黄金の力でヒロアカ無双   作:アルアール

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現在の金の採掘量は年間2000〜2500トンと言われています。
現在金成達が捌いているのは年間凡そ1.2トン弱。多くても二トンほどでしょう。
今現在までに採掘された量は凡そ17万トンであり、今後採掘できる量は6、7万トンと言われています。

今現在の金の価値は年々上昇傾向にあり、これは金が限られた存在であるからであり個人的な見解ではありますが、年間2000トン採掘されている中に1トン増えたところでなんら変化はないと思われます。

金の主な利用方法は、美術品や宝飾品などの他に、電子機器や通信機器に多く使われており、
ここでご都合的見解を述べますと、個性の発現により誕生したサポートアイテムは電子機器、及び電気関連のアイテムであることから金の使用量が増え、逆に金の価値が高まっていると考えています。

まぁ捌いた金は御都合主義的に、全体的に分散している為、出所不明。と判断してください。




十五話 最終種目 エイミィVS緑谷

「ボス、こっちのフランクフルトも美味しいよー。はい」

エイミィは隣に座って焼きそばを食べている金成に、今まで自分が食べていたフランクフルトを躊躇いもなく差し出す。

手渡しするのではなく彼が食べやすいように口へ近づけた。

 

「ん?あぁ、さんきゅ。ん、あむ」

話しかけられた金成の方も慣れているのか素直に口を運んでフランクフルトを食す。

 

ーーーん。本当にうまいな。

フランクフルトが美味しいか美味しくないかを分ける特徴は、個人的にではあるは皮にあると思っている。食は味覚だけでなく、聴覚や視覚などで楽しむものであり、このフランクフルトは十分に金成の聴覚的食欲を満たしてくれたらしい。

 

「ふむ。満足である」

今日は特に機嫌がいいらしく、金成は腕を腰に当てて胸を張りながら、普段しないような少しおちゃらけたボケを挟んだ。

 

「は、ははー!」

エイミィの方は一瞬キョトンとしながら内心彼の普段は見ないお茶目な姿にきゅんとしつつもそれに答えた。

 

ーーーふふ、ボス。なんか楽しそう。

金成は入学してから、厳密には中学校も含めて学校にいるときはいつもつまらなそうにしている。

つまらなそうとは言っても人並み以上に整った容姿をしており、彼もそれを利用している節があるため不満そうな表情を周りに見せることは少ない。

しかし、そうは言ってもエイミィは長い付き合いであるため、ある程度は彼の気持ちはわかると自負している。

 

彼女は初めて出会った時から彼はヒーローである。

自分の、ゴミ溜めで生活していた、これからの未来に希望が持てなかったあの絶望の空間から引き上げてくれた恩人にあたる人だ。

例え、金成に打算があったとしてもだ。

 

まぁ、今ではただのヒーローではなく、ダークヒーローと思っているけれど。

 

そんな彼が、雄英高校に入学してから笑う数が増えた。

それが彼女にとっては一番嬉しいのだ。

 

「ボス、日陰ちゃんや美流ちゃんも見てるかな?」

ーーーこのボスが楽しそうにしてる顔を。

 

「ん?あぁ、多分見てると思うぞ」

突然の問いかけにキョトンとしながらも答えた金成。

 

「そうだよね」

ーーーふふ、日陰ちゃんと美流ちゃんもボスの顔を見たら驚くかな?

普段は見せない純粋な金成の笑顔を彼女たちにも見て欲しいと願っているエイミィである。

 

 

 

金成達がベンチで一時の休息を楽しんでいると、チャイムが聞こえてきた。

休憩が終わった合図だ。

 

金成たちが残っていた食べ物を急いで食べ終わると、すぐさま先ほどいたホールへと向かう。

道中は同じく昼食を終えた観客たちもいて大変混雑していたが、生徒用の通路があったためそこから直で金成たちはホールへと向かう。

通路を通ってホールへと向かうと、敗戦した生徒たちも含めた全ての生徒がいた。

 

「あれ、他の生徒もいっぱいいるな」

 

