「こちらですの。」
黒子に案内された2人は風紀委員の支部に入っていった。
「すげー!上条さんこんな凄い所初めて来たですことよ。」
「あ、そっか当麻支部に初めて来たんだっけ?何回か行ったことあるけど私もここは初めてかも。」
「ええー!恵梨香さん何回か支部に行ったことあるんですか?あ、これお茶とお菓子です。」
「ちょっと。勝手に話が進んでるですの!」
黒子以外の3人は世間話をしながらお茶とお菓子をいただいていた。黒子の手には事情聴衆用の紙を持っていた。
「あ、黒子ちゃん遅いよー。」
「すみませんですの。後これに記入して欲しいですの。」
「ああ、白井ちょっと待ってな。」
「あー当麻これあまりしっかり書かない方がいい。」
「「「えっ」」」
恵梨香の発言に3人は固まってしまった。初春が先に口を開いた
「えーと何でですか?」
「いや、私も初めの頃しっかり書いていたんだが愛穂に怒られてしまってね。」
「黄泉川先生にですか?!」
「ああ」
「まあ、黄泉川先生がそう言ってたのでしたらいいですの。」
「そうですね。」
3人とも納得したようにうなづいた。2人は事情聴衆の紙を書いて渡した。
「ん⁇飾利ちゃんはパソコンが得意なのかな?」
「え、う、あの、そうですよ!」
初春は恵梨香の言ったことに驚きながらもうなづいた。
「私も得意なのだよ。」
「そうなんですか!でしたら今度一緒にアプリを作りませんか?」
初春は目をキラキラ輝かせながら、恵梨香のことを見つめていた。
「初春流石にそれh「ああ、いいとも。」え?」
「白井、恵梨香姉s「先生」すまん先生はパソコンが凄いんだ。」
「今度またここに遊びに行くからそん時パソコン持ってくるよ。」
「ええー!先生ホントですか!」
「ああ。約束はきちんと守る。後、楽しみだし。」
「嬉しいです!」
初春はさっきより目をキラキラ輝かせながら予定を決めている。
そんなこんなで4人でいろんな話をしたら日が暮れてしまった。
「また、行くから!」
「いろいろありがとな。」
「また、なんかあったらよろしくですの!」
「また、一緒にお話しましょうね。」
恵梨香と上条は初春と黒子に見送られながら帰り道に行った。
「あー。今日奢るよ。」
「ええ!いいのでせうか?」
突然自分の姉が言い始めたので上条はびっくりしている。
「先生って強制的に言わせたし、あ、もう姉さんでいいよ。当麻と久し振りにご飯一緒に食べたいし。」
「あ、気にしてないでせうよ上条さんは。でも一緒に食べる。」
何処で食べる?と二人で考えあった結果ファミレスになった。でもまさかこうなるとは思わなかっただろう。これから、上条はほぼ毎日追いかけ回され、恵梨香はとある学校に賠償金を請求することになると…
「いらっしゃいませ」
ウエイトレスの声が心地よく聞こえる。
「さあ、何にするかい?」
「ええーと…上条さんはパスタにするよ。」
「私はオムライスかな。」
2人はそれぞれの品を注文し、学校の事について話をしていた。
「それで青ピと土御門がさー」
「あんた達仲良いねえ。」
ご飯を食べながら話している2人の姿は第三者から見て理想過ぎるだろう。恵梨香は見たまんまの美女だし上条の時折見せる笑顔は爽やかで美男と言えるのである。しかし、彼らは超がつくほどの鈍感なのである。彼らに思いが伝わるのは相当な苦労がいる。
「おいお嬢ちゃん。」
「…………」
ここで空気読めよと言いたいタイミングでスキルアウトが女子中学生にナンパしている。そして少女が立ち上がり店を出て行った。もちろんスキルアウトも後を追いかける。
「あの子大丈夫か?」
「常盤台中学の制服だったけど、あれを使われたら厄介だ。」
上条と恵梨香はヒソヒソと話し合った結果お会計をして急ぎ足で少女の後を追った。
「おいお嬢ちゃん路地裏まで来て俺らにかまって欲しいの?」
「…………」
スキルアウトが下品に笑っているが少女は微動だにしないので、上条と恵梨香は少女が心配になって一芝居打つ事にした。
「もう、夜遅いのにこんなところに居ると寮監に殺されるよ!」
と恵梨香が言いかけた時バチィと少女から聞こえと思ったら電気を纏い全方向に放って来たではないか!
「ああ、うるさかっ!」
「おい、電撃を人様に飛ばすのはちょっと。上条さんはいただけないですことよ。」
「常盤台は死なない程度なら人に能力を使っていい、という教育方針なのかい?」
少女は絶句した。それはそうだろう彼女は学園都市第3位の超電磁砲(レールガン)の事御坂美琴なのだから。だが、彼女は嬉々としただって本当に実力を出せる人達を見つけたのだから。
「へえーあんた達この私の電撃に耐えるなんて凄いじゃない。名前は?」
「自分から名乗ることを学ばなかったのかい?」
恵梨香はむっとした顔で少女に言い返した。
「姉さんもうビリビリでいいと思うぞ。」
「まあ確かにそうだけどねえ。私一応先生だからねえ。」
のほほんと会話をする2人を見て、ついに恵梨香が
「ビリビリちゃん遅いし寮まで送って行くよ。」
そう言った時プツリと美琴の何かが切れた。
「あんたらー!私には御坂美琴っていう名前があんのよー‼︎」
「「!」」
また美琴の全身から電撃が飛んできた。美琴は見てしまったのだ。恵梨香はデコピンで電撃を空に受け流し、上条は右手で電撃を打ち消していた所を。
「美琴ちゃんいい加減にせんと、怒るよ。」
美琴の背筋が凍った。温和な感じの女性がドスのきいた声を出したのだから。
「まあ、恵梨香姉さん。あ、俺は上条当麻だ。」
「私は漣恵梨香。当麻の副担で理科の先生をしている、」
のほんとした(?)自己紹介が終わった後美琴は
「あんたら勝負しなさい!」
「「は?」」
ナニイッテンノコノコ?2人の心の声がシンクロした。恵梨香に関しては私先生だよと本気で思ったぐらいだ。
「私はこの能力がアイデンティなの。努力して手に入れた。だから、簡単にあしらう事が出来るなんて許せない!」
「いや、幻想殺しは右手だけだし、俺無能力者だぞ。」
「そういうのが許せないのよ!」
「えーと私のは父から教えてもらった神殺流の応用だし、あと、才能がないと使えない。だから美琴ちゃんには多分使えないと思う。」
2人は美琴に自分の能力を教えている。
「ふん!そんなことより勝負しなさい!」
「…逃げよっか。」
「そうでせうね。」
2人は逃げた。それを見た美琴は当然
「待てやゴラァーー!」
怒りながら走るのである。
2人はまだ知らないこれが最後の日常だという事を。これから科学サイドの闇に触れ、魔術サイドにも関わる事を。いや、一番重要なのは漣恵梨香が科学サイドと魔術サイドにとっての争いの鍵を握る事を彼らは知らずに顔を見合わせながら笑って帰路につくのだった。
恵梨香の神殺流は剣術の流派で剣の刃とそこから出る波動を使う暗殺流派である。応用もかなり効くよ!
恵梨香「あ、一応仕込み刀あるんだが。」
上条「何処に?」
恵梨香「服に15本ぐらいだったかな?」
上条「姉さんの15本ぐらいは30本だよ!」
多‼︎
次回もお楽しみ‼︎