気がつけば2019年が終わり、あっという間に2月も過ぎ去ろうとしている……
という訳で?今回は様々な事情で入れる事ができなかった幕間という名のボツ話を垂れ流したいと思います。ヤンデレ描写が少しだけあるので注意が必要です。
決していきなり続きを投稿するのが怖い訳じゃないよ!
…………嘘です。ガクブルしながらの投稿ですので暖かい目で見てもらえたら助かります。
これはUSJ襲撃事件から数日が経ち、高校生活もそれなりに慣れてきた頃の話……
(さっきからずっと視線を感じる……)
そう心の中で呟いたのはA組の生徒の一人である尾白
現在はエクトプラズムによる数学の授業が行われている。覚えなければいけない公式や難しい計算問題、そしてこの授業が四限目ということで早く昼休みにならないかとそわそわする人間も多い中、尾白は今日一日感じている視線に悩まされていた。
最初は一番前の席なので後ろの人の視線が偶々自分に向かっていると思っていた。だがしばらく時間が経っても視線を感じ続けているのはいくら何でもおかしいだろう。これは明らかにこちらを見つめてくる人物がいると彼は確信していた。
「デハ本日ノ授業ハココマデ。イツモ通リ復習ハシッカリト行ウヨウニ」
学校特有の鐘の音が鳴り、数学の授業が終わる。あいさつをした後、待ちに待った昼休みとなった。授業中は後ろを向けずにいたが、いまだ感じている視線の正体が誰か確かめるために尾白は振り返ると……
「えーと回夜くん?何か用かな?」
視線の正体はかなり近くから。尾白の後ろの席である悠月がじ~とこちらを見つめていた。
「ん……ちょっと頼みてぇことがあるんだが」
授業中ずっと視線を送っていた悠月。少し言いづらそうにする彼の態度を見て尾白は何か大事なことでも言うのかと言葉を待つが……
「おめぇの尻尾、ちょっと貸してくれねぇか?」
「尻尾?」
尾白の尻尾はある程度大きさがあり、机に座る際どうしても椅子からはみ出る形になる。そのため後ろの人間からすれば正面の視界は尾白の背中ではなく大部分は尻尾になる。悠月は尾白自身ではなく、彼の尻尾を見ていたというわけだ。
「そういえば尾白の尻尾ってどんな感じなのか気になってたんだよな!」
「私も触ってみたーい!!」
話を聞いていた上鳴に興味津々の芦戸も会話に入ってくる。この二人も尾白と席が近いので耳に入ってきたのだろう。
「あははは……まあ少しだけなら良いよ」
普通の人間には無い部位として昔から興味をもたれてきた尾白にとって今のような頼み事をされる機会は何度かあった。温厚な性格の彼はよっぽどのことがなければ誰かに触らせていたのであまり抵抗はなかった。別に減るものでもないし触らせてもいっかという思考だったので尾白は了承する。
想像以上にがっちりしてんなぁ…とか先端がモッサモサだー!等と少しどころかがっつり弄りまわしながら二人は感想を述べる。
「お前も早く触れよ。特に毛の部分とか癖になる感触だぜ!」
上鳴と芦戸が触っている間、最初に発言した悠月は触るわけでなく、何故か鞄をゴソゴソと漁っていた。どうやら何かを探しているようだったが、目当ての物が見つかったのか鞄から取り出して尾白に
「……じゃあよろしく」
そう言って取り出したのは
「まてまてまて!?なんでそんな得体も知れない物取り出してるの!?」
「…? 尻尾貸してくれんだろ?」
「普通は手で触って感触を確かめるとかそんなんじゃないの!?」
突然の衝撃展開に誰もが驚くが、何言ってんだてめぇら?という視線を送る悠月に対し戦慄する三人。自分の方が間違ってるのかと一瞬疑うが、尾白・上鳴・芦戸は互いに目を合わせてこっちが正常なんだと確認し合う。
「え~と回夜くん?それを使って僕の尻尾をどうしたいのかな……?」
尻尾を悠月から隠し、半ば震えた声で尾白は問う。
「そりゃあサンプルの確保と……あと血液だな」
「「「血液!?」」」
何故ここで血液という言葉が出てくるのだろう。今も悠月の手に乗っているあの異様な物体を使って血を取るのだろうか。ていうか何であの物体は時々動いてんだ!?と色々ツッコミ所が多すぎた。
「えーと、もし血が取れたとしてそれはどういった用途に使うの?」
「
「「「食糧!!!?」」」
衝撃発言に叫ぶ三人。さっきから叫んでるが頭おかしくなったのか?と顔をしかめる悠月だが、オカシイのはお前だろ!!とツっこむ。
