全く知らない作品に転生させられたけど、知ってる作品の力をフル活用して生きていく 作:ハクリ
Q.プログラムアドバンスは使わないの?(感想で頂いた意見の要約)
A.『作者である俺(ハクリ)』はプログラムアドバンスを知ってるけど、『青兎くん』はプログラムアドバンスを知らないので使えない。
ゲーム機を持ってプレイしている『プレイヤー』が攻略本で知り得た知識を、プレイヤーが操作している『ゲームの中のキャラクター』が知ってるかって言われたら、そうではないですよね?
そういった考え方です。
ましてや青兎くんはロックマンエグゼという作品を(存在するって事しか)知らないので、プログラムアドバンスを知らないのも、当然と言えば当然と言えると思ってます。
ということで、今回はストーリーを少しだけ進めながら、青兎くんにプログラムアドバンスを知ってもらいます。いくつかアイデアを頂いたので、それを使用させてもらいます。
現在、熱斗の家で俺と熱斗は勉強会を開いている。
熱斗のお母さんのはる香さんは、熱斗と勉強を一緒にしようって子が家に来た事に嬉しがっていたが…成績を聞けば、まぁ…うん。
学校での成績をネットバトルの腕前とかに持ってかれてないか?
「あぁぁぁぁぁ!!ダメだ!全然分かんねぇ…!」
「おい熱斗…もうギブアップかよ?青兎を見てみろよ。順調に進んで…」
あ、この人は火野ケンイチ。
火属性のナビ「ファイアマン」のオペレーターであり、元WWWのメンバーらしい。
今は熱斗の勉強の面倒を見てる人で、俺がここに来る(転生する)前に、紆余曲折あって不定期にこの熱斗の家に来ているそうなので、俺もついでに勉強を見てもらってる、んだけど…
「…プログラム言語…?プログラムの構成…?こんなの習うの?小学生で?」
「ない!?しかも頭から煙が出てるじゃねぇか!?青兎!一回エンピツ置いて教科書閉じろ!マジで爆発すんぞ!?」
「え?プログラムに関してなら普通に習うだろ?なんでそれ知らないんだ?」
「熱斗は口を閉じろ!」
え?必須科目なの?いや、ネットナビはいわばプログラムの塊みたいなものだし…?
てことは、もしナビの修理とかってなったら…全部自分でやるのか…?嘘だろ…?
「おい青兎!しっかりしろ!」
「ゲッ!目回してるじゃん!」
「とりあえず勉強は中断!熱斗ははる香さんに熱冷ましのシート貰ってこい!知恵熱って言ったら多分分かる!」
「あ、あぁ!」
ブツッ
「…あれ?俺どうしてたんだっけ?」
なぜだろう…途中で混乱してからの記憶が全くない…
「お、目が覚めたか…」
「よかったぁ…!心配させんなよ、青兎…
でも、ネットバトルはあんなに強いのに、なんでプログラムの事が分からないんだ?俺はパパが科学者だから、他のみんなより少しは多くかじってるけど…」
「ん?こいつそんなに強いのか?」
「あぁ。デカオ…は知ってるだろ?アイツのガッツマン相手に、最初の一回ダメージ受けただけで、そこからは一回もダメージを受けずにガッツマンを倒したんだ。初めて戦ったはずなのに」
「まぁ、アイツはパワー型だからな…一撃をしっかり避けられれば勝機はあるさ。ただ…ちょっと興味が湧いてきたな…」
ん…?この流れは…
「なぁ、青兎。ちょっとばかり俺とネットバトルしねぇか?もちろん、知恵熱出してぶっ倒れて、そっから起き上がってすぐだ。無理に受けなくても良い」
「やっぱそう来ます?」
「まぁ、奴らのことだ。目的が達成してないうちはなりふり構わずに、こっちを襲ってくるだろうしな…実力と経験は付けといた方がいいだろ」
「奴ら?」
「WWWだよ。目的の為なら、民間人も平気で食い物にするからな…といっても、俺の使うナビの調整も兼ねてる。一応はwin-winだ…どうする?」
「…分かりました。やりましょう」
元とはいえWWWの構成員。日暮先生とは戦えなかったし、自分の実力を試すのも良いか。
「じゃあやるか。いくぜ、『ヒートマン』!」
「え、待って、ファイアマンじゃないの?」
「俺は『俺の使うナビの調整』としか言ってないぜ?手の内がこっちに知られてるなら別のナビ使って…なんて考える奴も居ないとは限らないしな」
