とある魔術の語り人   作:ひねくれた夏みかん

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うわーん。・゜・(ノД`)・゜・。お気に入りが2日で3人になった!嬉し過ぎて号泣!これからもよろしくお願いします。
恵梨香「これからもよろしくな!駄目作者だが期待してくれると嬉しい。」
上条「恵梨香姉さんさすがにそれは言い過ぎ!ああ、あと感想もありがとな。これからもたくさん送ってくれ
感想だけでなくアドバイスも送ってくれると嬉しいな」
そういうわけでこれからもよろしくね!


三話 爆弾から始まる非日常

「いい加減にしてくれないかい?本当にそちらの先生方は生徒にどんな教育をしていらっしゃるのかい?」

「申し訳ございません。」

ここは常盤台中学の理事長室である。笑って話しているのは、恵梨香である。しかし目が笑っておらずドスのきいた声を出している。頭を下げているのは常盤台中学の理事長である。何故今に至ったのかは数日前に遡る。

 

 

「よっしゃー!タイムセールに間に合ったおかげで上条さんの一週間の食事が安泰だー!」

「ええ、そんなにヤバイのかい?」

何気ない会話をする2人がいた。ホッとした顔で話しているのは貧乏学生上条当麻で、頭を抱えているのは教師の恵梨香である。

「ちょーっと、あんた達。」

「げっ!」

「…………」

この間2人が助けようとした少女、美琴が2人を指差して声をかける。上条は嫌な顔をし、恵梨香は無表情だ。まあ当然彼女はそんな事に気にしないで

「勝負しなさい!しかも偶然にあんたの姉もいるじゃない。」

「しかもって当麻まさかさっきのセリフの意味って美琴ちゃんに毎日追いかけられているのかい?」

「うぐっ。そうだよ、ビリビリに追いかけられているんだ。」

「だからか。」

今日、タイムセールに誘われたのはこのことだったのか。と恵梨香は内心で理解した。私は先生だから絡まれずに済むと思ったのか、でも現実はそう甘くなく、先生である恵梨香にも美琴は突っかかってきたのだ。

「すまんが今日は用事があるからまた今度にしてくれ。」

「そんなの後ででいいでしょ。勝負する方が先よ!」

恵梨香の言葉に聞く耳を持たず勝負しなさいとの一点張りに流石にイラついてきたので、恵梨香は美琴を黙らせようと波動を使おうとした時、上条が恵梨香の白衣の裾を引っ張った。

「姉さん、逃げるぞ。」

「はあー!なんでなんだい?ここでやっとかないと後が面倒だよ!」

上条のセリフに呆れて返す恵梨香に上条は冷や汗をかきながら耳打ちした。

「ここは通学路だ。ここで電撃を使われたらみんなの携帯が死ぬし、最悪俺らアンチスキルに捕まる!」

「チッ、そうだった。」

2人はコソコソ話をしている時美琴は

「あんたらー!」

そんなセリフが聞こえたと同時に2人は逃げた。

「いい加減にしろって言ってんでしょうがー!」

ただ一つ誤算があった2人とも美琴が通学路で電撃を放つとは思わなかったのである。

〜次の日〜

「かみやーん、うちのクーラーが壊れちゃったにゃー!」

「私もなんだけど、上条あんたまた何かやらかしたんじゃないでしょうね!」

土御門と吹寄が話している。そうクラスの話題は何故かみんな同じタイミングで電化製品が壊れたことである。上条は冷や汗を流した。まさかこんなことになるとは誰が思ったのだろうか?