「え、何それ怖い。サンプルってやつも怖いけど食糧って……え?つまりそういうこと?」
「回夜くん、もしかして……血を飲むために取るの?」
「そうする為だって言ってんだろうが」
やべぇコイツ、本気でそう思ってやがる……
同級生にとんでもない
「吸血鬼?あ、もしかしてフランちゃんか?」
納得したかのように呟く上鳴。どういうことかと芦戸と尾白は迫るが、なんで俺の方に向くんだと上鳴は悠月に助けを求める。
「言わねぇと駄目なのか?」
「ここで言わないって選択肢は無いと思うんだけど」
いかにも面倒くさそうな悠月が説明するにフランドール・スカーレットというB組にいる友人が“吸血鬼”という個性をもっているらしい。状況にもよるが彼女は定期的に血を欲する時があるという。個性として届け出を出しているので専門の機関から血液を仕送りしてもらってるのだが、折角ここで尾白の血液が摂れるのなら彼女の分を残しておこうと悠月は思ったのだ。
悠月自身が血を飲むわけでは無くまとも?だった理由にひとまず安心する。
「でもフランちゃんに血吸われるのって……なんか良いな」
「うわキモ。あの子に対して毒だよコイツの」
想像をしたのか盛大にニヤけている上鳴にドン引きした様子の芦戸。フランとは朝見かけた程度で知り合いの間柄でも無かったが、あんな可愛らしい子と上鳴と関わらせては絶対に駄目だろう。そう思いながら芦戸は彼女の身を案じていると____
「
この場の空気が変わった気がした。新たに現れたのはブドウのような頭が特徴の峰田実。小柄な身長とは裏腹に彼の背景にはとてつもない淀みが溢れ出ており、芦戸にいたっては生理的嫌悪なのか峰田の発するオーラに震えていた。
「血が欲しいんだよな。だったらオイラのをくれてやるぜ」
「いや、別におめぇのは必要ねぇんだけどな」
暴走気味の峰田に対して血は要らないと切り捨てる悠月。だがそんな言葉など彼には関係ないようで、心の中の欲望を盛大に爆発させていた。
「だとしても問題ねえ!!オイラの血を思う存分吸わせてやる!!その後見返りとしてあの子の身体の隅々特にオ○パイを_______ってうぎゃああああああ!!?」
もはや暴走した変態を止める者は誰もいないかと思われたが、ここでブスリッ!!と彼の頭に
「ったく……休み時間中に何を話してるん」
「「「耳郎(さん)!!」」」
まるで救世主のように現れたのはロッカーから荷物を取りに行っていた耳郎響香だった。彼女の席は悠月の左隣なので必然的に近くに来ることになる。禍々しい雰囲気の中で取り敢えず原因である
「そういやお前(のサンプル)は欲しいな。痛くはしねぇから一回どうだ?」
「あー、遠慮しとく。なんか色々怖いから……」
真顔で言う悠月に耳郎は引きつった笑顔で返答する。どうしてこういう経緯になったのか遠くから聞いていたので理解しているが、場合によっては誤解を招きかねない一言に彼女は顔を逸らし、頬を赤くした。
「やっぱりオイラが直接吸われに行くしか____!」
「あんたは黙っときなさい」
同じクラスになってからそれほど月日は経ってないが、峰田の対処法が半ば確立されつつあった。本当にデリカシーの無い奴!と血が頭から噴き出している峰田に軽蔑の視線を向ける芦戸と耳郎。あれが本当の男か……と涙を流す上鳴にいやいや絶対違うと思うよ?と冷静なツッコミをする尾白。
そんな彼らを見て相変わらず騒がしいクラスだなぁと悠月は一人言葉を漏らすのであった。
*
場所は変わって雄英高校の食堂。ランチラッシュの作る料理を求めて今日も多くの生徒でにぎわっている中……
「この五人でお昼食べるのって初めてだよね」
その中にB組の生徒である拳藤・小大・
「確かにこのメンバーは初めてよね。ていうか昼休みになったらフランってすぐどっかに行くじゃん」
「悠月くんと食べてるんでしょ?二人とも仲良いよね」
いつもは悠月と昼食を共にしているフランだったが、休み時間の間に拳藤や他の女子に一緒に食べようと誘われていた。どうしようかと悩んだフランは悠月にメールを送ったが、『クラスメイトと交流してこい』と返信が来たので本日は別々で食べることになった。そんな事情を知らなかった取蔭は何それ初耳~と悪い笑みを浮かべる。
