なんでこうなるの?   作:とんこつラーメン

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前回の話は今までとは毛色が違う話にも拘らず、沢山の感想を下さってありがとうございます。

正直言って、お気に入り登録数や評価が下がるぐらいの覚悟で書いたのですが、想像以上に反響があった事に驚いてます。

さて、そんな今回は、やっと『あの二人』のご登場です。

またまた弥生の気苦労が増えてしまう……?

そう言えば、私の家の付近にある本屋では何故か、まだISの12巻が発売されてないんですよね……。

前の11巻の時も、かなり時間が経ってから店頭に並んだし……。

今回も、手に入れるには時間が掛かりそうです。






フランスとドイツからコンニチワ

 フランス デュノア社ビル 社長室。

 

 そこで二つの人影が向かい合い、なにやら話をしていた。

 

 一つは少し小柄で子供のようで、もう一つの影は大柄で、大人の男性を彷彿とさせる。

 

「なんでしょうか……『社長』」

「お前を呼んだのは他でもない。まずはそこにある書類を見ろ」

「分かりました」

 

 淡々とした返事で、小柄な影が机の上にある書類を手に取って確認する。

 

「これは……?」

「私がお前に与えた仕事は、日本に行き、例の少年の生体データを入手、あわよくば専用機も共に強奪すること……」

「承知しています」

「だが、それとは別に、お前にはもう一つ仕事を与える」

「もう一つ……?」

「手にある書類をよく読んでみろ」

「はい…………こ…これは……!?」

 

 小柄な影の人物は驚愕した。

 その書類には、本来のターゲットと同等か、もしくはそれ以上の存在の人物の情報が書かれていた。

 

「IS学園には今、現在の日本における最大級の重要人物の家族が在籍している。下手をすれば、例の少年なんぞ霞むレベルのな」

「ぼ…僕にどうしろと……?」

「簡単だ。その少女と接触し、関係を持て」

「関係……」

「別に肉体関係を持てとは言っていない。その少女と仲良くなり、彼女の警戒心がとけた所で……」

「この子の親と接触しろ……と?」

「そうだ。上手く行けば、フランスと日本の友好関係を更に強固なものに出来る。それに貢献できたとなれば、例の少年の生体データなんぞ無くともデュノア社は安泰だ」

 

 男の方は嬉しそうにしているが、それとは裏腹に小柄な方は渋い顔になっている。

 

「その少女は例の少年と同じクラスだと聞いている。こっちにとっては実に都合がいい。お前も同じクラスになるように手配をしておいた。首尾よく接触しろよ? 無論、怪しまれる事が無いようにな」

「心得ています……」

「よし。ならば、さっさと出発の準備を済ませろ。明日には出国するんだからな」

「了解です……父さん」

「ここでは社長と呼べ」

「はい……社長」

 

 

 

 

 

・・・・・

・・・・

・・・

・・

 

 

 

 

 ドイツ 某所に存在する特殊部隊の基地。

 その司令室に、軍服を着た一人の少女と、一人の軍人の男が向き合っている。

 少女は銀色の髪と左目にある眼帯が特徴的で、男の方は幾つもの勲章らしきものを制服の胸ポケットにつけている事から、相当な地位にいる事が窺える。

 

「いきなり呼びだして済まないな。少佐」

「いえ! 問題ありません! 准将閣下!」

 

 ビシッ! と敬礼をして応える少女。

 その姿は実に様になっている。

 

「日本行きの準備は進んでいるかね?」

「はい! もう既に完了しており、後は明日になるのを待つばかりであります!」

「そうか。それは丁度いい」

 

 准将と呼ばれた男は、自分の机の引き出しから一枚の書類を取り出して、机に置いた。

 

「今回、少佐をここに呼んだのは他でもない。まずはこの書類に目を通してくれたまえ」

「はっ! 失礼します!」

 

 少女は机まで近づき、置かれた書類を音も無く手に取った。

 

