空に太陽があるかぎり   作:練り物

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 <ガルパ☆ピコ放送決定!>


 (“待”ってたぜェ!!この“瞬間(とき)”をよォ!!)ギャリギャリギャリギャリ


 サブタイを考えるのに二日費やした結果がこれです。
 他の話と比べて異質すぎますが、内容はいつも通りです。



9話 お客様の中にパン屋様はいらっしゃいませんか?

「またね、さーやー!」

「うん、またね。みんな!」

 

 

 学校が終わり、私──────山吹沙綾はみんなと別れて帰路につく。

 ここ最近は倉に通い詰めていたせいか、こうして独りで帰るのも久しい気がする。

 

 今日はこの後、家のパン屋の手伝いをすることになっている。

 バンド活動が活発になっていたためご無沙汰ではあるが、今日は練習はない日だ。

 なので、今日は普段頑張っている両親のために時間を使おうと決めていた。

 

 心中で意気込みをいれながら、見慣れた商店街を歩く。

 時折、偶々外にいる顔馴染みに挨拶を交わしながら家に帰る、いつも通りの帰り道。

 

 

 ──────そのはずの道中であった。

 

 

「え?」

 

 

 ふと、人だかりができているのを見つけ、立ち止まってしまう。

 普段は平和な商店街であるが、このざわつき方は穏やかではないように感じてしまったからだ。

 

 見たところ十数人ほどの人間が何かを囲んでいた。私が今いる場所からは、その輪の中の様子を伺うことができない。

 

 

「おいおい、大丈夫か?」

「女の子が倒れてたってよ」

 

 

 通りかかった人たちからの会話が耳に入り、本当に穏やかではないことを自覚する。

 

 その後の私の行動は早かった。

 

 

「ちょっと、すみません」

 

 

 人混みをくぐり抜け、中心部へと向かっていく。

 つい、反射的に渦中に飛び込んでしまったが、掻き分けながら進むことをやめない。

 この状況で私が行くことで何ができるかなんてわからない。

 それでも他人事として済ませることもできず、野次馬に徹することなんてできなかった。

 

 

 そして、人混みを抜けた先には──────

 

 

 

 

「もう駄目〜。きゅ〜」

「すまない。この中にパン屋の者はいないか?この状況で名乗り出るには相当の勇気がいるかもしれんが、急患がいる。いたら返事をしてくれ」

 

 

 

 

 見慣れた常連たちが、何やら寸劇を繰り広げていた。

 

 

 

「──────────」

 

 

 

 結論から言うと、今日も商店街は平和だった。

 

 

 

 

◆◆◆

 

 

 

 

 飲食店を営んでいるとはいえ、自分たちの食事は自分たちで調達しなければならない。

 当然、羽沢家も同じだ。店で作る料理とは別に、叔父と叔母とつぐみ、ついでに自分の夕飯を作らなければならない。

 

 そのため、今日はスーパーなり商店街なりに買い物へと出ていた。

 

 

「ぷは〜、死ぬかと思った〜」

「もう、モカったら大袈裟だなぁ」

 

 

 ところが、今、俺がいるのはやまぶきベーカリー。

 羽沢珈琲店と同じく、この商店街に根を下ろして商いをしているパン屋である。

 俺の視界には、パンをかき込むようにほお張っているモカと、そのパン屋の長女である山吹沙綾がいた。

 

 

「大袈裟じゃないよ〜。本当にお腹と背中がくっつきそうだったよ〜」

「安心しろ。人体の構造上、空腹でそうなることは決してあり得ない」

 

 

 口を挟むと、モカは悲しそうに俺の方に視線を向ける。これは若干ではあるが、俺を責めているようだ。

 

 

 …………事の経緯を頭の中で整理する。

 

 買い物の道中で、下校中のモカがフラフラと歩いているのを発見した。俺が声をかけると、モカは例によって俺に縋りついてきた。

 

 曰く、今日は弁当と財布の両方を忘れてしまい、お金を借りるのも忍びなく、とりあえず皆から食べ物を分けてもらいながらここまで食いつないできたが、6時限目の終わりを迎えたころに空腹が限界に達してしまったそうだ。

