転生して決闘の観測者〈デュエル・ゲイザー〉になった話   作:S,K

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こんにちは!S,Kです!

ヒロイン会の発案で決まった異世界交流会…次なるデュエルの組み合わせは?

それでは、最新話をどうぞ!


時空を越えた交流〜未来を占う姫〜

「ダーリ〜ン!!すっごくかっこよかった〜!!私、惚れ直しちゃう〜!!」

 

「ははっ…ありがとうミエル!…でも、みんなが見てるから程々にね?」

DM世界とARC次元のデュエリストによる異世界交流…その一戦目となった遊嗣と遊希のアクションデュエルは接戦の末、プロデュエリストとして──決闘者の本領を発揮した遊希へと軍配が上がった。

 

そして、見学室に戻ってきた遊希はミエルに熱烈な抱擁を受けて苦笑している…。

 

 

 

「遊嗣さん!お疲れ様でした…惜しかったですね!」

 

「マシュ…ありがとう!この前の遊希さん、すごい手加減してくれてたみたい…プロデュエリストはやっぱり強かったよ…」

そして…同じく見学室に戻ってきた遊嗣は少し疲れた様子だが、晴れ晴れとした表情でマシュに出迎えられる。

以前、遊嗣はペンデュラム召喚を封印した状態の遊希に見事な勝利を収めたが……今回は全力の遊希に見事な完封負けを喫してしまったのだ。

 

 

「……マシュに、かっこいい所を見せたかったんだけどなぁ…」

 

「───遊嗣さんはいつも通りで良いんです!かっこいい遊嗣さんもいいですけど、私は優しく笑っている遊嗣さんが大好きなので!!」

 

「マシュ、ありがとう///……でも、ちょっと周りを気にして欲しかった、かな?///」

 

「あっ…ごめんなさい!!!///(ミエルさんのテンションに当てられてしまいました…!恥ずかしい!!!)」

 

 

「(マシュさん…意外と大胆…!!)」

 

「フッ…やはり、遊嗣はお前達の子だな?遊海」

 

「あはは…」

マシュにかっこいい所を見せたかったらしい遊嗣…しかし、マシュはそんな事は気にしておらず…素直に遊嗣へと想いを伝える。

 

ただ、そのあまりにも純粋な愛の言葉は周りにいる全員に聞こえており…彼らの温かい目線に遊嗣とマシュは赤面してしまうのだった。

 

 

 

「コホン…さてと、遊希と遊嗣に見本になってもらったが…今のがARC次元のデュエルの形『アクションデュエル』だ!マスターデュエルとも、スピードデュエルとも違うデュエル…次は誰が挑む?」

咳払いをして場を仕切った遊海が遊作達に声をかける…その言葉に応えたのは───

 

 

 

「は、はい!私にやらせてください!」

 

「マシュ!?いけるの?」

 

「遊嗣さん、大丈夫です!前からアクションデュエルに挑戦してみたいと思っていたので!」

小さく手を上げながらマシュが前に歩み出る…遊嗣は心配そうな表情をしているが、マシュはやる気十分といった様子だった。

 

 

 

「マシュちゃんの挑戦か…遊矢、そっちからは誰が出る?」

 

「うーん…それじゃあ──」

 

「遊矢!私が出るわ!ダーリンも頑張ったんだから、私も良いところ見せたいの!」

 

「ミエル?」

そして、一方のARC次元チーム…手を上げて立候補したのはミエルだった。

 

 

「ミエル…珍しいね、きみが自分から立候補するなんて…」

 

「えへへ…前からマシュちゃんには()()()()()を感じてたの!私と同じ()()()()()()としてね!だからデュエルしてみたくなっちゃった!」

 

「み、ミエルさん…///」

遊希の問い掛けにミエルは明るく応える…どうやら、遊嗣に恋し、深い愛情を持つマシュに共感を持ったらしかった…。

 

 

 

………

 

 

 

『マシュちゃん、柚子から話は聞いてるわ…遊嗣君、色々大変みたいね』

 

「ミエルさん…」

デュエルフィールドで向かい合うマシュとミエル…その中でミエルは小さくマシュへと声を掛ける。

 

 

『私のデュエルは占いデュエル…私とのデュエルでもう一度、貴女自身を見つめ直してみて!アクションフィールドON!フィールド魔法「フォーチュンテラー」発動!!』

ミエルの宣言と共に投影機が起動…デュエルフィールドが「占いの館」を思わせる、石造りの足場や水晶の浮かぶ西洋風の建物へと変化していく!

