全く知らない作品に転生させられたけど、知ってる作品の力をフル活用して生きていく   作:ハクリ

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お待たせしました
アドコレをやってモチベを少しずつ回復しておりました
そしてなんと、お気に入りが100を超えておりました…!
アドコレ効果をひしひしと感じております


青兎「何がいけなかったんだ…」

 

 

5つ目の罪…?

 

「青兎、お前は『女の子を泣かせた』」

 

「…!」

 

あぁ、やっぱり…ジャスミンを泣かせちゃったのか…

 

「確かにあの場、あの状況では、最善だった…間違いではなかったさ。あの場で誰かを守ろうと出来るのはすごい事だ」

 

「…」

 

「けどな?相手は鉄パイプにナイフ、それも殺人犯って分かってる相手…無謀と勇気は履き違えたらダメなんだ」

 

「それでも…俺は…」

 

「分かってる。青兎は優しい奴だ。けれど、お前が傷ついて悲しむ人が居る…それだけは絶対に忘れないでくれ…」

 

「……」

 

分かった…って一言が言えなかった

 

前世でそんな人は居なかった

 

まず父親は論外(殴るわ蹴るわ人格否定するわだから)(そのくせ外面だけはいいから、警察を言いくるめて捕まらなかった)。

 

いじめの際の母親や兄貴ですら、怒りこそすれど、一緒に悲しんではくれなかった

 

実感がないんだ

 

愛されてる実感が欲しかった

 

けど、俺は転生した身だ

 

今の両親から産まれたわけじゃない

 

そんな俺が…愛されていいのか?

 

 

「青兎」

 

考えがグルグルし始めた矢先、あの時助けてくれた人の声が聞こえた

 

「ヒノケンさん…」

 

「ちょっとツラ貸せ…真司さん、ちょっと青兎くん借りていきます」

 

「…あぁ、頼みます」

 

 

 

「青兎、お前…自分の命を軽く見ちゃいないか?」

 

「…そんな事は『あるんだよそれが』…!」

 

「お前、病院に運ばれてからはずっとうなされてたんだ。『俺はいいから2人は…』ってずっと言ってたんだぞ」

 

「いや、まさか…」

 

「事実だ。お前、自分の事を勘定に入れてないだろ…だからあんな無謀が出来たんだ」

 

「…あの場ではあれが最善だったんだ…」

 

「あの女の子…ジャスミンって言ったか。お前が起きるまでずっと手を握ってた…泣きながらな」

 

「…」

 

「『自分があの場にいたから、あそこでずっと隠れていれば』って言い続けてたぞ…自覚しろ。お前は、お前の思ってるよりずっと大切にされてるんだよ」

 

「…じゃあどうすればよかったんだ!あの場で、足止めしてなかったら!間違いなく全員死んでた!」

 

「それが間違いとは誰も言ってねぇだろ!」

 

「っ!」

 

突然の怒鳴り声に、思わず身体が強張る

 

「館長は重症だし、お前も身体中ボロボロだ。けどよ、死んではないんだ。確かにお前はあの場で何回も判断を間違えた。けど、最後の最後に最善を尽くしたんだ」

 

「…ジャスミンは?」

 

「なんとか間に合ったからな。あの子は無傷だ」

 

「よかった…」

 

「オフィシャルの聞き取りとかもあったから…多分、今はロビーにでも居るんじゃないか?」

 

「…行ってきていいですか?」

 

「おう、俺から真司さんには言っとく」

 

「じゃあ、行ってきます」

 

 

 

 

 

「とは言ったものの…合わせる顔がないんだよな…」

 

会って何を話せば良いんだ…

 

俺なんかより怖い思いしたのに、ずっとそばに居てくれたあの子になんて言えば…

 

「「あっ」」

 

気づいたら目の前に居たよ本人!ダメだぁ…もう逃げられねぇ…

 

「ケガ、大丈夫カ!?」

 

「あー、動けるくらいにはなんとか…ただ度合いが度合いだから、しばらくは入院だってさ」

 

「当然ネ!というかベッドに括り付けられてないのが不思議だヨ!」

 

「え、そこまでされる必要ある!?」

 

「意識取り戻したかと思えば、止めるのも聞かずに急に動いて、傷を開いたの何処のダレだったカ!?」

 

「うぐっ」

 

言わなきゃバレなかったものを…!