 

 さらに、今日はスタジオでバンドの練習があるが、そんな体調のまま練習などできるはずもなく。仕方なく、モカだけは一旦帰宅してからスタジオに向かうことにしたわけだ。

 

 

「うう、カズくんに会えばこの渇きを潤してくれると信じてここまで来たのに、まさか何も持ってないなんて……モカちゃんの心はそこで折れたのです」

「俺の前で倒れたらお菓子が必ず出てくるなどと、そんな期待は筋違いにもほどがあるな」

「およよ、ひーちゃんなら出てくるのに、カズくんが出てこないなんて〜」

「そうか。俺の力不足か。なら、すまないことをした」

 

 

 ひまりができるのであれば、俺にも改善の余地はある。これから外出する際は、何か携帯できるものを用意することを心に決めた。

 そう言えばひまりの作る菓子を久しく食べていないな、と場違いなことを考えたが、今回の一件においての功労者には礼を言わねばならないことを思い出す。

 

 

「ともあれ助かった、沙綾。情けない話だが、今の俺ではモカの空腹を埋めることはできなかった」

「あ、いえいえ。こちらこそ」

 

 

 あの窮地に救いの手を差し伸べてくれた沙綾に改めて礼を言うと、沙綾もお辞儀を返してくれる。

 モカと同じように下校中であっただろうに、あんな人だかりの中で一歩踏み出してくれた沙綾には頭が上がらない。

 

 

「モカ。代金は俺が持つ。好きなだけ食べるがいい」

「わ〜い、カズくんの奢りだ〜」

「ささやかではあるが、お前を傷つけた俺からの詫びだ」

 

 

 そして、非礼には詫びを。

 俺は財布の紐を緩めることに躊躇いはなかった。

 

 

「え? 和那さん、他に何かしたんですか?」

「聞いてよさーやー。モカちゃんはカズくんに傷物にされちゃったのです……」

「あははは、大袈裟じゃない?」

 

 

 今のやり取りを理解できないのか、首を傾げる沙綾。モカはことのざっくりとした経緯を口にする。

 沙綾は冗談として受け取っている。

 しかし、その認識は誤りだ。

 

 

「紛れもない事実だな。責任は俺が取る」

「えっ、ええええっ!?」

 

 

 沙綾の驚く声が耳元に突き刺さる。

 厨房から見える山吹夫妻がこちらに視線を向けるが、構わずモカとの会話を続ける。

 

 

「それなりに痛くしてしまったようだ。打ち明けるのは恥ずかしいが、俺自身、どうすればいいかわからなかった節もある。後学として、やられる側はどうして欲しかったのか教えて貰ってもいいだろうか」

「ん〜。難しいけどー、やっぱり正面からかな〜?後ろからだと見えちゃうかもだし〜」

「む、それは正面からでも同じ話ではないのか?」

 

 

 ………おかしい。

 

 俺達は至極真面目な話をしているはずだ。

 はずなのに、沙綾が口を開けて顔を真っ赤にしているのはなぜだろう。

 

 

「そこはほら〜、上着とかで隠すとかさ〜」

「なるほど。それは盲点だった。だが、臭いは気にならないのか?」

「そこはほら、きんきゅー事態だから致し方なし、ってことで〜。日頃からそういうケアを心がけていたら、モカちゃんポイントは増えるけど〜、実際カズくんは無味無臭だから全然へーきー」

「無味……無味?味わったことがあるのか?」

「ないよ〜」

 

 

 ……不思議な話だ。

 

 顔を赤らめていた沙綾が、今度は頭に疑問符を浮かべている。

 俺達の会話に変なところがあるのかもしれないが、優先順位としてはモカの相手が上だ。

 

 

「一応、患部を見せてみろ」

「ほ〜い」

「ちょ、ちょっと二人とも!店の中でやめてってばーーー!」

 

 

 沙綾が何か言っているが、構うことはない。

 俺は屈んで、モカの膝に顔を近づけた。

 

 