「みんな席に座って欲しいです!」

小萌先生の可愛らしい声がクラスに響きわたる。恵梨香は沈んでいる。そしてクラスにこう話した。

「今回の件は私の不注意だ。済まない。」

みんなびっくりしている。だって学校の中で小萌先生と同じくらい生徒のことを気を遣っており生徒からの人気の高い恵梨香先生が電化製品の故障の件に関わっているなんて誰が思っただろうか。

「みっみなさん誤解しちゃダメなのですよ!」

慌てて、小萌先生が恵梨香の被せる。

「恵梨香先生は巻き込まれただけなのですよ!「ですが!」いや話しを聞く限り不注意もあったのですが、能力の使い方の基礎を教えない先生のせいとも言えるし通行の場所で使った生徒さんも悪いのです。」

「先生」

「何?制利ちゃん。」

恵梨香は沈んだ顔で吹寄の顔を見る。今まで顔を下げてたから気付かなかったがみんなドス黒いオーラを出しており、何故か上条と恵梨香以外の全員はにっこりしている。いや、目は死んでいたが。

「賠償金って求められる筈ですよね?」

「いやあの証拠がないから無理だと思っ!いやもしかしたら!」

吹寄のオーラに押されつつも答えたが、急に「職員室行ってきます。」と言って教室を後にした。

「おーいみんな顔が怖いでせう!」

「「何の事かな?」」

「スミマセン」

上条は察した。恵梨香はlevel0に対してもとても優しかった。たびたび、能力が出ないと泣く生徒もいたが、恵梨香の「能力が出ない方が個性があっていいじゃない!」と微笑みながら相談にのってもらい、救われたそうだ。今では男女問わず人気があり、ファンクラブもあるらしい。そんな先生が珍しく沈んでいたんだ。みんながモンペ化するのも分かる。

「ごめん!これがあった!」

恵梨香はボイスレコーダーを持って現れた。みんなはびっくりしない。何故ならそれのお陰で救われた事があるのだが、それはまた別の機会にする。

「壊れてないし、きちんと電撃の音も録れてる。これなら証拠になると思う!」

恵梨香は少し笑いながら喋った。そこでまた吹寄が

「賠償金額いくらにするんですか?」

「五千万のつもりだ。だからもしよければみんな空いてる日に電化製品買いに行かないかい?」

「…………」

生徒と小萌先生までもが無言でガッツポーズをしていた。このクラスで良かったと全員思ってたに違いない。

「今日は授業がないから、今から行ってくる。」

「「行ってらっしゃい」」

満面の笑みをした生徒と小萌に見送られて現在に至る。

 

 

「これが請求書なのだが。」

「あの、一つ聞いてもよろしいでしょうか?」

理事長が恵梨香に対して覇気のある顔を向けて聞いた。

「本当に御坂美琴がやったのでしょうか?間違いはありませんか?」

「そう言うと思って証拠を持ってきた。」

恵梨香は理事長の前にボイスレコーダーを置いて再生した。

「本当に御坂の声ですね。分かりました。出しましょう。」

「あんた出せばいいと思ってんじゃないかい?」

理事長室が恵梨香の怒気に包まれる。否、廊下で待機していた先生にも感じられる程だった。

「確かにねえ。美琴ちゃんにも良いところがある。それは否定しない。でもね」

「でも?」

理事長は恵梨香の言葉を繰り返して聞いた。

「能力はねアイデンティじゃないんだよ。みんなレベルの高い子に甘いけど、甘くするにも程がある。だから、こうやって被害が出る。そして悪いとも思ってない。逃げればいいと思っている。冗談もいい加減にしろ。小学生にも分かるぞこんな事。」

恵梨香は声を荒げず、淡々と言っていた。顔は無表情だった。

「それでは、失礼する。きちんと金も振り込んどきなさい。」

「待ってください!」

出ていこうとする恵梨香を理事長が必死に止める。

「すみません。あのうちの生徒にもその特別授業をしてくれませんか?」

「ああ、いいさ。後、理事長さんそう言って頂けるのならまだまだ先生としては腐ってませんよ。」

恵梨香は理事長に微笑みながら理事長室を後にした。

 

 

今は13:00で学校も今日は全校が早く終わる日でもう帰っている筈だ。恵梨香はもうこんなに時間が経っていたのかと痛感する。昼はファミレスでいいかといつものところに寄った。

