飲酒して書いたからか、原作がドンドン遠ざかってますが、書きたいもの書けたからヨシ!(現場猫)
《遂にやって来た、決戦の時だ。準備は万端にするんだぞ、ドラコ》
『トムこそ、このゴーグルちゃんと出来てるんだろうな?』
頭に響くその声にそう心の中で返すと、調子の良い声が聞こえてくる。
《もちろん、万全だとも、いざという時は主導権をこちらがとって助けてやるから。存分にやれよ》
『
最早魂の融合が進みすぎて、日記帳の近くにいるときは、僕の頭の中に直接ヴォルデモートの声が聞こえてくるのだ。
《ゲームブックか何かか?ダンジョンズ&ドラゴンズは、若い
『ゴイルの父親がねぇ、通りでゴイルがゲーム好きな訳だ。後、TRPGとゲームブックは別だぞ。』
《最近の遊びは分からないよ》
『もう70近いお爺ちゃんだもんな、トムは…ツゥッッッ!?』
廊下に落ちてたペンに魔法をかけて、僕の事を服の上から刺してくるのを、必死に避けてると、トムの笑い声が聞こえてきた。
《未だ未だ若いつもりだよ、ほら、僕不死身だし?》
『よく言うよ、七つに魂を裂くなんて、本体は一体どれだけヤバイ顔をしているんだか』
《僕は一番大きな魂だからね、魂の中で一番ハンサムなのは僕だぜ?》
『一番お調子者の間違いだろう?』
最近ではこういうやり取りも増えてきた。
ヴォルデモートがバジリスクに認められたのが上級生の時だったこともあり、2年生でその実力まで追い付いたのが認められたのだろう。トムは独学で自分は先達がいた訳だけど。
三本に増えたペンの攻撃を避けながら考えていると、ヴォルデモートが唐突にペンの動きを止める。
《遊びはこの辺にしようか》
『あぁ、もう着いたのか』
今日は月曜日の夜。
週の始めだから、子供は疲れて寝て、先生達も見回りを早々に終わらせて今は部屋だろう。
フィルチはランプをもって歩くから、遠くからでも分かりやすい。
僕はドビーに相談して用意させた栄光の手*1を使ってランプ無しで歩いて、足音をトムに教え込まされた技術で消して歩く。気を付けるのはミセスノリスだけだ。
巡回ルートはいつも決まってるから、避けるのは簡単だけどね。
そうしてそそくさと女子トイレに忍び込んだ僕は、マートルに無言呪文で
ヴォルデモートに言われた蛇の蛇口を見付けると、それに
『壮観だなぁ。この光景は』
《これから毎日でも見る光景だがね。ゴーグルは確り着けてるな?》
その言葉に、左手でゴーグルに触れながら答える。
『バッチリだ、確り固定されているよ』
《バジリスクは最奥の部屋へ移動してる筈だ。以前の僕が、入口が開いたらそうしろと命令している》
こうなることも見越してか、はたまた別の理由があるのか。兎も角、狙ってやったのなら、ヴォルデモートはとんでもない策略家なのは確かだな。
中に飛び降りながらそう考える。帰りは検知不可能拡大呪文でショルダーバックに隠した箒で帰る予定だ。すべり台のようになっている入口を滑り落ちながら会話を続ける。
《ダンブルドアは気付いてるだろうね、でも止めないだろう。ハリー・ポッターにやらせる筈だ》
『あいつのハリー贔屓には辟易する』
《親子揃ってダンブルドアに贔屓されてるんだ、ああいう顔が好きなんだろ》
その言葉に驚いて着地に失敗する。ヴォルデモートがとんでもない事を言い出すからだ。
『おいおい、ダンブルドアはゲイなのか?』
《間違いないさ。部屋全体を明るくしてくれ。ゴーグルの機能を使うために必要だ》
知りたくなかった情報に顔をしかめると、周りを見渡す。記憶の中の場所と一致しているな。
「
栄光の手は使わずに、拡大光呪文で部屋全体を明るくする。
《そのゴーグルは内側を
………ふん、なるほどな。
『つまりどういうことだ?』
《部屋を明るくしてそれを付けてれば、バジリスクの目を見てもなんともないって事だ。外して見たら即死だからな、マートルみたいなゴーストになりたくなかったら止めとけ》
『明るくする必要があるのか、分かったよ』
ヴォルデモートの言葉に頷くと。中を一番奥の部屋を目指して歩く。途中の巨大な蛇の脱け殻に、少し怖じ気付きながらも中を歩く。蛇語が必要な扉を抜けて、水道からの水が溢れている、部屋というよりは水路と通路が結び付いたような不思議な空間に出る。
通路正面の石像はとても大きく、年季の入った威厳しかないような男の石像があった。
ここまで拡大光呪文を使って、全ての場所を明るくしてきたが、ヴォルデモートとの特訓のお陰か、魔力には未だ未だ余裕がある。
《サラザール・スリザリンの石像に蛇語で話し掛けろ、そうすればバジリスクが出てくる》
「新たな継承者の命令だ。バジリスクよ、秘密の部屋の怪物よ、ここに現れよ」
その言葉に反応して、石像の口が開き、巨大な蛇が現れる。普通のサイズじゃない、脱け殻だけでも50
「随分と可愛らしい継承者だこと、サリーにそっくり」
サリー!?