 

 

 

「劇場街の次は占いの洋館か…遊嗣、あの人もプロデュエリストなんだろう?」

 

「うん、プロデュエリスト兼占い師なんだ…占いの的中率100%!って話だけど…」

 

「マシュさん、大丈夫かしら?」

 

「マシュならきっといいデュエルができるよ!マシュ頑張れ!!」

再び塗り替わっていく景色を見ながら…遊嗣はマシュへと声援を送る!

 

 

 

 

『戦いの殿堂に集いしデュエリスト達が!』

 

 

「も、モンスターと共に地を駆けて、宙を舞い!!」

 

 

『「フィールド内を駆け巡る!!」』

 

 

『見よ!これぞデュエルの最強進化系!!アクショーン!!』

 

 

「『デュエル!!』」

ミエルのハキハキとした口上とマシュの不慣れな口上と共にアクションカードが散らばり、アクションデュエルが始まる!

 

 

『マシュちゃん、先攻・後攻はコイントスで決めましょうか!表がドラゴン、裏は悪魔…どちらにする?』

 

「では…ドラゴンでお願いします!」

 

『ふふっ…貴女ならそうだと思った!コイントス!』

ミエルの手で宙を舞うコイン…その図柄は──悪魔の面だった!

 

 

 

 

ミエルLP4000

マシュLP4000

 

 

アクションデュエル フィールド魔法『フォーチュンテラー』発動中

・アクションカードは手札に1枚しか加えられない。

 

 

変則ルール発動中

 

 

マシュ側

 

・マスタールール(新)発動中

EXモンスターゾーンを一枠使用可能

魔法・罠ゾーンの右端と左端がペンデュラムゾーン兼用化

 

 

 

ミエル側

 

・マスター・ルール(ARC-V)発動中

EXモンスターゾーン使用不可

ペンデュラムゾーン使用可能

ペンデュラム召喚時の召喚条件緩和

 

 

 

 

 

『先攻は私ね!私のターン!』

『魔法カード「二重召喚(デュアルサモン)」を発動!このターン、私は通常召喚を2回行なう事ができる!私は手札のモンスター2体を裏守備表示で召喚!!』

 

「モンスターをセット…リバースモンスターデッキ…!!」

ミエルの場に2体の裏守備表示のモンスターが現れる! DEF0 DEF0

 

 

『ふふっ…二者択一の選択、貴女はどちらを選ぶのかしら?私はカードを1枚伏せて、ターンエンド!』

そして、ミエルは近場に浮かぶ水晶玉の足場に静かに腰掛けながらターンを終えた。

 

 

ミエル LP4000

裏守備モンスター 裏守備モンスター 伏せ1 手札2→3

 

 

 

 

「(リバースモンスター…遊嗣さんも、翠さんも…それぞれに違うタイプのリバースモンスターデッキを使っていました…ベストは裏守備のままで破壊、もしくは──手札に戻す事!)」

マシュは偶然にも、リバースモンスターが使われるデュエルを見る事が多かった。

破壊されても、無尽蔵にフィールドを覆い尽くす遊嗣の『クローラー』……そして、融合召喚を軸としながらリバース効果や効果破壊などによって効果が発動する『シャドール』…その経験を活かしながら、マシュは前を向く!