「あれ?なんでだろうね?」

エイミィの方も理解していなくキョトンと首を傾げた。

綺麗な赤い髪が拍子に靡く。

 

『最終種目の発表の前に予選落ちの皆へ朗報だ!あくまで体育祭!ちゃんと全員参加のレクリエーションも準備してんのさ!本場アメリカからチアリーダーもっ...て、どうした、A組みぃ?!』

そうだ。どうやらまだレクリエーションが残っているらしい。

 

「ん?なんだ?」

プレゼントマイクが説明を始めると、突然A組と叫んだので、金成達は問題のA組の方向を向く。

どうやら金成たち以外はそれぞれがある程度ではあるがクラス別に並んでいたらしく、すぐにA組を見つけた。

いや、すぐに見つけるほど親しいわけではないが、プレゼントマイクの叫んだ原因と思われる特徴が見えたためだ。

 

「....何やってるんだ?アイツら」

 

「おー可愛いね、ボス!私もあれ着たいなぁ!」

 

そこにいたのは本来は体操服を着ているはずのA組女子が全員、チアリーダー服を着てポンポンも持っていた。

それぞれが赤と白をベースのチアの服を着ていて超ミニスカであるため彼女たちの太ももが露わである。

1名ほど服だけが浮いている状態の人がいたが概ね全員がそんな格好である。

 

自分らも不本意なのか若干恥ずかしそうにしながら肩を下ろしている。

金成はそんな彼女達の姿に呆れたように見ているが、エイミィの方は純粋に彼女達の可愛らしいチアリーダー姿を羨んでいた。

エイミィも女の子である。

チアは格好は着ると恥ずかしいであろうが、見る分には充分かわいい。

それにエイミィは大事なところが隠れていて、其処まで露出が多く無ければ気にしない性格をしているため、純粋な気持ちで羨んでいる。

 

「まぁ、確かに可愛いけど...」

実際この学校の女子は全員が平均以上の顔立ちをしている。

異形種である女子生徒らも実際同じ異形種の男性陣からのアプローチが多いらしく、形問わず美形ぞろいだ。

そもそも美形の遺伝子は選りすぐりの、選び抜かれた優秀な遺伝子同士が組み合わさって引き継がれて行ったものであるため、優秀な個性を持つ、優秀な人材が集まるこの学校に通う生徒は身体的に優れた、見た目が優れたものが多くなるのはある種の必然である。

 

まぁ、その為幸か不幸かチアリーダー服が似合う結果になってしまい着る羽目になったが。

 

エイミィも海外の血の為か身長も高い上、足が長く肉つきのバランスが良く、スタイルがいい。

足を特徴とするチアリーダーの服装にはもってこいのスタイルではあるが、残念なことに今現在金成はチアリーダー服など持っていない。

いや、会社にもない。

 

残念ながら、着ても似合うが服がない為諦めてもらうしかない。

 

「エイミィ服がないから諦めるしか...」

目を煌めかすエイミィを諦めさせるのに若干の申し訳なさを感じて、声が尻すぼみしてしまう。

 

「お、お前!なんて事!そこの女子、あれが着たいんだな?!ちょっと待ってろ!!」

金成が諦めるように促そうとするが、近くにいた100センチほどの身長の生徒が声を荒げてA組のチアリーダーグループへ走っていく。

若干の目の血走り様から察するに、金成が諦めさせようとしたのに怒ったらしい。

とんだエロガキだ。

 

「な、なんだあれ」

優秀な遺伝子だろうが、あれだけエロを前面に出しては雄英高校の生徒がモテるといっても無理がある。

 

「んー、なんでもいいよ!私も着れるのかな?」

金成は突然の出来事に驚くがエイミィは彼の視線など気にも留めないらしく、着れるなら良いらしい。

 

 

 

「なぁ八百万!この子にもアレ作ってくれよぉ〜!」

先ほどの少年がA組から一人の女性を連れてきて、腰に泣きついている。

なんとも情けない姿だ。

 

