季節は秋。刺すような日差しは徐々に慈しむような柔らかいものへと変わり、からっと乾いて熱気を運んでいた風はしっとりとした湿気を含んで頬をなでつける。気温も徐々に冷え込み、夜間は凍えるような寒さに震えることもしばしば。一日ごとに、冬が駆け足で近寄って来るのを感じるような、そんな頃合い。
――アルテラとの決戦より、早くも三年と少しが過ぎていた。
「聖下、外套の騎士殿をお連れいたしました」
「うむ、入れ」
「は。では騎士殿、どうぞこちらへ」
「失礼いたします」
かつかつと、靴音を響かせて入室する。今日はよく晴れていて、日当たりがよい窓からは眩しい日差しが差し込み、部屋を暑すぎない程度に温めていた。部屋の中は慎ましいながらも見事な調度品で揃えられ、美しい華まで活けてある。また、日光によって書物を傷ませないためだろう。部屋の奥、日が傾いても届かない辺りに大きな本棚が設えられ、そこには大量の資料がぎっしりと詰め込まれているのが見えた。
そして、本棚の手前。大きな文机に向かってさらさらと文を書いている老年の男性がいる。
彼こそは当代ローマ教皇、スルピキウス一世――俺たち一家がローマに流れ着いて以来、父の良き友人であり相談相手であった人物だ。
「これを、彼らに」
「承知いたしました」
ちょうど書き終えたそれを従者に預け、教皇がこちらに向き直る。柔和な笑みを浮かべる顔は最後に見た時より幾分老けて見えるが、老いを感じさせるのはしわが増えたことぐらいか。その顔色はすこぶるよく、動作もきびきびとしていて年よりも若々しく見えた。
「久しいな、若君」
「お久しぶりです、聖下。ご健勝のようで、なにより」
「そういうお主は、一段と男前が上がったのではないか? 『北方の壁、烈日の将』として、ローマどころか、ラヴェンナでもお主の噂で持ち切りと聞く」
うっ、と息が詰まった。正直勘弁してほしい類の話だ。
現在、俺はローマ市ではなく北東方面の国境に詰めている。北東へ撤退したフン族、延いてはそれを率いるアルテラを警戒してのことだ。現状、アルテラと軍神の剣に対抗できるのは俺とガラティーンだけ。故に、俺は皇帝陛下の勅命の下、国境沿いの都市や砦を拠点としてこの三年間を活動していた。まあ、結局この三年間アルテラは姿を見せなかったのだが。どうも先の一件が相当にこたえているらしい。フン族の連中は斥候一人だって姿を見せなかった。
今のところ、結果だけをみれば俺がフン族の大侵攻を止めたことになり、そのせいで今では護国の将としてローマ軍の顔扱いされる始末だ。街に戻れば騎士殿騎士殿と、あっちやこっちから声をかけられて気が休まる暇がない。聖剣なんて物騒なものを持っている以上引きこもっているわけにはいかないという理屈は理解しているが……それでも、ちょっとあれは、キツイ……
「軍人として当然のことをしているまでです。何よりも我が身は、護るべき者たちを守護する盾たらんと努めておりますれば」
「そうは言うがな。謙遜は美徳だが、それも過ぎれば毒になる。胸を張りたまえ。お主は十二分にその務めを果たしているのだから」
「……そう、ですね。以後、気を付けます」
「うむ。……ところで、だ。話は変わるがな、お主ももう十八になる。いい加減佳い人は見つかったかな?」
「なっ……いえ、その……」
「その様子ではまだのようだな。身を固めるつもりはないのかね? お主なら引く手数多だろうに」
「はぁ……いやその通りですが……」
……再度、息が詰まる。ここ最近における一番の悩みの種だった。
偶の休日に声をかけられるのは、まだいい。
『騎士様! お勤めご苦労様です!』
『あ、かっこいい騎士様だ!』
『いつもありがとう!』
『騎士殿、よい魚が入りました。いつものお礼でございます。軍でお召し上がりください』
