女の子視点の話じゃ無いのかよ!?
と思う人は、重要な話じゃないのでブラウザバック推奨
「ガラル、お母さん知らない?」
洗濯物を纏めて運んでいると、孤児院のマザーに話し掛けられた。
「さっき、グリンゴッズに行くって
「そう、洗濯物ありがとうね。ここにはもう馴れたかしら」
「これくらい、平気だよ。そうだね、ここは好い人で溢れてる。僕は吸血鬼だけど、ここまで温かく迎えられたのは家族以外で初めてだ」
「それは良かった。ここも貴方のもう一つの家よ、遠慮なんてしなくていいからね?」
「ありがとう、これから昼食の準備だろう?手伝うよ」
マザーの言葉に嬉しくなって、つい手伝いを提案する。オジさんが惚れるだけあって、この人は種族なんて別け隔てなく、どんな相手にも優しい人だ。
「あら、うれしいわ。買出しお願い出来るかしら、卵と牛乳が少なくなってきたから」
「任せてくれ、日光と流水は克服してるから!」
すらすらと持ってたメモ帳にペンで必要なものを書いて、財布と一緒に渡してくれるマザーに、力こぶを見せてへっちゃらだと言うと、洗濯物を急いで干して買い物に向かう。
ここは本当に良い孤児院だ。だからオジさんも、トラウマがあるのにここに留まってるんだろう。
最初の出会いを思い出して、オジさんの精神的な強さに感服する。
「な、ガラル!?」
その言葉に、ハッとして起き上がる。病院からここまで姿表しで飛んできたのは良いんだけど、太陽に当てられて目眩で倒れて、そのまま栄養失調で倒れたんだ。
「あぁ、ダニエルオジさんかい?成功したみたいだ」
「どうしたんだいきなり、エドワード達に何かあったのか?」
心配そうに僕の服に清潔の魔法を掛けて、汚れを落としてくれるオジさんに、俺は手に入れた輸血パックを転んだ拍子に潰してた事にショックを受ける。
「マジかぁ、もう二ヶ月も血を吸ってなかったのに」
その言葉にギョッと目を見開いたオジさんに、苦笑いして訳を説明する。
「いや、僕って今年で十五歳だろ?だから掟で嫁探しに追い出されたんだよ。でも外は吸血鬼何て受け入れてくれる所も無いし、僕は小柄だから子供扱いで働けないんだ。だから病院に忍び込んで輸血パックとかを失敬してたんだけど、それも最近対策されちゃって、やっとの思いで盗んだこれが二ヶ月振りだったって訳」
破れた輸血パックを振りながら言うと、オジさんも得心が言ったような顔をする。
「それで、一人じゃ限界だから外に住んでる俺の所まで来たのか。何て言う無茶を」
「海渡るの大変だったよ、ルーマニアからイギリスのロンドンって、案外遠いね」
「本当によく来れた、フランスやドイツは吸血鬼狩りが多いだろうに」
「流水は克服したから、リトアニアからバルト海を渡ってノルウェーから北海渡って上陸したんだ」
何度も死にかけたと言うと、当たり前だ命知らずめと頭を叩かれた。
「それにしてもよく来た、ロンドンは吸血鬼狩りは多くない。ここなら匿ってやれる」
そう言って抱き締めてくれるオジさんに安心して、俺は意識を手放した。このままじゃ、僕本当に餓死するからね。
「起きたかい?」
注ぎに目を覚ました時、目の前に優しそうなお婆さんがいて、人間と分かって吸血衝動が訪れるのを、無理矢理堪える。
「すまないがうちが確保してるのは、ダニエルが命を繋ぐ最低限だけなんだ、これから伝を頼って確保するから、血液アレルギーはないかい?」
乾きを誤魔化すように喉をかきむしり、吸血衝動を抑えながらうなずく。
そんな、未だ足りないんだ、早く血をくれ、あぁ、この際何でもいい、誰でも良いから血をくれ。
目の前の老婆から血を吸えと叫び出している本能を抑え付ける。多分ダニエルオジさんの協力者何だろう、そんな人を襲えば今度こそ僕はお仕舞いだ、一族の掟の為にも、妹の病気の為にも、僕は未だ死ねない。
「分かった、直ぐに確保するよ。ダニエルを呼んでこよう、私が近くに居ると辛いだろうからね」
そう言って出ていったお婆さんに、感謝する。いつまでも本能を抑え付ける事は、自分には出来ないからだ。
「ガラル、起きたのか、取り合えずこれを飲め、少しは落ち着く筈だ」
差し出されたカップを受け取って飲む。
ホットワインみたいだ、ゆっくりと飲んでいくと、少しずつ吸血衝動が抑えられて行くのが分かった。
「ありがとう、助かったよ」
「飢餓による吸血衝動は強烈だからな、仕方無いさ。それで、一族の掟の他にもあるんだろ?ここに来た理由が、お前なら魔眼があるんだ、やろうと思えば大陸でもやっていけただろう」
「妹が、シンディが病でね、僕はシンディの治療のために、聖女の血液を探しにここまで来たんだ」
「おいおい、聖女は穏やかじゃないな。そこまで重い病気なのか?」
聖女とは、僕達吸血鬼にとって万能薬となる、十万人に一人の血液を持つ女性の事。
逆に男は十万人に一人の割合で、吸血されても吸血鬼にならず、吸血鬼を殺せる特効成分が含まれた血液を持つ存在が生まれる、彼らの事を吸血鬼は魔王と呼ぶ。
