………知らないなぁ(目逸らし)
追記:皆の口調が最近のと違いすぎぃ!?申し訳無い、直しておきました。口調以外に変化は無いです。
初日
「私、絶対に手紙書くから、ママ」
駅で、私のママとわかれの挨拶をする。ママはいつもみたいに微笑んで私の事を抱き締めてくれるけど、目元がちょっと潤んでる。私も泣きそう。
「あら、楽しみにしてるわ。向こうでも勉強はちゃんとするのよ?ミリィは内気だから、私友達が出来るか不安だわ。ルームメイトの子とは仲良くするのよ?それに」
「もう、大丈夫よ!ママは心配し過ぎなの!!」
いつも通りの過保護で、ついいつもの調子で大きい声を出しちゃった。暫く会えないのに、私ったら………ママはそんな私をみて、優しく微笑むと、抱き締めていた両手をほどいて、私に言う。
「あぁ、もう時間ね。ミリィ、元気でね、クリスマスにまた会いましょう」
「私、絶対
涙ぐみながら言うと、恥ずかしさで返事を待たずに荷物を持って、列車に駆け込む。
「ええ、待ってるわ。ミリア」
ママが背後で言った言葉が、胸に溶け込んで、どうしようもなく涙が出る。
寂しいけど、私のお兄ちゃんやお姉ちゃん達が、通ってきた道だから、私はホグワーツで一生懸命勉強して、魔法省の魔女になって、皆を楽な生活が出来るようにするって、決めたもん。
列車の窓から、ママが見えなくなるまで手を降って、私は列車の中を歩き出す。
コンパートメントって個室みたいになってて、どこか空いてる所を探さなきゃダメなんだけど、どこも満室で入れない。三両過ぎた辺りで、ホグワーツまで最悪座れないのを考え始めると、近くのコンパートメントが開いて、中から女の子が手招きしてくれた。
「こっち空いてるよ、後一人分だけどね」
「ありがとう!三両も歩いてもう足がくたくただったの」
そういって女の子のコンパートメントに入る。
中には女の子の他に、二人の女の子がいて、黒髪の綺麗な長い髪の、本………教科書を読んでる女の子と、癖っ毛のない、ストレートの金髪を、リボンでまとめたちっちゃな女の子が、ペットの三毛猫と遊んでた。
知らない人って、ちょっと苦手なんだけど、友達たくさん作るって決めたんだもん、挨拶はしっかりしなきゃ。
「こんにちは、私ミリア、ミリア・エインワーズよ、ホグワーツまでよろしくね」
「あぁ、よろしく」
そういって黒髪の女の子は本を読み続ける。う、私自己紹介失敗したかな?
不安そうな気持ちが顔に出てたのか、リボンの女の子がため息を吐いて黒髪の女の子を見た後、私に愛想よく自己紹介してくれる。良かった、自己紹介は成功みたいね。
「はぁ、私はギネヴィア・テイラー、そちらの本を読んでるのがライラ・アッカーマンです。私達皆、マグル出身でして、貴方もでしょう?ファミリーネームが魔法族の者じゃないですから」
小柄な見た目からは考えられないような、洞察力と推理に、思わず目を見開く。
確かにマグルと魔法族では、ファミリーネームは付けられる傾向が大分違うって、ママに習った。でもそれを知ってるって、入学が決まってから、スゴい勉強したのね。見た目はまるで、絵本のアリスみたいにカワイイのに、頭の中はシャーロック・ホームズだわ。
「出身がなんだろうと、関係無いだろう?それより座るといい。立ってるのは疲れるだけだ」
そういって私に空いてる隣の席を、ポンポン叩いてすすめる、黒髪の女の子、下を向いてたから分からなかったけど、この子も綺麗な顔をしてる、ギネヴィアと違って、こっちはできる女の人って感じよ。エリートキャリアウーマンとか、社長秘書みたいな。
「ありがとう。そうさせてもらうわ」
私が座ると、私の前の席に、さっき私を見付けてくれた女の子が座った。
「私はエレナ、エレナ・スミスよ、貴女が純血主義じゃなさそうで良かったわ」
まるで朝食から、嫌いなものが出てきたみたいな、そんなテンションで、緩いウェーブの掛かった金髪のエレナが言った。
「純血主義?何かあったの?」
心配する私をみて、ため息を吐いてギネヴィアが口を開く。
「まったく、先ほど自分を純血の生まれだと言って、コンパートメントを譲るように迫ってきた殿方が居ましたの、ライラが追い返しましたが」
