい。裸足で逃げたい。三百円あげるから帰らせてください、お願いします!

 

「け、剣道とかが好きだから、やっているのかなって思って。」

 

マズイ。我ながらひでぇ返答だ。剣道やっていたら、玄関で聞こえるはずだから、完全に嘘だと分かる答えだ。答えるのに間違えたら首が飛びそう。物理的に!

 

子供の純粋な帰りたいアピールの目でやってみるか?

ダメだ。中身がオッさん地味て出来ない!

 

「ほう?意外と活発だな。いい事だ。子供は元気なのが一番だ。」

 

「はぁ」

 

お?これいい人か?優しいかな。帰れそうだ。よか「だが、勝手に入って来たのは良くないな」ですよねー!知っていました!やっぱそこか!

 

「ふむ。君の個性はなんだね?」

 

? なんで個性の話し?とりあえず正直に答えるか?じゃないと後で怖い。

 

「えっと、無個性ですが。」

 

「ほう。無個性か。大変だな」

 

あー、またきた。このテンプレ反応。もう慣れたけど。

 

「君はヒーローになりたいかね?」

 

…え?

 

「え?ヒーロー?」

 

「そうだ。ヒーローになりたいと思っているかね?」

 

…なんでこんな事聞くんだ?なんかの同情か?目を見て判断したいけど合わせたら、気絶しそうでとても出来ない。

 

「無理だと周りから言われてますが、正直ヒーローになりたいです。」

 

「…」

 

「俺、ここに引っ越しする前に友達と約束したんです。ヒーローになるって。あっちじゃあいつに助けられてばっかだったから、あいつの隣に立ちたい。そして人を笑顔にして、みんなの友達のようなヒーローになりたいです。」

 

「…当てはあるかね。」

 

「…いいえ。」

 

正直戦い方などを教えてくれる人が居ない。自分なりに筋トレをしてるが、これは一般人とちょっとしか差がある体格のままだ。

 

もっと力が欲しい。

 

「なら、うちの道場に来ないか?」

 

「え?」

 

「ここは、私以外いなくてね。門下生もいないのだよ。」

 

「どうしてですか?」

 

そう聞くとヤーさんは、笑い

 

「私が門下生を選別してるからだよ。」

 

そう言ってきた。選別?

 

「どうゆう事ですか?」

 

「私も無個性でね。」

 

「!」

 

「正直な話し、体だけを鍛える道場はあまり好まれ無くてね。最初は何人かきたが、個性を鍛える事をしないと分かると逃げてな。話にならんかった。だから選別をした。今までに無個性の子が来たのは一人もいなかったよ。それに場所も悪いからな。」

 

なるほど。と思ったが多分違うと思う。その人たち、このヤーさんの顔が怖すぎて逃げたのだろう。絶対そうだと思う!

 

「どうだね。来てみないか。ただし、かなり厳しい修行になるがね。強くなれるのは保証するよ。」

 

「…本当に強くなれますか?」

 

「保証はするよ。ただし、付いて来れたらね。」

 

悩む。多分言っている事は本当だろうけど、怪しい。それに怖い。けど、

 

ウジウジしてたら、切りがない!キッパリと決めよう!

 

「よろしくお願いします!」

 

「こちらこそよろしく。」

 

目を見て見ると、俺を真っ直ぐに見ていた。けど不思議と怖くは無かった。

 

 

ココからが初めの一歩を踏むんだ!

 

 

 

 




あと一、二話で個性入手と原作突入をしたいと考えています。中々入らなくてすみません。

次回からまた一気に時間が飛びます。
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