実に下らない話だが、神はダイスを振るらしい(本編完結)   作:ピクト人

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これにてG・I編終了。キメラアント編のプロローグも兼ねているので簡潔で短いですが、ご容赦を。

あと、ツェズゲラの一人称が"私"や"オレ"で安定しないのは原作準拠です。人称が安定しないのはH×Hのキャラには割とありがちですが、一応念のため。


ゲームクリア、そして終末へのプロローグ

「……それで、どうだった。何か『一坪の海岸線』に関する手掛かりは手に入ったか?」

 

「いや、残念ながらサッパリだ」

 

「こちらも同じく。渡しても構わない指定カードと引き換えに情報を尋ねて回ってみたが、誰一人として知っているプレイヤーはいなかった」

 

「あるいは、知っていながら黙秘しているのか……」

 

 G・I(グリードアイランド)のトップランカーであるツェズゲラ組は現在、とある指定ポケットカードの収集に手間取っていた。そのカードの名は№2「一坪の海岸線」である。

 そのカードが存在する場所は既に判明している。しかし誰一人として「一坪の海岸線」を獲得した者はおらず、入手イベントの発生方法すら不明なのが現状だった。

 

 ……そう、今この瞬間までは。

 

「おい、ちょっと待て!今『名簿(リスト)』を使って確認してみたが、既に『一坪の海岸線』を獲得している組がいるぞ!」

 

「何だと!?」

 

 仲間の一人が齎した情報にツェズゲラは血相を変える。G・I開始以来ただの一つとして手掛かりが得られなかったカード、「一坪の海岸線」。遂にそれを獲得したプレイヤーが現れるとは……と、ツェズゲラは他所に先んじられた悔しさよりも感慨深さを覚えた。

 

(だが感心しているばかりではいられんな。こちらも数年に渡ってプレイしてきた意地がある。最後に勝つのは我々でなくては)

 

「それで、どこの組だ?トクハロネ組かハガクシ組か……」

 

「待て待て、『名簿(リスト)』じゃどこの誰が所有しているかまでは分からないだろ?いま確認するから……」

 

 逸るツェズゲラを手で制し、仲間の男は(バインダー)にセットした「名簿(リスト)」を解除する。「名簿(リスト)」で調べられるのは、指定したカードを所有しているプレイヤーの人数と所有数のみ。それ以上の情報を入手するためにはまた別の手段を取らなければならない。

 しかしその時、俄かに色めき立つ彼らを制するようにして馴染み深い電子音が鳴り響く。その音の発生源はツェズゲラの(バインダー)であった。

 

 

『他プレイヤーがあなたに対して「交信(コンタクト)」を使いました』

 

『………』

 

 図ったかのようなタイミングで鳴り響く「交信(コンタクト)」による着信音。彼らは互いに顔を見合わせ、代表のツェズゲラは意を決して(バインダー)を開いた。

 

 

「……こちらはツェズゲラだ。そちらは誰かね」

 

『あ、繋がった。こちらはゴンです。お久しぶり、ツェズゲラさん!』

 

「! 君はあの時の……」

 

 本を通して聞こえてきた溌溂とした少年の声に、ツェズゲラは驚くと共に僅かに肩の力を抜く。ツェズゲラにとって、ゴンという少年は将来有望な念能力者の卵であり、裏表のない無垢な子供という印象であった。

 付き合いこそ短いが、ゴンは虚言を弄するような質の者でないことは分かっている。曲者(プレイヤー)たちとの駆け引きに些か精神的な疲れを覚えていたツェズゲラは、無意識に肩の力を抜き警戒を薄れさせていた。

 

「君とは選考会以来だな。友人のキルア共々、元気にやっているかね?」

 

『うん、オレもキルアも元気だよ!カード集めも順調なんだ!』

 

「そうか、それは何よりだ」

 

 ゴンの発言から、少なくともキルアが一緒にいることは断定できた。ゴンはともかく、キルアという少年は子供だてらに油断し難い印象を受けた覚えがある。

 ああいう手合いは一筋縄ではいかないものだ。ツェズゲラは緩みかけた意識を締め直した。

 

「それで、用件は何だ?こちらも暇ではないのだが」

 

『じゃあ単刀直入に言うね。オレたちの「一坪の海岸線」とツェズゲラさんたちの「一坪の密林」を交換(トレード)してほしいんだ』

 

「ほう!」

 

 まさかとは思っていたが、本当にゴンたちが「一坪の海岸線」を獲得していたとは。選考会で彼らの才能の片鱗に触れたツェズゲラとしては意外という程でもないが、しかし些か予想外だったのも事実だ。

 

(彼らがG・I入りしてから僅か半年程。我々と比べれば圧倒的に短いプレイ期間でありながら、もう「一坪の海岸線」を獲得したとは驚きだ。子供故の柔軟性が為せる技か、あるいは純粋な彼らの実力か……。

