全く知らない作品に転生させられたけど、知ってる作品の力をフル活用して生きていく 作:ハクリ
はい、今回は作者のトラウマ水道局シナリオです…というのも、さすがにあの光景はいつになっても心にくる…この小説書き始めた理由の一つに、それを覆したかったからっていうのがあります。まぁ少し無理やり感は出るでしょうけど…
まぁ、オリ電脳獣まで出したんだ…なにがなんでも進まねば…
ちなみに真司のナビ…分かった人いますかね…?
「なぁ青兎、お前の家さ、水…出た?」
「いや、出てないな。うちも父さんが夜中に気づいたっぽいし」
「俺朝飯食えてないんだよなぁ…」
「カレーパン一個余ってるけ「くれ!」喉渇くぞ…?」
「うっ…けど流石に腹が…」
「…分かった、一応食っとけ。何かあっても困るし」
「おう!」
「もう、熱斗ったら食い意地張ってるんだから…」
「まぁ、流石に腹は減るから仕方ない。メイルももう少しソフトに言ってやれ…」
というのが数分前。
「今日は臨時休校です」
「先生、それならメールでも送ってくれれば良かったんじゃ…」
「うっ…急遽決まったから仕方ないの!さぁ、みんな下校して!」
そんなことがありまして、今俺と熱斗は…
「また来ましたよ、官庁街」
「水道局って、確か科学省に行く途中にあったよな」
「あぁ、確かそのはず」
そう言って水道局に入る。
「…以上の理由から、水道局の施設…特にネットワークのチェックが必要と判断します」
「オフィシャルネットバトラーの方ですね。承知しました。念のためIDカードをお見せください」
「どうぞ」
「はい、確認しました。エレベーターはIDカードを差し込めば使えます。後は自動運転で水道施設のあるフロアにご案内しますので」
「ありがとう」
…ふむ、水道施設に行くにはIDカードが必要か…
「…?なぜガキがこんな所にいる。邪魔だ!」
っと、前にいたオフィシャルネットバトラーの奴が、そう言い捨て去っていった。
「なんだアイツ…感じ悪ぃ…」
「多分アイツも俺らと年変わらないよな…」
『でも、羨ましいなぁ…オフィシャルネットバトラーって、ネット犯罪に対抗するために国が認めたネットバトラーだよね?どこでもネットバトルできるみたいだし、何せどんなナビかも気になるし…』
へー…そんな権限があるのか…
「…ん?待て、なんかおかしくないか?」
「どうしたんだ?」
「うーん、ちょっとこっち」
そう言って休憩用スペースに来た。ここなら聞き耳立てて聞いてるような奴がいない限りは、他の人や声に紛れて変な騒ぎにはならないはず。
一応、小声で話すけどね。
「いや、仮に水道局のネットワークに異常が発生してるとして…その調査で国公認のオフィシャルネットバトラーなんかが出て来るのは…流石に大掛かり過ぎると思うんだ」
「…確かに」
「あと気になったのが…」
「ん?なんだよ」
「やいとの奴から聞かなかったか?どうも別のクラスだが、誘拐された奴がいるらしいんだけど…」
「あぁ、その話なら俺も聞いたよ。けど、どこにいるかなんて分かるのか?何にも情報がないんだぜ?」
「…場所は分からないが、どんな場所に放置されてるかについては、実はもう目星はついてる」
「え!?嘘だろ?」
「いや、あくまで勘。けど…誘拐の噂が出てきたのと、水が出ない騒ぎの時期が微妙に合ってるのが気になって」
「…つまり?」
「ヒノケンさんの時みたいな事になってる可能性がある」
「人質ってことか!?」
「声抑えて…おそらくね。流石にWWWもバカじゃないし、ヒノケンさんの時みたいにバレないように、かつ何かあれば即移動できるようにって考えると…」
「「車の中(か!)」」
「つまり、あまり見ない車を探せば…」
「ただ、その周囲にWWWの連中がいる場合もあるから…今日って空いてたかな…」
「ん?どうした?」
「なんでもない。とにかくやいとに詳しい情報を聞こう。誘拐なんて噂がすぐに入るアイツなら、まだ様子見してる情報もありそうだからな」
「先に助けとけば、脅されて悪いことする必要もないしな!」
「そゆこと。一回出直そう」
そう言いながら、俺は先に行く熱斗を見ながらある人たちに電話を掛ける。
「もしもし…」
そして秋原町に戻った俺たちは、やいとに更に詳しい話を聞く事にした。
「あんた達ね…ほんとに噂程度の話なのよ?」
「それでも良いからさ。な?頼むよやいとー…」
こういう交渉の時は、付き合いの長さが大事だからな。俺より熱斗が言う方がいいだろ。