この程度はかわいいものだ。煩わしいと思わなくもないが、悪い気分にはなりはしない。有名税と割り切ろう。
だが――
『ああ騎士殿、街に戻っておられたか。ところで今日、我が家で宴を開くのだが』
『何時まで街におられるので? 実は明後日こちらでも宴の席が』
『うちの娘が一目お会いしたいと』
『ところで許婚はおありで?』
最近はこちらの勢力が凄まじい。
宴の席に誘われるのには目を瞑る。昼夜絶えず監視の目を光らせて、いざというときは命懸けで戦場に出る……あの疲労感は生半なものではない。そんなこちらを本気で労って、軍団一同をもてなしてくれることも間々あるからだ。
だが下二つはない。絶対にない。いやまあ、年頃になってきたのは自覚してはいるのだが。中途半端に
それに――いずれこの身は、戦乱に荒れる某国へ赴かねばならない。愛する人を戦場へ連れていく訳にもいかないし、加えて生き残れる保証もない。
「…………」
「ふむ……困らせるつもりは、なかったのだが」
「ああいえ、困るようなことなど――」
「そうやって、こちらを心配させまいとするのは昔から変わらんな。……思えば、こうして話すのもウィアムンドゥスの葬儀以来か」
「はい……あの時は、色々とお世話になりました」
ウィアムンドゥス――荒廃したローマに現れ、数多の財と施策によって街にかつての隆盛を取り戻した英雄。ローマを愛し、ローマに愛された男。
俺の、たった一人の家族。
約二年の闘病生活の果て、父は天に旅立った。
早すぎる、と嘆く人がいた。あるいは、苦しみが長引かなかったことに安堵した人もいた。種々様々な人々とその思いの下、父の葬儀は荘厳に執り行われた。
――俺としては、やはり早すぎると言わざるを得ない。父には何も恩返しができなかった。とは言え、父には『自分のような詐欺師まがいの男を父と呼んでくれたこと』自体がすでに恩返しだといわれたが……それを言うなら、そもそもこんな自分を実の子供として育ててくれたことでお相子だ。
あの日のことを考えると今でも顔から火が出そうになる。もう少しまともなやり方があっただろうと思わずにはいられない。
……それでも、忘れることはできそうにない。
俺たちは、確かに、あの日あの場所から始まったのだ。
「しかし、そうなると……二年ぶりだな」
「ええ」
「墓前には参ったのか」
「はい。こちらに戻ったその足で、父には挨拶を済ませました」
「そうか。……此度は、無理を言ってすまなかった」
「いえ。こちらこそ、昨年はお顔を合わせられず申し訳ありませんでした」
先に述べたように、俺は今北東方面に詰めている。それがなぜこうしてローマに戻っているのかといえば、なんてこともない。教皇聖下より、直々に呼び出しがかかったからだ。
ローマ教皇本人からの要請ともなれば帝国としても一蹴するわけにはいかない。急な呼び出しではあったが、俺は何とか準備を整えて駆け戻ってきた。まあ、かなりキツキツの日程を組んでようやく許可が下りたのだが。ローマに到着したのが今朝だが、明日昼にはもうローマを発たねばならない。
万が一にも今フン族、いやさアルテラの襲撃があれば大惨事が引き起こされるのは確実だ。故に、俺が不在の期間は極力短くせねばならないのだ。
「気にするな。重ねて言うが、無理を言っているのはこちらなのだからな。……さて、そろそろ本題に入ろう」
すっと、教皇の顔が引き締まる。つられて、俺も思わず居住まいをただした。
「手紙にも書いたが……今回はほかでもない、ウィアムンドゥスの遺言についてだ」
……覚悟はしていたが、やはり緊張する。
父の遺した遺言。俺に隠されていたそれがあると手紙で知らされた時の動揺は言葉にしようがなかった。
