ハリーポッター ハッフルパフの聖女   作:リムル=嵐

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お久し振りでっす、私です。
目指せ週一投稿で頑張るんで、よろしくね!


ギネヴィア・テイラーと秘密の部屋
お買い物


「これ可愛い!」

 

手に取った明るいブロックチェックのハンカチをエレナに見せる。

 

「良いね、それ!こっちのハンカチも可愛くない?」

 

見せてくれたシャワードットのハンカチに、テンションが上がる。

 

「すっごく可愛い!!私、こんな楽しいお買い物初めてよ!!」

 

今日は待ちに待った四人でのお買い物、ハーマイオニーはロンの家に居るみたいで、予定が会わなかったのが残念だけど、四人で集まれて本当に嬉しいわ。

 

今は四人でマダム・マルキンの洋装店で制服の手直しをしてもらってる所だ。ついでにとウィンドウショッピングを楽しんでる。

 

付き添いはガラルとエレナのお母さんなんだけど、エレナのお母さんが本屋に籠りきりで、ガラルに言って四人で洋装店に来ていた。新学期の準備もだけど、エレナのお母さんを一人で放っておけないしね。

それとは別にギルとパパが、今年入学のギルの学用品を揃えてる。男女別れた方が気兼ねしなくて良いってパパは言ってたけど、あれは荷物持ちをしたくないだけだと思うの。

 

「マダム、助かりましたわ。こちらではそんな便利なものがあるのですね」

 

「マグルは不便だね、まさかサイズ調節が出来ない何てね」

 

何やらマダムと話してたギネヴィアが、奥の試着室から出てきた。一緒に居たライラが、疲れた顔をしてるのが気になる。何をしてたの?

 

「何してたの?」

 

マダムが話終えて離れた辺りで、ギネヴィアに聞く。ライラが何で疲れてたのか、気になるし。

 

「またサイズが変わったので、下着の相談を」

 

「また育ったの!?」

 

隣で聞いてたエレナが驚く。ライラが疲れた顔をしてた理由が分かった。ライラはヒンヌー(こっち)側の人間だからね。ギネヴィア程じゃなくても、エレナも育ってるし。

 

「魔法界の下着はスゴいですわ。検知不可能拡大呪文を使って、サイズ調整が出来るなんて。これで身に付ける下着が無くなる心配をしなくてすみます」

 

思わずギネヴィアの胸を凝視してると、ギネヴィアがそんな事を言ってきた。まだ育つのか、その胸は。身長私と変わんないのに、何でそこは違うのよ。

 

「もげれば良いのに」

 

「猟奇的な発想は止めてくださいな」

 

「たまに思うの、ギネヴィア・テイラーって理不尽の化身か何かだって」

 

「そんなわけ無いでしょう」

 

「私はセドリックがおっき過ぎるのは嫌だって言ってたから、もう育たなくて良いかなぁ」

 

「さらっと惚気るの止めてくれます?」

 

好き勝手に皆でギネヴィアを弄ってると、マダムが制服の引換券を渡してくれた。暫く時間が掛かるから、夕方にまた取りに来て欲しいとのこと。

 

受け取った私達は、それならと店を出てウィンドウショッピングを続けることにした。

 

「そういえば、ダイアゴン横丁に両面鏡の専門店があるって、ロンが言ってたの」

 

「あの便利な鏡ですか、折角ですし覗いてみます?」

 

「賛成!セドリックといつでも話せるなら、借金してでも手に入れるわ!!」

 

さっきのマダムの店で服を買い込んでたエレナが、また惚気てる。エレナは最近色ボケが激しいのよね、休みでセドリックに中々会えないのが、そんなに辛いのかしら。それでも煙突飛行であってるみたいだけど。飛行煙突粉(フルーパウダー)って結構スゴいものなんだけど、その割りにはお手頃な値段なのよね。煙突ネットワークへの加入はお金が掛からないから、とても便利だし。

 

「エレナ、それは極端だろう。ミリィがクリスマスプレゼントに先輩とはいえ子供から貰えたんだ、大した額では無いのでは?」

 

「いえ、あの人ユニコーン組ですから………子供どうこうで判断は出来ないかと」

 

あぁ、ユニコーン組ね。それじゃ宛にならないわ。校長先生、私財をばらまく勢いで使ってたし。もらったものを売れば一財産築ける位にはもらってたわよね。

ユニコーン組とは、周りの生徒にバレないように、ユニコーンのお世話をしてた生徒達の事を示す隠語だ。

 