 

 

 

 

「私のターン!ドロー!!」

「私は魔法カード『増援』を発動!デッキからレベル4・戦士族の『聖騎士コルネウス』を手札に加えます!そして『聖騎士イヴァン』を召喚!!」

深緑色の鎧を纏う騎士が現れる! ATK1700

 

 

「私は装備魔法『聖剣─アロンダイト』を『イヴァン』に装備!そして『イヴァン』の効果発動!このモンスターが『聖剣』装備魔法を装備した時、光属性・戦士族の『聖騎士トークン』1体を特殊召喚できます!」

騎士の隣に相棒たる獅子が並び立つ! ATK1000

 

「さらに私は手札の『聖騎士コルネウス』を特殊召喚!このモンスターはフィールドに『聖剣』装備魔法が存在する時、特殊召喚できます!」

白と金の鎧を纏う黒髪の騎士が現れる! DEF2000

 

 

「さらに装備魔法『聖剣アロンダイト』の効果発動!装備モンスターの攻撃力を500下げる事で、相手フィールドの()()()()()()()()()1枚を破壊します!!ミエルさんの左側のセットモンスターを破壊!!」

 

『っ…「占術姫コインノーマ」が!?』

湖の聖剣を振りかぶったイヴァンの一閃がコインを抱えた妖精を破壊する!

 

聖騎士イヴァン ATK1700→1200

 

 

「そして…出てきてください!想いを繋ぐサーキット!!」

マシュの頭上にカード枠を模したサーキットが現れる!

 

「召喚条件は戦士族モンスター2体!私は『聖騎士イヴァン』と『聖騎士トークン』をリンクマーカーにセット!サーキット・コンバイン!リンク召喚!!現れて!Link-2!『聖騎士の追想 イゾルテ』!!」

2体のモンスターがサーキットの左下・右下を示すリンクマーカーに吸い込まれる…そして、サーキットの中から数奇な運命に翻弄された2人のイゾルテが現れる! ATK1600 ↙↘

 

 

『これがリンク召喚…サーキット、回路の繋がりが新たな道を指し示すのね…!』

 

「いきます!まずは墓地に送られた『聖剣アロンダイト』の効果!フィールド上から破壊され墓地に送られたこのカードは1ターンに1度だけ、自分フィールドの『聖騎士』モンスターに装備できます!『聖騎士コルネウス』に装備!」

地面に現れた紫色の魔法陣から飛び出した湖の聖剣がコルネウスの手に握られる!

 

 

「そしてリンク召喚に成功した『イゾルテ』の効果!デッキから『聖騎士の三兄弟』を手札に加えます!その代わり、このターン私は手札に加えたモンスターの召喚・特殊召喚ができず、効果も発動できません!さらに、私は『イゾルテ』の2つ目の効果発動!デッキから『聖剣』魔法カード『聖剣カリバーン』『聖剣ガラティーン』『天命の聖剣』『聖剣EX-カリバーン』の4枚を墓地に送る事で、デッキからレベル4の『聖騎士トリスタン』を特殊召喚します!!」

竪琴にも見える弓を構えた赤毛の騎士が現れる! ATK1800

 

 

「私はもう一度『聖剣アロンダイト』の効果発動!『コルネウス』の攻撃力を500下げて、ミエルさんの伏せカードを破壊します!」

 

『くっ…!?(すごい展開力!!この子、本当に()()()なの!?)』

再び放たれる湖の聖剣の一閃が伏せられていた『黒猫の睨み』を破壊する!

 

 

「そして私はレベル4の『コルネウス』と『トリスタン』の2体でオーバレイネットワークを構築、エクシーズ召喚!!現れて!常勝の王の志を継ぐ新たなる王!ランク4!『神聖騎士王コルネウス』!」

アーサー王から王位を継承した、赤いマントを翻す王が現れる! ATK 1500

 

 

「『神聖騎士王コルネウス』の効果発動!ORUを1つ使い、ミエルさんのセットモンスターを手札に戻します!!」

 

『ええっ!?』

神聖騎士王の聖なる光がミエルのセットモンスターを手札に戻す!

 

 

「バトルです!『イゾルテ』でミエルさんにダイレクトアタック!」

 

『くうっ!?』

イゾルテの呼び出した帆船がミエルに大砲を放つ!