 いやいや、この際そんなことはどうでもいい。今考えるべきは、彼らの提示する交換に応じるか否かだな)

 

 顎をさすりながら思案するツェズゲラ。彼らの将来性を期待すると同時に警戒していたツェズゲラは、抜かりなくゴン組の動向もチェックしていた。チェックしていたと言っても精々所持カード枚数を時折り確認する程度ではあったが、今回はその備えが生きた。カード所有数から彼らの進捗状況を瞬時に察したツェズゲラは、その情報を元に交換の是非を判断しに掛かる。

 

(彼らの所有するカードは約60種……オレたちの97種と比べれば見劣りするが、しかし彼らの攻略ペースを考慮すればそこまでの大差とは言い難い。しかし大差でなくとも差があることは事実。むしろ、今このタイミングで交換(トレード)を持ち掛けてきてくれたのは僥倖か)

 

 もしゴン組の所有種が80種を超えていれば交換(トレード)には応じなかったかもしれない。しかし現実として彼らの所有種は現在60種程度で、今回の交換(トレード)の結果「一坪の海岸線」と「一坪の密林」を揃えたとしてもコンプリートには時間を要するだろう。それだけの時間的猶予があればツェズゲラ組は追随される前にクリアできる。

 

(オレたちとしても「一坪の海岸線」は喉から手が出るほど欲しい。交換(トレード)による追い上げのリスクも低い。やはりこの交換(トレード)は受けるべき、か)

 

 ツェズゲラはゴン組からの交換(トレード)に乗るべきと判断する。しかしツェズゲラは八人の仲間を率いる身、独断で決めるわけにもいかない。

 

「……私としてはその交換(トレード)に否やはない。が、一応仲間と相談してから結論を出したいと思う」

 

『分かった!じゃあ一時間後にまた「交信(コンタクト)」するね!』

 

「いや、それには及ばない。結論が出次第、こちらから連絡させてもらおう」

 

 また掛け直すことを告げ、一度「交信(コンタクト)」を終える。(バインダー)を閉じたツェズゲラは仲間たちに向き直った。

 

「……さて、聞いての通りだ。ゴン組の交換(トレード)に応じるか否か……オレは受けるべきだと思うが」

 

「オレも賛成だな。一定のリスクは交換(トレード)には付き物だし、一刻も早くクリアするべきだぜ」

 

 一人が賛意を告げると、我も我もと八人全員が賛成に回る。彼らの顔にはクリアに手が届く喜びと、それに比する焦りが浮かんでいた。

 

 押しも押されもせぬトップランカーである彼らが焦りを覚える原因。それは数多のプレイヤーたちのヘイトを一身に集めていた、あのハメ組を一人残らず皆殺しにしたプレイヤー狩り(PKer)……カオルの存在だった。

 ハメ組が所有していた90種以上のカードを全て簒奪したことで一躍トップ争いに乱入、更に所詮は一人と侮り襲い掛かった無謀な他プレイヤーからも奪ったことで正真正銘トップに躍り出たダークホース。最近になってツェズゲラ組が所有する引き換え券が運良く「大天使の息吹」に変わっていなければ、今も彼らはカオルの後塵を拝していたことだろう。カード所有種において現在ツェズゲラ組に並ぶ彼女の存在を、彼らは最大限に警戒していたのだ。

 

(恐らく、最も彼女の危険性を理解しているのはプレイヤーの中ではオレだけだろう。目の前で()を見せられたオレだからこそ、あの少女の恐ろしさが分かる)

 

 ツェズゲラがカオルと直接顔を合わせたのは、後にも先にも選考会の時だけだ。そしてもう二度と出くわさないことを願っている。彼女がハメ組を全滅させたと聞いた時、ツェズゲラにあったのは驚きではなく「彼女であれば容易かろう」という納得であった。

 

 ───アレは少女の皮を被った怪物だ。

 

 今でも鮮明に思い出せる。突如として眼前に現れた暴風。まるで乱気流の如くに吹き荒れるオーラの嵐が、よもや目の前の少女の矮躯から放出されたものであるなど。そして、それがただの"練"による結果でしかないなどと、とてもではないが信じられるものではなかった。

 しかしそれは妄想の産物でもなんでもなく。オーラの怪物はツェズゲラの前に厳然として存在しており、彼はオーラの圧だけで壁に減り込みながらその恐ろしい現実を認識せざるを得なかったのだ。

 

(アレが実は人間ではないと言われても、オレはきっと素直に信じるだろう。それだけ人間離れした気配だった。アレと同じ島にいて、ゲームとは言え順位争いをしているなど怖気が走る)

 

