ハリーポッター ハッフルパフの聖女   作:リムル=嵐

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2話目ですね、映画で二人が列車の前を車を走らせるシーン、最初はこの二人は自殺願望者なんかじゃないかと思ってましたよ。
今回はそんな二人が車で空を飛んでる間の、女の子サイドのお話です。


ホグワーツ特急

「私達に喧嘩売ったこと、後悔させてやる」

 

「あの陰険な顔を涙と鼻水で窒息させてやるわ」

 

「二人とも、大分頭にきてますわね」

 

「そこまで気にする事は、無いんだがな」

 

私とエレナがドラコにどんな悪戯をしてやろうかと息巻いていると、ギネヴィアとライラは何でもないように話を流した。

何よその態度、あんなこと言われてムカつかないの!?

 

「二人ともどうしてそんなに素っ気ないの!?」

 

「あんなこと言われたのに、悔しくないの!?私なんてママに何て説明すれば良かったのか、悔しくて仕方無いのよ!!」

 

「別に、と言うか言われ慣れていますからね、穢れた血は」

 

「そうだな、私も言われ慣れてるからな」

 

はぁ!!?

 

「「どういうことよ!!!!」」

 

「私は成績と出席免除のやっかみですわ、小学校でもよく有りましたし、アルの姉だと狙うやからが居ないだけ、未だマシですわ」

 

な、

 

「私はスネイプ先生にスリザリンでもないのに気に入られてるから、スリザリンからは蛇蝎の如く嫌われていてな」

 

「何で言ってくれなかったの!!」

 

「そうだよ!私そんなこと言ってる奴絶対に許さないんだから!!」

 

「言っても仕方ないでしょう、これは当人の問題ですし。それに、」

 

「こういうのは当人以外が割り込むと話が拗れるものなんだ。それにな」

 

「「私達が売られた喧嘩だ(です)、けじめはつける(つけますわ)」」

 

う、そう言われると、でも………

 

「友達が悲しかったり苦しかったりしてる時に、のんきに笑ってるだけだったなんて、私バカじゃん」

 

「寂しいよ、そんなの。隣で支える事もダメなの?」

 

親友って、思ってたのに。そんなに私、頼りない?

 

「あ~、黙ってて悪かったよ。心配掛けたくなくて、これからはちゃんと言うよ」

 

「そうですわね、私を攻撃してきた人が、二人を狙わないとも限りませんし。今度からは言いますわ」

 

まぁ、そうならないよう徹底はしてますが。そういってカボチャジュースを飲むギネヴィアは、本当に気にして無い感じだった。ライラも至って自然体だし、私とエレナだけが気にしてるのかな。

それでも、友達の為に何も出来ないのは嫌だ。無理矢理はよくないだろうけど、でも後から知るなんてモヤモヤして嫌だもん!!

 

「絶対だからね?私またこんなこと隠されてたら今度は寝込むよ?」

 

「私も、孤児院に逃げて引きこもるから」

 

エレナも同じ考えなのか、私達が退かないと、二人とも諦めたように笑ったり肩をすくめると。真面目な顔をする。

 

「分かった、分かったから。ドラコを懲らしめる方法を考えよう。私だけなら未だしも、友人にまで喧嘩を売ったのだ、反省してもらわなければな」

 

「そうですわね、そうと決まれば先ずはマクゴナガル先生とスネイプ先生には内緒に。ミリィが手を上げていますから、知られるのは不味いです。出来るだけ私達とバレないようにしましょう」

 

そこから皆で計画を練ってると、コンパートメントの扉がノックされた。

扉を開けたらハーマイオニーと赤毛の女の子、いったいどうしたんだろ?

 

「ねぇ、ハリーとロンを見てない?」

 

「え、見てないけど」

 

「列車のどこにも居ないのよ、あの二人。まさか乗り遅れたんじゃ」

 

「どうしよう、ロンがホグワーツに来れなかったら、私……っ!!」

 

泣きそうになってる赤毛の女の子を抱き締めて宥める。

 

「大丈夫、きっとハリーも一緒だから。今頃駅からホグワーツにフクロウを飛ばしてるわよ、きっと先生が迎えに行ってくれる筈だわ。ロンだけなら分からないけど、ハリーがいるなら確実に迎えに来るはずだもの」

 

「ロンがハリーと離れてたら?」

 

「それなら心配無用よ、あの二人気持ち悪い位いつも一緒なのよ?ロン何て私と二人っきりの時でもハリーの話題何だから。私をだしにあの二人で仲良くなってるだけなのよ?なんか腹立ってきたわ」

 

本当はホモ何じゃないのあの二人。何て言ってるハーマイオニーに、二人して笑う。ジニーが落ち着いたみたいで良かったわ。

 