「相席でいいですか?」

「ああ、大丈夫だ。」

ファミレスは混んでいて、相席を使うしかなかったらしい。案内された所は若い子4人のところだった。のちに暗部組織のアイテムである事が判明する。

「すみません。相席よろしいですか?」

「いいって訳よ。」

「おい、フレンダ何勝手に決めてんだ。まあ別にいいけど。」

「麦野今日は超優しいですね。」

「南南東から信号が」

「ありがとう。」

恵梨香はフレンダという女の子の隣に座った。

「私フレンダっていうんだ!名前は?」

「漣恵梨香だ。理科の先生をやっている。」

「私は麦野沈利だが、科学者じゃないんだな。」

「ああ、よく間違えられる。残りのお二人は?」

「私は絹旗最愛って超いいます!」

「滝壺理后」

自己紹介をして最近まともに自己紹介していないなということに気づく。そんなことは置いといて、ふと思った事を頼んだオムライスを食べながら聞いた。

「ごめん変な事聞いてもいいかい?」

「いいって訳よ。」

「あなた達って人を殺したことあるのかい?」

「「!」」

カランとフォークが落ちる音がした。

「yesと受け取っていいんだな。」

「そうだったら超どうするんですか?」

「別にどうもしないさ。」

絹旗の殺気を恵梨香は軽く受け流す。

「あんた、こっち側に居たことあるだろ?絹旗の殺気を軽く流す事なんてそれ以外考えられないからな。」

「私の場合はグレーだ。一応この街の闇を知っているが沈利ちゃん達程ではないさ。」

恵梨香は最後の一口を食べると自分の連絡先の書いたメモを置いて、「いつでも連絡するといい」と言ってファミレスをでた。

「あの人超不思議な人でしたね」

「絹旗、あの人能力持ってる。」

「「はあ⁈」」

「どういう能力な訳よ」

「ダメこれは簡単に踏み込めない。」

「どういうことだ?滝壺」

滝壺の爆弾発言に3人はびっくりした。

「今の私では『体晶』を使っても無理。でも、これだけは言える。」

滝壺は息を吸って言った。

「あの人、第1位より凄い能力を持ってる。しかも本人は全く自覚がない。」

 

 

恵梨香はセブンミストに向かって歩いていた。なぜなら上条に電話で呼ばれたからだ。着いた時には何故か人がセブンミストの外に集まっていた。

「何かあるのかい?」

イヤホンをつけたメガネの男子学生に聞いた。

「爆破事件が起こるんだって。」

「そう。」

その時セブンミストの一部が爆発した。恵梨香はそっちの方を見て一瞬驚いたが五感が鋭い彼女は能力を打ち消す音が聞こえて、直ぐに顔を戻した。そして、さっきの少年がこの場から離れていくので後を追った。

「素晴らしい、僕の能力がこんなに素晴らしいと風紀委員に証明できる。」

「素晴らしい無いわそんな事。」

「!」

少年はびっくりした。だってさっきまで話していた。女性が今自分の目の前にいるのだから。

「何言ってるんですか?あなた、僕がそんな事する訳ないでしょう?」

「残念だけど少年。さっきのセリフこれに録音してある。」

恵梨香は少年をボイスレコーダーを見せた。

「お前も死んでしまえ!」

「『夜桜』」

少年がスプーンを使って爆発させようとした時恵梨香は仕込み刀でスプーンを切った。

「お前も能力なのか!まあいいあの爆発で人が死んだんだ。」

「死んでなんていないさ。全員無傷だよ。」

「嘘だそんな筈は」

「本当よ/ですの。」

少年が項垂れるのと同時に美琴と黒子が来た。

「なんでいつもそうなんだ。あいつらはみんな能力の低い俺を虐める!風紀委員もみんな助けてくれない。こんなのおかしいじゃないか!レベルの高い奴だけがいい思いをするなんて!」

「あんた「美琴ちゃんは手を出すな。」はあ!なんでよ?」

「殴って解決しようだなんて餓鬼のやる事だ。美琴ちゃんあなたはね何も知らないのよ。この街の悲しい現実をね。」

恵梨香は悲しそうな顔で言った。最後の方は聞き取れなかったが後々分かる事だ。

「少年」

「なんだよ」

「いや、あのね。まず風紀委員に期待するのはいかん。彼らは表舞台でしか活躍はしていない。裏なんて全然ダメ。でもね、それで能力を使って爆発させようとするのはもってのほか、それは絶対にしてはダメだ。確かにこの街はレベルの高い子がいい思いをする、私は教師だそれくらいは分かる。だけどな低い能力は低いなりに役に立つ、これからは人の為に弱者の為に使いなさい。大丈夫、君は若いから今からでもやり直せる。」