 

ミエルLP4000→2400

 

 

「『コルネウス』で追撃です!」

 

『アクションマジック「回避」!攻撃を無効にするわ!!』

続けて斬りかかるコルネウスの効果をミエルは水晶の足場から飛び降りる事で回避する!

 

 

「私はカードを1枚伏せて、ターンエンドです!」

 

マシュLP4000

イゾルテ コルネウス 伏せ1 手札2

 

 

 

 

 

「ね、ねぇ…遊海?マシュちゃん、めっっちゃ強くない!?」

 

「確かに、プレイングに一切の迷いが見えん…俺の見てきた女性デュエリストの中でも上から数えた方がいいほどの実力だ…貴様、何かしたのか?」

ミエルを圧倒するマシュ…その強さを見た遊希が戸惑うように声を上げ、海馬は遊海によって()()()されたのではと疑いの目を向ける…。

 

 

「俺はほとんど何もしてないよ…あれは、マシュちゃん自身の実力と天運さ…プロデュエリストの父親の血、そして…遊嗣と一緒に戦い、死線を潜った…それが、あの子の実力を目覚めさせたんだ」

 

「それだけ、ではあるまい…マシュ・キリエライトには強い精霊の力が宿っている…あの子の精霊は何者だ?」

 

「あの子の精霊は常勝不敗の()()()…マーリンがお膳立てしてくれたみたいなんだ」

しかし、遊海はマシュに特に手を貸した訳ではない…マシュの実力は元々高く、それが遊嗣と過ごす事やデュエル部で腕を磨いた結果…歴代の決闘者と比肩するほどになったのだ。

 

 

 

「マシュ…頑張れ…頑張れ…!!」

 

「遊嗣、力を入れ過ぎじゃないか?」

 

「(白波君…本当にマシュさんの事が心配なのね…)」

一方…遊嗣は見学室の窓ガラスに張り付きかねないほどの近さでマシュを応援していた…その様子に遊作や葵も心配になってしまうほどに…。

 

 

《フォウ、フォーウー?(遊嗣、大丈夫だよ…マシュは強くなったんだから、静かに見守ってあげよう?)》

 

「っ…フォウ……ありがとう…大丈夫なのは、分かってるんだけど…なんだか、気分が落ち着かなくて…なんでだろう…?」

それを見かねたフォウが遊嗣の肩に跳び乗り、その柔らかな毛並みで遊嗣の顔を撫でる…そのおかげで遊嗣は少し落ち着きを取り戻した…。

 

 

 

「(翠さん、やっぱり…)」

 

「(うん…舞さん達の予想、当たってるみたい…)」

そして、柚子と翠は顔を見合わせる…舞や明日香達の予想通り…遊嗣は無意識に心に傷を負っていると確信したのだ。

 

 

 

『マシュちゃん…つ、強いわね…!?二者択一どころか、最善を掴む為なら定められた()()すら吹き飛ばす勢い…昔の遊矢とのデュエルを思い出しちゃう!』

 

「ありがとうございます!」

そして…一気に追い詰められたミエルは冷や汗を流しながらもマシュを称賛する…マシュのプレイングに迷いはない、それは彼女なりに目指すべき()()が定まっているからだとミエルは気付いたからだ。

 

 

『でも、プロデュエリストとして…このままでは終われないわね!』

 

 

 

 

『私のターン!ドロー!』

『魔法カード「儀式の下準備」を発動!デッキから儀式魔法「聖占術の儀式」と、それにカード名を記された儀式モンスター『聖占術姫タロットレイ』を手札に加える!』

 

「儀式モンスター…!」

 

『そして、私は儀式魔法「聖占術の儀式」を発動!手札のレベル9「占術姫ビブリオムーサ」をリリース!全てを見通す太古の巫女よ!古の秘術によりて今、蘇れ!!儀式召喚!レベル9!「聖占術姫タロットレイ」!!』

ミエルとマシュの対峙するフィールドの中心に祭壇が現れる…その祭壇に9つの炎が灯り、封じられた扉を解き放つ…そして神秘的なベールを纏う、4本腕の占い師の巨人が現れる! ATK2700

