全く知らない作品に転生させられたけど、知ってる作品の力をフル活用して生きていく 作:ハクリ
今回は転校初日となります。
さあ、ついにこの日が訪れた。
俺が秋原小学校に転入する、その日が。
「はーい!それじゃあ転入生を紹介するわ!仲良くしてあげてね!」
とうとう呼ばれちまった。行かねば…
「えっと、宮藤青兎です。とにかく平凡に過ごしたいと思ってるので、これからもよろしくお願いします」
やべ、ちょっと願望が口から出た。
「はい!ありがとう!それじゃあ新しく入ってきた先生も紹介します!」
え?俺とほぼ同タイミングで新しく先生入って来るの?この学校受け入れ態勢凄くね?
「日暮闇太郎でマス。チップのコレクションが趣味でマス。これからもよろしくお願いするでマス」
変わった語尾だな…後こいつの名前、どことなく怪しい…(普通、名前に闇とか入ってたら疑うよね?主に名付け親のネーミングセンスを)。
「宮藤君はあそこの空いてる席に座ってね!」
空いてる席…あぁ、あそこか。端っこだからちょうどいいか。隣はどんな奴だろ…
「おう!よろしくな、転校生!」
「ヒェッ(小声)」
なにこいつ!?本当に小学5年生か!?デカすぎだろ!?
「おーい、デカオー!あんまり怖がらせるなよー!」
「俺は挨拶しただけだろ!」
あ、こいつデカオっていうのな。体のデカさも相まって覚えやすいな。
そして、授業も終わり放課後になった時、
「おい!ネットバトルしようぜ!」
「…は?」
待て待て待て。何言っとるんだ。
「いやだ。まだ荷ほどきが終わってない荷物もあるし、早めに帰りたいんだ」
「そんなのどうせすぐ終わるだろ!一戦だけやろうぜ!」
「えぇ…」
こういう奴が言う『1回だけ』ほど信用できない言葉ってあんまり…いや、結構あるな…
「…分かった。その代わり俺が勝ったら、今後は俺が同意しない時は素直に身を引け。こちらにも都合があるから」
「へっ!なら俺の『ガッツマン』でボコボコにしてやるぜ!」
「なら返り討ちにする。(荷ほどきが終わってない今)負ける訳にはいけないんでな!」
そうして、近くの適当な電脳にプラグインし、ルシッドマンがデカオのナビ『ガッツマン』と相見える。どんな奴か気になったが、見れば一目でパワー型と分かるナビだった。
「さて、何を使うか…」
カスタム画面に表示されたチップは、コードも系統もバラバラ。
「…とりあえずこれで行くか」
カスタム画面が解除され、バトルが始まる。
ウイルスと違う不規則な動きな上に、どんな攻撃をしてくるのかが分からないのが、ネットナビの厄介さだと思う。
そんなことを考えながら、ガッツマンに近づかせ、『ガシャコンソード1』を使わせようとするが…
「甘いぜ!喰らえ!ガッツパンチ!!」
『っな!?』
ガッツマンの巨腕から繰り出されるパンチをモロに受けてしまう。これはかなりのダメージと予想される…戦術を誤ったか…!
「悪い!判断ミスだ!」
『気にすんな!次は食らわせる!』
まだしっかり動けるようだ…有難いな、本当に。
そしてまたカスタム画面を開く。今来たこのチップに補助を乗っけて…!
「『食らいやがれ!」』
放ったのは前回も登場した『ホークガトリンガー』。
『グフゥ!』
「おい、大丈夫か!ガッツマン!」
『かなり痛いでガス〜…』
このチップ、あの後いろいろ試してて気づいたんだが、実は結構変わっててな…
元々の攻撃力は10×6。つまり与えられても60…なんだけど、攻撃力が10増えるごとに、弾数が1発増えるんだよ。
で、さっきのはアタック+10が2枚あったから、それをホークガトリンガーにつぎ込んだ。すると攻撃力は30×6(合計180)となり、1発あたりの元々の攻撃力が20上がっている為、30×8(合計240)となる…あれ?普通に強くね?
「よし、相手の態勢が崩れてるうちに…!」
そしてまたカスタム画面を開く。今回も即決。
「よし、行け!ルシッドマン!」
「何度もやらせるか!食らえ!ガッツパンチだ!」
ハァ!?目の前にいないってのにまたパンチ!?判断ミスかよ!?
「って飛んで来やがったぁぁぁぁ!?」
うん!パンチが飛ぶなんて俺、聞いてない!(某所長風)
さらに俺も、パンチが飛んで来た事に動揺したのか、避けさせるのではなく、転送したチップを使わせるという2度目の判断ミス。
コレはヤバイ。そう思った…
『その時、不思議なことが起こった!』
…ん?待って、なんか聞いた事あるナレーションが聞こえて来たんだけど…
『飛んで来たガッツパンチに対して繰り出したロンリネス1がぶつかり…』
…あれ?パンチが飛んでこない…?
『強力なパンチ攻撃を無効化したのだ!』
こけしすげぇぇぇぇぇぇぇ!?
「なっ!?ガッツパンチが消えた!?」
『なんででガスか!?』
「よし、今だ!」
『ハァァ!』
今度はあちらが動揺したので、お返しに『4コマニンポウトウ』でトドメを刺す。
『次は負けないでガスゥ〜…』
『ふぅ…なんとか勝てた…』
「ガッツマンが負けた…!?」
「じゃ、今後は俺の同意なしにやるなよ?」
「…あぁ、分かったぜ」
あ、物分かりはまだ良い方か。それとも他の奴がいるからか…まぁいっか。
初めてのネットナビ戦に勝利し、安堵の心のまま家に帰り、荷解きを終える。
その後、追加のチップを回収し、眠りについた。
ザザ…ザザザッ…
カチカチカチカチ…
カチッ
『○〜○○、○○〜○!』
ただでさえ崩れかけていた物語が、音を立てて崩れ出す。
その先にあるのは、最低最悪のバッドエンドか。
それとも、最高最善のハッピーエンドか。
それは当事者にすら分からない。
やっぱり3ヶ月かかった…書けたと思ってもこの程度しか出来ないし…原作主人公の影も形もないし…(セリフでだけしか出てきてない)。
次こそは…次こそは絡ませる…!
というわけで、やっぱり3ヶ月ちょいは確実に待たせてしまいます。亀更新で申し訳ない。こんなのでもよければ、今後ともよろしく…。