やはり俺と『 』が《ボーダー》隊員なのは間違っている   作:必殺遊び人

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 二話目です。
 
 恐らく一話と二話だけでは話が理解できない方もいると思いますが、今作品はだんだんと設定を明かすつくりになって射ます。
 気長に待っていただけると助かります。

 そして、もしよろしければ誤字報告の方お気づきの片はよろしくお願いします。

 それではどうぞ!!



二話>>『さぁ――ゲームを始めよう』

 

 

 

 比企谷八幡が『ボーダー』という組織に入ったのは、自身がまだ中学生のころ。

 年齢は15歳。高校受験を推薦と言う形で確実にした八幡は、いい時期だと判断して入隊を希望したのだ。

 当時の『ボーダー』ではカメレオンが後に開発され、今やA級部隊三位の立場にいる風間隊が発足したのもこの時期である。

 

 入隊理由を問うのであれば、『もしもの時、妹を守る力がほしい』と、この一言に尽きる。

 今時、というよりも、この三門市では珍しくもないが、八幡の両親はすでに亡くなっている。八幡がまだ小学生のころ、『第一次近界侵攻』によって、両親の死亡が確認されたのだ。

 小学生にして親を亡くすという不幸にいながら、その心が壊れなかった理由を挙げるなら、それも妹の存在が大きかった。妹のためにも自分が頑張らなければならない。強迫観念にも迫る意志によって、八幡の心は壊れずにいたのだ。

 中学に入ると同時に将来を見据えて勉強。すでに創設されていた『ボーダー』に入らなかったのは、妹がまだ小さかったことと、今の時点で勉強をおろそかにするのは、今後の学校選択において、後々かかるお金が安くなると子供ながらに考えた結果だった。

 

 『ボーダー』に入った八幡は、才能に恵まれたのかトリオン量によって初期ポイントを2000ほど貰い、それでも異例な僅か一週間でB級に上がるという大挙をなして見せたのだ。

 なるべく妹を一人にしまいと、長い期間訓練生という立場にいるのを嫌った努力の結果である。

 だが、事実として、B級と言う肩書きは彼にとって最もつらいものだった。訓練生を脱却したことによる防衛任務。上がりづらくなる訓練ポイント。そしてランク戦。家を空ける時間が明らかに増えたのである。

 ここまで聞けば、八幡は妹に依存しきった危険な状態。そう考えても仕方ないが、実のところそれは逆だった。

 

 妹の方が、兄に依存してしまってるのである。

 

 そう。彼が壊れなかったのは、妹がひそかに壊れているのを感じ取ったからであり。彼が家にいる時間を固執しているのは、それによって妹が完全に壊れるのを防ぐためである。

 だが、それで妹を責めるのはいささか酷だろう。

 八幡はたまたま被害が少ない場所にいた。しかし妹は違った。家に家族といた少女は、目の前で両親が殺害されるのを目撃してしまったのだ。まだ小学4年生だった彼女が、絶望と言う言葉の意味を理解するのに十分すぎる出来事だったことだろう。

 故に、八幡は今の現状を何としても打破しなくてはならなかった。

 それはつまり。

 

 ――いかにしてS級になるか。

 

 A級ではほとんどがB級と変わらない。防衛任務にランク戦。治外活動などを入れれば、その仕事はB級以上と言って差し支えなかった。

 S級にも仕事はある。だが、いざという時――つまるところ大規模侵攻の時に最も危険な場所に送られる彼らは、A級やらB級より自由な時間が多く与えられる。そもそも、ランク戦が大きな時間の邪魔になることを考えれば、S級と言うのはそれだけで八幡には魅力的だった。

 B級でのソロ活動も視野に入れていないわけじゃなかったが、防衛任務をしなければ給料が入らない。親がいない八幡にとっては、それは少しばかりいただけない。

 

 たが、ブラックトリガーを持ってることがS級の条件。無謀を通り越して不可能の話だった。

 

 だが、そんな時彼は知った。『都市伝説』でしかなかったそれを。そう――。

 

 彼が『 』(くうはく)と出会ったのもこの時期だった。

 

 

  ▲▽▲▽▲▽

 

 

 そこには、足で器用にマウスカーソルを持ち、あろうことかそれでゲームを行う少女がいた。

 