うわぁ、正論過ぎる…反論の余地がない…
『嘆いたって仕方ない。行くぞ、青兎!』
「…ぇえい!もうやれるだけやってやらぁぁぁぁ!!!」
と、ぶつかった所までは良かった。
『アレ?もしかして俺たちのコンビって弱い?』
「なにアレ…本当にまだ作って数日経ってないの?オペレーション完璧じゃん…」
「これでも製作者だ。俺のオペレートに合わせて作ってるからな。ま、大人を舐めるなってことだ」
『良い経験にはなったんじゃねぇか?』
はい。みるも無残な敗北です。
なんか火柱出してくるし、それ避けてたらライターの形になって飛んできたので、それをギリギリで避けたら着地点を中心にまた別の火柱上がったし…そんなこんなで敗北しました…
「というより、お前らはチップをそのまま使いすぎだぞ。プログラムアドバンス知らねぇのか?」
「プログラム…アドバイス?」
「アドバンス!特定の3枚以上のチップを順番通りにスロットインする事で、1枚の強力なチップへと変化する現象の事だ。もちろん、元になったチップより強い性能を持つから、狙える余裕があるなら積極的に狙っていけ」
ふむふむ。プログラムアドバンス…そんなものがあるのか…俺のチップだと…どんな組み合わせになるんだろ。
「ちょっとそれも試してみるか?」
「…お願いします!」
そして第2戦。
「(カスタムの中にはビルド系武器が3つ…順番ってなると…登場の順か?それなら…!)」
俺は意を決して、その3枚をスロットインする。
「ホークガトリンガー・4コマニンポウトウ・カイゾクハッシャー…トリプルスロットイン!」
その3枚のチップは変化していき、1つのチップへと姿を変えた。
「…来た!」
「来るか!?」
「プログラムアドバンス!ショウリノホウソク1!」
これがプログラムアドバンス…!
でも使用したら、ヒートマンが停止した。なんでだ?
「ゲッ、暗転系PAかよ!?」
暗転…なるほど。こっちができるって事は、相手もできる可能性があるってことか。覚えとこう。
ルシッドマンが一旦画面から消え、現れたのは3人の『仮面ライダービルド』。ホークガトリング・ニンニンコミック・海賊レッシャーの3人だ。
まず、ホークガトリングがヒートマンにホークガトリンガーの弾丸をバラまく。ヒット数は10。ただ、今回はヒートマンだけなのでヒット数に関しては、ウイルス戦でも使ってみないとな…
それが終われば、続くようにニンニンコミックが4コマニンポウトウによる分身の術を使い、火遁の術による火炎斬りと風遁の術による竜巻斬りを披露。消える際に隠れ身の術で消えていくのもどこかあのフォームらしいと思った。
最後に海賊レッシャーが、ヒートマンをカイゾクハッシャーで3回切りつけた後、最大チャージの海賊電車を発射…発車?させた。4両編成での4ヒットの上、貫通して奥まで届いた。
これで終わりと思いきや、最後に3人のビルドが一挙に現れ、飛び上がった。
そして、3人のビルドによる同時キック。何故かエリア全体に爆発が起きたのを最後に、今度こそ1連の流れが終わりを迎えた、んだけど…
『…あれ?ヒートマンは?』
「い、いない…?」
何故かいないヒートマンに首を傾げていると
「最後の攻撃でデリート寸前だったからPETに避難させたんだよ!なんだ今のプログラムアドバンス!?本当に3枚で発動するやつか!?強すぎるだろ!」
「…まさかそんなに強いとは思わず…」
まぁ、その後も何戦か行ったが、組み合わせになりそうなチップが来ることもなく、10戦中勝てたのはプログラムアドバンスを発動したあの一回だけだった。
「やっぱ勝てないな…」
「いや、作って数日のヒートマン相手とはいえ、ここまで食い下がられるとなれば、もう少し調整が必要だな…こっちも良い判断材料になったよ」
「でも、何回か傷一つ付けられないくらいの戦いもあったし…やっぱ俺弱いんだろうか…」
「ヘコみやす過ぎやしないか!?あのな?別にお前らが弱いって言ってるわけじゃねぇ。むしろ経験を積めば光る存在の筈だ。けど…青兎、お前『ルシッドマンといつから一緒にいる』?」
「っ!」
マズい、そこを突かれるとは…!熱斗は…トイレか?