 

 

「これが、ミエルさんのエースモンスター…!」

 

『続けていくわ!手札からリリースされた「占術姫ビブリオムーサ」の効果発動!墓地のこのモンスターを裏守備表示で特殊召喚!さらに「タロットレイ」の効果発動!1ターンに1度、フィールドの裏守備モンスターを表側攻撃表示にできる!私はフィールドの「占術姫ビブリオムーサ」を攻撃表示に変更!!』

タロットレイの導きによってミエルに似た髪型の占い師が姿を現す! ATK2500

 

 

「さらに、攻撃力2500…!」

 

『バトルよ!「ビブリオムーサ」で「イゾルテ」を攻撃!!』

 

「っ…!アクションカード!!」

ミエルの攻撃宣言を聞いたマシュは近くの足場を駆け上がる!

 

「あった!でも、2枚が同じ場所に──右側!」

そして、足場の1つにあった2枚並んだアクションカードから1枚を選び取る!

 

 

「アクションマジック『中吉』!『イゾルテ』の攻撃力を500アップします!くうっ!?」

 

『あら、中々の運勢ね!』

発動したカードによって『イゾルテ』の攻撃力がアップ…ダメージを最小限に押さえる!

 

 

イゾルテ ATK1600→2100

 

マシュLP4000→3600

 

 

『続けて「タロットレイ」で「神聖騎士王コルネウス」を攻撃!!』

 

「っ…きゃあああ!?」

 

「マシュ!!!」

だが、続けて放たれたタロットカードの弾幕がコルネウスを直撃…その爆風がマシュを足場から吹き飛ばしてしまい、遊嗣の悲鳴が響く…!

 

マシュ LP3600→2400

 

 

「っ─『神聖騎士王コルネウス』の効果、発動!!戦闘・効果で破壊された時!自身以外の『聖騎士』エクシーズモンスターをエクシーズ召喚扱いとしてEXデッキから特殊召喚し、自身をORUにします!!現れて!ランク5!『神聖騎士王アルトリウス』!!着地、お願いします!!」

 

《おまかせください!マスター!!》

吹き飛ばされたマシュは空中で効果を発動…破壊されたコルネウスに宿る光が常勝不敗の騎士王を喚び出し、彼女に受け止められたマシュは見事に足場に着地した! ATK2200 ORU0→1

 

 

『わぉ…!?まさか、私のターンにエクシーズモンスターを喚び出してくるなんて!しかも、すっごく華麗だったわ!マシュちゃん、本当にアクションデュエル初めてなの!?』

 

「えへへ…ロマンさんに遊海さんや遊矢さんのアクションデュエルを見せてもらって参考にしました!……ち、ちょっと、心臓がドキドキしてますけど…!!」

 

「ほっ……」

 

《フォウ(遊嗣、マシュだったらあれくらいは大丈夫だよ)》

見事なリカバリーとエンタメを魅せたマシュに驚くミエル…。

なお、マシュ本人は膝が少し震えていたりする…その様子を見た遊希は胸を撫で下ろした。

 

 

《マシュ、まだデュエルの最中ですよ》

 

「アルトリアさんごめんなさい!『神聖騎士王アルトリウス』はエクシーズ召喚に成功した時、墓地の『聖剣』装備魔法を3枚まで装備できます!私は墓地の『聖剣カリバーン』『天命の聖剣』『聖剣EX-カリバーン』を装備!『聖剣カリバーン』の効果で攻撃力が500アップします!!」

アルトリアの周りに3本の聖剣が突き刺さる!