「………擦りむいてしまっただけか。いつも通り引きずってしまったのが仇になったか。血は既に止まっているようだが、何かあるといけない。すまない、沙綾。度々で恐縮だが、救急箱を貸してくれないか………沙綾?」

 

 

 目を向けたら沙綾がなぜか崩れ落ちていた。

 一方、顔を見上げるとモカは口を膨らませていた。

 

 

「む〜。わたしだって女の子なんだから、もっと丁重に扱うべきだと思う〜」

「それはもっともだ。しかし、それはお前自身もするべきだ。今回の例で言えば、昼食のほかに軽食を持ち歩くなど対策は取れるのではないか?」

「それはお昼ご飯の前に無くなっちゃうからだめ〜」

「…………お前はひまりとは別の意味で、まずは節制を覚えるべきだな。それと、何をしている、沙綾。さっきから何を百面相をしている?」

 

 

 声をかけると、沙綾もまた顔を上げる。

 互いの姿勢からか目線の高さは同じになった沙綾酷く疲れたような顔をしていた。

 

 

「…………あの、すみません。そもそも二人は何の話をしていたんですか?」

「ここまで来る際の、モカの運び方に決まっているだろう?さすがに高校生になれば、今までと同じ形でいいのか、と悩んでいてな。結局、おぶるのか抱きかかえるのかどちらが適切なのか、俺にはわからなかったから、こうしてモカに聞いているだけだが?」

「で、モカちゃん的には抱っこがいいかな〜って思っただけだが〜?さーやはどう思う〜?」

 

 

 以前───今回とは程度が違えど───蘭が足を怪我をしたときに抱きかかえて運んだとき、三日間ほど口を利いてもらえなかったことがある。

 蘭の羞恥心を刺激してしまったことを猛省し、今回のモカは引きずってしまったが、これは怪我の原因になるので今後はしないことにした。

 結局どうすればいいかわからず、こうしてモカに正解を尋ねているわけだ。

 

 ………俺の口調を真似るモカは置いておくとして、沙綾からは一層疲れたような表情へと変わる。

 

 

「ま、紛らわしいですよ、もう!モカもそんな誤解されそうな風に言わないの!」

「誤解……何をだ?モカ、わかるか?」

「え〜、モカちゃんわかんな〜い」

「………もう良いです。私の勘違いでした」

 

 

 …………ああ、そういうことか。

 沙綾は、今の俺とモカの会話に何かいかがわしい会話として感じ取ってしまったわけか。

 

 実に心外だ。

 ランドセルを背負っていたときから知っているモカたちにそんな感情を抱くわけが──────いや、さすがに絶対、とは断言できないか。

 しかし、今回においてはそんなことは微塵も考えていない。怪我人相手にそんなこと考える余地などないだろう。

 ならば、その部分は訂正する必要が──────

 

 

「カズくん。さすがにそれはしーっ、だよ〜」

 

 

 だが、それはモカに制されたことで留められた。口にしてしまうと、またカズってしまうようだ。どうやら、ここはそっとしておくべきことらしい。

 

 

 ………やはり、コミュニケーションとは難しいものだ。

 

 

 

 

 

 

 

 ところで、モカが沙綾の項垂れている理由について察しがついているということは、モカの方は確信犯だっただろうか。

 

 ふと、そんなことを思ってしまったが、これも沙綾と同じく心の中に留めておくことにした。

 

 

 

 

◆◆◆

 

 

 

 

「ふむ。純も紗南も元気そうだな」

「むしろ元気すぎて困っているくらいですよ。そっちはどうですか?」

「昔からだが、よく無理をする。あいつの頑張り屋なところは美点ではあるが………」

「あははは、そっちもお変わりないようで」

 

 

 話が横道どころか、明後日の方向に逸れかけたのもつかの間、モカの手当を終えた後、私と和那さんは各々の兄妹の話をしていた。

 それぞれの家の長男長女なのだから、顔を合わせたら、どうしても下の弟妹の話をしてしまう。羽沢家は従兄妹同士だったけど、まあ二人にとっては些細なことなんだろう。

 