 

 

 

「フレッドもジョージも、ロンがどんな事をやらかしてホグワーツに来るかで、賭けごと何てしてるのよ!?しかもパーシーなんて、ロンのことなんて気にもせずに本を読んでたのよ!?」

 

信じられない!と怒る赤毛の女の子、ジネブラ・ウィーズリーことジニーに、ロンの兄達は弟には放任主義何だなと苦笑い。

 

ジニーはどうも私達の事を気に入ってくれたみたいで、あれからコンパートメントに居座ってずっと兄達の話をしている。最初は何がスゴいとか、どこが優しいとかの家族自慢だったんだけど、やっぱり不安が抜けきれて無いのか思考がネガティブになって、途中から愚痴に変わっていったわ。

 

一緒にコンパートメントに来たハーマイオニーは、私にジニーがなついたのを見ると、ハリー達を探しに一人で飛び出して行った。ロンを狙ってるハーマイオニーからすれば、ハリーって友達でもあるけど、要注意人物でもあるのよね。好きな女の子に警戒されてるハリーは可哀相だけど、半分くらい自業自得よ。

 

「お兄さん達って自由な人達ね」

 

「自分勝手なだけよ!」

 

ぷりぷりと怒るジニーを宥めてると、ギネヴィアが溜め息を吐いた。

 

「はぁ、ダメですわね。両面鏡に反応はありませんわ」

 

「セドリックも見てないって~」

 

エレナも、両面鏡でセドリック先輩に連絡をとってくれたみたいだ。話を聞いたセドリック先輩が監督生用のコンパートメントから飛び出して、列車を二人を探して爆走して探してくれた。ハーマイオニーが言ってたから期待はしてなかったけど、やっぱり列車のどこにも居ないらしい。

 

エレナは二人とはあまり仲良く無いから、マイペースに本を読んでる。スネイプ先生と仲が悪いのが気に食わないみたいね。あそこまで行くと、もう仲良くなんて無理だと思うんだけどなぁ。

どうにかハリー達二人と連絡が取れないかと考えていると、列車の汽笛がなって急ブレーキが掛けられた。

 

「うわっ!?」

 

咄嗟に隣のジニーを抱き締めて壁にぶつかる。

 

「いつつ、皆無事?」

 

「大丈夫ですわ」「怪我はない」「頭打った、いたーい」「ミリィが庇ってくれたから、平気よ」

 

ジニーに怪我が無いかを軽く確認して、エレナのぶつけた所を見る。赤くなってるけど、熱は持ってないし、腫れて無いから大丈夫でしょう、多分。一応指輪で応急処置呪文(エピスキー)をかけておく。

 

「ありがとミリィ!」

 

抱き着こうとするエレナの顔を掴んで引き剥がすと、何事も無かったように列車が速度を戻した。

 

「さっきの揺れ、何だったんだろ」

 

「何か進路の先に飛び出たのでしょうか?」

 

「こんな何も無い場所でか?………あぁ、嫌なものが見えた」

 

へ?何が見えたのよ、頭抱えちゃって。

ライラが頭を抱えてるのを横に、皆で窓に張り付くように外を見ると()()()()()()()()

 

「は?」「なにあれ?」「何故デロリアンでは無いのです」「ぱ、パパの車だわ!!?」

 

空飛ぶ車がホグワーツ特急に並走するように飛んでたのを見て、思わず呆ける。エレナ何て口が開いてるし。エレナの口を塞ぎながら、ジニーに聞く。

 

「えっと、魔法界では車は空を飛ぶの?」

 

「そんなわけ無いじゃない!!あれはパパがガレージでママに秘密で作ってた車よ!!?」

 

『何でこんな所飛んでるのよ、バレたらパパ首になっちゃうかも。どうしよう!?』一杯一杯になって声を上げて涙を流すジニーを抱き締めて宥めて、ギネヴィアにどうしようと視線でうったえると、溜め息を吐いたギネヴィアが両面鏡を取り出した。

 

「一応また連絡を取れるか試してみますが、ダメなら諦めてくださいね」

 

流石の私もお手上げですと言わんばかりのギネヴィアの態度に、これはあの二人、やらかしたわねと肩を落とす。

明日の新聞の見出しが『やらかしたハリー・ポッター!!法律違反でホグワーツ退学!?』にならない事を祈るわ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ヤバイハリー!透明機能が故障した!?」

 

「列車の誰かに見られたら不味い!?何とかしてくれロニー!!」「ロニーって言うな!!」

 

何で新学期前からこんな事になるんだ!!