 

神聖騎士王アルトリウス ATK2200→2700

 

 

『攻撃力2700やるわね…私はこれでターンエンド!』

 

「エンドフェイズに罠カード『聖剣の導く未来』を発動!このカードは自分フィールドの『聖剣』装備魔法1枚につきデッキトップのカード1枚をめくり、1枚を手札に加え、それ以外を好きな順番でデッキトップに戻します!フィールドの『聖剣』は3枚!」

 

 

めくったカード

 

魔聖騎士ランスロット

聖剣クラレント

聖騎士ガウェイン

 

 

「『聖剣クラレント』を手札に加えます!」

 

『次のターンへの布石って訳ね?じゃあ私も!「タロットレイ」の効果発動!エンドフェイズに手札・墓地からリバースモンスター1体を裏側守備表示で特殊召喚できる!私は手札の「冥占術姫タロットレイス」を裏側守備表示で特殊召喚!』

 

ミエルLP2400

タロットレイ ビブリオムーサ タロットレイス(裏) 手札1

 

 

 

 

 

「お互いに1歩も引かずか…良いデュエルじゃないか」

 

「うん!マシュちゃんのエクシーズ召喚からの着地もすごかったね!…というか、『聖騎士アルトリウス』って男性モンスターじゃなかったっけ?遊海が使った時は…」

 

「どうやら、俺達の世界のアーサー王は男装の麗人だったみたいでな…デュエルモンスターズの精霊、じゃなくて…伝説に語られる()()が来てくれたんだ」

 

「……そんな事、あるの?」

 

「ははっ…遊海とマシュちゃんの絆が起こした奇跡さ…なっ?遊嗣」

 

「う、うん…///」

見事なデュエルを見せるミエルとマシュ…その中で男性モンスターであるはずの『神聖騎士王アルトリウス』が金髪碧眼の少女になっている事に遊希が疑問を抱くが…遊海から英雄としてのアーサー王が精霊になっている事を聞いて目を丸くする。

そして、その縁を紡ぐキッカケ…『円卓の盾のアクセサリー』を贈った遊嗣は赤面していた。

 

 

 

《マシュ、事情は聞いていました…貴女は強くなった自分をユージに見てもらい、()()して欲しいのですね?》

 

「……はい、少しでも遊嗣さんの不安が無くなるように…デュエルを楽しんでもらえるように!」

アルトリアの問い掛けにマシュは見学室の遊嗣を見上げながら答える…。

 

 

Aiオルタ事件の時…遊嗣とマシュはAiオルタの強襲により何もできないままに意識データを奪われてしまった。

 

…2人に落ち度はなく、防ぎようのない()()だった…それでも、遊嗣は自分を責めていた…。

 

 

「自分がマシュを守らなくてはいけなかった」と…

 

 

それを思い出したマシュは遊嗣の後悔や不安を少しでも軽くする為の方法を思い付いた…それが、今回の異世界交流…そして、アクションデュエルだった。

 

遊嗣の隣に寄り添う恋人として…デュエルの中で戦う姿を見てもらい、()()()()を見てもらう事で遊嗣に少しでも安心してもらう為に…。

 

 

「アルトリアさん、力を貸してください!」

 

《ええ!我が聖剣を以て、マスター達の新たな未来を切り拓きましょう!》

 

 

 

 

「私のターン!ドロー!!」

「『聖騎士の三兄弟』を召喚!」

三人組の聖騎士が現れる! ATK1200

 

 

「『三兄弟』の効果発動!1ターンに1度、墓地の『聖騎士』『聖剣』カード3枚──『聖騎士の追想イゾルテ』『聖騎士コルネウス』『聖騎士イヴァン』デッキに戻し、1枚ドローします!──これなら…!」

 

『ふふっ…いいカードを引いたみたいだけど、そうはいかないわ!「タロットレイ」の効果発動!1ターンに1度、フィールド上の表側表示モンスター1体を裏側守備表示にするわ!裏守備になれば装備魔法は外れて破壊される!さぁ、お眠りなさい「アルトリウス」!』

 

「そうはいきません!装備魔法『聖剣EX-カリバーン』を装備した『アルトリウス』はカード効果の対象になりません!!」

 

風王結界(インビジブル・エア)!!》

アルトリアを中心に吹き荒れる風の結界が展開する!

