≪インフィニット・ストラトス≫の世界に転生しました!

でも、転生先は・・・?

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リハビリがてらの短編です。

設定にガバが多くありますが、生暖かい目線でスルーしてくれるとありがたいです。


インフィニット・ストラトスの世界に転生したんですけど

どうも皆さんこんにちわ。

転生者です、名前はまだありません。

 

別に神様に会って「お前は死んだのだ」とか、テンプレ的なやり取りとかは一切ないのですが、どうも俺は『インフィニット・ストラトス』の世界に転生したようです。

 

 

・・・・・・なんでわかるのかって?

その理由は

 

 

「さぁ私の子どもたち、一緒に無限の蒼穹(インフィニット・ストラトス)にいこう!」

 

 

転生先が≪ISコア(・・・・)≫ですから。

 

 

 

 

 

 

 

 

ISコアに転生して早数年、暮桜に搭載された<No.002>以外の一桁台のコア(シングルナンバー)を除いたコアは、各国に振り分けられていた。

<No.014>の俺も当然それに含まれていて、今は日本の倉持技研で次世代機開発のためのテストベッド機のコアとされている。

 

とは言っても俺のようなテスト用の機体や、量産機に搭載されたコアの意識は『コアネットワーク』上にいることが多い。

一応こちら側からパイロット側へは意思疎通をしようとはするんだけど、その取っ掛かりである「最適化」があちら側で遮断されてるからコアにいても暇でしょうがないんだよ。

それは他のコアたちも同じみたいで、ネットワーク上が俺たちの憩いの場みたいになってたりする。

 

もちろんガチで休眠状態な<002>や、パイロットと交流しようとしている専用機メンバーみたいにネットワークにはあまり来ないメンツもいるけどね。

 

 

 

それと、ISが男に動かせない理由がコアになってやっとわかったわ。

 

最初期に創られたシングルナンバーの姉さんたちがインターネットから拾ってきた百合漫画にドはまりして「男は汚らわしい」的なノリをしてた頃があって、それを以降の子たちが真に受けて男を受け付けなくなってた。

加えて、何故か俺以外に精神面男なコアが居ないのもあって、ホントあっという間にコアの間で「男は怖い」的なイメージが根付いていった。

 

それでコアたちが男がISに乗ろうとしても拒否するようになった、っていうのがこの真相ってわけだ。

 

 

もちろんシングルの姉さんたちはそう思ってるわけじゃないから、姉さんたちがコアになってるISなら男でも動かせると思うけど、肝心の姉さんたちは束母さんのラボで保管されてるから男と接触する機会はほぼ無し。

 

そんなわけで、世間にいるISコアの中で、多分俺だけが“男が動かせるIS”のコアになる可能性が高いんだよな~。

 

もちろん、そんなことになったら原因究明とかなんとか大義名分を掲げて分解とかされかねないからやらないけど。

 

 

そんな俺も、コアの中で唯一の精神面男ってことで他のコアの子たちから少々距離を置かれてたりする。

一応最初期ロットの一機だからみんなは兄貴のように思ってくれてるみたいだし、全く交流が無いわけじゃないから嫌われてるわけでもないんだろうけど、やっぱりよそよそしくはある。

 

何の遠慮もなく接してくるのってシングルの姉さんたちと同期の10番台のメンツ、後は比較的新しいメンバーの400番台後半のチビッ子たちくらいだ。

 

あとは一部のちょっと趣味があさって方向に向いている子たちか。

みんな良い子なんだけど「愚腐腐腐腐」とか言いながら話しかけてくるのはやめてほしい。

後はネットで拾ってきたそっち系の画像を押し付けてくるのもな。

チビッ子たちの教育にも悪いし、俺もそっちの趣味は無いから。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そんな変わり栄えのしないけど穏やかな毎日の中、俺個人としてのちょっとした大ニュースな出来事があった。

 

 

最近選ばれた代表候補生の専用機のコアに、俺が使われることになったらしい。

専用機のコアに選ばれるってことはコア側からしてもちょっとした名誉なことで、そういう子が出たらみんなでお祝いすることになってる。

 

いつもは祝う側な俺も、普段は遠慮されている子たちも含めてたくさんのコアから祝ってもらった。

 

専用機になるとネットワークに顔を出す頻度が少なくなるからってことで、後期ナンバーの中でも特になついてくれていた<445>が少し拗ねて、それをなだめるのに苦労したけどそれも含めて良いニュースってことだな。

 

さぁ、これから忙しくなるな!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

俺が専用機のコアとして調整を受けている中、大事件が起きた。

 

それは世界初のISを動かせる男が発見されたということ。

その男は『織斑一夏』、<001>の白騎士と<002>の暮桜のパイロットである母さんの親友『織斑千冬』さんの弟だ。

 

なんでそんなことになったかというと、IS学園に配備されている量産機の一機のコアである<428>が寝ぼけてその一夏君と情報共有されてる千冬さんのデータを勘違いしたらしい。

 

普通のコアならそれでも起こしそうにない間違えだけど、<428>は元々(腐った方向な意味で)男性に興味を持っていたのも理由なんだと個人的には思ってる。

 

 

まぁ、理由はどうあれ男がISに触れたということで初期ロットのメンバーで緊急会議を開いて『とりあえずその一夏君だけ受け入れて、男性のパイロットを受け入れられる土壌を作ろう』ということになった。

 

人間の男に嫌悪感を持つコアも多かったけど、何とかみんなにもその案を受け入れてもらえた。

これを機に、男性への悪印象が少しでも薄れるといいな。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

倉持のクソヤロウ共がっ!!!