「B組にそんな名前の男子いないからA組の人?一緒に昼食を取ってるって事は……もしかして彼氏だったり!?」
「いやいや、そんな事ないよ~」
恋バナは女子にとって一番に盛り上がる話題だ。B組の中でお調子者の立場である取蔭は恋人かどうか踏み込んだ話をするが、当のフランは頬が緩んでいる辺り満更でも無い様子だ。
「またまた~。二人きりで昼食なんてそれなりの仲じゃないとできないって」
「だとしてもそうじゃないってば」
「でも登下校だって一緒のようだし、顔も悪くないっていうかイケメンじゃん?恋人って言われてもおかしくないと思うけど」
「ほっほーう、それは良いこと聞きましたな!これを踏まえて本音はどうなのよ?」
「ん」
「どうって言われても……」
金色に輝く髪に透き通った白い肌。周りの人からすればフランは何かと目を向ける存在だ。初対面の者にはまるで生きている人形、それなりの交流を持った者には甘えたがりな末っ子だと思うだろう。そんな愛嬌がある彼女に男がいるなんて情報は正に格好の的だった。
「私ばっかズルいよ!色々言ってくるけどじゃあ皆はどうなの!?」
攻められっぱなしは嫌だとフランは逆に四人に聞くが、途端に周りの空気が重くなる。
「いや、私はそういうの無いかな。
「私も似たような感じ。中学の頃はちょっとはっちゃけた時期があったけど、つるんでたのは女子ばっかだったから。進路の時期になってからは付き合いも微妙になっちゃって……」
「男子のお友達はいましたが、恋愛までの発展はノーでしたね!」
「ん」
角取は楽観的に述べているが、拳藤と取蔭は中学時代どのように送っていたか声色からでも分かる。黒歴史ではないが、恋愛面はあまり触れて欲しくない話題のようだ。小大については無表情と「ん」しか言わないので感情を読み取るのが不可能である。
「あ、えっと……何かごめん」
「そんな態度取られたら余計に悲しくなるじゃんか!代わりとして私のオモチャになるの刑だーー!!」
うっぷんを晴らすためか取蔭はフランの頬を弄くり回す。必死に抵抗するフランだが、取蔭の猛攻が止まることは無かった。手に伝わってくるのはおもちのような柔らかさと少し高めの体温。途中からその絶妙な感触を味わうためと目的が変わっていたのだが、「はいそこまで」とストッパーの拳藤が取蔭を止める。頬を擦りながら不満げに見つめるフランに対してごめんごめんと謝っているが、とても満足した表情をしていることから反省している様子が見られなかった。
そんなこんなで話に花を咲かせていた五人だったが、ここで角取が何か思い出したかのようにフランに問う。
「話が戻るのデスが、フランサンと悠月クンって結局どんな関係なんでショーカ?」
「えっ……その話題まだ続けるの?」
話をぶり返されたことで再び嫌そうに顔をしかめるフラン。
「関係じゃなくてもどんな人か言うだけでも良いよ。私も時々話しかける程度の間柄だからまだ彼の事よく知らないんだよね」
「え~、拳藤まで……」
角取という思わぬ人物から話をぶり返されたことに驚いたが、さらに拳藤からも追撃が来たので余計にたちが悪い。しかも拳藤が時々悠月と話していることなんて知らなかったので、フランとしてはその件について追及したい気持ちがあったのだが、二人に便乗して取蔭も会話に入ってくる。
「良いじゃん良いじゃん。もうすぐ体育祭なんだし、相手の事を知るって意味でさ」
「そうだとしても私にとってメリットが無いと思うんだけど」
話をするのを渋るフランだったが、ニコニコと詰め寄る取蔭を見てこれは言うまで逃がさないつもりだと理解。結局諦めたかのようにため息をつき、ぽつぽつと話すことにした。
「普段はそうだね……面倒くさがりでやる気がない。都合が悪いことは言わないかはぐらかすし、お菓子いっぱい食べさせてくれない」
「……それって駄目な奴じゃね?」
聞いてる限りだと悪い点というか愚痴を言ってるようにしか聞こえないが、最後のやつはフランが悪いのでは?と四人は思う。
「でも……」
「でも?」
「口が悪いし周りと壁があるというか若干とっつきにくい所があるけど、相談とか乗ってくれるし意外と優しいところもある。………あと一緒にいると安心する」
顔を背け、照れながらも話す様子は彼女が本心から言っている言葉なのだと分かった。
「他には他には!なんか彼の特徴とかないの!」