「値段は兎も角、覗くだけ覗こうよ」

 

そうやって皆でわいわいと話ながら専門店まで移動した。

 

「両面鏡、結構するのね」

 

「通信費の掛からない携帯電話と考えれば、このようなものでしょう」

 

手鏡サイズで二枚一セット5シックル、結構なお値段である。参考までに、ダイアゴン横丁のアイスクリームパーラーで手鍋アイス(文字通り手鍋サイズのアイス)が8クヌートなので、お小遣いにしても結構な金額が必要なものだ。

 

「でも、色々あるんだね。姿見サイズまであるし、五枚組の集団通話タイプとか、姿だけの廉価品とか」

 

姿だけをお互いに繋げるものは、4枚組で2シックル、筆談で会話出来るなら、これはお買い得と言える。

集団通話は一枚追加する毎に2シックル増えるもので、最大三十枚の同時通話が可能みたい。その分鏡の面積が一人あたり小さくなるから、増える分鏡が大きくなるんだけどね。

 

「ねぇねぇ、これ集団通話のタイプ買わない?二枚追加してハーマイオニー達にも配ろうよ!!」

 

他にも、個別で買った鏡を連絡できるよう繋げるサービスもあるみたい。この点に関してはとんでもなく進んでる?魔法ってスゴいわ。

 

「良いけど、いきなりどうしたの?」

 

「いや、ほら私とライラ、ハリーに誕生日プレゼント渡すの忘れてて、これでご機嫌取ろうかなと……絶対拗ねるし」

 

自分の分の二枚セットを買いながら言うエレナに、思わず白い目になる。

 

「ユニコーン貯金で余裕はあるけど、エレナはお金キツくない?マダム・マルキンの所でも買い込んで無かった?」

 

「大丈夫!お手伝いしてお小遣い稼いできたし、未だ未だ余裕よ!!」

 

流石歯医者の娘、金持ってるわね。

 

「私も大丈夫ですが、ライラは?」

 

「ライラも大丈夫だって、向こうで暗くても使える明り呪文(ルーモス)内蔵型見てるよ」

 

「なら先に買っておきましょう、私が買ってきますわ」

 

ギネヴィアがレジに向かったのを見て、私も二枚セットの両面鏡を持って別のレジに向かう。

 

「毎度、5シックルになります」

 

「これ使えますか?」

 

「はい、大丈夫ですよ、プレゼント包装は?」

 

「片方だけ、お願いします」

 

ギルバートの入学祝いに丁度良いから、買っておこう。

手紙のやり取り、ギルバートが一番多かったし。あった方が絶対便利だ。

 

「この包装紙で、リボンはこれでお願いします」

 

「はい、かしこまりました。こちらお返しのカードです。メッセージカードはお付けしますか?」

 

支払いが終わった魔法のカード(校長先生命名)を受け取る。メッセージカードは私の手書きが良いよね、ギルバート私の字はよく知ってるから、誰が書いたのかすぐに分かるし。

 

「あ、私が書きます、ペン貸してもらっても?」

 

「大丈夫ですよ、こちらでどうぞ」

 

レジ横のカウンターでメッセージカードを文字を入れる。隣を見るとエレナも何か書いていた。セドリックへのプレゼントだろう、多分。

 

「ミリィもプレゼント?」

 

「うん、ギルバートの入学祝いに」

 

「うわ、お姉ちゃんだ」

 

「なにそれ。うーん………《ギルバート、入学おめでとう。寮がハッフルパフ(同じ)だと嬉しいな。グリフィンドールなら、ハーマイオニー達を頼りなさい》っと」

 

書いたカードを店員さんに渡すと、何やらニヤニヤされた。

 

「弟さんかい?良いお姉ちゃんだ、これオマケな」

 

「え、ありがとうございます!」

 

レジ脇に並べられたハチミツヌガーをオマケしてもらって、ちょっとお得な気分だ。ベタつくから食べるのは後だけど。皆で店を出て横丁をぶらつく。

 

「良いお店でしたわね、アルが魔法つかいになれたのなら、ここで買い物も良さそうですわ」

 

「私は渡す相手が居ないからな、ものは良いものだったんだがな」

 

二人とも何も買わなかったみたいだ。

 

「次どうしよっか、何か揃えないとダメなものあったっけ」

 

「鍋はもうあるからな、教科書でも見に行くか?やけに混んでたが、もう昼前だし空いてるだろう」

 

何であんなに混んでたのか、やけに年配の女性が多かったけど。

 

