ミリィのお姉さんとギネヴィアのママの名前が被ってたので、お姉さんの名前を変更しました(ミラベル→ミラ)
「ミリィ!!」
「エレナ!」
玄関でやって来た三人を迎えると、エレナが抱き付いてきた。三人の保護者は、ギネヴィアのお母さんが来てくれている。
「久しぶり~、寂しくて私死んじゃうかと思ったよぉ!!」
「何を言っている、昨日ホームで別れたばかりだろうに」
やれやれと首をふるライラに、私とギネヴィアがうなずく。
「もう、二人ともミリィに会えなくて寂しく無かったの!?」
「あー、それはだな」「良いでしょうそんなこと」
気不味そうに顔を背ける二人に、嬉しくなって、つい笑っちゃった。
「ふふ、二人ともありがと、私も一人で寝るの久しぶりで、ちょっと寂しかったの」
「ねー私は!?」「勿論、エレナもありがとうね」
今日は三人を迎えるて孤児院で私の誕生日パーティーとクリスマスパーティーをするんだ。ママと話していたギネヴィアのお母さんが、私に気付いて挨拶してくれた。
「あなたがミリアね。メリークリスマス、お誕生日おめでとう」
「メリークリスマス。ありがとうございます、ギネヴィアのお母さん」
スゴく品がある仕草で挨拶してくれたギネヴィアのお母さんは、スゴく若かった。ギネヴィアから学生結婚とは聞いてたけど……その、ギネヴィアと並ぶと歳の離れた姉妹にしか見えない位若い、未だ二十台らしいし。
「ミラベルよ、よろしくね」
「はい、ミラベルさん」
親愛のハグをミラベルさんとして、大広間に皆を案内する。
「あ、ママ、お姉ちゃん、皆もう準備出来たよ」
皆もう待ちきれないんだろう、テーブルに並んだ料理をマックスがつまみ食いしようとして、ギルバートに怒られてる。
「ありがとうねマリベル。皆、今日のお客さんを連れてきたわ………それじゃあエレナちゃんから、お願いね?」
ママは手を叩いて皆の注意を集めると、エレナを前に出して微笑む。
「ふぇ!?……あ、もうっ。皆、メリークリスマス!!」
いきなり前に出されて驚いたエレナがキョロキョロと視線を巡らす姿が面白くて、クスリと笑ってしまう。横を見ればギネヴィアもライラも笑ってた、あんなエレナは初めて見たから、二人とも堪えきれ無かったのね。
孤児院の皆は、挙動不審なエレナに不安そうな顔を向けてる、昨日あんなことがあったから、皆ちょっと神経質になってるの。
「メリークリスマス」「メリークリスマス猫目のお姉ちゃん!!」
私達が笑ってるのを目にしたエレナが、拗ねた様な顔をした後、孤児院の皆に挨拶をする。弟妹も元気に挨拶をして、さっきまでの奇妙な雰囲気は無くなってた。
「私エレナ・スミスって言うの、今日は親友のミリィの誕生日をお祝いに来たの、皆よろしくね!」
「私はライラ・アッカーマン、皆メリークリスマス」
「私はギネヴィア・テイラーですわ、皆さんメリークリスマス」
エレナに続いて二人が挨拶をする、このまま勢いに任せるのが言いかもしれない。
「二人も私の親友なの、皆、仲良くしてね!」
「「「「「はーい!!」」」」」
親友って言われてむず痒そうにしてる二人が面白くてエレナと笑うと、ギネヴィアが拗ねて私の事をくすぐってきた。
「メリークリスマス皆さん。私はギネヴィアのお母さんのミラベルと言います、皆さんよろしくね」
優しく微笑むミラベルさんに、皆が返事をすると、パーティーが始まった。
テーブルに乗った料理は、今朝ママがマリアお婆ちゃんと二人で作った大皿料理、メインは丸々一羽使ったローストチキン、それを囲むように大量のサンドイッチにローストビーフ、スコッチエッグにシェパーズパイ、一口サイズのフィッシュ&チップスにサワークリームと食べるクリスプ、飲み物はオレンジジュースにグレープジュースが並んでる。
「ミリィ誕生日おめでとう!」
「ありがとうエレナ、スゴく嬉しいわ」
エレナからのプレゼントは手袋だった。ワンポイントの星が可愛い手袋でサイズも少し大きめ、タグを見たら洗濯が簡単なアクリルで、長く使える様に考えてくれたのが分かる。
「私は帽子だ」「私からはマフラーを、改めてお誕生日おめでとうミリィ」
「ありがとう二人とも」
二人からもらった帽子とマフラーを見て、二人にお礼を言う。帽子はニット帽でマフラーは綺麗な格子柄の肌触りが良いもの。ニット帽は何と、タグが無いからこれ手作りみたい、ライラは本当に器用ね。
「本当は獣毛が良かったんですけど、お手入れが大変ですから」
「私のは羊毛だから、洗濯は気を付けて」
「うん、大切に使うね!」
三人にもらったものを抱き締めて、三人に笑い掛ける。同い歳の友達からプレゼント何て始めてで、スゴく嬉しい、一生物の宝物だ。
「お姉ちゃん、私達からもプレゼント!」
ラミリーが、私に手作りのフォトフレームをくれた、妹達からのプレゼントらしい、中には今の孤児院の皆の集合写真が写ってる。未だ来たばかりのキースもお母さんに抱かれて写ってる、滅多に顔を見せないマリアお婆ちゃんもいる、お婆ちゃんの写真始めてみたよ。
「俺達とママからはこれだ」
弟達とママからは、色毎に別けられた七つのアクセサリーだった。
「ありがとう、これは?」
妹達からのプレゼントに比べて、随分と簡素だから、負けず嫌いのギルバートやマックスらしく無いと思って、何かあるのかと聞くと、ギルバートが自慢気に言ってきた。
「ママに手伝ってもらってな、それぞれ別の魔法が籠められてる。これに書かれた呪文を言うと、魔法が使える仕組みになってるんだ」
紙をもらって読むと、アクセサリー一つにつき一つの魔法が籠められているみたい。魔法は全部で七つ
ブレスレットには
指輪には
ミサンガに
ヘアピンに
矢印の形のバッチは
青の玉がついてるネックレスは
赤の玉のついてるヘアゴムは
「え、魔法が七つ!?これそんなにスゴいの!!」
未だ私の知らない、使えない呪文まであって、これを全部使えるとなると、ライラやグレンジャーでも未だ難しいんじゃない!?