 

 

『対象にならない…なら、「タロットレイ」のもう一つの効果!裏側守備表示の「タロットレイス」を表側攻撃表示に!現れなさい!変幻せし運命の巫女!「冥占術姫タロットレイス」!!』

フィールドに影が揺らめき、昏き気配を纏う占い師が現れる! ATK1200

 

 

「儀式モンスターの、リバースモンスター!?」

 

『そう!「タロットレイス」は儀式魔法「冥占術の儀式」か「タロットレイ」の効果で特殊召喚できる特別なリバースモンスターよ!リバース効果発動!デッキのリバースモンスター「禁忌の壺」を裏側守備表示で特殊召喚!』

ミエルのフィールドに新たなモンスターが伏せられる!

 

 

「新たなリバースモンスターが…!でも、私はできる事をやるだけです!私は装備魔法『聖剣クラレント』を『アルトリウス』に装備!さらに『聖剣カリバーン』の効果発動!ライフを500回復します!」

アルトリアの近く儀礼用の宝剣が突き刺さり、選定の剣の癒しの力がマシュのライフを回復させる!

 

マシュ LP2400→2900

 

 

「さらに『神聖騎士王アルトリウス』の効果発動!1ターンに1度、ORUを1つ使い!相手フィールドのモンスター1体を破壊します!私は『タロットレイ』を───」

 

『残念だけどそれは無理よ?「占術姫ビブリオムーサ」がフィールド上に存在する限り、私の儀式モンスターは相手の効果対象にならず、効果では破壊されないから!』

 

「なら、『ビブリオムーサ』を破壊します!」

 

《風よ…吼え上がれ!風王鉄鎚(ストライク・エア)!!》

騎士王が不可視の聖剣を前に突き出す…それによって放たれた暴風が占術姫を吹き飛ばした!

 

 

「そして『聖剣クラレント』の効果発動!1ターンに1度、ライフを500払う事で装備モンスターはダイレクトアタックできます!!」

 

『っ…私を直接狙って…!?』

 

《お覚悟を!!》

マシュのライフを糧にアルトリアが魔力を解放する!

 

マシュLP2900→2400

 

 

「バトル!『アルトリウス』でミエルさんにダイレクトアタック!!」

 

『まだよ!「タロットレイス」の効果発動!自分・相手ターンに1度、フィールドの裏側守備表示モンスターを表側守備表示にする!「禁忌の壺」を表側守備表示に変更!!』

ミエルの場に巨大な禍々しい壺が現れる! DEF3000

 

 

『「禁忌の壺」のリバース効果発動!!このカードがリバースした時、フィールドの魔法・罠カードを全て持ち主の手札に戻すわ!』

巨大な壺から凄まじい突風が噴き出す──だが!

 

 

「その瞬間、手札の『アヴァロンの魔女 モルガン』の効果発動!自分フィールドに『聖騎士』モンスターと『聖剣』装備魔法が存在し、相手が魔法・罠・モンスター効果を発動した時!このカードを墓地に送り、フィールドの『天命の聖剣』を破壊する事で…その効果を無効にし、破壊します!!」

 

『なっ…!?そんなカードを!?』

 

《──潰れなさい》

マシュの頭上に現れた白髪黒衣の魔女が光の槍で禍々しい壺を貫き、吹き飛ばす!

 

 

「そして、破壊された『天命の聖剣』は1ターンに1度、自分フィールドの戦士族モンスターに再び装備できます!『アルトリウス』で攻撃続行です!!」

 

『なら──アクションマジック「回避」!その攻撃を無効にするわ!』

 

「ミエルさんなら──そのアクションカードを引き当てると思っていました!!」

 

『えっ…?』

ドレスを纏いながらも見事にアクションカードを獲得し、マシュの攻撃を回避しようとするミエル…しかし、その瞬間──マシュの眼鏡が光る! 

 

 

「ARC次元の皆さんはアクションマジックに絶対の信頼を置き、必要なアクションカードを引き当てられる技術がある…だから、このカードを入れていたんです!速攻魔法発動!『ダブル・アップ・チャンス』!!」

 

「「おおっ!?」」

それは、アクションデュエル対策の為に用意していたマシュの奥の手…その発動を見た遊海と遊希の驚きの声が重なる!