随分とスリザリンと仲の良い様子だな、話し方からして雌か。
「ご先祖様に、そりゃありがたい。僕が継承者だと認めてくれるか?」
「いいえ、力を見なくては、私が従うに相応しい力を」
「良いだろう、僕の全力を見せてやる」
その言葉と同時に自身に
「反応は及第点でしょうか。それ、攻撃してみなさい?」
《悪い知らせだドラコ、そいつは俺の倒したバジリスクじゃない》
『何てこった、バジリスクは複数居るのか!?』
《バジリスクだって生物だ、寿命には限りがあるんだよ。大体800年から1000年程度だったか》
『十分長生きじゃないか!!』
「来ないのですか?」
「これでどうだい!」
バジリスクは呪文に対して特に耐性があるわけじゃあないが、頭さえ無事なら存外タフネスだ、故に存分に呪文をぶつけることが出来る。
巨体故に数発当たったが、麻痺させることは出来なかった
「良い反撃ですね、でも未だ威力不足です」
これでも全力で魔力を籠めてるんだがな!?
《魔力式に未だムラがあるせいで、威力が発揮できてないんだ、麻痺呪文じゃいくらやっても無駄だな》
『なら、変身術で圧殺してやる』
バジリスクのいる床に変身術を掛けて、石槍を大量に生やすが、およそ全てがバジリスクに叩き折られた。
「応用も素晴らしい。では、多少本気で行きましょう」
「
その瞬間、バジリスクがぶれて見えて、急いで
「あら?牙でその腕を貫くつもりだったのですが、やはり素晴らしい反応速度ですね。それだけでも、凡百な私の子孫には勝てるでしょう」
クソッ、何だよあの速さ!!
《不味いな~、あれ僕が倒したバジリスクよりも強いぞ、ぶっちゃけ最強格の魔法生物なバジリスクの中でも
『そうだと僕も考えてたよ畜生!?僕と変わって何とかしてくれ!!』
《隙を見せたら即死攻撃な相手に、乗っ取り途中の無防備な姿
「ですがあなたはサリーによく似てる、子孫には譲れません。故に力を示しなさい」
「好き勝手言ってくれる!」
ヴォルデモートとバジリスク両方にそう怒鳴り、変身術を使って粉々に砕かれた石槍の残骸を無数の猛禽類に変えてバジリスクを襲わせるも、文字通り一睨みで全て死に絶える。鎧袖一触とはこの事か。
「強いですからね、私。さぁ、早くあなたの強さを見せなさい!」
「これでも全力何だよ!未だ12の小僧に、何を期待している!!」
「サリーを、サリーと同じ輝きを!私に見せて!!」
狂ってる。
魔法生物がここまで狂う程のカリスマ……スリザリンってどれだけの化け物何だか、ご先祖は余程のカリスマを持ってたか、余程のペテン師だったかだな。グリフィンドールと決別してるから、前者なんだろうけどな。仕方無い、殺したく無かったけど、変温動物なら致命のとっておきの一撃を食らうが良い!!
「はは、これで僕の勝ちだ、はぁ」《これ殺してない?》
「今のは少し、危なかったですね」
「………おいおい、蛇って変温動物だろ?」
《その筈だし、普通ならあれから脱出なんて無理なんだけどね》
「サリーへの愛さえあればこれしき!!」
《……もうこれ逃げた方が良いような?》
同感だ、勝てる気がしない、どうすりゃ勝てるんだよ!?
直接の呪文攻撃は保有してる魔力量によって強引に防がれるし、物理だって生半可なのは鱗で弾かれるし、何より速すぎて当てるのすら一苦労。
挙げ句氷の中に閉じ込めたら愛なんて理由で強引に突破するなんて、本当にこいつ吸血鬼やヌンドゥと同格何だよな?こいつ並みが後二種族も世界に居るのが、軽く絶望するレベルなんだが?よく人間生きてるな、滅んでないの奇跡じゃない?