ギネヴィアの横のエレナが、ライラに睨まれて苦笑いする。この子もカワイイなぁ、魔法使いって、皆美人なのかしら?少し、これからが不安になってきたわ。私自分の事、そこまで綺麗な方だと思えないもの。私が一番醜かったら、どうしよう。ガチョウなんだわ、私。
「あぁ、心配しなくていい、あの男は私の名前を覚えたみたいだからな。エインワーズにはとばっちりはこない筈だ」
私の表情が曇ってるのを勘違いして、ライラが慌てて言う。出会ったばかりの私の事まで、優しくしてくれるなんて、性格まで美人さんなのね。
「そうじゃないの、皆綺麗だから、一年生で私が一番ブスだったらって、思っちゃって」
そう言ったら皆がポカンとして、その後ライラが笑い出す。さっきまで無愛想な顔してたのに、いきなり笑われて恥ずかしくて縮こまる。やっぱり私って、性格も醜いのね。普通こんなこと初対面に言わないわよ。皆もライラにつられて笑うし。
「エインワーズは確かにズレてるな、美的感覚が」
「そうですわね、こういっては何ですがエレナは相当の面食いですのよ?心配するだけ無駄ですわ」
「そうそう、ミリアはとっても可愛いじゃん!私ミリアの事好きだよ?」
そう言われて、何で笑われてたのか理解する。皆の顔を見て、嘘じゃなさそうだって分かって、思わず安心した。
自分の事を醜いと思ってたのは、どうやら自分だけらしい。私はどうやら魔法使いになれる位には、見た目が良かったみたいね。
「ありがとう皆、私の事はミリィって呼んで?悩み事解決してくれたお礼よ」
「なら、私の事はギネヴィアと、ミリィさん」
「私はライラで頼む、ミリィ」
「私の事は好きに呼んで?エレナとかエリィとか」
「分かったわエレナ。皆も、ホグワーツでも一緒の寮だと良いわね」
その後は、皆で昔話をしたり、魔法界の常識を教えあったりして、ホグワーツ特急が停車するまで、お喋りして楽しんだ。
途中移動販売で、魔法界特有のお菓子に、四人で目を輝かせて、カエルチョコにギネヴィアが悲鳴上げたり、ライラが百味ビーンズでローストビーフ味当てたりして、スゴく盛り上がった。
おっきな毛むくじゃらの人に、湖の小舟に案内されて、船の上からものすごく大きいホグワーツの城を見て、四人で歓声を上げた。
「すっごいおっきい」
「あれが学校?お城じゃなくて?」
「学校なのでしょうね、お城ですけれど」
「ホグワーツ城は、歴史が古い建物だ。千年近い歴史を誇る古城で、当時の最高峰の魔法使い四人が城を造ったとされてる。ファミリーネームが寮の名前になってるらしいぞ」
自分の名前を寮の名前に?スゴい自己主張の激しい人達だったのかしら?
「目立ちたがり?」
エレナが漏らした言葉に、ライラが訂正をいれる。
「いや、研究や開発など、こういう最初の事を、発見や創造した時は、その人物の名前が付けられる事が多いと、父に教えてもらった」
そうだったのね、流石父親が学者さんな事はあるわ。ライラって物知りね、本が好きみたいだし。
「へぇ、スゴく名誉のある事なのでしょうね。自分の名前を付けられるのは」
ギネヴィアも、ライラの言葉に感心してる。この子も話し方がどこか上品だし、聞いてみれば父親が政治家のお嬢様、本人は涼しげな顔で周りに合わせてるけど、とんでもないお金持ちのご令嬢だったの。エレナは両親が薬剤師と看護師ので、こっちも結構余裕ある生活してたみたい。私の孤児院も、他の所よりは余裕あったけど、皆お嬢様なんだなぁ。
「パパがそう言えば、新しい薬に自分の名前いれるのが夢だって、言ったっけ」
エレナが思い出したように呟くのと、小舟が崖に着いたのは、殆ど同時で、隣に座ってた私以外聞こえてなかった。
「頭、さげぇー!」
毛むくじゃらの人に言われて、皆で慌てて頭を下げる。崖を越えると岸が見えて、暗いトンネルがぽっかり空いてた。
皆で小舟を降りるときに、ちっちゃな声でエレナに言う。
「叶うと良いね、お父さんの夢」
「うん!」
小舟を降りて城の中に入ると、エメラルド色の厳しそうなおばあちゃんがいた。
「マクゴナガル教授、イッチ年生の皆さんです」
「ご苦労様ハグリッド。ここからは私が引き継ぎましょう」
おばあちゃん………マクゴナガル先生についていくと、おっきなホールの脇にある小部屋に入れられた。狭くてぎゅうぎゅう詰め、皆が近くにいるから良いけど、何でこんなところに入れられるんだろ?