「そこに記載されている少女は、これから少佐が行くことになっている日本において、最も重要なポジションにいる人物の娘だ」

「重要……とは?」

「下までよく読んでみたまえ」

 

 そう言われて、少女は書類を隅から隅まで読んでみる。

 全てを見終わってから、顔には出していないが、心の中では驚愕していた。

 

「……このような少女が何故……?」

「さぁな。だが、彼女がIS学園に滞在する生徒の中において、トップクラスのVIPである事は確実だ。……私が何を言いたいか……分かるな?」

「はい。これから行くIS学園にて、彼女の護衛をするのですね?」

「そうだ。別に日本から直々に依頼があった訳ではないが、かと言って、これをそのまま無視するのは出来ない」

 

 准将は少し椅子に座り直し、軽く咳払いをした。

 

「我々、軍人の本分は民間人を守る事にある。だが、何事にも『優先順位』と言う物があるのもまた事実。実に嘆かわしい事だがな」

 

 足を組み直し、背もたれに体を預ける。

 

「故に、少佐には学園にて彼女と接触して貰い、その護衛を命じる」

「はっ! 了解であります!!」

「よろしい。では、下がっていいぞ」

「はっ! 失礼いたします!」

 

 綺麗な歩き方で少女は退出し、彼女が完全にいなくなった事を確認してから、准将はポケットから葉巻を取り出して口に咥え、火をつけた。

 

「ふぅ~……。彼女には少し悪い事をしたが、ああでも言わなければ、少佐は向こうで孤独になってしまうからな」

 

 窓の向こうに見える青空を見上げながら、葉巻を口から取り出す。

 

「ブリュンヒルデ……。君は感謝しているが、君が本当に教えたかった事は少佐には全く届かなかったようだ……。それを、あの少女と触れ合う事で学んでくれればいいのだが……」

 

 そっと目を瞑ってから、物思いに耽るようにして肩の力を抜く。

 

「ボーデヴィッヒ少佐……。生まれがどうであれ、君は軍人である前に一人の少女なのだ……。日本にて、彼女に『友』が出来る事を祈ろう……」

 

 

 

 

 

・・・・・

・・・・

・・・

・・

 

 

 

 

 次の日の月曜日。

 私はいつものように自分の部屋で目を覚ますが、部屋の様子がいつもとは違う。

 と言うのも、私が日曜日に家に戻った時に持って来た、沢山の私物があるからだ。

 量的な問題で持って来れなかった他のゲームや漫画やラノベの数々。

 他にも、各種ゲーム機が多数並んでいる。

 これでこそ私の部屋……私の楽園……♡

 

「で……も……」

 

 一つだけ懸念している事がある。

 昨日の夕方に学園の寮にある自分の部屋まで戻って来た時、何故か私の部屋に本来無い筈のもう一つのベッドがいつの間にか設置してあった。

 見た時、意味不明過ぎて自分の時が少しガチで止まってしまった程。

 このベッドは間違いなく、何かの暗示だと考えている。

 

(この時期と言えば確か……)

 

 フランスとドイツから『彼女達』がやって来る頃か?

 

(…………まさかね)

 

 よりにもよって、そんな事は無いでしょ~。

 ちょっと色々とありすぎて、考えがネガティブになり過ぎてるな。うん。

 こんな事じゃ、また胃薬君のお世話になってしまう。

 君は掛け替えのないフレンズだが、だからと言って世話になり過ぎるのもどうかと思う。

 

 こんな時は、私の嫁達(簪と本音)の顔でも見て癒されようっと♡

 

 そうと決まれば、早く登校の準備をすませよ~っと♡

 

 

 

・・・・・

・・・・

・・・

・・

 

 

 

 

 食堂までの道のりにて、いつものように簪と本音の二人と合流。

 三人で並んで歩いていると、そこに箒とセシリアと鈴がやって来て、一緒に食堂まで行くことに。

 これがいつもの朝の流れになっている。

 場合によっては、ここに一夏も加わるんだけど、今日はどうやらいないみたい。

 寝坊でもしてるのかな?