 ハンターとして。念能力者として。そして人間として、アレは同じ地平にあって争うべき存在ではない。競うことそのものが馬鹿げた行為だ。もしツェズゲラが一人であれば、早々にゲームクリアなど諦めて逃げ帰っていたことだろう。彼をG・Iに引き留めているのは、偏に意地とチームリーダーとしての責任感故であった。

 

(故に、一秒でも早くこのゲームをクリアして島を出る!それがオレにできる最善手だ)

 

 「一坪の海岸線」を獲得できれば、あとは残すところ入手法が分かっている「奇運アレキサンドライト」のみ。

 ゲームをクリアし、且つ迅速に賞金を受け取り行方を晦ませる。それがツェズゲラが思い描く最高の()()()()であった。

 

「……勝てるぞ、このゲーム」

 

「ああ、そうすれば晴れて膨大な賞金はオレたちで総取りだ!」

 

 感無量とばかりに思わず漏れ出たツェズゲラの呟きに、仲間たちが威勢よく呼応する。羨ましいものだ、とツェズゲラは仲間たちを見て思った。彼らの焦りはただ先を越される恐れから来るだけのものであり、彼らは彼女の本当の恐ろしさを知らないのだ。もし彼女が敵に回ったとしても、九人で掛かれば負けはないと勘違いしているのだ。

 その勘違いは愚かしくもあり、そして幸福なものであった。本当の恐怖を知ってしまったツェズゲラただ一人のみが、常に焦燥に駆られながらこの欲望の島に立っている。

 

 だが、碌に眠れぬ夜を過ごす日々もようやく終わりを告げる。遂にゲームクリアに手が届く所まで辿り着いたことを実感したツェズゲラは、笑みすら浮かべて「交信(コンタクト)」のカードを手に取った。

 

 

 

 

 

 ───しかし不幸なことに、ツェズゲラはカオルとゴンたちとの関係を知らなかった。カオルを恐れるあまりに、よもやあの純粋そうな子供たちと友人関係にあるなどとは考えもしなかったのである。さもありなん、ツェズゲラにとってカオルとは比類なき怪物であり、鷲獅子(グリフォン)と馬が共存するが如き事実など慮外のことだったのだから。

 

 

 

 

***

 

 

 

 

 ───斯くして、ツェズゲラ組との交換(トレード)で「一坪の密林」の複製(クローン)を獲得したゴンたちは、カオルの所持する指定カードと統合することで全99種をコンプリートするに至る。

 そしてゴン組が99種を集めたことで、全プレイヤーを対象としたクイズ大会が開催される。指定カードに関する全100問の問いに答え、最も正解率の高かったプレイヤーには№000「支配者の祝福」が贈呈されるというG・I最後のイベントであった。

 

 結果はゴンの優勝。100点満点中87点という結果であった。

 ……余談ではあるが、カードの大半を他者から奪うことで獲得したカオルの成績は惨憺たるものだった。「こんなところで原作知識の通用しない場面に遭遇することになるとは思わなかった」とは本人の弁である。

 

 とまれ、全100種のカードを揃えたことで「支配者からの招待」を受け取ったゴンたちは、招待状の指示通りに城下町リーメイロに存在するG・I城へと向かう。優勝者として一人G・I城に踏み入ったゴンは、そこでジンの仲間を名乗る二人の男、リストとドゥーンに出会った。

 結局ジンに関する手掛かりを得ることこそ出来なかったが、ドゥーンの口から父親の話を聞けたゴンは満足げに手土産を持って城外で待つ仲間たちの下へと戻る。その手土産とは、現実世界へとカードを持ち出すことができる特別な(バインダー)であった。

 

 その(バインダー)に収めることができるカードの枚数は三枚。そしてバッテラ氏からの依頼という形でG・Iに入ったゴンたちは、当然ながら氏の希望するカードを選んで持ち帰らなければならなかった。

 ……だが、バッテラ氏に希望するカードが何かを聞くべく一足先に現実へと戻ったゴレイヌから衝撃的な事実が告げられる。氏の願いは、事故で長らく意識不明となっている恋人を回復させる呪文と、失われた二人の時間を取り戻すための若返りの薬の入手。しかし、その恋人は既に息を引き取ってしまったのだという。

 

 そのような経緯があり、ゴンたちは図らずもカードを入手する権利を得られることになる。しかしゴレイヌは賞金のみを目当てにしていたのでこれを辞退。同じくカオルも「所詮は暇潰しだったし」という理由で辞退したことで、ゴン、キルア、ビスケットの三人でカードを選ぶことになった。

 ビスケットは長年探し求めていた希少な鉱石、「ブループラネット」を選択する。そしてゴンとキルアは───

 

 

 

 

 

 

「……行ったか」

 