「ママが、これで杖が使えない場所でも身を守りなさいって」
驚いて大きな声を出した事で、私が貰った物が何なのか皆に伝わる。ギネヴィアが目を丸くして、ライラが感嘆の溜め息を吐いた、エレナはよく分かってないのかサンドイッチを食べてる。
「お母さんから、これから必要になるからって言われてね、ネックレスとヘアゴムは私のお下がりだけど、大切にしなさいね」
言われて確認すると、確かに他のよりもデザインが少し古い気がする、それでも手入れがしっかりしてたのか、殆んど新品のままだ。
「分かった、大切にする」
「パパからのは、未だ完成してなくてな。夏休みに渡すよ」
あ、パパのは夏か、パパこういうことは結構ルーズだから、その分プレゼントには期待できるのよね。
「楽しみにしてるね、パパ!」
皆からのプレゼントで両手が一杯になったから、部屋に置いてくると言って大広間を一度出た。
「そういえば、あの男の子………」
部屋に戻って、プレゼントを整理して片付けている時に、昨日の男の子の事を思い出した。
昨日パパとママが大広間に戻った来た時、一緒にマリアお婆ちゃんが来て、倒れてた男の子を看病するから、私の部屋の隣の開き部屋を、立入り禁止にすると言って直ぐに大広間を出ていったのだ。
パパが言うには、不審な人物は見付けられず、男の子は血まみれだったけど傷は無かったそうだ。看病はマリアお婆ちゃんがするらしく、その後はパーティーの続きをして、いつも通り小さい子達とお風呂に入った後、自分の部屋で寝たんだけど。
今になって急に、男の子の事が気になり出した。
考え出したらそれの事で頭が一杯になる。いつの間にか止まってた手を見て、これは戻っても上の空になっちゃうなと思って、こっそり覗く事にした。
「よし、確かマリアお婆ちゃんは今、何か看病に必要って言ってた物を買いに行ってるはず」
普通の所じゃ置いてないって、
そんなことを考えながら、隣の部屋のドアをそっと開ける。私の部屋は確り閉めてあるから、遅くなって不審に思った誰かが来ても、少しは時間が稼げるはずだ。
「あぁ、マリアさん?良かった、もう空腹が限界で…………誰だ?」
中に居た男の子はもう起きてて、開いたドアを見てマリアお婆ちゃんだと思ったのか、何でかお腹が空いたと訴えた。黒髪で黒目の、特徴のない男の子。
「私はマリアお婆ちゃんの孤児院の子供で、ミリアよ。隣の部屋に住んでるの」
ドアを閉めて、廊下に会話が漏れないように部屋の奥に行く。
「……………あぁ、そう。僕に何か?」
私の言葉に素っ気なく返した男の子に、ちょっとムッとして返す。
「昨日血塗れで倒れてたって男の子を、保護したって聞いたから気になって」
「ふーん……ねぇ君、ちょっと手伝ってくれないかい?お腹が空いて仕方無いんだ」
さっきまで私の事を興味無さげにしてたのに、いきなり悲しそうな顔をして懇願するのに、違和感を感じる。
「手伝うって、料理でも運べば良いの?」
私の言葉に薄く口を開いて笑う男の子。嫌な予感がして後ずさると、男の子が大袈裟な身ぶり手振りで話始める。
「いつもならそれでも良いんだけど、
ニタリと笑って、
「……い、いやっ」
「???」
前に出ようとする身体を抱いて、その場でへたり込む。何これ、身体があの男の子の側に行きたがってる?どういうこと?男の子はへたり込む私の姿を見て、訳が分からないと言った表情をしてるけど、分かんないのはこっちよ!!
「レジストした?……マジかぁ、こんな所に居たのか」
意味が分からない事を言うと、男の子がベッドから出てきて私の側に座り込む。
「いや、ゴメンね、空腹でどうにかなってたみたいだ」
「何が起こってたのよ?」
素直に謝る男の子に、毒気を抜かれて顔を歪める。私にどうしろって言うのよ、脅かしたり謝ったり、意味分かんない。
「それを説明するには……まず自己紹介からか」
そう言って続いた自己紹介は、恐らく私の人生で最も記憶に残ったものになるだろう、それだけ衝撃的だった。
「僕の名前はガラル、ガラル・
は?吸血鬼!?聖女!!?
一体何がどうなってるのよ!?
秘密部屋編アンケート、同数票だったので、決戦投票です!!
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ウィーズリー覚醒 バジリスク討伐
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ギネヴィアの私TUEEEEEルート