最期の時、俺は洗いざらい全て父に話した。自分がおそらくは未来人であろうということ、この体を乗っ取った外道であること、最初の告白を認めてもらったのをいいことに――それらすべてを黙って、ローマを、友を、父を欺いてきたこと。
そのすべてを包み隠さず告白し、腕に縋りついて泣きながら謝った。
俺の話のどこまでを父が信じてくれたのか、それはわからない。だが彼は、声を出すのもつらいだろうに、俺の頭をなでつけながらこう言ったのだ。
『例え、何者であったとしても。あの日の言葉を、私は忘れない。あの日の言葉を、嘘にはしない』
『何があろうとも、お前がそう望むなら……お前は、私の子だよ』
その時の喜びと悲しみは、それこそ言葉にできないほどだった。全てを知ったうえで俺という存在を受け入れてくれたことへの感謝、そしてそんな父の命がもはや風前の灯火であることへの絶望。それらが複雑に入り混じって、筆舌に尽くしがたい感情の荒波が胸中にあふれかえったのを今でもよく覚えている。
だからこそ――父が、他人に告げて俺には告げなかった言葉があるという事実には何とも言えない衝撃を受けた。
「遺言、といいますと」
「お主の素性と、これからについて」
「……それは」
俺の、素性。それについて、ある程度の予測はついている。
星の聖剣、ガラティーン。身体に宿る、太陽に縁深い能力。そんな特徴を持つ英雄に、一人だけ心当たりがあった。
しかし、もしその予測が正しければ、俺と父の間には精神的どころか肉体的にも血の繋がりの無い赤の他人ということになってしまうのだが――まあ、今では些細なことだ。正直どうでもいい。
俺にとっての家族は、『父』ウィアムンドゥス只一人だけなのだから。
「お主はすでに、自分がウィアムンドゥスの実子ではないことに気付いているのだったな。何時どうやって知ったのか、あれも訝しんではいたが……」
「その、自分がそれを悟ったのはひどく直感的なもので、これといった根拠があったわけではないのです」
「そうであったか。しかしまあ、お主の素性を考えれば、そのようなことがあってもおかしくはなかろうて」
「……それで、その素性というのは」
「ああ……すまぬ。もったいぶった言い回しをしたが、今はまだ、お主には教えられぬのだ」
「何故です?」
「それが、ウィアムンドゥスとの約束だからだ。お主には明後日より、旅に出てもらう。目的地はブリタニアだ」
「……ブリ、タニア」
「聡いお主ならもう気づいただろう。そう。ブリタニア、あの神秘の島こそがお主の故郷なのだよ」
推測が、確信に変わった。
未来においてイギリスと呼ばれることになる地域。ローマ帝国が隆盛を極めた時代、終身独裁官ユリウス・ガイウス・カエサルから始まり、最終的にネロ帝の遠征によってローマの属州とされた島――それがブリタニアだ。
俺の推測のど真ん中だ。ここまでくれば、もう疑いようはあるまい。
「ウィアムンドゥスが私に残した遺言は三つ。一つ、お主の素性について。一つ、お主が成長した暁には、いずれブリタニアに送ること。一つ、これらは他言無用、来るべき時まではお主にも伏せておくこと」
「……では、聖下は今こそがその時だと」
「ブリタニアはこれまで荒れに荒れていた。内部分裂、異民族侵攻、暴君の君臨。とてもではないが時期が悪すぎて、これまではうかつな真似はできなんだ。しかし――」
「一人の青年が、暴君に反旗を翻したそうだ。名は、『アーサー・ペンドラゴン』。かつてかの島に君臨した王、『ウーサー・ペンドラゴン』の直系だ」
――アーサー王伝説、という物語群がある。いや、この場合これから生まれるといったほうがいいのだろうか。そのタイトル通り、伝説の中心となるのがこのアーサー、即ちついさっき教皇聖下の口に上った、『アーサー・ペンドラゴン』だ。後に九偉人の一人にも数えられ、世界的な知名度を誇ることになる大英雄。理想の騎士道の体現者。