 昨日は結構、連れ回してしまったしな~。

 

「弥生さん。もうお体は大丈夫なんですの?」

「う…ん……。昨日……も…家……まで行ってきて……帰り…に食事もして…きたから……」

「やっぱり、お外でもやよっちは一杯食べるのかな~?」

「普通に有り得るな……」

 

 なんでそこで呆れる?

 つーか、もうリハビリは大丈夫でしょ。

 別に大した怪我をしていた訳じゃないんだし。。

 

「弥生の家か……」

「興味あるわね。どんな家なの?」

「えっと……」

 

 なんて言えばいいのかな? あまり説明って得意じゃないんだよな~。

 

「……和風……の大きな……家……?」

「情報が少なすぎるわね……」

「和風……。私の家と同じかな?」

 

 そういや、簪もお嬢様だったね。

 まだ見た事は無いけど、案外、似たり寄ったりのデザインかもしれない。

 

 そんな事を話している内に食堂に到着。

 ルーチンワークのように食券を購入し、カウンターに置く。

 

「お? 今日もまた食べるね~!」

 

 当然。朝食は一日の糧になるからね。しっかりと食べないと。

 そんな訳で、私の朝ごはんは超大盛りの親子丼。

 ふわとろ卵の黄色い山が目の前に形成されています。

 

「いい匂いだね~♡」

「親子丼か……」

「ほんと、弥生の食欲って底を知らないわよね」

「それが弥生クオリティ」

「ですわね」

 

 なにそれ?

 

(女子達は噂話とかしてないんだな……)

 

 原作では、女子達が一夏の事についてある噂を流していたけど、今見る限りではそんな事は発生していないみたいだな。

 ま、これはこれでいいんじゃない?

 自分の知らない内に景品扱いにされてるとか、普通に同情するし。

 

「あ…あの! 板垣さん!」

「ふぁい……?」

 

 誰だ? 私の数少ない楽しみを邪魔するのは?

 

「お前達は……あの時の……」

 

 あ。私に話しかけていた、この三人の女子は……

 

(無人機騒動の時に中継室に閉じ込められていた子達?)

 

 あれから地味にどうなったか気になってたんだけど、この様子を見る限りは大丈夫そうだね。

 

「えっと……その……」

 

 なんですか? 御用があるなら手短にお願いしますよ?

 

「「「あの時は助けてくれて、本当にありがとうございました!!!」」」

 

 うぉっ!? いきなり大声を出すなよ!?

 普通にびっくりしたぞ……。

 

「あの事件の時、板垣さんがいなかったら私達……今頃……」

 

 だろうな。敢えてどうなるかは言わないけど。

 

「本当はもっと早くにお礼を言うべきだったんだろうけど……」

「私達、あれからずっと、この学園に残るべきか話してたんです……」

 

 成る程な。

 無理ないよ。あの事件以降、自主退学した子達が結構いるって聞いたし。

 

「気にして……ない……よ……」

「でも……」

「あんな目……に遭えば……心…を落ち着かせる時間……も必要……だって思う…から……」

 

 なんたって、命の危機に陥ったんだ。

 場馴れしていない子達に即座に復帰しろってのは、流石に酷な話だ。

 

「「「板垣さん……♡」」」

 

 ……なんで潤んだ目でこっちを見る?

 

「何回もここから退学しようって思ったんですけど……」

「命の恩人である板垣さんに、何も恩返しが出来ないまま自主退学なんて絶対に出来ません!」

「だから、皆で一緒に在学し続けようって決めたんです!」

 

 恩返し云々はともかく、ここで『逃げる』と言う選択肢を選ばなかったのは本当に偉い。

 それだけでも賞賛に値するって思うよ。

 

「これからは、板垣さんに恩返しをする為に頑張ります!」

「そ…そう……」

 

 彼女達の気持ちを無下にはしたくないんだけど……別に恩返しをしてもらいたくて助けたんじゃないんだよな~……。

 あの時は無我夢中だったけど、単純に見捨てられなかったんだよね。

 なんでかは知らないけど、どうしても命が消えようとする事が(・・・・・・・・・・・)許せなかった(・・・・・・)

 

「また増えたな……」

「こればっかりは仕方が無いでしょ。実際に自分の命を目の前で救って貰ったら、誰だってこうなるわよ」

 

 こうなる? こうなるってなによ?