『足でうごかした、ら・・・・・・両手でご飯食べれる、よ』

 と、賢いのか馬鹿なのか分からない妹の発言に、兄である空が頭を抱えたのは無理からぬことだった。とは言え。

『まてよ。それなら一人で四人プレーができんじゃね? 腕が二本と足二本、見よ妹!! この兄の天才的な発見を! これで協力プレーを売りにしているゲームをより楽しめるはずだ!! はははっ――』 

 と、ボッチを究極的に拗らせたらこうなるのかと、逆に白も頭を抱えたのものである。

 

 まあ、そのような過去の事はさておき。

 

 パソコンに向かういつも通り(・・・・・)の兄弟の光景は――突如として曇ることになる。

 

 それはチャイム音だった。

 彼らは別に異次元のはざまにいるわけでも、異世界にいるわけでもない。であるならば、そこは日本、あるいは世界のどこかしらに住んでいるのであり、そこへ訪問者が来るのも必然と言えた。

 しかし、その訪問に彼らが出ることはまずありえない。

「••••••、」

 対人恐怖症に引きこもり。その二人が見知らぬ人物に会うことなど許容できるわけがなかったのだ。

 お金は白が開発したプログラムや、高度なAIプログラムの対戦、例えばチェスプログラムの相手などで稼いでいる。必需品はすべて通販。さらには自身で開発した返答AIを使い。配達員とも接触しない彼らの徹底ぶりには、もはや怖いものを感じる。

 今回も変わらない。通話状態には自然になり。AIが最適な返答を行ってくれるはずだ。何かを頼んだ記憶はないが、そこについても問題ない。人類最高の頭脳と称していい白が、その程度の事を予測していないわけがないのだ。

 

「行ったか?」

「わから・・・・・・ない。でも、来た人・・・・・・まだ何も話してない、よ――」

 

 ここまで完璧に引きこもりをしているのを見ると、いっそのこと清々い。

 すると。――ゴトン、と。何かが落ちる音がした。どうやら扉についている郵便受けに手紙が通入されたようだ。

「っんだよぉぉお~~。ただの郵便かよ。ちょこっとビビったじゃねーか」

「にぃ、流石にそれは・・・・・・ない」

「じゃあお前が郵便取りに行くか?」

「・・・・・・。すぴー・・・・・・すぴー・・・・・・」

「・・・・・・」

 どうやら妹は部屋に家にある郵便すら取りに行くことができないようだ。

 そんな寝たふりですよと言わんばかりの白の様子を、それでも可愛いと思えてしまうのは空が彼女の兄だからだろう。

「ったく・・・・・・。一体何の郵便だよ。どっかの広告とかならマジで怒るぞ・・・・・・」

 独り言だった。だが、この一言が彼らのこれからを大きく変えた。

 

「いるじゃねーか。なんででないんだよ」

 

 ――ピキリ、と。時間が止まったかのように思えた。

 玄関の前。郵便受けにてを突っ込み、中身をまさぐっていた空は、突然の声に動けなくなる。

(いやまて落ち着け・・・・・・。相手はドア越し、外にいる。無視すればなんの問題もねぇ。落ち着くんだ空、伊達にコミュ障やってねーぞ!!)

 つまり、俺はコミュ障だから会話なんてできません、と。ある意味(いさぎよ)いその行動は、次の一言で完全に崩されることとなる。

 

『 』(くうはく)だろ。お前」

 

「――ッ!??」

「ああ間違えた。お前ら(・・・)――だったか?」

(なんだこいつは・・・・・・。ブラフのつもりか? いや、ネットごしならまだしも、ここを特定してる時点でそれはさして重要じゃない)

 ここへ来て、空の思考は冷静さを取り戻す。

「誰だお前・・・・・・。いや、なんなんだ。お前の目的は」

 空が選んだのは相手との対話。

 仮に、外の人間が空と白の情報を掴んでるとして、あるいは掴んでいないとしても、ここまで来た時点で空にできることは一つ。

 

「先に俺の名前を言っとくが、比企谷八幡だ。驚かして悪いな・・・・・・。別にお前が考えてる(・・・・・・・)ことをするってわけじゃないんだ。ちょっとスカウトにな」

 

(ちっ、こっちの考えはお見通しか・・・・・。まあ、ただの馬鹿じゃねーてことがせめてもの救いだな)