また、彼本人の勇名もさるものだが、彼の配下に集った騎士たちも高名なものばかりだ。一人一人が英雄譚の主人公を張れるだけの武威を誇り、時にはアーサー王を凌駕するように描かれることさえある騎士たちが、アーサー王に多数仕えている。
そんな彼らの活躍が始まろうとしているのが、まさに今なのだ。
そして――俺の、正体ともいえるその英雄が所属していたのも、このアーサー王が治める国、そして彼が率いる騎士団であった。
……だが
「……少し、無理があるのでは? いかに教皇聖下とは言え、ローマ軍人である私を勝手に動かすことはできないはず。それに、アッティラのみならず、異民族への侵攻にはどう対処するのです。自慢ではありませんが、私が防衛で担う役割は大きい。代わりになる相手などおりませんし、戦力の補充も一朝一夕には――」
「アッティラ大王には、私が話をつけた。貢納金を納める代わりに、今後一切西ローマに手を出さぬよう、とな」
「――――いつの間に」
「お主が来る直前だよ。皇帝陛下にも話は通した。建前上では、お主はローマからの援軍としてブリタニアに渡ることになる」
至れり尽くせりだった。まさか、皇帝陛下のみならず、あの
というか、あのアルテラが、金で侵攻をやめた? そんなもので止まるような相手じゃないと思っていたのだが、俺の思い違いだったのか。
まあ、アルテラ側の事情なぞどうでもいい。万が一にもその和平協定を破るような真似をするなら、ガリアを突っ切ってでもアルテラを叩き斬りにいけばいいだけのことだ。
そんなことより……
「……私が、自分の素性を知ること。つまり、自分の名と本来の身分を取り戻すこと。それが、父の最後の望みなのですか」
「少し違うな。お主を育てること、それ自体がウィアムンドゥスの生きる目標であった。あれはよく言っていたよ、『息子と出会ってから、私の人生は始まったのです』とな。ゆえに、これはな、お主への最後の贈り物なのだよ」
「…………」
「……どうした? やはり、戦乱に荒れる国に赴くのは気が向かぬか」
「いえ。戦禍があふれるかの島では、比例して虐げられる者たちも多いでしょう。私は守護を誓って聖剣を手にした身。虐げられる彼らの盾として、ブリタニアに渡ること自体に否やはありません。寧ろ、ようやくかの地へ向かうことができ、聖下には感謝してもし足りないというもの。ただ――」
「ただ?」
「――仮に尊い血筋であったとしても、そんな身分に興味はない。名前だって、それこそ『トゥニカ』で十分。……俺はただ、この街で父と一緒に過ごせれば、それでよかった」
「…………」
「……ですが、せっかく父が用意してくれたものを受け取らないという選択肢はありません」
「ブリタニアへ渡り、島を覆う災禍を跳ね除け、勝利の栄光とともに凱旋する。そして――父の墓前に、わが真名を捧ぐ。それこそが私にできる、父への最後の恩返しとなりましょう」
――二日後、早朝。着実に冬の冷たさが染み渡っていく澄んだ朝の空気に、潮騒と男たちの声が響いていた。
太陽は水平線を上り、その全貌をあらわしたばかり。船を出すまでは、まだ時間がある。
「荷の積み込みはこれで最後か?」
「だな。しかし……戦に助太刀しに行くってのに、こんなもんばっかりでいいのかねぇ?」
「まあうちの騎士殿だけで千人、いや万人力だからな。きっと大丈夫さ!」
「あ! お早うございます、騎士殿!」
「お早うございます。朝早くから、申し訳ありません」
「なんのなんの! この程度はそれこそ『朝飯前』ですよ!」
「違いない!」
がははがははと威勢のいい笑いが巻き起こる。海の男たちは朝早くから活気に満ち溢れた気持ちのいい連中ばかりだった。
そんな彼らにこちらも笑みを返し、時間つぶしがてら傍にある物見台に上った。ローマ全てとは言えないが、ここからは街並みのかなり先まで見通すことができる。