 

「ほら。そんな所に突っ立ってないで、折角だし一緒に食べましょうよ」

「い…いいんですか?」

「いいに決まってるじゃない? ねぇ? 弥生?」

「そう…だ…ね……」

 

 ここで断ったら普通に外道だし、私としても断る理由は無い。

 

「「「ありがとうございます!」」」

 

 こうして、今日の朝食はいつも以上に賑やかになった。

 一人で静かな食事も悪くないけど、こんな風に皆と一緒に食べるってのもいいかもな……。

 こんな事を考えるようになるなんて、私も少しずつ変わってきてるのかもしれない…。

 

 

 

・・・・・

・・・・

・・・

・・

 

 

 

 

 朝食を食べ終えて、恩返し三人組と別れた後、私達はそれぞれの教室に向かった。

 え? 一夏? 彼なら私達と入れ違いで食堂に入っていったよ。

 今頃は超特急でご飯を食べてるんじゃないかな?

 

「あら?」

「何を話してるんだ?」

 

 教室はISスーツの話題で持ち切りになっていた。

 皆でパンフレットを見ながらワイワイと話していて、この間の事件が嘘のように学園に『日常』が戻ってきている。

 

「そう言えば、あの時見た弥生のISスーツはどこで製作されたんだ?」

「箒さんは見たんですのよね? どんなスーツでしたんですの?」

「なんと言うか……全身を覆うような感じだったな。私もうろ覚えで詳しい形状までは記憶してないが」

  

 箒の言う通り。私のISスーツは特別製なのだ。

 なんたって、普通のISスーツ着たら、モロの体に傷跡が丸見えになっちゃうからね。

 それを隠すために、首元まで完全に覆い隠すようなデザインになっているのです。

 

「私……のスーツは……おじいちゃん……が作った…んだよ……」

「なんと! 弥生の祖父殿の手作りなのか!?」

「ISスーツを一着製作するのにもかなりの金額が必要な上に、相当な技術力と素材が必要ですのに……」

「やよっちのおじいちゃんは凄いんだね~!」

 

 当たり前だ。おじいちゃんは私の誇りであり、世界で一番大好きな自慢の家族なんだから。

 

 それから、山田先生が教室に入って来て皆にスーツの説明をしてくれたが、すぐに皆にからかわれてしまった。

 親しみやすくはあるんだけど、見た目的にも教師とは思えないと言いますか……。

 それでも、私にとっては貴重な癒し系女子である事には違いないんだけどね!

 

「あ! 板垣さん!」

 

 こっち来たし。

 歩き方が今にもコケそうなんですけど……。

 

「何か困った事があれば、いつでも言ってくださいね! 喜んで協力しますから!」

「あ…ありがとう……ございます……?」

 

 急に手を握ってきて、どうしたと言うんですか?

 山田先生の手……プニプニしてるな~…♡

 

(佐藤先生に教えて貰った板垣さんの体の傷……。なんであんな傷跡が体中にあるかは分からないけど、この腕や足の服装は間違いなく傷を隠すためにしてるんだろう……。そんな彼女のフォローをするのも、教師として立派な役目よね!)

 

 いつまで手を握っているつもりなんだろう……。

 こっちとしては嬉しいけど、なんか視線が集まってるんだよな……。

 

「いつまでそうしているつもりだ?」

「はっ!?」

 

 お? 私の心を代弁してくれる人の登場か? って……。

 

「全く……。板垣」

 

 天下無双の担任様じゃないですか~! ヤダ~!