「しょうがないわね…いい?その誘拐された子は『氷川』って子らしいわ。その子が最後に目撃されたのは、この秋原町。隅々まで探せば、もしかしたら…って話よ」
「いや、それだけでも助かる!」
「ありがとな、やいと!」
「…あ、ちょっと!どこかで見つけたら水買ってきてー!」
なんて声を聞きながら、やいとの豪邸を後にした…
いや、ずっと庶民の暮らしだったから、豪邸とか初めて入った。よくこんなホイホイ入れるな…熱斗の度胸が凄い。
そうして探し始めて1時間ちょっと。
学校の近くに止まっている車を見つけた。
「ん?昨日あんな車いたっけ?」
「いや…というより臨時休校って言われた帰りからいたよな…」
「まさか…?」
「当たりかもしれない…うん、今から調べるから」
「ん?なんか言ったか?」
「いんや、何も?さてさて…」
外から調べてみたらあらびっくり。中が見えないようになってました。
「ビンゴ…!」
そう言ってドアを開けた時、
「ガッ!」
「熱斗!」
「チィっ!こんなガキどもに嗅ぎ付けられるとはな!」
「マジかよ…!」
待ち伏せ…!熱斗は…よし、動けそうだな。
「ガキがよぉ…俺らに逆らうんじゃねぇよ!」
なんとかドアは開けられたので、中にいた氷川くんは脱出。熱斗が話を聞いてる…ピンチではあるけど…
「なら大人ならいいって事だよな?」
「なぁ、俺の息子とその友達になにしてんだよ」
「…なっ!?」
まぁ、流石に対策はしてたよ。
「くっ、クソ!」
「まったく、往生際が悪いって」
逃げようとする誘拐犯にそう言った父さんが、かなりの素早さで足払いを行い、頭からすっ転んだ誘拐犯は気絶した。
「ハァ…全く、間に合ったからよかったものの…」
「もう少し早く電話してくれ…」
「あー、うん。ごめんなさい」
「青兎…もしかして…」
「悪い、待ち伏せの可能性も考えて、ヒノケンさんと父さんに電話してたんだ」
「なるほどな…って、それなら俺に言ってくれても良かったじゃねぇか!」
「それに関しては、本当にすまんかった…変に安心感与えたら気付かれると思って…」
「確かにそうだけどさぁ…まぁ良いや。氷川って奴も見つけた事だし!」
俺とヒノケンさんも加わって(父さんは無理言って出てきた為、すぐに科学省へ帰った)聞いた話では、水道局の責任者である父に対して、WWWが自分を人質として脅迫し、水道施設をストップさせたようだ。
「許せねぇ…」
「なぁ、その脅迫した奴ら、何か言ってなかったか?なにをするとか…」
「うぅん。そこまでは。あ、これお父さんが仕事で使うプログラムなんだ。何かに使えるかもしれないし、よければ持っていって。あと、伝言もお願いできるかな?」
「ああ、確かに受け取ったぜ!」
「悪い、水道局は水属性のウイルスが多いからな…一緒に戦ってやりたいが…」
「うん、ヒノケンさんの強さは知ってるけど、俺たちの面倒見ながらだと、数で押されたら不利だしね」
「ナビを使わない範囲でなら俺も手伝うさ」
「うん、助かる」
「となると…青兎、どうする?IDカードが無いと水道施設のフロアには行けないし…」
「…確かにな…」
その問題に悩む俺たちに、ヒノケンさんが道を示してくれた。
「ん?確か水道局のエレベーターなら、科学省職員のライセンスでも起動したはずだぞ」
「マジか!」
「…となれば、だ」
「事情を説明してパパ達にライセンスを借りれば…!」
「ただ、受付の人もいるしな…下手に見られたらそれこそオフィシャルに通報されかねない…」
そんなことを考えていると
「そうだな…お前達、かくれんぼは得意か?」
「「…え?」」
…かくれんぼ?
という訳で、氷川さんに接触する前に氷川くんを助けました。
直接的にあの悲劇を避ける手立てとはなりませんが、事件とおそらくではあるけど関連性があり、人質を取るってやり方を知ってるなら、先に誘拐されてる子を助けられれば、脅迫の材料を消せるため凶行を辞めてくれるのでは…という判断は、青兎くんと今の熱斗くんならきっとできると思います。
なお、事情を話してライセンスを借りるため、たまーに見かけるこれ盗難じゃねぇかこれ!って事にはなりません。所有者の許可はしっかり取ってますから。
活動報告にこのエグゼ小説におけるリクエスト箱も設置してるので、希望する展開やこんな事してみたら?こんなキャラって出せる?などはそちらに送ってください(感想はダメですよ。消されちゃいますので)。流石に倫理的にアウトなやつは弾きますが。
それでは感想等よろしくお願いします。