友と朝から晩まで駆け回ったあの路地も、
毎週通うほど行きつけだったあの料理屋も、
『外套の騎士』という通り名の切っ掛けになった服飾屋も、
――父と暮らした、あの驚くほど広い豪邸も、
ここから、よく見える。
慣れ親しんだこの街とも、しばらくの間はお別れだ。
『トゥニカ―!』
「ん」
――ふと、懐かしい声がした。
「おりてこーい!」
「見送りにきてやったぜ」
「な……みんな、どうしたんだ?! 任務があるはずだろう?!」
小姓時代から、いつもつるんでいた五人――俺のとって一番の親友たちが、いつの間にか港に集まっていた。
彼らもすでに正規の軍人として、一人を除いて各地に出向き警備にあたっているはずだった。残る一人も、このローマ市警備隊の隊長として多忙の日々を送っていると聞いていた。
それに、本当ならもう北方へ向けての帰路についていたはずだった。だから、今回の帰省ではだれにも声をかけていなかったのだ。皆で集まってちょっと話すことさえできないと、最初から思っていたから――
「しばらく、留守にするそうだな」
「……ああ。悪いな、みんながローマのために頑張っているのに」
「気にするなって。そも、ブリタニアだってもとを正せばローマだ。つまり君もローマのために戦っている同志のままってコト」
「あ、そうだ! 帰ってくるときは、お土産よろしくな!」
「もちろんだ……って、そうだ。なんでみんながここにいる? 俺は誰にも声をかけてなかったはずだが」
「スルピキウス聖下から手紙が届いてな」
「『外套の騎士殿が、ブリタニアへの遠征に出かける。私の名前を使っても構わないから、任務を休んで皆彼を見送りに来てほしい』とのことだった」
「いや、慌てたぜ。俺のところにそれが届いたのが昨日の夕方でなぁ。だから一番速い馬を借りて走りっぱなしで帰ってきた」
……そういえば、俺が教皇聖下と謁見したとき。あの方は手紙を書いておられた。
「…………まったく」
何から何まで、あのお方は――――いや、スルピキウス聖下だけじゃないな。
俺がローマを離れることに頷いてくださった皇帝陛下、まだ名無しの俺のためにこうして集まってくれた皆――あまりにもいびつな出会い方をしながら最後の最後まで俺を思ってくれていた父。
そして、俺を受け入れ、十年間ちかく育んでくれたこのローマという国そのもの。
俺が出会った全部が全部、俺にはもったいないくらいの、宝物だ。
「……必ず、帰る。名前と、勝利の栄光とともに」
「期待してるぜ」
「ずっと待ってるからな!」
「武勇伝を、楽しみにしている」
「お前がいない間は、俺たちに任せておけって!」
「何があっても、この国を、この街を護ってみせるよ」
「――ああ」
「さあ、出航だ」
「いざ、ブリタニアへ!」
遅刻ゥ!
あれだけ頑張るといっておいてこれである。
すまぬ、すまぬ……
気を取り直して、一章終了後のちょっと長め後書き。
ついにローマ編終了です。長引いたなぁ。もっとスマートに終わらせる予定だったんですけども、指が止まらなんだ。冗長になってたのなら申し訳ない。修業が足らぬ、ぐぬぬ。
そしていよいよブリタニア改めブリテン争乱編が始まります。書いてる自分が一番楽しみにしてるっていう末期。あの人とかあの人とか、あとあの人も出したいです。そんでもって争乱編の後は冒険編です。これまでちょいちょい原作で語られたエピソードに手をのばしたいと思います。
そして最後に。
毎度のことながら、誤字報告、評価、一言評価、感想、お気に入り登録などなどありがとうございます。皆様からの応援を糧として、少しでも上達した面白い文章をお見せできるよう精進する次第です。これからも完結まで、末永くよろしくお願いします!