 「同行(アカンパニー)」を使用してジンの下へと飛び立ったゴンたちを見送ったカオルは、手短にビスケットに別れを告げ、バッテラ氏の館を後にする。

 何故指定ポケットカードではない「同行(アカンパニー)」を持ち帰り、使用できたのか。ゴンは予め「同行(アカンパニー)」に「擬態(トランスフォーム)」を使用して「一坪の海岸線」に変身させておき、それを指定カードと偽って(バインダー)に入れたのである。あとはキルアが選択したという体で持ち出した「聖騎士の首飾り」を使って「擬態(トランスフォーム)」を解除してやれば、晴れてゴンは現実世界に「同行(アカンパニー)」を持ち出せるという寸法である。

 

 これを実行に移すためにカオルは自身のカード選択権を手放さなくてはならなかったが、元よりゴンたちに誘われていなければG・Iには行かなかった筈なので然程の未練はない。それよりも、これからカオルがすることを思えばこうしてゴンとキルアと別れる方が都合が良かった。

 

 カオルはヨークシンの街中を進み、そこそこ立派なホテルへと辿り着く。そして勝手知ったるとばかりにエレベーターに乗り込み、最上階のボタンを押し込んだ。

 チン、と軽快な音を立てて扉が開き、最上階のスイートに到達する。しかしそのフロアには人の気配が一切なかった。当然である。カオルは大金とプロハンターとしての権威を笠にフロアを丸ごと貸し切ったのだから。

 

 無駄に広い廊下を進み、カオルは一番奥の部屋の前で立ち止まる。そしてコンコンコン、と三回ノックを繰り返した。

 

『……スノーマンは何て言った?』

 

「ニンジン臭い」

 

 中から聞こえてきた声に短く返すと、ガチャリと解錠され扉が開く。果たして呆れ顔でカオルを出迎えたのは、カオルと全く同じ姿をした一人の少女だった。

 

「……今更だけど、このやりとり要る?ルームサービスも断ってるから誰も寄り付かないじゃない、このフロア」

 

「アナタだって最初は乗り気だったでしょう。それに、念には念を入れておくものよ。ある意味、これは私たちが犯す最初の犯罪なのだから」

 

「賞金首狩りは?」

 

「アレは相手も犯罪者だからノーカン」

 

 自身の分身と軽口を交わしながら、カオルは室内に踏み込む。そして寝室に入ると、ベッドのシーツを捲って中を検めた。

 

「堅気には手を出さないのが信条じゃなかったかしら」

 

「傷はつけていないでしょう?ただ誘拐しただけよ。……ええ、確かにこの子がターゲットね。二次元と三次元の違いはあるけど、ここまで特徴的なら間違いないでしょう。お手柄ね、Ω(オメガ)

 

「はいはい。どういたしまして、オリジナル」

 

 ベッドの中では、亜麻色の髪の少女がだらしない寝顔を晒していた。鼻水は垂れ、涎で口元を盛大に汚している。華の乙女にあるまじき醜態だが、その頭脳には常軌を逸する叡智が詰め込まれていることをカオルは知っていた。

 

 この少女こそ、軍儀という盤上競技で世界大会五連覇を成し遂げた傑物。現世界王者にして盤上の怪物。独裁国家東ゴルトー共和国在住の盲目少女―――コムギであった。

 

 原作において、キメラアントの王メルエムは彼女との軍儀の応酬によってその類稀なる学習能力を磨き上げ、更に自らの価値観をも一変させた。己の力を暴力による抑圧ではなく、不平等な社会を破壊し、弱者を庇護することで理不尽な格差のない世界を創造するために使うことを決意したのである。

 

 ()()()()()()()()()。そもそもからして、その思想は「摂食交配」というキメラアントの特性ありきの理想であり、人間の価値観と相容れるものではない。加えて、ネテロの"百式観音"すらも打ち破った圧倒的な学習能力こそが、メルエム攻略における最大の障害になり得るとカオルは考える。

 それを防ぐために、カオルは予め手を打った。G・Iに入る前に分身を東ゴルトーへと送り込んでおき、王の意識を変革される前にコムギを探し出し誘拐させたのである。

 

 打破すべき敵に、余計な情動など不要である。悪は悪らしく、あるがままに邪悪であってほしい。

 弱肉強食主義、大いに結構。人間を下等生物と見下したまま、油断と慢心の中で無様な最期を迎えてほしい。

 

 是なるは尋常な戦いに非ず。ただ只管に無味乾燥で、無慈悲なまでに一方的な"狩り"である。

 

 ───その果てに、私の糧となれ。蟻の王、メルエム。

 

 魔導書が行使する魔術によって覚めない眠りにつく少女を見下ろしながら、カオルは冷徹な声でそう呟いた。

 




人との歩み寄りなど蛇足である。怪物は怪物らしく、怪物のまま死ね───そう嘯き、少女/怪物は醜悪に哂った。

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