「今年は何やらまた、おかしな人が教師になるみたいですからね。教科書一覧で笑ったのは初めてですわ」

 

その言葉に、その場の全員が苦笑いをする。

あのラインナップはね、何に使うんだか。

 

「私としては早く三年になって錬金術に励みたいのですが、今年も『闇の魔術に対する防衛術』は苦戦しそうですわね」

 

ギネヴィア、去年暴れに暴れた結果、何とニコラス・フラメルご本人がホグワーツに来て、ギネヴィアや他の署名をした生徒の代表者、そしてハリーと教師が集まって、終いには理事会まで動いた大人数の会議の結果、三年からの選択教科に錬金術が2年間限定で試験的に導入されたのよね。

これで錬金術を選んだ生徒が優秀な成績を残したり、一定以上の成果を上げた場合、正式に選択教科として採用するという事になったの。

ギネヴィアがここまでの熱意をもって動いたのは、学期末試験でハーマイオニー相手にダブルスコアをして、マウント取ってマクゴナガル先生に怒られてた時以来だ。『ミス・テイラー、貴女は淑女のなんたるかを学びなさい!!』あれがギネヴィアが怒られてるのを初めて見た場面でもある。『同い年相手でテストで勝負になるのは、ハーマイオニーが初めてで、ちょっとはしゃぎ過ぎ増したわ』何ていじけてるギネヴィアを見て、この女の子も未だ12歳の子供何だなと思ったわ。

 

「ギネヴィア、去年は実技教科なのに筆記ばっかりだって怒ってたもんね」

 

「私が何のために筆記免除をもらったのか……あの授業は本当に苦痛でしたわね」

 

「今年は読み聞かせになりそうだがな。頼むから魔法史よりは有意義な時間にして欲しいものだ」

 

ライラの皮肉を聞いてると、書店が見えてきた。

 

「何かさっきより人が多くない?」

 

「何なんだろうね、さっさと教科書探そうよ」

 

けばけばしい化粧をしたり、何やら無理に若作りをしたおばさま方でぎゅうぎゅう詰めの書店を教科書探してさ迷う。

 

「あ、特設コーナー出来てる。スゴい人気ね」

 

「マーリン勲章勲三等でしたね、物語を書く才能はあるようで」

 

「授業は執筆とは違うのだがなぁ」

 

特設コーナーで本を集めると、レジを探しに動くんだけど、人集りが邪魔過ぎる。

 

本を抱えてるせいで余計に身動き取れなくて、立ち往生していると、奥の方からまたドデカイ歓声が聞こえて、人集りが奥に集まった。

今のうちだと四人でレジに並んで会計を済ませる。

荷物は全部、ガラルが持ってきた検知不可能拡大呪文の掛けられたリュックにつめてるから、これもお願いしようとガラルを探すと。こんなに混んでるのに全然人の居ない図鑑コーナーで、エレナのお母さんと二人して立ち読みをしている。

 

「ガラル~、これリュックにつめてよ」

 

「あ、ミリィ、もう買い物は良いのかい?」

 

「うん、そっちは?」

 

「図鑑にエレナのお母さんがハマって、ここでずっと立ち読み」

 

私達二時間位居なかったんだけど、その間ずっとなの……スゴいなエレナのお母さん。今も子供みたいにはしゃいでるし。見た目若いから、制服着ても違和感無いよね。今着てる服も肩出しワンピースに薄手のロングカーティガンで、頭に麦藁帽子、18歳位に見えるよ。アラサーでこれは詐欺よね。

 

「エレナエレナ!スゴいのね魔法生物って、私この本欲しいわ!!銀行で両替した金貨使えば良いのよね?」

 

「そうだけど、図鑑って高いもののような、それいくらなの?」

 

「えっと、4ガリオン?20ポンドね、分厚い図鑑なら妥当じゃない?」

 

ユニコーンってうちで飼えないかしら、いっそ田舎に引っ越す?何て言ってエレナに怒られてるのを見ると、本当にエネルギッシュなお母さんだなと、キレイ系なのに行動が可愛い極振り、エレナのお父さん苦労してるんだな。

 

「私、この横丁にこれて本当に良かったわ。入り口のレンガも感動したけど、横丁は本当にスゴいわね。パブはちょっと小汚かったけど」

 

そういってレジに並ぼうと店内を歩いていると、ハリーがドラコと睨み合ってた、こんな所でも喧嘩するのね。

 

「なにやってんの?」

 