「その反応…訳ありか」
「…はい」
「熱斗にも話せないか」
「そうですね…こればかりは」
「…ちょっと場所変えるか」
「分かりました…」
勉強道具一式をまとめ、外に出る準備をする。
そして部屋から出た先には
「…なぁ、今の話…」
「い、居たのか…」
熱斗がドアノブを掴もうとしていたのか、行き場のない手を出したまま固まっていた。
「なんか入りづらくってさ…その、話せるようになったら、話してくれよな。俺で良ければいつでも聞くからさ」
「あぁ、悪い…」
そう言いながらも心の中では、今は聞かないでくれる友人には感謝しかなかった。
「ヒノケンももう帰るの?」
「今日のところはな?しっかり勉強しとかないと、次のテストでまた赤っ恥かくぞ?」
「うげぇ…が、がんばります…」
「分かってりゃいい。すいません、はる香さん。お邪魔しました」
「俺も、ありがとうございます。急に倒れてしまったのに…」
「あら、良いのよ。また来てね」
「…では、お邪魔しました」
そう言って、光家を後にした。
そうして来たのは公園。様々なジンクスがあるらしいリスの銅像が目を引く公園だ。
「じゃ、話聞かせてもらおうか」
「…」
どうする…話すべきか?実際問題、俺が転生してこの世界に来たって事は、この世界の親にも話してない。仮にも拒絶されて追い出されて、小学生で家無しってのはマズいし…
ただ、ずっと隠し通せるって根拠も自信もない。それこそ熱斗達のようにずっと一緒にいるパートナー同士を見れば、俺たちの戦い方がチップのパワーによる力押しってのは一目瞭然で、オペレーターとナビのコンビネーションなんて形が取れてない。
今回はそこから感づかれた…流石に隠し切れないか…
…話そう。この人なら、信頼できそうだ。
「実は…」
…まさかこんなに早く出来るとは夢にも思わなかった…
こんなこと滅多にないんで、何回も持続できないとは思います。すいません。
で、今回のオリジナルPA(プログラムアドバンス)。
ショウリノホウソク1 攻撃力表示無し(アタック+10等による底上げ不可)
ホークガトリンガー*+4コマニンポウトウ*+カイゾクハッシャー*
並びとしては登場順。
①ホークガトリンガーで弾丸をバラまく。1ヒット10ダメージ。
今回はヒートマンのみだったので、ヒートマンのみに10ヒットでしたが、ウイルス3体のウイルス戦では、3ヒットずつ+ランダムな1体にもう1ヒットの計10ヒットとなります。
↓
②4コマニンポウトウによる分身→炎属性・ソード系統(火遁の術の火炎斬り)+風系統・ソード系統(風遁の術による竜巻斬り)での斬撃。1ヒット40ダメージ。
一番近くの敵に斬りかかるが、ウイルス戦だと、火炎斬りで1番近くの1体を斬りつけた後、竜巻斬りで次に近い敵を斬る。範囲はワイドソードなので、配置によっては2ヒットする可能性も。
↓
③カイゾクハッシャーの刃の部分による斬りつけ3ヒット→海賊電車発射(発車)。海賊電車は水属性で、横一列の貫通4ヒット。どちらも1ヒット20ダメージ。
どちらも一番近くの敵に行うので、場合によっては海賊電車の貫通で2体以上の敵を攻撃できない場合もある。
↓
④3人同時キック。敵エリア全体に爆発を起こす。1ヒットで100ダメージ。
というものです。本当に3枚で発動するものかこれ?(効果を考えたのは作者)
PAのアイデアはライデン1115さんから頂きました。
名前をカタカナ表記に変更し、どういった攻撃にするかを考えましたが、こういう時便利なマスタースタイル形式。色々やっても最後にみんなで爆発させたら全て丸く収まる(暴論)
なお、海賊電車のヒット数は、クライマックスファイターズのビルドの海賊電車の攻撃のヒット数が確か4ヒットだったような…といううろ覚えなので、間違ってたら指摘お願いします。
活動報告にこのエグゼ小説におけるリクエスト箱も設置してるので、希望する展開やこんな事してみたら?などはそちらに送ってください(感想はダメですよ。消されちゃいますので)。流石に倫理的にアウトなやつは弾きますが。
では、感想等よろしくお願いします。