聖女は吸血鬼の魔法に抵抗する力もあり、とても貴重な存在だ。
逆に魔王は判別方法が無く、偶々吸血した男が魔王で、それによって死んでしまった吸血鬼も多いため、男に吸血するのは吸血鬼の中では自殺行為に近い。
「牙の病気でね、血液からうまく栄養を摂れて無いみたいだ、定期的に聖女の血液を飲んで、魔力循環と牙や他の器官の治療をする必要がある」
「それで、ここに来たわけか」
「オジさんは、前に聖女と知り合ったと言っていたろ?」
「あぁ、俺が今いる孤児院の子供の一人、俺の娘だ」
「なら、その子に頼んで血を別けて欲しいんだ!血液保存の器なら作れる、だからこのコップ一杯で良い、血を別けてくれ!!」
やっとの思いで得られた希望に、オジさんに掴みかかって懇願する。
「未だ娘は十一になったばかりだぞ、そんなに血を抜いたら輸血をしなければならない」
「でも、輸血だけだろう!?」
シンディは命が懸かっているんだ、輸血位何だと言うのだろう。
「あの娘がここに来た時、全身が傷だらけでね、病院に治療と共に感染症の検査と血液検査をしてもらったんだ」
「それが何だって「あの娘はAB型の
その言葉に目の前が真っ暗になる。じゃあ、シンディは助からないのか、ここまで来たのに?今も家で点滴して、苦しそうにしてるシンディを助けられないのか?
「落ち着け、方法はある」
倒れ込みそうになる俺をオジさんが支えてくれる。
「……方法って?」
「ダンブルドア先生に話す、あの人とニコラス・フラメルなら、聖女の血液の培養位出来るだろう」
なら、助かるのか!?
ダンブルドアの名前はこっちにも届いている。人として最も魔法を巧く操る、最高峰の魔法つかい。長老達が言ってた、ダンブルドアには歯向かうなと、彼は魔法だけでなく口も上手い、気付いたら教会で神父に囲まれる事になるぞと。
「急ぎ手紙を書く、彼なら話を聞いてくれる筈だ」
そう言って俺の頭を撫でて部屋を出るオジさんに、お礼を言う、オジさんには感謝しかない、何度もお礼を言ううちに、自分に対する情けなさが胸を襲う。
「ありがとう、ありがとうッッッ……ジンディ、だずあうぞ、よがっだ、よがっだぁ」
彼が助けてくれるなら、それはきっとシンディは助かるのだろうと安心して、今までの緊張が途切れたのか、涙が止まらなくて、鼻をすすって目を擦る。
「ガラル、メリッサ、子供達をお風呂に入れてやってくれ」
昼食も終わり、皆が思い思いに遊んで夕方、疲れて船を漕いでる子供達を、未だ夕食も食べてないだろと起こしていると、オジさんに弟達を風呂に入れる様に言われる。メリッサは、子供達の中でミリアの次に大きな女の子で、今年で九歳になる。
無口な女の子で、今も無言でうなずくと、女の子を集め始めた。
「分かったよオジさん。じゃあマックス、弟達を脱衣所に集めて服を脱がしてくれ、僕は着替えを用意しよう」
「分かったガラル兄ちゃん!」
元気一杯に駆け出すマックスに、あの歳の子供は疲れ知らずなんだなと驚く。
弟になる子供達の着替えを準備しながら、あの後の事を思い出して苦笑い。
あの後、疲れはてて寝ちゃったんだよな、寝起きに隣の部屋から強烈な
まぁ、我慢出来なかったお陰で、僕は魔法で吸血衝動を抑え込まれて、破れぬ誓いで同意無しの吸血を禁じられたんだけども。
飢えを感じないってのは良いんだけど、これ気を付けないと自分がどれだけ飢えてるのか分からないから、いつの間にか餓死してた何て言う事も有り得るからね。オジさんには再三忠告されて、一月に一度輸血パックからの吸血をする事になった。
ダンブルドア先生もスゴい人だ、いつの間にかふらっと来たと思ったら、不死鳥の涙を一瓶くれた時は、言葉も出なかった。その時の事を思い出して、あれは長い吸血鬼の人生の中でも、特大のドッキリ立ったと思う。
「君がガラル君じゃな?」
「は、はい……貴方は?」
ここに来て少し、ミリアが昨日ホグワーツに帰って、自室で少し寂しくなったと思っていたら、マザーに呼ばれてはなれの応接室に行くと、ものすごい魔力を持った、髪も髭も長い背の高いご老人がいた。明らかにただ者ではないご老人は、キャラメルを食べながら僕に聞いてきた。威厳が台無しだ。
「ダンブルドア、アルバス・ダンブルドアじゃよ。君の妹さんの事を手紙で読んでな、話を聞きに来たんじゃよ」
「妹を、シンディを助けてください!お願いします!!」
その場で膝を折って頼む僕に、ダンブルドアは杖を振って、僕を椅子に座らせた。
「ワシは話を聞きに来たんじゃ、力になれるかはそれからじゃの、妹さんの症状を教えておくれ」
「は、はい、妹は吸血するための牙か~………」
症状を説明すると、ダンブルドアは少し考え込んだ後、あの病気じゃろうと言って、スーパーによくある小さなジャム瓶を二つ取り出して、机の上に置いた。
「これは?」
「ワシがニコラスから譲り受けた『命の水』じゃ。それと、ペットの不死鳥のフォークスにお願いして溜めた涙じゃよ、癒しの効果があるでの」
!?