匿名でネット上にこのことばら撒いてやろうかこの野郎!!!

 

 

突然だけど、俺の開発が凍結されました。

 

 

理由は一夏君。

何でも一夏君がISを動かせるようになった原因の調査のために、倉持の人間を総動員することになったらしい。

 

 

マジふざけるな。

 

 

てか、そもそも一夏君の機体だって母さんが<001>姉さんの次の体にっていうことで作った機体を使うだけだし、それ以前にIS発表当初に母さんから示唆されてる“コアの意思”を否定して、こちらからのアプローチを全無視してる状態で原因なんてわかるわけないだろうが。

 

 

動かない理由が理由っていうこともあるんだろうけど・・・・・・

 

 

 

ともかく。

 

開発が凍結された俺は紆余曲折あった末にパイロットになる予定だった代表候補生『更識簪』ちゃんの手に未完成の状態で渡ることになった。

 

 

あの倉持のクソヤロウ共め、ネットにこのこと書き込んで信用度ゼロにしてやるからな。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

未完成なままの俺を手にした簪ちゃん、なんと自分で開発を再開することにしたらしい。

 

こっちとしても、未完成のまま放置されるよりは全然いいけど、さすがに1人じゃつらいでしょ。

一応外の音とかも聞き取れるからそう考えた経緯を探ってみたところ、何でも簪ちゃんのお姉さんが1人でISを組み立てて国家代表になったらしく、そのお姉さんにコンプレックスがあるらしい簪ちゃんは「自分も1人でしないと」っていうある種の強迫観念でそう思い至ったらしい。

 

その話を聞いて、長年のコア生活で殆ど忘れていた原作のストーリーにそんなことがあったのを思い出した。

 

 

ちなみに、その件について当事者にあたるミステリアス・レイディのコアである<194>に聞いてみたら、全くの事実無根とのこと。

どうやらロシアのプロパガンダに利用されたっぽい。

 

まぁ、母さんみたいな規格外じゃなければ、1人でISを作り上げるとか普通は無理だよな~。

 

とりあえず疑問は解けたけど、それで簪ちゃんが考えを改めるってわけじゃなかった。

そもそもそれを伝える手段がないし。

 

 

 

意固地になってしまってる簪ちゃんは、心配する周りの声を振り払いながらISの開発を続け、その様子を間近で見ている俺はどうにかして簪ちゃんとコンタクトを取れないか試行錯誤をしていた。

 

「・・・・・これでもダメ。ならこれは・・・・・・」

 

独り言をつぶやきながらソフトウェアを構築していく簪ちゃん。

その内容を見てみると、どうやら複数対象を同時にロックオンするためのシステムをつくってるみたいだな、ずいぶんと苦戦しているみたいだけど。

 

 

目の前で組み立てられては消されていくプログラムを見ている時、ふと俺の中にある名案が思い浮かんだ。

それは・・・・・・

 

 

 

 

「今ならソフトウェア越しにコンタクトとれるんじゃね?」と・・・・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「これもダメ。・・・・・こんなことじゃお姉ちゃんに追いつけない」

 

織斑一夏のせいで開発が凍結された私の専用機。

 

“これを1人で完成させればきっとお姉ちゃんに追いつける”

 

その思いでここまで来たけど、一向に前に進むことが出来ない。

 

 

「やっぱり私なんかじゃダメなのかな」

 

悔しくて、情けなくて、でもやっぱり諦めきれない。

いっぱいの複雑な気持ちで目の前が滲んでいく。

 

 

 

【そんなことないって。1回力を抜いて落ち着こうZE☆】

 

 

 

そんな時、ディスプレイに突然書き込まれた一言。

私は誰かに見られていたのかと思って辺りを見回してみたけど、ここには私以外の人影は無かった。

 

 

 

「い、いったい誰なの?」

 

【誰って、目の前にいるよ。いや、いるっていうより“ある”だけどね】

 

 

私の呟きに答えるように綴られたメッセージ。

その示す先に有るのはハンガーにつるされた状態の私の専用機。

 

 

 

「うそ・・・、≪打鉄弐式≫なの?」

 

【正確にはそのコアだけどね。よろしく簪ちゃん!】

 

 

 

 

 

この出会いが、今まで止まっていた私の中の何かを動かすきっかけとなった。

 

そして、この先ずっとコンビを組んでいくことになる相棒<トシ>との始まりでもあった。

 

 




続きません

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