 

「回復したとは言え、お前はあまり体が丈夫な方とは言えない。だから、無理だけはするなよ」

「は……はい……」

 

 なんでこの人はいつも私の頭を撫でてくるの?

 あれか? 私にナデポでもしたいのか?

 

(あんな事を知ってしまった以上、もう弥生の事を普通には見れない……。これからは教師として以上に、一人の人間としてこいつを助けていこう……。にしても、こうして弥生の頭を撫でていると本当に癒されるな……。よし、これから弥生の頭を撫でる事を私の日課にしよう。そうしよう)

 

 ひぅっ!? なんでまた私の背中に悪寒が走ったの!?

 また何か悪い事がある前兆か!?

 

「む? そう言えば織斑はどうした?」

「一夏なら……」

 

 まだ食べてるのか?

 先生が来ている以上、どう足掻いても遅刻確定なんだけど……。

 

「うっしゃ! セーh「な訳ないだろ」わたるっ!?」

 

 教室の扉を勢いよく開けながら入ってきた一夏だったけど、普通に遅刻だったから、毎度の如く出席簿の一撃によって教室の床に沈みましたとさ。

 

「時間ぐらいちゃんと守れ。バカ者が」

「目覚ましが電池切れになってて……」

「言い訳するな。ちゃんと目覚ましの電池残量ぐらい把握しておけ」

 

 ……一夏って、何気にプチ不幸に見舞われる事が多いよな……。

 大きな不幸じゃない所が地味に辛いだろうに。

 

「山田先生。あいつ等は……」

「ちょっと待ってください」

 

 山田先生が教室の扉まで行って、廊下を除き見た。

 

「大丈夫です。二人とも今来ました」

「そうか。ではホームルームを」

「はい。皆さん、席についてください」

 

 そう言われて、私達は急いで自分達の席に座った。

 一夏。 早く座らないと、また出席簿が頭上に降りてくるよ。

 

「ホームルームの前に私から連絡事項がある。よく聞くように」

 

 連絡事項……なんだろう?

 

「本日から本格的な実践訓練を始めていく。訓練機とは言え、ISを使用しての今年最初の授業になるから、各々気を抜かないようにすること。それぞれに注文したISスーツが届くまでは学校指定の物を使う事になるから忘れるなよ? 仮に忘れたりしたら、スーツの代わりに学校指定の水着で訓練をしてもらうからな。それすらも忘れた場合は……下着でいいか」

 

 よくねぇよ!! 下着で授業受けるとか死んでも嫌だよ!!

 

「「「……………」」」

 

 で、箒とセシリアと本音はどうしてこっちを見てるの?

 

「「…………」」

 

 そこの教師二人もこっち見るな!!

 

(弥生の下着姿……)

 

 んで、そこの男子は私をイヤらしい目で見るな。

 そう言うのって、女子は敏感に分かるんだぞ。

 

「んん……! 山田先生、続きを」

「あ! はい!」

 

 ワザとらしく咳払いをしても意味無いですからね?

 

「そ…それでですね! 今日はなんと転校生を紹介したいと思います! しかも二人!」

 

 とうとう来たか……。

 分かっているとは言え、いや……分かっているからこそ緊張するな……。

 

 普通ならここで『なんで二人? 分散させたりしないの?』とか考えるんだろうが、そんなの幾ら考えたって意味が無い。

 だって、それが『流れ』なんだから。

 

 教室の扉が開かれ、そこから二つの人影が入ってくる。

 一人は金髪、もう一人は銀髪。

 見た目からして対照的な二人だが、片方は明らかに私達とは恰好が違う。

 何故なら……男子の制服を着ていたから。

 

 こうして、第一期原作ヒロインが勢揃いした。 

 

 

 

 

 

 

 

 




やっと原作のヒロインが揃いました。

弥生と彼女達は、これからどんな風に絡み合っていくのでしょうか?

次回はアーキテクトの説明が……?

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