機動戦士ガンダムSEED Pale Peace Makers 作:杉鋸
キャラクター紹介
シーラ・イノセ
年齢:15歳(CE55年生まれ・CE71年10月時点)
性別:女
所属:地球連合軍
特記事項:ブルーコスモス所属・第1世代コーディネイター
主人公。Nジャマー投下後の地球におけるコーディネイターへの弾圧もあり、その根源的原因であるプラント/ザフトと戦う為に地球連合軍に志願した少女。比較的初期からジンに乗って戦うモビルスーツパイロットとして戦場に立っていた。
他のコーディネイターの多くが死地に送られる中、MSパイロットとして(コーディネイターの中では相対的に)安全な場所で戦えたのはブルーコスモスの口利きのおかげである。
元々はブルーコスモスとしては比較的穏健派の派閥(※1)に所属していたが、部隊などでは全コーディネイターを殺したいほどに憎んでいると思われていた。
なお実際には対プラントではともかく、その他のコーディネイターに対しては「消極的に嫌い・ほぼ興味が無い」というのが実情である。
※1:コーディネイターを生み出す事にのみ反対を主張する派閥である
シーラは明確に目の色、鼻の高さ、身長が調整内容とは違ったものとなっており、学力・身体能力の面でも「一教室・学校レベルでなら当然一番を取れる様な能力を持たせたはず」として親から失敗作の謗りを受けていた。また、親に反発する様になってからは性格についても理由に含められた。
外見的な特徴はともかく学力や身体能力・性格についてはコーディネイター同士での競争になって居る事や、親自身の与える影響を考慮していない評価である。
なお彼女に辛く当たったのは地上での遺伝子操作が禁止された事によって次の子供をコーディネイターとして産むのが困難になった事も一因と思われる。(シーラは滑り込みと言っていい時期に地上で遺伝子操作を受けた)
デュエルのパイロット(仮称)
性別:男
所属:ザフト
サブ主人公(?)。名前は出ていないので仮称で載せている。
大半が新兵、新兵未満の部隊を率いて蒼白隊による攻撃を迎撃する為に出撃し、最後の1人となっても戦い続けた。
戦後にシーラの事が(プラントが知るべき物事のとっかかりとして)気になって色々と調べたりもした。
後に遺伝子だけを見る政策に反発し、行動を起こしたらしいが……。
本来は美少女の(事実上の)副官が居るが、作中では未登場(ザフト側の反乱兵の鎮圧に出撃していた)。
ピュロス艦長
性別:男
所属:地球連合軍
ちょい役。蒼白隊の母艦であるピュロスの艦長。(蒼白隊はMSとそのパイロットだけで構成された部隊であり、制度上は母艦・基地等としっかりと紐付いていた訳ではない)
背景で連合本隊を上手い事騙くらかして時間を稼ぐもバレた途端にあっさり降伏。ただし連合からの追撃を阻止できる程度には十分時間を稼いだ後の話であり役目は果たしている。
後に戦争犯罪人として処刑された。
蒼白隊
所属:地球連合軍
部隊章:青白い大鎌
厳密にはキャラクターではないけども都合がいいのでここで解説。
大半がブルーコスモス系の思想を持つ反コーディネイター・反プラント思想の強いMS隊。
ただし、正式にブルーコスモスに所属している人間ばかりでもなく、あくまで「反コーディネイター・反プラント思想」の坩堝というのが実態。
その激しい気性もあって全員技量は高いが「無茶な戦いをしても生還できるような奴しか生き延びてない」というだけで特別に意図されての性質ではなかった。(その気性を敬遠されたパイロットが押し付けられた例も多かった模様)
反コーディネイター思想が強いとはいえ、シーラ・イノセを除いて全員が男であり紅一点である事、コーディネイターである以上に同類(反コーディネイター思想者)である事、単純に戦場で信頼できる強さを持つ事などからシーラに対しては好意的である。
一応はブルーコスモスの口利きもあり他の部隊よりも補給の面などで優遇されていない訳ではないし初期人員はブルーコスモスの支援によって通常よりも潤沢な訓練を受けた人員が多かったがCE71年10月時点で残っている初期人員はシーラ1人である。
その他解説
ロングダガー(イノセ機)
最終作戦の為に本来は105ダガー用に用意されていたエールストライカーを機体・パック双方の改造によって取り付けたロングダガー。ストライカーパックシステムに対応している訳ではない。
(蒼白隊の隊長機として配備されていた105ダガーは第二次ヤキン・ドゥーエ攻防戦にて未帰還)
第二次ヤキン・ドゥーエ攻防戦で喪失した脚部をストライクダガーの、右腕を105ダガーのそれを代用品として修復された。
装備としては左腕の前腕部にシールドを固定し、両手にビームと実弾の撃ち分けが可能なMX703G ビームライフル、腰部にM703 57mmビームライフル用のライフルグレネードを改造した使い捨て小型擲弾器・グレネードのセットを装備していた。
なお戦後に「MX703G ビームライフルは実体弾・ビーム共通プラットフォームのビーム仕様品」とされたのは最終作戦においてプラントに最接近したこの機体の戦闘映像を偽造されたものとして処理する為の欺瞞工作である。
最終作戦時のザフト側からは『羽根付き』という呼び名で認識されていた。(本機が同戦闘における唯一のエールストライカー装備機であった為)
メビウス(蒼白隊改修型)
(突入部隊の総称としての)蒼白隊が最終作戦の為に予備パーツ等を使ってリニアガンの代わりにビーム砲を装備させたメビウス。
(ビーム砲はダガーシリーズ用のビームライフルの銃身部を流用した物)
リニアガンに比べ攻撃可能な回数は減少したものの有効射程・威力共に向上している。
ピュロス
ネルソン級宇宙戦艦。蒼白隊の母艦。
蒼白隊と同様にブルーコスモス系の思想が幅を利かせている。
第二次ヤキン・ドゥーエ攻防戦で受けた損害は大きく大半の砲が使用不能であり、直接的な戦闘能力は皆無と言っていい状態であった。
通信設備や母艦機能は健在であり、『最終作戦』ではNジャマーを使用すると共に偽電による撹乱を実施。
戦後は航行可能であった為に残存兵員・兵器を搭載して撤収に従事するも撤収完了と共に廃艦とされた。
『最終作戦』
蒼白隊を中心としたブルーコスモス系の思想を持った連合残存兵によって実施されたプラント攻撃作戦。
ひとまずの停戦こそ行われたもののプラント周辺宙域においてにらみ合いの続いていたCE71年10月2日に実施。
同作戦に賛同した部隊の母艦がNジャマーを使用し、プラント側からの行動に見せかけて電波を妨害しつつ、ダガータイプのMSとビーム砲と対MSミサイルを装備したメビウスで構成された護衛部隊「ペイルブルー隊」とかき集められた核ミサイルを中心とした大型目標攻撃用のミサイルで爆装したメビウスで構成されたプラント攻撃部隊「ピースメイカー隊」をプラントへ向けて出撃。
ピースメイカー隊による攻撃でユニウスエイトからテンまでの農業用コロニーを破壊、食料自給能力を奪う事でプラントの独立を阻止しようとしたものである。
この作戦には正式な名称が存在せず、「最終作戦」とは主に蒼白隊で使用されていた通称である。
出撃部隊はザフト・連合による迎撃を最小限に抑えるのに必要とされる速度の都合上推進剤の大半をプラントへ向かうだけで消耗する事から帰還は困難と考えられており、一応は「帰還用」という名目もあった推進剤も戦闘機動に回していたとされている。