そう心の中で愚痴って何かないかとポッケを漁る。ハチミツヌガーしか出てこない、もっと何かあっただろ、僕のバカ!!杖は制服と一緒にトランクの中だし、こうなるんだったら、僕もミリィみたいに魔法の道具を身に付けるんだった!

 

毒にも薬にもならない事ばかり思い付いては、焦りで霧散するのを何度も繰り返していると、上着の胸元に違和感を感じる。

 

「あぁ!両面鏡だ!!」

 

「ってことは女子からか、でかしたハリー!!ギネヴィアに何とかしてもらおう!」

 

ロンの言葉を聞きながら両面鏡に出る。相手はギネヴィアみたいだ、助かったぞ!!

 

「ハリー、やっと出てくれましたね、あなたは今どこに?」

 

「今ロンのパパの車で列車の上だよ!!助けてくれギネヴィア、透明機能が故障しちゃったんだ!!」

 

「………はぁ、車内を見せてください」

 

「分かった!!」

 

両面鏡越しに車内を確認したギネヴィアは、一際大きい溜め息を吐くと、車を列車の後を地面を走らせるように運転しろと言ってきた。

 

「空を飛ぶよりも燃料の消費は幾分マシでしょう?透明機能が動かないのも、多分クールタイムか燃料切れですわ」

 

「「分かったよギネヴィア!!!」」

 

「駅に近付いたら、列車は速度を少しずつ落とします。十分前に汽笛がなりますから、それまでに離れて何処かに車を隠しなさい。森が良いです、間違っても直接ホグワーツに来ようとしないで。先ずはホグズミートの方に向かいなさい、そこで村の人にホグワーツまで渡りをつけてもらうのです」

 

ロンが危なっかしい手付きで列車の後ろの線路に車を降ろすとひどい揺れがした。ロンのパパ、サスペンションを弄ったな、全然揺れが収まらない。

急いでロンに酔い止めの魔法を掛けておく。

 

「うっぷ、きもちわる……」

 

「頑張れロニー、後少しだ………」「ロニーって言うな……」

 

「さて、あなた達、勝手に親の車を持ち出して………言い訳を聞きましょう」

 

「有罪確定かい!?」「当たり前でしょ!!ロンのバカ!パパが首になったらロンのせいだからね!!!」

 

ギネヴィア出はない声が聞こえて驚くと、目を真っ赤にして泣き腫らしたジニーがギネヴィアの横に出てきた。

 

「ジニー!?」

 

「え、ちょっと待ってくれ、そこにいったい誰が居るんだ!?」

 

パーシーに見つかったら僕、ママより先にパーシーに殺されるぞ!?

 

そんな今更なロンの叫びを無視してジニーに謝る。

 

「ごめんジニー、実はあの後、僕達だけ9と4/3番線に行けなくなって、列車どころかホームにすら行けなかったんだよ」

 

「それは、本当の事なの?」

 

「勿論さ!じゃなかったらパパの車持ち出さないよ!」

 

「ロンは運転に集中してて!!」「僕の扱いって……」

 

「でも何でこんな手段に?」

 

「それは………」

 

僕が何て説明すれば良いのか悩んでいると、鏡に写ったギネヴィア達が小さくなって別の女の子の顔が写った。

 

「おおかた、どうすれば良いか分からずにパニックにでもなったのかな?」

 

「エレナ!」

 

「焦ったロンが強行手段に出たんだろう、ロンは焦ると極端になる癖があるからな」

 

「ライラも、皆そこにいるのかい?」

 

「ええ、そうで「そもそも、学校にフクロウを飛ばせば解決した事じゃない!!先生が姿表しで迎えに来てくれたわよ!!」ミリィ、落ち着きなさい」

 

ギネヴィアの言葉を遮って怒鳴るミリィの言葉に、思わずロンと顔を見合わせる。

 

「「その手があったか」」

 

「あんた達本当にバカ!」

 

怒ったミリィの説教に、途中から両面鏡に気付いたハーマイオニーからの追加の説教を聞きながら、僕達は車酔いもあって最悪に近い気分でホグズミートに向かった。

 

「ホグズミート、本当は三年から何だよな」

 

「僕達が車で行ったら驚くぞ。先に車を隠さないと、燃料は未だ少しある。飛んでどこかに隠そう」

 

「ハグリッドに頼んで『禁じられた森』に隠しなさい。ロンのご両親とも知り合いなのでしょう?なら無下にはしないでしょう」

 

「『禁じられた森』だって?あそこはもう懲り懲り何だけどなぁ」

 

僕たちの新学期は、なんとも前途多難な幕開けをしたのだった。

秘密部屋編アンケート、同数票だったので、決戦投票です!!

  • ウィーズリー覚醒 バジリスク討伐
  • ギネヴィアの私TUEEEEEルート
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