「ま、まぁいいですけれど。ちょっと失礼しますね。はいありがとうございます」

連れられて来た女性とは彼の情けなさに若干呆れていたけれど自分の仲間(犠牲者)が増えることに賛成である為、エイミィの体に触れスリーサイズを確認すると、腹の部分から同じチアリーダー服を取り出した。

 

 

「やったー!ありがとー!じゃぁ、私着てくるね!」

エイミィはそれを嬉しそうに受け取ると、即座に更衣室へ走って行った。

 

『えー、5分ほど休憩を挟むか...』

彼女らの様子を眺めていたプレゼントマイクは突然の出来事に苦笑しながらも華が増えることには賛成のため休憩を延長することに決めた。

観客も女生徒がチアリーダーになってくれるなら文句がないらしく、黙って待っている。

他のクラスは呆れた様子で此方を見てきてるが。

 

 

「あー、その」

 

「八百万ですわ」

あの少年はエイミィのコスプレが見れるのが嬉しいのか喜びの咆哮を上げている。

この場に残された金成はエイミィが来るまでの間を繋ぐことにした。

流石にずっと沈黙では辛い。

 

「八百万、すまんな。無駄に‘個性’使わせて」

 

「いえ、そんな気にすることはありませんわ。まぁ、私達も仲間が増えることが嬉しいというか...」

 

「......」

これ以上話の種が見つからなく途絶える会話。

観客の方も訓練された軍隊のごとく黙って待っている。

 

ーーーあぁエイミィ早く戻ってきてくれ...。どうすんだこのホールの空気!!!

隣でエロの咆哮をあげる彼に習って自分もエイミィを呼ぶ声をあげたくなった金成であった。

 

 

 

 

 

『えー、じゃぁ、うぉっほん!いくぜーー!じゃぁさっきの続きだが、レクリエーションの後は最終種目だ!進出4チームの総勢16名からなるトーナメント形式!!一対一のガチバトルだーーー!!』

先ほどまでの茶番劇がなかったかの様に、観客や、生徒達がそれに興奮を表して声をあげる。

エイミィがチアリーダーの格好になり戻ってくると、それを見計らうように再び始まった。

 

 

ちなみにエイミィは八百万に連れられてA組の中に交じって行った。

ーーーアイツって誰とでも仲良くなれるよな。

金成は、A組で早速仲よさそうに肩を組んで足を上げているエイミィを見ると、彼女のコミュ力に戦慄を覚えてしまった。

 

 

ーーートーナメントか!毎年テレビで見てるアレか!!

 

ーーー形式は違えど毎年サシの勝負だよな。

今までに散って行った生徒達は落ち込みはするが体育祭自体は楽しいものである為レクリエーションを楽しみに待つ。

 

 

「じゃぁくじで決めるわよ!レクリエーションを挟んでの開始になります!」

プレゼントマイクの説明を引き継ぎ、中央にいるミッドナイトがくじ引きを引かせる。それぞれ勝ち残った生徒達が中央のステージへ足を運んで一人一人引いていく。

 

 

 

それの結果総勢16名からなるトーナメントが発表された。

 

左グループ

緑谷VSグランドーラ

轟VS瀬呂

阿久津VS上鳴

飯田VS発目

 

右グループ

芦戸VS来栖

常闇VS八百万

夢VS切島

麗日VS爆豪

 

「...ほう。綺麗に分かれたな。D組のメンバー」

どうやらD組は綺麗に別れたらしい。

全員が一回戦突破すると綺麗に2回戦での対決になる。しかも、エイミィと金成は決勝でないと対決出来ない。

それぞれの生徒が自分の対戦相手を探し考えを巡らす。

 

『よーしそれじゃあトーナメントはひとまず置いといてイッツ束の間、楽しく遊ぶぞレクリエーション!!!』

プレゼントマイクがレクリエーションの開始を宣言すると同時に、校舎裏から花火が打ち上がり空を彩った。

 

 

 

 

 

 

まぁそうは言っても最終種目出場者は出席しなくてもいい為、金成達は準備のために不参加だった。

金成達が控え室で寛いでいたがエイミィはA組の彼女らと仲良くなっていたらしく、A組女子と一緒に生徒らに与えられた観戦スペースの最前列で踊っていた。

随分と綺麗に踊っている。

まるで事前に打ち合わせしたかの様なシンクロ率だ。

A組はそれぞれの息が分かっているらしいから出来るが、見るからにエイミィは横目で確認しつつ合わせている。

 