 

 

「『ダブル・アップ・チャンス』は自分のモンスター1体の攻撃が無効になった時、そのモンスターの攻撃力を2倍にして…もう一度攻撃できます!!」

 

『しまった!?』

 

《聖剣、解放!!》

マシュの宣言と共にアルトリアが光輝く聖剣の力を解放する!!

 

 

アルトリウス ATK2700→5400

 

 

「バトル!『アルトリウス』で『タロットレイ』を攻撃!!」

 

《この灯りは星の希望…地を照らす命の証! 見るが良い!!約束された(エクス)──勝利の剣(カリバー)──!!》

 

『っ…きゃあああ─!?』

振り抜かれた聖剣から放たれる星光の斬撃…それはタロットレイを飲み込み、ミエルのライフを削りきった!

 

 

ミエルLP0

 

マシュ WIN!

 

 

 

 

 

 

「やった!マシュすごいよ!!」

 

「マシュさん…本当に強くなったわ…!まさか、プロデュエリストを倒すなんて…!」

 

「どんな状況でも冷静に対処できる…マシュの強みが出たデュエルだったな」

マシュの勝利を見た遊嗣が嬉しそうに歓声を上げる…その強さは歴戦のデュエリストである遊作や葵も感心するほどだった。

 

 

 

「あそこで『ダブル・アップ・チャンス』を引き当ててくるかぁ…僕も、よくデュエルで使うけど…すごい分析力だ」

 

「ふふっ…やっぱり恋する女の子は強いって事ですね、遊海さん!」

 

「ああ…まったくその通りだ!遊嗣、大切なものを守りたいと思うのは当然だ…だけど、頼れる時はしっかり頼る…それが自分や相手の為になる時もある…覚えておくんだぞ?」

 

「父さん…うん…!」

そして、同じくデュエルを見守っていた遊希もマシュの実力を褒め…遊海は翠と共に遊嗣へと助言を贈る…それを聞いた遊嗣の表情からは少しだけ、力が抜けたように見えた…。

 

 

 

 

「ミエルさん!大丈夫ですか!?」

 

『マシュちゃん!大丈夫大丈夫!アルトリウス…アルトリア?が狙いを外してくれたから!すっごく良いデュエルだったわ!本当にワクワクしちゃった!』

 

「ありがとうございます!」

リアルソリッドビジョンが消えていく中、マシュは座り込んでしまったミエルに慌てて駆け寄るが…ミエルは嬉しそうにマシュの健闘を讃える。

 

 

『でも、占いらしい占いができなかったわねぇ…そうだ!マシュちゃん、このデッキからカードを1枚選んでみて?』

 

「あっ…はい!じゃあ──これで!」

そして、ミエルはカードケースから1つのデッキを取り出してマシュに見せ、カードを引くように伝える…そしてマシュが引き当てたのは──『アルカナフォースⅥ─THE LOVERS(ザ・ラバーズ)』だった。

 

 

 

『「LOVERS」…恋人達──ふふっ、マシュちゃんは本当に運命に恵まれた子ね!大丈夫、マシュちゃんはちゃんと()()()()に出会えてる!どんな試練があったとしても、2人でしっかり乗り越えて……きっといいお嫁さんになれる!的中率100%の私のお墨付きよ!』

 

「み、ミエルさん///…ありがとうございます!」

ミエルはタロットを通じてマシュの未来を占う…その言葉を聞いたマシュは恥ずかしそうに──それでも隠しきれないほど嬉しそうに笑っていた。




オリジナル・アクションカード

アクションマジック「中吉」

フィールド上のモンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターの攻撃力をターン終了時まで500ポイントアップする。

気まぐれアンケート VRAINS編ゲストキャラクター『アルトリア・ペンドラゴン』はどうだった?

  • 流石我が王!
  • いい感じ!
  • まぁまぁかな?
  • エクス──カリバー!!
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