「スカウト? 悪いが俺らはe―sportsなんかに興味はえーぞ。それとも、なんかの依頼か? 悪いが俺たちが受けることはな――」

「『ボーダー』って言えば分かるか? 俺はそこの人間だ」

 この会話で、空は完全に状況を把握する。

(あいつは俺のほぼ『 』(くうはく)だと認めているような質問に、何の疑問も感じてない。ってことはおれらが『 』(くうはく)ってことはほぼ確実につかんでるってこと考えていい。それに『ボーダー』だったか、なら狙いは『 』(おれら)と言うよりは白か・・・・・・。さて、どうしたもんかね)

「ああ、とりあえず目的だったか? それだけ言うわ。それが面白そうじゃなかったら断ってくれていい。もうここには来ない。もちろん情報も伏せる。どうだ――?」

「嘘、ではないな。で、目的って?」

 

「新しいゲームを紹介しに来た。俺と一緒にやらないか?」

 

 ・・・・・・。

 空には何を言っているのか一瞬理解できなかった。しかし、空の思考はすぐに理解する。

「お前、おもしれーな。今開けるちょっと待ってろ」

 

 

  ▲▽▲▽▲▽

 

 

「で、俺らが『 』(くうはく)だって、どうやって分かった?」

 

 比企谷と名乗る少年を家に上げた空は、はてなを大量に浮かべる妹へ事情を説明し、今は静かに太ももで寝かせている。

 本当は知らない男なんぞに完璧美少女たる妹を会わせるわけにもいかないが、空が――そして白がお互いに離れられないことを考慮すれば、それはいた仕方ない事だった。

 

「それなんだが・・・・・・。とりあえず先にお詫びさせてくれ。すまなかった」

「――は?」

「いや、突然押しかけたのもそうだが、お前らの事を特定した方法があまりに非人道的だったからな。俺の方も切羽詰まってたとは言え、本当に申し訳ない」

 きれいな正座で頭を下げる八幡を見て、空は少し引き気味だ。

「え、あーうん。まあ顔上げろって。とりあえずその方法を教えてくれ、他のやつらにもそれで俺たちにたどりつかれちゃ敵わん」

「・・・・・・それなら問題ない。俺にしかできない方法だからな」

「・・・・・・?」

 頭を上げ、やっとのことで話し始めた八幡に、空は「どういう意味だ」と言う視線を送る。

 

「お前ら、サイドエフェクトって知ってるか?」

 

 

 当然。『ボーダー』関係者でない彼らがサイドエフェクトについて知ってるわけもなく。八幡はサイドエフェクトについて説明し、自身のサイドエフェクトについても語った。

「つまりあれか、お前はそのサイドエフェクトって言う。超能力みたいなもので俺たちを発見したと・・・・・・」

「ああそうだ」

「で、お前のそのサイドエフェクトが何だっけ? 『思考投影』だったか? つまり人の心を覗くみたいな認識でいいのか・・・・・・。いや、心って曖昧なものより思考を読むって言った方がいいのか?」

 ぶつぶつと空が思考に浸る。

 

 空は先ほどサイドエフェクトを超能力と称したが、それは少しばかり違うと言っておこう。サイドエフェクトとはあくまでも人の延長線上に存在する力だ。空を飛ぶとか、火を吐き出すとか、雷を生み出すといったように、超常的な何かをできるわけではない。

 いくつかの部類に分かれるサイドエフェクトの中で、八幡のそれは、最高ランクの「超感覚」と言われるものだった。

「あーこればっかりは説明より見せたほうが早いか・・・・・・」

「え? 俺心読まれるとかすげー嫌なんだけど・・・・・・。――あ? てめぇもし妹の心読んでみろ! 生まれてきたことを後悔させてやるからなッ!!」

「お、おう。そんなことはもちろんしないが。そうだな、その心を読むってところがまず違ってる。違うって言うか本質じゃないって感じか。まぁ百聞は一見に如かずだ。なんか適当に腕を動かしてくれ」

 妹を抱き込むように庇ってっていた空は、警戒レベルを下げたのか、とりあえず言うとおりにした。

 

 まずは単純に右手を上げる。するとそれと同時(・・)、八幡も右腕を上げる。

「・・・・・・、」

 次に空は腕を軽く回した。先ほどと同じように、八幡も空と同じように、否、寸分狂わず(・・・・・)腕を回す。

「――!!」

 どうやらこの二つの動作だけで気づいたようだ。

(さすがは『都市伝説』まで上り詰めたゲーマーだ・・・・・・)