先程の言葉で満足しそうな勢いだが、目をキラキラさせた取蔭は更に踏み込んでいく。
「うーん。買い物とかも何だかんだ付き合ってくれるし、さっき周りと壁があるって言ったけど家にいる時はオーラが多少緩むんだよね。だから一緒にいる時に程よい感じっていうか……」
「家って言った?もう二人はそこまで進んでるの!?」
「雄英に行くことになった時に同じマンションを借りたの。それでご飯とか喋ったりとかで部屋に行ってる」
「それってもう通い妻みたいな感じじゃん!」
「だからそんなんじゃないって〜」
話しているフランの顔が段々笑みに変わってくる。何かと認めないがそれだけ悠月の事を信頼しているのだろう。気分が良くなってきたのかどんどん口が軽くなっていくフランに取蔭も調子に乗ってきたのかその後も次々に質問をしていった。
「________いや~、何かすごい聞き入っちゃったわ。なんかすごい満たされた気分」
「私も悠月くんの意外な一面が知れた気がするし、聞けて良かったよ」
「こんなの聞いたら私も彼氏が欲しいなーって思っちゃうよ。悠月くんみたいにイケメンで一緒にいて安心する人が彼氏なんてフランが羨ましいな〜」
ここまでフランは悠月と付き合っていないと言い続けてきたが、取蔭はそういう関係だと認識しているかのような言い草である。恐らく冗談を言ってフランをからかおうとしたのだろう。拳藤もどんな反応を見せるのか気になったので彼女の顔を見るが_____
「………へ~。悠月
ん?と拳藤はフランの言葉に引っかかりを感じる。様子をうかがうと彼女はいつも通り明るい笑みを浮かべていた。
………いや違う。それは普通に笑っているように見えるが逆に笑みが自然すぎて違和感しかなかった。何か嫌な予感がすると拳藤は思うが、そんな変化に気づいていない取蔭は特に意識せずに彼女に詰め寄る。
「じゃあ最後に聞くんだけどさ、フランは悠月くんにこうして欲しい事とかある?」
「衰弱してほしい」
この場の時間が止まった気がした。
「…………え?」
「
「ちょ、ちょっとフラン……?」
突然ぶっ飛んだ発言をしたかと思えば淡々とした口調で話し始める。目のハイライトが消えており、触れてはいけないスイッチを押してしまったと拳藤はこの時思った。
「ああ聞いて。悠月って普段クールな表情してるのは周知の事実だけど、寝てる時の顔って凄く可愛いんだよ。起きている時には見せない表情だから母性?みたいなのが湧くんだよね。あ、勿論起きてる時だって良いところは沢山あるよ?普段から見せる目付きだって初対面の人は萎縮っていうか見透かしてくる感覚が苦手って人が多いと思うんだけど、それは違う。裏を返すとあれは相手をしっかりと見ているってこと。他の奴らなんて考えずに目の前にいる相手を理解しようとしてるってことだと思うの。だから悠月と目線が合った時はちゃんと私だけを見てくれてるんだって安心するんだ。あの目をずっと私に向けてくれれば良いのにっていつも思うんだけど流石にワガママだって分かってるから心の中にしまってるの。
___ああそうだ、寝顔の話をしてたんだよね。忘れるところだった。それでね、カメラとかビデオとかで撮ろうとすると何故か感づかれて起きちゃうの。最初の頃なんて私が部屋に入った瞬間起きちゃうほどだったんだから。多分気配を察知してるんだよね?私も悠月がいるってなんとなく感じることがあるけど、寝てるときに察知するのは私でもできないかな~。今は多少ガードが緩くなっているけど、寝顔の写真はごく一部で眠りが深い時だけしか撮れないし、写真撮るのは最近始めたことだから全然コレクションが無いんだよね。もっと撮れる機会があれば良いんだけど仕方がないよね。悠月の魅力っていっぱいあるし、これから撮れる機会だってあるだろうから。だから思ったんだ。風邪とか何か病気になってもらって寝てる状態になってくれたら良いじゃんって。私は身体が丈夫だからお世話するにも問題ないと思うからこういう時に便利だよね。前までは悠月に看病されたいのにその機会が全然無かったから不便だって思ってたんだけど、逆転の発想ってやつ?それだったら悠月の近くにいれるし寝てる顔を見放題だし布団にも簡単に潜れるだろうし誰にも邪魔されないだろうしずっと一緒にいれるだろうし。最悪強引に○○して○○○○も○○○すればいけるはず……
そうすると最低限風邪になった時のことを考えておかないと。風邪の時ってお