どうやって死なずに、殺さずに認めさせるかを考え始めた時、バジリスクがうっとりとした声で話始めた。
「あぁ、ですが確かに、あなたは強いです、先程の言葉が本当なら12歳でこれとは、よくぞここまでの力を、その
「なら、さっさと認めてくれると有りがたいんだが?」
「テンション上がってきましたわ!でもこのまま続けたら、つい壊してしまいそうね。残念だけど、ここは子孫に見極めを譲りましょう」
「さっきと言ってる事違くないか?」
「あら、人の気持ちは移り行くものでしょう?」
「クソッ、何処から突っ込めば良い!?」《そもそもお前蛇だろって言えば?》
「あぁ、私の場合、バジリスクの気持ちでしたわ」
バジリスクのその言葉に反応するよりも先に、スリザリンの石像からまた新しいバジリスクが出てきた。
「この子は血が薄くて、知性が薄いから、殺してもよくてよ」
「もうお前なんか酷過ぎるだろ!?」
僕達のその掛け合いにも、あまり反応しない二番目のバジリスクに、何とも言えない思いを抱く。
「オマエ コロス ハラヘッタ オオオバサマ コワイ イウコト キク」
《本当に片言だな、普通の蛇ですらもっとネイティブだろうに。あぁ、混じり物だから中途半端に魔法生物の要素が強くなって、蛇の要素が薄れてるのか?》
関係無いな。
こいつを倒せばあの最高峰バジリスクが認めると言うなら、こいつを倒すだけだ。
「こいつを倒せば良いんだな?」
「強さだけならそれなりですから、今のところは納得しましょう。ほら、早くしないと殺しますよ?」
「……………そうか」
「コロス、コロ、スコ、ロスコ、ロスコロスコロスコロスコロスゥゥゥゥゥゥゥゥ!!!!!!」
さっきまでと違い、明確な命のやり取りに手足の先から痺れる感覚になる。
《辛ければ変わるけど?》
………ッッッ!!
何処かからかうように言うヴォルデモートにハッとして、拒絶するように言う。
『これは僕の決めた道だ、僕だけの道だ』
最初のバジリスクに脅され、最早言葉すら満足に話せなくなった二番目のバジリスクに、
視界の端、バジリスクとヴォルデモートが、ニヤリと嗤ったように見えた。
ここから先の話は一気に色んな人間の視点が入ります。
そして原作崩壊が加速してます。元々瀕死だったのがこの話でとどめ刺されて息を引き取りました。
何でバジリスク複数居るん?
この作品での秘密の部屋の怪物の設定解説です。
そも、原作でのバジリスクの寿命が明記されておらず、メッチャ長生き派と、原作個体が一族最後の一匹派が自分の周りにおりました。自分は後者です。そしてこの作品でも後者を採用しています。
理由としては、主に二つ三つ程
その一、スリザリンがバジリスクを一匹のみしか用意していない理由が無いことです。
バジリスクは生成方法が確立されているため、最初の一匹の飼育が成功すれば後は量産可能なんですよね。
後継者に残すなら、寿命が不明なバジリスクを、いつ現れるかも分からない後継者へ残す不安がある筈です。
それなら一族と呼べるレベルまで量産して子孫を作り後継者に仕えるようにしつける方が良いです。
その二、時間です。
秘密の部屋って、直ぐに出来るものなのですかね?
少なくとも、ホグワーツは各時代に合わせてアップデートとも言うべき改築がされています。前話で出てきたトイレが良い例ですね。
そんなホグワーツに、他の創設者にバレないよう、秘密の部屋を短期間で作るのは難しいでしょう。
現に、トイレの改築の時に、当時生徒であったスリザリンの子孫であるマールヴォロの一族が、継承者意外に開けられないよう今の入り口に改築したと言われています。
それ以前は魔法による隠蔽や隠し扉の数々に、トラップの仕掛けられた入り口だったようです。
いくらスリザリンと言えども、他の創設者にバレないようにこの仕掛けを作るのは時間が掛かった筈。故にこの部屋は計画的に、長期間に渡って作成されたものであり、それだけの時間があればバジリスクの量産も可能では?と考えた訳です。
その三何故現代で複数居るん?
これは、もうぶっちゃけノリ(ここまで来てそれかよ)
いやまぁ、言い訳としては、他の魔法生物最強のヌンドゥや吸血鬼に対して、バジリスクが脅威なのはその視線と牙にある毒、視線はマジックミラーで防げるし、毒何てヌンドゥの下位互……ゲフンゲフン
まぁ、他の奴等に比べてインパクトが無いんです。だから、せめて他の奴等より寿命が長い設定にしようかなと、それでも何かパッとしないけど。
後は、最初のメッチャ長生き派との整合性ですね。別名予防線。
ぶっちゃけ原作者こと我らがJKが、バジリスク現代まで生きてたよ~とか、バジリスクの寿命とか言われたら一発で終わりかねないんで、その予防線です。こんな書いててどっち付かずですみません。
とまぁ、この作品の設定ではこんな感じです。
秘密部屋編アンケート、同数票だったので、決戦投票です!!
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ウィーズリー覚醒 バジリスク討伐
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ギネヴィアの私TUEEEEEルート