「なるほど。だからお前、サイドエフェクトに名前が『思考投影』なのか。・・・・・・相手の思考を読むわけでなく、相手の思考をそのまま自身の脳へと投影する。つまりそれで俺らの事や場所を突き止めたってことか」

「正解だ。予想以上でたのもしいわ。流石は最強のゲーマー」

 そう。それが八幡のサイドエフェクト。心を読むのとは確実に違うそれは、言ってしまえば他人の脳で自身を動かすということ。

 右手を空が上げた時、八幡は空が右手を上げようとしているからそうしたのではなく、空の脳の命令によって右手を挙げた。他人の脳機能で動くそれは、空と『全く同じ』に腕を回した。

 

 他人の脳を自身の脳へ投影する。故に、『思考投影』。

 

「でもおかしくないか? 仮に、それで俺らの事を知ったとしてとしても不可能に近いだろ。だって、明らかにデメリットが多い力じゃね? それ」

 ――すげぇ。てか、ここまでだと逆に引くな、と。八幡は空のそれに素直に感心する。

「それも正解だ。俺も最初これを知った時は大変だった。他人の思考と全く同じことを考えるし、同じ風に体が動くし、はっきり言って呪いかと思ったぜ」

 他人の思考で動くということは、そこに自身の思考は存在しない。単純に、誰かに体を操られるという感覚だけが存在するのだ。自分の意志で体を動かせず、自分の考えたいことが考えられない。

 こと生きるに関して言えば、まったくと言っていいほど使えない力だった。

「当時はさすがにやばいと思ってな、訓練したんだよ。で、ちょっとずつだがコントロールも出来てきてな、今では、必要な事だけ取得できるようになった。対象は一人だけだが、そのためそいつとの距離は関係ない。まぁ、人間の脳がそもそも意味記憶だの手続き記憶やら記憶部位だけでも複数存在するんだ。できないことはないってことだな」

「なるほどな。俺らを見つけた謎は解けた。それで、俺らにどうしてほしいんだっけ? 新しいゲームを紹介しに来たらしいけど」

 

「おっと、そうだったな。本題に入ろう」

 

 

 八幡はそれから自身の考えと、自身の状況について語った。

 同情を求めたかったわけではない。ただ、どうせ聞かれるだろうと思い初めに話しただけだ。

 

「つまりあれか、お前は俺らにそのオペレーターってのになってほしいと?」

「そうだ。俺単体の力じゃ、いずれ超えられない壁にぶつかる。A級になれてもトップになれないし、そもそも、今この状況を打破できない。そのためにお前ら兄妹の力を貸してほしい」

 八幡の目的は、最初に言った通りだった。要はスカウト。自身のチームへオペレーターとして入ってほしいと。

 

「『ボーダー』内の戦闘は、ゲームだと思え。プレイヤーは『 』(くうはく)。キャラクターは俺だ。お前らの指示で俺が動きお前らの思考で俺が戦う。うぬぼれてるわけじゃないが、単身での戦闘もそこそここなせる。どうだ『 』(くうはく)、『ボーダー』で最強になってみないか?」

 

 もし、『 』(くうはく)と言われている奴らが、ただゲームがうまいだけだったなら、八幡はここまで固執しなかっただろう。

 技術だけじゃなかった。相手の思考を読んでの戦闘スタイル。仮に、チートを使っても相手がチートを使うことまで織り込み済みのその悪魔的なまでの読み合い技術。最高級のチェスプログラムを完封したとされる最高峰の頭脳。知った時点でダメだった。こいつらとなら何ができるか考えてしまうのだ。

「ああごめん、違うわ間違えた」

「――?」

 

「お前ら『 』(くうはく)なんだろ? ならここで負けることすらないと断言しろ。負けるかもしれない低俗ゲーマーは必要ないわ」

 

 挑発だった。もちろんこんな子供だましの挑発がわからないほど空は馬鹿じゃない。それでも。

「何個か質問させろ。俺らは見ての通り引きこもりでな、それについての対処法は?」

「それについては問題ない。チームを作った隊員にはチームで部屋が与えられる。そこにはいろいろ完備されててな、生活することも可能だ。もちろん給料もでる。『ボーダー』はあくまで職場だからな」