 そう言えば、こうして彼と面と向かってゆっくり話をしたのは何時以来だろうか。

 あの喫茶店に行ったときは大抵皆と一緒だったため、目を合わせても会釈くらいしかできなかったためか、随分と久しぶりな感覚だった。

 

 

「──────ふむ」

「? どうしたんですか?」

「大したことではない。単に、この店は相変わらず変化がないなと思っただけだ」

 

 

 そう口にする和那さんの視線は明後日の方向に向いていた。その後、わざとらしい咳払いをしながら「すまん」と呟く。

 どうやら彼なりに失言だったと悟ったようだ。

 

 

「決して悪い意味で言ったわけではない。気分を害してしまったのならすまなかった」

「ふふっ、わかってますよ。まあ、こうして店を続けられているのも、懇意にしてくれる常連さんのおかけですよ。ね、モカ?」

「ね〜」

 

 

 彼の言葉には悪意がないことを汲んだ上で、常連さんに視線を移すと、何やら和那さんから次々に突き出されるパンをひたすらに食べていた。

 公園で鳩にパンをあげているような構図に似ていたが、こうしてほくほく顔のモカを見ているとこっちも穏やかな気分になれる。

 

 

「そっちは大分変わりましたよね」

「ああ、うちはメニューを一新させた。もう昔の羽沢珈琲店とは思わないことだ」

「いえ、そうじゃなくて。和那さんがですよ」

 

 

 一瞬、和那さんが面食らったような気がした。

 表情からは読み取りにくいが、本人はおそらく自覚がなかったことだけはわかった。

 

 

「だって、昔は何言っても『ああ』とか『そうだな』とか『それは今話す必要があるのか?』とかしか返してくれなかったじゃないですか」

「………そうだったか?」

「そうでしたよ。正直、巴が一緒に居てくれないと会話すらできなかったですし」

 

 

 誇張ではない。

 今も口数が少ないが、彼が学生時代のときは、二言以上会話が続くことは稀なほど本当に重症だった。

 巴が通訳になってくれたおかげで意思疎通は辛うじてできていた。ここでは口にはしないが、正直あの時は二人きりにはなりたくなかったのが本音である。

 

 勿論、今はそんな心配はなさそうだ。

 

 

「トモちんはカズ検準1級だからね〜」

 

 

 と、横から聞きなれない単語を耳にした。

 

 

「………ああ、モカが俺の許可なく独断で作った資格だ。どうやら、俺の言葉は日本語から逸脱してしまっているらしいぞ」

 

 

 珍しくフォローを入れる彼の顔は酷く疲れたような、不満が見え隠れしている。

 いや、表情は相変わらず無表情なのだが、纏う空気がその感情を主張していた。

 

 

「いいんですか?」

「甚だ不本意だが、コミュニケーションが不得手なのは事実だからな。これも試練の一環として受け取っている。それに、枠組みを作ったモカ自身、細かいことを考えているわけでもないようだ」

「む〜、偏見はんた〜い」

「どういう基準で級を分けてるの?」

「ふっふっふ。もちろん、フィーリングー」

 

 

 やはり細かいことは考えていなかったようだ。

 それがモカの良いところではあるが、巻き込まれる側は大変そうだと、つい他人事のように思ってしまう。

 

 

「………俺が変わったというのは、このように日頃から『言葉が足りない』と口酸っぱく指摘してくれる人間が周りにいるおかげだな。これでも、相手を勘違いさせるようなことも少なくなっていると自負している」

「あ、すみません。残念ですけどそこまでは言ってないです」

「…………………………………………なるほど」

 

 

 その長い間には彼なりの自信があった証なのだろう。さっきも思ったが、感情の起伏がわかりやすくなっていることには素直に驚きだ。

 

 

「あっ、折角だから、和那さんもひとつどうです?さすがに午後過ぎなのでもう焼き立てはないんですけど…」

 

 

 モカにパンを与える作業をしているが、和那さん自身は何も食べていないことに気づき、そんな提案をしてみる。

 

 

「………では、チョココロネをひとつ頂こう」

「わかりましたっ」

 

 