ーーーこういう所は優秀だよなぁ。

普段はおバカっぽい一面ではあるが流石はマネトリアカンパニーの幹部だ。

幹部である称号は伊達ではない。

 

 

「アイツ、元気だなぁ」

 

「...あぁ、まさか阿久津も着替えるとはな」

 

そう、阿久津もあの後すぐにエイミィに連れられて更衣室に連れていかれたのだ。

今はエイミィの隣で元気に踊っている。

彼女は若干遅れながらも周りに合わせている。

流石は雄英に入っただけはある。

それから30分ほどでレクリエーションが終わった。

 

 

 

『色々やってきましたが最後はやっぱりガチンコ勝負!じゃぁ始めるぜ!』

最終種目とあって観客の興奮は最骨頂に達している。

まだ試合のない金成は大智と共に生徒用の観客席に座っていた。

 

『第1試合!!成績の割になんだその顔!!ヒーロ科緑谷出久!

対、今大会のイレギュラー!ヒーロ科に思わぬ刺客か?!赤い髪の元気っ子!!グランドーラ・エイミィ!!!』

 

二人は左右に分かれてホールの入り口から現れる。

そのまま、中央に位置された、コンクリートで作られた試合会場の階段を上っていく。

縦横20メートルほどの正方形の形をしていて、これはコンクリートを操るプロヒーローによって作られている。

その為か、壊れてもすぐ直せる為ある程度力の制限はされていない。

されていることといえば観客席まで届く攻撃の禁止と、直接死を与える様な強力な技の禁止だ。

これは審判の判断でするらしい。

 

すぐにプレゼントマイクはルールの説明を始めた。

相手を場外に送るか、戦闘不能にすると勝利らしい。

リカバリーガールと呼ばれる治癒の能力を持つ人もいるため派手にやってもいいが、命に関わることはもちろんアウト。

ヒーローは敵を捉えるのが仕事だからだ。

 

ーーーんー、エイミィにとっては不利なのか?アイツの‘個性’ってバリバリの危険性だからなぁ。アレは手加減のしようがないし...。

エイミィが派手にやったら火山の噴火並みの大惨事だ。

勿論言われなくても力など制限するしかない。

 

「あはは、だよねぇ。どうしよう」

フィールドへ登った、先ほどまでのチアリーダー服姿から体操服へ着替えたエイミィのつぶやきが聞こえた。

 

「ねぇ、危ないと思ったらちゃんと棄権してね?」

 

「ど、どういうことだ!」

エイミィは単に怪我の心配しているだけだが、それを受け取った緑谷は挑発と受け取ったのか悔しそうに唇を噛んでいる。

 

「んー、そのまんまの意味だよ。じゃぁやろっか!」

今のは明らかに自分は絶対に勝つ。

尚且つ相手は負けると確信しているとの宣言と同義である。

エイミィは其処のところは全く気づかずにスルーした。

 

『そんじゃぁ早速始めよか!!』

その言葉を合図にフィールド、観客席は静寂に支配された。

ヒリヒリする様な緊張感が緑谷の背筋を走る。

一方のエイミィは普段通りの調子で少し足を開いて立っている。

 

数秒とも感じられる様な緊張感は始まりの合図とともに弾けた。

 

『レディィーー!!!START!!!!!』

 

始まりの合図と共に緑谷は警戒のために大きくバックステップをして距離を取る。今まで少しは彼女の個性を見てきた為、近距離は危険と判断した。

流石に体からマグマを出されたら付着しただけで大怪我でリタイヤだ。

そうなるわけにはいかない。

 

「あれ?離れちゃうんだ」

エイミィは腕の袖をまくると、早速手をマグマにする。

 

ーーーやっぱ離れるよなぁ。あの‘個性’を見て近距離で挑む奴は少ないもんな。

 

 

