七天龍の遊戯   作:JAIL

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未完は防げた…w


後日談

天界にて

パアァッ!とゼウスの部屋の真ん中が輝き出す。

そして光が消えるとそこには龍護がいた。

 

「あらおかえり、四週目お疲れ様」

「あぁ」

 

龍護の半分が理空界神になってあの世界に転生し既に100年以上も経っていた。

その間に世界の科学技術や医療、インフラの全てが進化し、車輪のある車が骨董品となりつつある。

龍護は名前も家族も変わり、様々な生活をしている。

 

「なぁゼウスさん、ちょっといいか?」

「ん?」

「妙な感じなんだ。なんというか俺は人間なのか?って…思い始めてる」

「まぁ半分が既に神の状態だからね。龍護君のその感想は間違ってないわ。人間であっても神の力には勝てない。例え理空界神になったあの時、人間と神の割合が同じでも神の力は人間の君を侵食し続けてる」

「つまり、俺は完全な神になりつつあり、あの世界に干渉しくくなってるのか…」

「何かあった?」

「…何回転生しても『それが普通だ』って考えになって本当の意味でしなない事に違和感が消えてる」

 

なるほどね…とゼウスは考える。

恐らく彼があの世界に人間として居られる時間はあまり無いのだろう。

既に龍護の魂とあの世界は七天龍の力と理空界神の力で強力に繋がり、世界を維持し続けている。

そして転生した際の記憶も確かだ。

 

「まぁ別にいいんだけどな…」

「一つ言っておくけど段々転生出来る回数も減ってきて最終的にはここに留まってあの世界を守る事なるよ?」

「?転生に回数があったのか?」

「厳密に言うと転生を繰り返す度に君の中の理空界神の力が君の人間の部分を侵食してる。そして完全なる理空界神となって転生は出来なくなるけどあの世界は守れるって訳」

 

そうか…と言って立ち上がり、龍護は再びあの世界に行く準備をする。

すると龍護は消え、世界を写していた鏡も消えていた。

 

「まさか母体に入れるまでになるとはね…」

 

龍護は今まで捨て子として誰かに拾われていたが、何回目かの時に為にし誰かの母体に入れるかを検証したのだ。

結果は成功でちゃんと血縁関係がある赤ちゃんとして産まれてくる。

そしてその度に龍護は右手を見て、自分にしか見えない理空界神の陣を眺める。

そう……彼の中にある人間性は少しづつ消えている。

だが彼はそれに後悔していない。

恐らくあの偽物の遊戯で負けていればあの世界は崩壊し、修復不可能な所まで行っていただろう。

彼は護ったのだ。

今でも自分が産まれ、世界の理を保ち、偽りの七天龍の遊戯で殺し合いをしたあの世界を守り続けている。

自身が人で無くなるその時まで――――




入社当時から投稿し始めて仕事を覚えるので執筆が出来なくなり、夜勤に回って少し書けるようになって4年…
ようやく完結する事が出来ました。
初めてオリジナル小説を書いた感想としては…ラノベ作家マジですげぇ…の一言に尽きます…
あの世界観の設定諸々の構築とか思い付くのがすげぇ…
初めてのオリジナル小説はここで完結しますがまた新しい小説が浮かんだのでまた執筆期間に入ります。
次はもっと計画的にやろう…
という訳でここまでご覧頂いた読者の皆さん。
本当にありがとうございました!
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