ブツブツとまるで呪詛を吐くように呟いているフランを見て取蔭は席のギリギリまで彼女から離れ、拳藤は隣の小大に抱きつく。あまり言葉と表情を出さない小大もフランの唯ならぬ雰囲気に畏怖したのか額から汗を流し、ガタガタと細かく震えていた。
「_____って私は考えてるんだけどさ、逆にどう思う?男子に求める条件とかこうして欲しいって事はある?」
今度はフランが取蔭に詰め寄る形になる。座席の隅まで追い詰められた彼女に逃げる場所など無い。食べられるのを待つことしかできない被食者のように彼女は涙を流して縮こまっていた。
「あ、いや……わ、私まだそういうの分かんないかな……恋愛とかしたことないし。それよりも授業についていく為に恋愛よりも勉強しないと駄目かなってあはは……」
最後のあがき、もしくは遺言を言うかのように答える。選択を間違えれば命はないと思えるだけの圧が取蔭を襲っていた。
そんな彼女の言葉を聞いたからかフランの動きが止まる。数秒、もしくは数十秒経ったのか分からない。それほど感じるくらいこの場の時が止まっていたのだが……
「____あ、そうなんだ!ごめんね、いきなり詰め寄ったりして。他の女子がどうなのか聞いてみたかったけど、やっぱり難しいよね!」
「う、うん!私もそう思うよ……」
フランの顔に
「あ、もうこんな時間か。ほら皆早く食べないと次の授業に間に合わなくなるよ!」
「う、うん。そうだね…」
そんな四人の事情など知らずにフランは残っていた料理に手をつけ始める。先ほどの出来事など嘘かのように無邪気な笑顔で食べ進めていた。
「フランサンは独特の考えをしてますネ……!」
(ポニーさーん!!深入りしちゃダメー!!!)
何処か抜けた考えをするポニー。友達の重すぎる一面を見てしまった彼女たちはフランとの会話には踏み込んではいけない領域があり、それを超えてはいけないと肝に銘じたのであった。
teacherエクトプラズム
ひらがなの部分がカタカナになっているエクトプラズム先生。これ直すの結構手間かかるんですよね。
白くてぶよぶよと動いている何か
一般高校生が持ってちゃいけない代物。初めは注射器を出そうと思っていましたが、学校に持ってくるのは無理があるかと妥協。しかし血を取ること自体駄目か…という理由で本編に入りませんでした。
ちなみに採血が出来るのは専門の資格を持った人じゃないといけません。皆は絶対に真似しちゃダメだよ!!
輸血パック
フランの場合は人からチウチウする程度なのでそれほどの量は必要としないと思われる。
あと調べてびっくりした事があったんですけど、血液パック型のジュースって物が販売されてるらしいですね。誰に需要あるか分かりませんが、何かいけないことをしてるって気持ちになるんでしょうか?
話は聞かせてもらった
それは質量のある淀み。ラスボス並みのオーラを出せるのはある意味個性なのでは?と思う今日この頃。
お
“オマール海老のパイ包み”の略。フランスのコース料理に出される一品。この言葉を調べる時はフランス料理のテーブルマナーについてのサイトに自然と手が動いてしまうので注意が必要である(経験談)。
違う言葉を想像した人は正直に手を挙げなさい。
尾白くん
貴方は覚えていたでしょうか。“吸血鬼”と書かれた辺りからの尾白くんの存在感を……
取蔭さん
中学時代はギャルだったらしい。口調はこれで良いのか不安ですが、思ってたより絡ませやすいキャラだった。
拳藤さん
安心と信頼の姉御。フランがお世話になります。
小大さん
「ん」
角取さん
話している最中、何処をカタカナにするべきなのかイマイチ分からないキャラ。ある意味全部カタカナにすれば良いエクトプラズムの方が楽なのかもしれない。
通い妻
フランはお世話する側ではなく、される側がほとんど。だとすれば悠月の事を“待ち夫”と表現すべきだったのか?
タガが外れたマシンガントーク
フランの闇……病み?が垣間見えた瞬間。本当は可愛い彼女が書きたかったのにドウシテコウナッタ……
〇に入る言葉は皆さんのご想像にお任せします。
フランが暴走した後
残っていた昼食はすっかり冷めており、フランを除いた四人は食べる気が無くなったという。