 トングで手早く目当ての物を取り、ビニールに包む。

 一瞬、友達(りみ)の顔が思い浮かんだが、気のせいということにしておく。

 

 受け取ったチョココロネを淡々と口に入れる姿を見ると、なぜだか緊張してしまう。

 

 

「以前食べたときよりも生地が柔らかいな。小麦粉の種類を変えたか、もしくは発酵の時間を変えたようだな」

「りょ、両親に伝えておきますね」

 

 

 再び友達(りみ)の顔を思い浮かんだが、気のせいだと片付ける。

 一応、彼も料理人だ。細かな違いに気づいたとしても何もおかしくはないだろうに。

 

 そんなことを考えていると、和那さんは腕時計を見ていた。

 私もつられて時計を見ると、随分と話し込んでしまったことに気づく。

 

 

「では、そろそろ行くぞ、モカ」

「え〜。まだ足りないよ〜」

「俺は買い物の途中だ。お前もこれから練習があるはずだろう。懲りずにまた遅れる気か?」

「ぶ〜。でも、そこのメロンパンがあたしに食べられたいって言ってる〜」

「……差し入れとして何個か買っておく。巴かひまりも小腹を空かせているだろう」

「なら行く〜。じゃーねー、さーやー」

「ではな、沙綾。また近いうちに来る」

「はい!また来てくださいね!」

 

 

 こうして、二人は店を出ていった。

 嵐、とまでは言わないが、突風のように来て、あっさりと去っていった後の店の中がかなり寂しいように感じる。

 珍しい顔が見られたためか、こんな日があってもいいかな、なんて思えてしまう。

 

 

「久しぶりに見たなぁ、和那さん」

 

 

 思い浮かべるのは、あの年上のお兄さん。

 最近、年上だと思いこんでいた巴の、さらに年上の彼は本当に個性的だ。

 

 第一印象からして怖くて厳しそうな雰囲気は幼い頃から変わらないが、私は──────いや、商店街の人たちは皆、知っている。

 彼はただ、どうしようもないくらい不器用なだけだと。

 

 

「沙綾、和那くんはもう行っちゃった?」

「うん。ついさっき行っちゃったよ」

 

 

 裏から出てきたのは私の母さん。

 つい最近まで病気がちだったが、今ではこうして父さんと一緒に店を切り盛りできるくらい回復していた。

 

 

「あら、残念。そう言えば、随分前にお見舞いに来てくれたお礼をしたいと思ってたのに……」

「あははは。なら今度、和那さんの店に行けばいいんじゃない?」

「うーん…定休日がうちと別の日だったら良かったんだけど………沙綾?」

 

 

 ああ、そうか。

 ここでようやく、和那さんのあの言葉の意味を理解できた。

 

 

『単に、この店は相変わらず変化がないなと思っただけだ』

 

 

 ──────あれは、店の裏にいた母さん(・・・・・・・・・)を見ながら(・・・・・)言っていたんだ、と。

 

 

「やっぱり、わかりにくいなぁ」

「………急にどうしたの?」

「なんでもない。ほら、あとは私がやっておくから、母さんは晩ご飯の用意でもしてて」

「ちょ、ちょっと!?」

 

 

 表に出てきた母さんの背中を押す。

 晩ご飯だけではない。これから沙南と純も帰ってくる。母さんにはやってもらわなければならないことは山積みにあるのだ。父さんも、明日の仕込みで手が離せなくなるだろう。

 

 

「よっし!頑張ろう!」

 

 

 改めて気合を入れ直す。

 今日も商店街は平和なようだ。

 




・今日のカズ語

(本編でフォロー済みなのでなし)



 <アニメ新シリーズ製作決定!>

 (キャラデザを見て大人しく席に座る音)

 全編3Dは好みが別かれそうですね。個人的には戦闘シーンやライブシーンの迫力のある場面は手描きの方が好みな老害なので、サンジゲンには頑張ってほしいです。作者の所感とかどうでもいいですね、ハイ。

 ところで、ガルパ☆ピコのつぐ可愛すぎない?ガルパのイベストも面白かったので、次回はアフグロ全員出る話を書きます(鋼の意志)

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