気になったからハリー達に話し掛ける。赤毛の女の子、今年入学って言ってたロンの妹かな?またエレナ好みの美人になりそうね。

 

「あぁ、ミリィ」「ッチ、お前達か」

 

「ドラコが挨拶も無しに嫌味を言ってきてね」

 

ハリーから話を聞いて、ドラコを睨むと、バツが悪そうに目を逸らした。

 

「ふーん、覗きのドラコ、あんた懲りないわね」

 

「そんな不名誉なあだ名を僕に付けるな!!」

 

「なら、そのひねくれた構ってちゃんな性格を治しなさいよ!!」

 

「ロン!」

 

私とドラコが睨み合っていると、人混みをかき分けて、赤毛の背の高い男の人達がこっちにきた。ロンの家族の人?

 

「何してるんだ?ここはひどいもんだ。早く外に出よう」

 

「これは…これは、これは………アーサー・ウィーズリー」

 

血の気の無い顔、尖った顎、瞳は冷たい灰色で、毒々しい金髪。ドラコそっくりな薄ら笑い。間違いなくドラコの家族の人ね。

 

「ルシウス」

 

赤毛の男の人の一人、一番ご年配の人が素っ気なく反応した。

そこからはマルフォイの人達が嫌味の連発。

 

「ウィーズリー、こんな連中と付き合ってるようでは……君の家族はもう落ちるところまで落ちたと思っていたんですがねぇ………」

 

ハーマイオニーのご両親を見て言ったその言葉に、私も耐えられなかった。

 

大の大人が取っ組みあいをしてる時に、ドラコを強く睨む。

 

「そう、あなた達はそういう考えなの。後悔するわよ?」

 

「ふん、何故僕が君達穢れた血ごとき相手に後悔するんだい?」

 

こいつ!!

 

「あんたよくもそんな事を!!」

 

杖は不味いと頭に微かに残った理性で考えて、()()()()()()

 

「がふっ、いきなり何するんだ!!」

 

「バチよ!私の友達を、私の家族をバカにしたバチ!!その陰険な顔がミートボールみたいに膨れ上がるまで殴り倒してやるから、覚悟しなさい!!!!」

 

振りかぶった私をエレナとギネヴィアが押さえ付ける。

 

「落ち着きなさいミリィ!!」

 

「何があったのか分かんないけど、それは女の子としてアウトだよ!!?」

 

「離して二人とも、こいつ皆にあり得ない暴言吐いたのよ!?一生病院暮らしにしてやる!!!!」

 

怯んだ様子を見せるドラコに、強く睨む。

私を押えながらライラがドラコを睨んで言う。

 

「いけ、マルフォイ」

 

「ふざけるな、僕に女から逃げろと!?」

 

「これ以上は、子供の喧嘩で済まなくなる」

 

「ドラコ、何をしている!早く来ないか!!」

 

「こんなこと、お父様が許さないゾ!!」

 

「なら言えば良いでしょう!?女の子にいじめられて惨めですって!!!!」

 

家族に呼ばれてその場を逃げたドラコにそう怒鳴ると、振り払おうともがいてた力を抜く。

 

「落ち着いたか?」

 

「うん、でもドラコは絶対許さない」

 

ドラコの原因はあのよく似たおじさん、多分ドラコのお父さんにあたる人なんだ、お母さんも似たようなものかもしれない。それじゃあそうなるわね、割り切れた。

 

今までは子供特有の全能感からの間違いだと思ってたけど、あれがあの家の教育何だ、ならドラコは私の敵よ。

 

「はぁ、後で何かあったのか聞かせてくれ」

 

「ミリィが手を上げる何てよっぽどだもん、理由(ワケ)を教えて?」

 

気遣うように言う二人に、深呼吸をしてうなずく。

 

「あぁ、こんな事になるなんて、ダンブルドア先生に何て言えば………」

 

「三人ともどうしたの?……ミリィちゃん怪我してるじゃない!?傷を見るから手を見せて!!」

 

驚いている二人を見て、毒気が抜かれる。

ちょっとカッとしてたみたいね。殴った時に擦りむいた左手を消毒してもらいながら、この後の事を考えた。




これを予約投稿(7月10日)時点で、2巻未だ未だ終わらないですよ、石心先生ムズ過ぎ発狂しそう。
九月中までに終われば良いな、良いな………

秘密部屋編アンケート、同数票だったので、決戦投票です!!

  • ウィーズリー覚醒 バジリスク討伐
  • ギネヴィアの私TUEEEEEルート
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