「移動や食事なんかは?」

「なぁ、おまえら少しはその病気(引きこもり)直そうとは思わないわけ?」

 その言葉に、空は――フッと鼻で笑うと。

 

「部屋から出たら負けだと思ってるぜ」

 

 こう宣った。

 

「帰るわ。この話はなかったてことで――」

「待て待て待て待て。今のは俺が悪かった。・・・・・・少しだけ考えさせてくれ」

 先ほどの関心の念はどこへ行ったのか、ジトーとした目で見る八幡に――悪かったよ、とひらひら手を振る。

 

「なぁ白、お前はどうしたい? お兄ちゃんについてきてくれるか?」

 今までめをつぶっていた白は、ぱちりと目を開けると――。

 

「・・・・・・しろは、にぃに――ついていく。・・・・・・約束通り(・・・・)――どこへ、でも」

 

 そして空は言った。

「比企谷八幡だったか? その話乗ったぜ。だが一つだけ条件がある」

「・・・・・・?」

 

『 』(くうはく)に敗北はない。つまり、これから先お前の敗北も認めない。それが最低条件(・・・・)だ」

 

 八幡は顔に出さないまでも笑っていた。なぜなら空はこういったのだ。

 引きこもりがどうのより、『ボーダー』という組織が何かより。

 

 ――『 』(くうはく)が負けることのほうが問題だと。

 

 ゲーマーとしての矜持。これを笑わずにいられる人間がいるのか。――否、最高の言葉だった。

「契約成立だな。よろしく頼むわ」

 

 これは始まりも始まり。

 

「ああ、それじゃ――――ゲームを始めよう。とりあえずS級交渉から考えよっか」

 

 後に語られる『ボーダー』最強チームの出会いだった。

 

 

 




『副音声』

八幡「さて、副音声開始するか・・・・・・」
しろ「・・・・・・今回のはな、し・・・・・しろたちと――ハチ兄の出会い、だった・・・・・・」
そら「懐かしいな。あの時はマジで心臓止まると思ったぜ」
八幡「それを出されると辛いんだが。まぁ、あの時のお前らの引きこもり具合もやばかったけどな・・・・・・今もか?」
そら「いやいやハチ・・・・・・。作品では書かれてないがあのときのお前のきょどり具合もやばかったぞ」
しろ「・・・・・・ちょっと、キモか、った」
八幡「・・・・・・ぐはッ――!! もう俺は生きていけない・・・・・・妹に、そんな・・・・・・!!」
そら「落ち着けハチ!? 気持ちは分かるがお前には本当の妹がいるだろうがッ」
八幡「・・・・・・ハッ、そうだった。おれには天使であるこまちエルがいる。ってことで・・・・・・じゃあ帰るわ」
そら「いやいや、待てよ。今回はお前のサイドエフェクト『思考投影』について語るんだろうが!?」
しろ「・・・・・・オリジナル設定――ないがしろ、だめ・・・・・・」
八幡「そんなこと言っても、説明は作品中に終わらしちまったぞ? てか、はっきり言って最初の時は本気で使えなかったし」
そら「まぁ、言っちまえば他人の人形同然だもんな。よく使いこなそうと思ったな・・・・・・尊敬するぜ」
八幡「まぁな、あの時は小町を守る力なら何でも良かったんだ」
しろ「でも、それ・・・・・・異常。――もう、しないで、ね?」
八幡「わかってるよ。てか小さいときからつかってんだぞ。もう完璧だ」
そら「それがサイドエフェクトのいいとこだよな。『ボーダー』にいる保持者も基本使いこなしてるから強いわけだしな」
八幡「まっ、俺のそれは他人の脳機能で動く。それ一点だったからな。苦労はしかたないだろ」
しろ「・・・・・・でもそれ、すごい。他人の気持ち――わかる・・・・・・。他人の考え――理解でき、る」
そら「ああ、俺らはそれがわかって絶望した。それで尚、優しくいれるお前はすげぇよ」
八幡「・・・・・・。そんなんじゃない。そんないいもんじゃねぇよ」
そら「そうか。ところで、白の天才的な頭脳はサイドエフェクトじゃないのか?」

八幡「ああ、それは調べてみたが違かった。あれは素で天才だ」
そら「流石俺の妹だ!」
しろ「・・・・・・終わ、り」

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