恵梨香は微笑みながら少年に話した。最後に少年の頭を撫でた。

「はい!僕これから自首します。」

少年は泣きながら、ありがとうございます。と言った。

「ああ。何かあったら連絡しなさい。後、風紀委員を爆破事件が起こすまで信じてくれてありがとう。これからも信じてやってくれないかい?」

「分かりました。」

恵梨香は少年に連絡先のメモを渡し、アンチスキルに引き渡した。

「恵梨香姉さん!ごめん!」

「いや、大丈夫だ。全て知っている。」

夕暮れ上条と合流した恵梨香は少年の事を話した。

「そっか。あいつも大変だったんだな。」

「何が大変だったのよ。」

上条と恵梨香が振り返ると怒りに震えてる美琴と心配した顔をしている黒子がいた。

「私はあんなに努力したのに、なんでよ。何であんな事言われちゃいけないのよ!」

「事実だろ?君は事実から逃げているだけだ。」

「恵梨香先生言い過ぎですの!」

「姉さん…」

恵梨香は美琴の怒り声に顔を変えずに対応している。

「いいわよね。先生あんたは才能があって。なのに何であんな偉そうな事言うのよ!「うるさい」‼︎」

「だったら、才能があって努力をしたら私の両親は生き帰ってくるのかい?無理だろう?何も私の事を知らずに私のことを語るんじゃない小娘。」

恵梨香は美琴の目を射抜くような殺気を放った。上条はただじっと恵梨香を見つめているが、美琴と黒子はガクガクと恵梨香を見つめながら震えていた。

「努力しても駄目だったことだってあるんだ。覚えておけ。後、レベルの高い奴がいい思いをするなんてよくある話だ。君は全て知っていると言いそうだから言っておくが逆だ、君はあまりにも知らなさすぎる。」

上条に「帰るよ」と言ってその場を離れた。そこには美琴と黒子が何も反論出来ずに固まっていた。

「姉さん本当に…」

「あれくらい言わないと、彼女はしつこいからないいんだ。」

「姉さん、俺が言いたいのは過去の事だ!何で言ったんだ。あんなに俺ら以外には言っちゃ駄目だって言ったのに!」

「イラついて言ってしまったんだ。何でも努力で何とかなると思っているから。じゃあ出来ない人は努力していないのか?違うだろう?」

上条は気づいた滅多に怒りにで震えることのない自分の姉が僅かに怒りで震えていることを。

「今日はカレーにするよ上条さんは」

「美味しそうだな。よし材料持って行くよ。」

「おお、神様」 「何と大げさな」というさっきとは一変して和んだ会話が続く。この事件が彼らの非日常の幕開けとなる。

 

 

 

「こんな夜遅くに誰だい?」

恵梨香は眠い目をこすりながら携帯を開く。文面を読むと彼女の眠気が覚め、微笑みながら言った。

「上等じゃない”木原一族”」

文面にはこう書いてあった。

 

今すぐ手を引け、お前はこの街の闇を触れ過ぎた。これ以上関わるなら殺す。

木原一族代表 木原数多

 

 

 

 




夜桜とは神殺流の初歩的な技で自分の切りたい物を一刀両断にすることが出来る。
恵梨香「スイカをもらって来た。」
上条「恵梨香姉さんが切ってよ。」
恵梨香「『夜桜』応用型」
スイカ スパーン
上条「綺麗に切れてる!」
恵梨香「まだまだ現役だな。」
上条「そっか恵梨香姉さん当主だっけ?神殺流の。」
恵梨香「一応な。」
恵梨香の過去は後々触れて行きたいと思います。短いですが0章は完結です。次回の章は2パートに分かれます。ですので読む時に気をつけてください。
ではまた次回!ありがとうございました。
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