「ホグワーツ入学おめでとう皆さん」
マクゴナガル先生が話を始める。
要はこれから組分けの儀式をするから、ここで待って、その間に身だしなみを整える、控え室みたいな所らしい。
私達はお互いの身だしなみをみて、大丈夫そうなのを確認して、そういえばと、組分けの方法を話し出す。
「どうやって組分けするんだろう?」
私の言葉に、ギネヴィアが続く。
「生徒の前でするのでしょう?時間がかかるものじゃ無さそうですけれど」
「魔法の学校なんだ、魔法で決めるんだろう」
ライラが好奇心たっぷりに言う。
「どんな?」
エレナに言われて、ライラがばつの悪そうに目を背ける。
「知らないな。周りの声を聞くと、魔法界出身の人も知らないみたいだ」
ライラがそう言うから、周りの声を意識して聞いてみると、確かに皆、知らないみたい。皆してどんな方法か予想してる。
「そういう伝統?みたいなのがあるのかな?」
私の言葉に、ギネヴィアが安心したように言う。どうして?
「なら、安心ですわね」
「どうして安心なの?」
エレナも気になったのか質問する。私も気になってたからギネヴィアの方を見る。
「子供に黙っているのが伝統、ということは、黙っていても問題ない方法、という事です。学校なのですから、危険は少ないでしょうけど、ご兄弟がいる方も黙ってると考えると、本当に簡単なものなのでしょう」
それを聞いて納得する。
確かに危険な方法は学校っていう、子供がたくさんいる所ではしないよね。それに親も兄弟も黙ってるって、サプライズの意味が強いんだろう。私も聞いたことが無い、聞いても笑って誤魔化されたし。
私達がギネヴィアの言葉に安心してると、入り口の方が騒がしい。私達奥の方だからよく見えないけど、ゴーストが出たとかどうとか。
「お、お化け?私そういうの苦手」
「と、得意な人なんて、いいいるのかしら?」
ギネヴィアと二人して、肩を合わせて震わせてると、エレナが笑った。
「二人とも大袈裟だよ。学校の中なんだから大丈夫だって」
「そういう問題じゃ無いのですわ!」
「そうだよ怖いもん!」
私達が騒がしく話してると、マクゴナガル先生が部屋に入ってきた。皆、マクゴナガル先生が入ってきて静まり返る。
「さぁ、行きますよ。組分けの儀式がまもなく始まります。さぁ、一列になってついてきてください」
組分け方法はなんと、喋る帽子をかぶることだった。
マクゴナガル先生に呼ばれた人から、前の帽子をかぶって、自分の寮を帽子に決めてもらうみたい。帽子はヘンテコな歌を歌った。
『私はきれいじゃないけれど
人は見かけによらぬもの
私をしのぐ賢い帽子
あるなら私は身を引こう
山高帽子は真っ黒だ
シルクハットはすらりと高い
私はホグワーツ組分け帽子
私は彼らの上をいく
君の頭に隠れたものを
組分け帽子はお見通し
かぶれば君に教えよう
君が行くべき寮の名を』
『グリフィンドールに行くならば
勇気あるものが住まう寮
勇猛果敢な騎士道で
他とは違うグリフィンドール』
『ハッフルパフに行くならば
君は正しく忠実で
忍耐強く真実で
苦労を苦労と思わない』
『古き賢きレイブンクロー
君に意欲があるならば
機知と学びの友人を
ここで必ず得るだろう』
『スリザリンではもしかして
君はまことの友を得る
どんな手段使っても
目的遂げる狡猾さ』
歌い終えた帽子は、盛大な拍手をもらった後、黙りこんだ。
その後、ABC順で名前を呼ばれる。最初の子が呼ばれて、直ぐにライラが呼ばれた
「アッカーマン・ライラ!」
さっきの歌の通りだと。ライラはレイブンクローかしら?本が好きみたいだし、勉強も物知りで賢そうだし。
そう思っていると、帽子が大きな声で言った。
「
なんとハッフルパフらしい、確かにコンパートメントで私を気遣うように、席を勧めてきたり、誤解だったとしても私を励まそうとしてくれたりしたもの、やさしい人なのは間違いないわ。
ハッフルパフの人達に迎え入れられて、恥ずかしそうに、嬉しそうにライラが笑ってた。他の寮もああいう風に迎えてくれるのかな?