 

いやまぁ、その点は…反省してます…

 

…って、結局ジャスミンから話されてばっかりだ…こっちからも…

 

…何言えば…

 

「あー、その、えっと…」

 

「ん?どうしたカ?」

 

「その、色々とごめん」

 

「謝る必要まったくないネ!そもそも巻き込んだのはコッチ、青兎悪くないヨ!」

 

「いや、怖い思いをずっとさせたし、なんなら目の前で死ぬかもしれなかった…ほんっとうにごめん…」

 

「ハァ…青兎?いいカ?」

 

「へ?」

 

「青兎は、いちいち自分を下げ過ぎネ!今アタシがココに無傷で居る!館長さんも死んでない!何より青兎自身も生きてル!全部青兎のおかげなんだヨ!」

 

「…」

 

「青兎はもっと胸を張るべきネ!いつまでしょげてる気カ!」

 

「…うん、ほんっとゴメン…あと、ありがとう」

 

「分かったならイイヨ!っと…そろそろネ…」

 

「ん?何かあったっけ?」

 

「アー…実はこっちには短期の予定で来てたカラ…そろそろ帰らないとダメなんだヨ」

 

「…そっか」

 

そういえばそうだ。海外から来てるなら当たり前ではある…けど、なんか寂しくなるな…

 

「事件のことで、特例として長くしてもらったけどネ…ケド、今の時代インターネットもあるし、PETもあるから、連絡くらいはいつでもできるヨ!コレ、アタシの連絡先ネ!」

 

「あ、じゃあこっちも…」

 

「ン!確認したネ!青兎!次会う時は、しっかり胸張れるようになってるネ!」

 

「あぁ、努力『約束するネ!』あー、はい…約束します…」

 

「ヨシ!ならそろそろ行くネ!」

 

「…じゃあまた、どこかで」

 

「またどこかデ!」

 

 

 

 

 

ジャスミンを見送って、病室に帰るとそこには父さんとヒノケンさんがいた

 

「どうだった?」

 

「胸張れる自分になれって、約束させられちゃいました」

 

「ははっ!どうやらだいぶ言われてきたな?」

 

「色々と考えさせられました…」

 

「な?お前を大事にしてる人間は、お前の思ってる以上に居るもんだ。その縁は忘れたらいけないぞ」

 

「うん、ありがとう」

 

そうだ、今はあの前世じゃない…今生きてるのは、ここにいる自分であって…

 

ん?俺は今この状態で転生してきて…秋原小学校に『転校』して…

 

…俺が『俺』になる前って…どんな感じだったんだ…?

 

「ねぇ、父さん…」

 

「なんだ?」

 

「俺って…前の学校で何があったの?」

 

「…?……!あぁ、やっぱり…」

 

「?」

 

「いや、そうか…そうもなるか…その、青兎は、少し不安定な時期が続いていたりしてたからな。それを少しでも解消したくて転校させたんだ」

 

「具体的になにがあったかは、教えてくれないんだね」

 

「…気になるだろうけど、忘れてる方がいい事もあるんだ…だから…」

 

あー…これ完全に藪蛇だったか…

 

けどこうなると尚更知りたくなるな…

 

…なぁ『宮藤青兎』、お前一体なにがあったんだ…?

 




なにやら伏線とも言えないモノをばら撒き始めましたが、早めに回収しようとは思います

活動報告にこのエグゼ小説におけるリクエスト箱と青兎くん宛のメッセージボックスを設置しています(目次にリンクあり)。
希望する展開やこんな事してみたら?こんなキャラって出せる?などはリクエスト箱に、青兎くん宛に直接アドバイスやチップをダイレクトに送りてぇ!!って方はメッセージボックスに送ってください(感想はダメですよ。消されちゃいますので)。流石に倫理的にアウトなやつは弾きますが。

それでは感想や(チェックは一応していますが)誤字脱字報告等よろしくお願いします。
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