緑谷はエイミィの個性をある程度見ていたため、腕と足をマグマ状にする‘個性’と推測している。

マグマを自由に遠距離で操っていたところを見るに、体の体積以上に生み出し操れると思ってる。

 

エイミィと対戦が決まってから、レクリエーション中に対策を講じていた。

しかし、ただでさえ強力な個性なのに情報が少なすぎる。

その為まともに対策を講じられなかったため、結局は‘個性’による風圧で吹き飛ばそうと決めた。

 

 

「じゃぁ、こっちからいくよ!はぁ!!」

エイミィは腕を振ることで、腕から生み出したマグマを制御して弾丸状にして緑谷の方向へ打ち出した。腕の振るう速度から想像ができないほどに早いマグマが目前に迫る。

 

「くっ!」

緑谷は咄嗟に横へ転がることでそれを回避する。

 

「なんて威力だ...!」

エイミィが打ち出したマグマは地面を溶かしていた。

それを見た緑谷は歯ぎしりをする。

あれだけ強力な上に、あの速度。

それに以前見た限り大量に扱っていた。

それなら1発しか同時に扱えない、なんて事はない。

初めは様子見のつもりなのか手加減されたのだろう。

 

 

緑谷が悩む一方で、エイミィもまた悩んでいる。

ーーーんー!どうしよう。私の個性じゃ何やっても怪我じゃすまないだろうし。拘束手段もないからなぁ、降参してくれないかなぁ。

 

 

 

「エイミィ勝てるかな?」

 

「負けはしない。勝てるかもわからんがな」

隣にいた美亜が心配そうに聞いてくるがそれしか言いようがない。

 

「アイツの‘個性’ってマグマっていうのはわかるだろ?これを操って拘束するにしてもマグマに触れた瞬間肉が焦げ落ちで大怪我だからなぁ。正直対人戦だと相性が悪すぎる」

 

「...そっかぁ」

まぁ、緑谷が命を投げ出すようなやつでない限りなんとでもやりようがあるが...。

 

ーーー聞いたところによると、‘個性’使うたびに大怪我してるからなぁ。どうせ治るからって突っ込んでくるだろうなぁ。

 

 

 

 

エイミィはその後も次々とマグマを飛ばしていく。

初めは1発のみだったが、次々と、2発、3発と増えていく。

最終的には20発ほど同時に飛ばされてくる。

 

靴に少し弾いたらしくジュワッと音を立てながら溶かされていく。

緑谷も初めの頃はうまく避けていたが次第に避けられなくなってくる。

「あっちぃ!!!!!」

靴を貫通しマグマの液体が肉を焦がしているのがわかる。

 

 

「ねー、棄権してよー!じゃないともっと痛いよ?」

 

まるで弾幕のようにくるマグマを反射神経だけで避けていくが、体力の限界を心配しだす。

ーーーダメだ!このままじゃジリ貧だ!!

 

そして緑谷は遂に動きだす。

弾幕の一瞬途切れる瞬間を利用して前に飛び出す。

 

「ぐぁ!!」

地面にあるマグマで靴を焦がし、弾幕の再開により飛んでくるマグマの避けきれなかったものが太ももを焦がす。

 

そのままエイミィとの距離が2メートル程になると、デコピンをするような動きをする。

エイミィは緑谷の‘個性’を見ていない為その行為の意味がわからない。

エイミィは不思議に思いながらも、何が来てもいいように緑谷との間からマグマを吹き出し壁を作った。

そのままバックステップを取り距離を取る。

 

「いっけぇ!!!」

緑谷は思いっきり指を打ち出すように指を振り抜く。

 

その瞬間、指から衝撃波のような風圧が思いっきりマグマをぶち抜きエイミィに直撃した。

 

『当たったー!!防戦一方出会った緑谷が遂に反撃をしたか!!!エイミィはいまどうなっ...!!!』

 

緑谷はボロボロになった指の痛みに我慢しながら、ビチャっと地面に落ちたマグマにより見えるようになったエイミィの様子を窺った。

 

「なっ!!!」

緑谷の目に映ったのは、頭をなくしたエイミィだった。

 

 

 

 

 

 

 

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