「エインワーズ・ミリア!」
直ぐに私の名前が呼ばれた。緊張しながら前に出て、古くさい帽子を被る。
「ふむ、ほう?ほうほう、なるほど」
帽子が唸ってたのが気になって、つい口を開く。勿論小声で。
「何を唸ってるの?」
「君は聡明だ、学びたいという意欲もある。だがまことの友を得たいという気持ちも強い。正義感を持ち、やさしさとがまんを知っている。君はどこにでも行けるだろう」
それなら、私は………
「ほう?なるほど……………
拍手と歓声と共に、私はハッフルパフ生になった。
ライラの隣に座って、また一緒になれた喜びに嬉しくなる。
「また一緒になれたね、ライラ」
「あぁ、これからよろしくだ、ミリィ」
暫くして、他の二人もハッフルパフになれた。二人ともグリフィンドールとか、レイブンクローにも入れたと思うのに、皆でハッフルパフに入れたのが、本当に嬉しくなる。これから7年間、ずっと一緒の寮で生活出来るなんて、幸先が良いわね。
魔法で出てくる料理を皆でお腹一杯食べて、デザートのあまりの美味しさに、四人で無言で爆食して、上級生に呆れられたりして、楽しく歓迎会は過ぎていった。
ハッフルパフの寮は厨房の近くにあって、廊下の端にある二列目の真ん中の樽を、リズムよく二回叩く必要があるみたい。
中に入ると広い談話室に出た。
「すごーい!」
「おぉ、広いし色々あるな」
「のんびり出来そうな場所ですわね」
「居心地良さそうだねぇ」
「ん?あぁ君達、早く荷物を探さないと、明日から授業が有るんだぞ?」
上級生の男の人に注意されて、のんびりしてた気持ちを切り替える。
「すいません」
「気にしなくて良い、荷物は部屋に運ばれてる筈だ。ネームプレートはドアの横にある、それを目印にすると良い」
「ありがとうございます!」
お礼を言うと、手を振って友達だと思う人達の方に歩きだした、顔も声も性格もイケメンだよ、あの上級生の人。
「格好良かったね」
エレナに言われて思わずうなずく。
「さ、早く部屋を探しましょう、ルームメイトの人達にも挨拶しなければなりませんし」
「それもそうだな、時間は有限だ、もう夜も遅いしな」
そういって歩き出すギネヴィアとライラに、慌てて二人で付いていく。
「えっと、私の名前はどこだろう?」
四人で自分達の名前を探すけど、どこを探しても見付からない。そもそも廊下の構造がまるで迷路みたいで、どこがどこだか分かんないわよ。
「ここでもないそこでもない」
ついにエレナが目を回し始めた所で、ライラも途方に暮れてるみたい。
「まるでアナグマの巣の中だな、迷路のようだ」
「ここら辺は未だ来て無いはずですわ、っと、
ギネヴィアは未だ未だ元気に、一人言良いながら探してるみた……………私達?
「ん?どうやら、私達は縁があるようだな」
ギネヴィアとライラが、ネームプレートを見た後、意味深にこっちを見てくる。うん?二人以外にも同じ部屋の子がいるの?もしかして私一人別の部屋?そうだったら悲しいんだけど。
「これから7年間よろしくお願いしますわ、
その言葉に、自分達四人が一緒の部屋だって分かって、思わず横にいたエレナに抱き着く。エレナもまるで予想してたみたいに私に抱き着いてきた。
「「やったー!!」」
その日は皆でお話し沢山して、翌朝見事に寝不足になって、魔法史の授業をエレナと二人で寝ちゃったのは、仕方ない事だったのよ。
私としては、ライラとギネヴィア二人が起きてるのが、驚きなんだけどね。
秘密部屋編アンケート、同数票だったので、決戦投票です!!
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ウィーズリー覚醒 バジリスク討伐
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ギネヴィアの私TUEEEEEルート