これがあの!
驚いて瓶とダンブルドアを交互に見ると、ダンブルドアが苦笑して説明してくれる。
「命の水を毎日匙一つ飲んで、これを牙に塗りなさい、一週間もすれば治るでな」
「あ、ありがとうごさいま「まぁまて」なんですか?」
瓶を取ろうとすると、ダンブルドアが止めてくる。説明したってことは、これをくれるって事じゃないのか?
「ワシがこれを譲る代わりにお主は何をくれる?」
あぁ、対価を求めてるのか、でも僕に支払える物と言ってもな、殆んど着の身着の侭で飛び出した訳で、持ってるのは服と父さんが持たせてくれた
「小鬼の銀のナイフがあります、それと交換ではダメでしょうか?」
「なんと、それが本当なら喜んで譲ろう」
ダンブルドアが快諾してくれたから、一言言って自室からナイフを持って戻ると、ダンブルドアに確かめるように見せる。
「ふむ、確かに小鬼の銀じゃな。約束通り、命の水とフォークスの涙を譲ろう」
「ありがとうございます、これでシンディは助かる」
早速届ける準備をしなければ、オジさんに一言言って二人で姿表しを連続で使えば、何とかなるだろう。それでも片道二日は掛かるだろうけど。
「いやいや、こちらが多く貰いすぎじゃ、命の水は賢者の石さえあればいくらでも手に入る、フォークスの涙もそうじゃ。じょからこれは、ワシが死ぬまで預かる事にしよう、返す時はこの孤児院に送るでな」
そこまでして頂けるなんて、本当に感謝しかない。
「そこまでして頂けるなんて、吸血鬼であるこの身には有り余る幸運です。僕は貴方に忠誠を誓う、貴方が死ぬその時まで、貴方が死した後も貴方の後継の為に、私はこの牙を使うと誓います」
人の寿命、それも老齢であるダンブルドアの死後に返ってくるなんて、吸血鬼からすればほぼ無償に近い。それでシンディを助けてくれるのならば、僕はダンブルドアに忠誠を誓おう。ダンブルドアとその後継が死ぬまで、長くとも三百年程か、僕の三百年よりも、シンディの命の方が何百倍も重いのだ、これくらいなら対して対価の天秤も動かないだろう。
「ホッホッホ、それは心強いのう、ならば少し頼みがあるんじゃが、よいか?ガラルよ」
「何なりと、貴方への忠誠を示す、最初の機会です」
「なら、この孤児院とギネヴィア・テイラーを守ってやってくれんか、彼女の友人のミリア・エインワーズもの」
ギネヴィアと言うのは、ミリアと同じ低身長の少女の事かな?
「お任せください、悪意には彼女達は指一本触れさせません」
さしあたってはホグワーツに戻った彼女達に、御守りの様な物を送ろう。魔法的な要素のある御守りが良い、何か魔法を組み込もうか、守るなら
「ではの、また手紙を出す」
僕が頭を下げると、ダンブルドアは姿表しで居なくなった。
ダンブルドア……呼び捨ては主に相応しくないな、様付け、主、主君、どれもダンブルドアは嫌がりそうだ。
そういえばミリア達は先生と呼んでたな
「ダンブルドア先生、うん」
口に出すといい感じだ、これからはダンブルドア先生と呼ぼう。
ダイジェスト風に纏めたから、途中ちょっと読みにくいですかね?
ギネヴィアはダンブルドア相手にやらかしたから、目を付けられた模様、多分子供達の中でハリーの次位には期待してる。
秘密部屋編アンケート、同数票だったので、決戦投票です!!
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ウィーズリー覚醒 バジリスク討伐
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ギネヴィアの私TUEEEEEルート