東方幻操卿   作:さんにい

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Stage1 再来のじ……もとい蟲

 

 リグル・ナイトバグは、凍えていた。

 

 

 想像してみよう。もし自分が、蛍から生じた妖怪であった場合、活動しやすい期間はいつであろうか。当然、夏だ。するとその反対の季節、即ち冬には、一体どうしていればいいか。囲炉裏で暖をとる、といった文明的な方法もあるにはあるが、仮に自分が住処を持たない野良妖怪だったとすると、どうするのが最も自然だろう。

 そう、冬眠である。

 

 さて貴方は、冬を迎えた蛍の妖怪だ。いつものように眠りにつき、いつものように起床したとする。するとどうだ。普段であれば弥生の中頃には起きているのに、日付は卯月すら過ぎている。おまけに、辺りには猛烈な吹雪が轟いているのだ。

 

 さて、貴方はこの後一体どうなる?

 

「……………………ファッ!?」

 

 ……とまあ、リグルはそんな状況だった。何をする訳でもなく、混乱して棒立ちするのみ。その心情、推して測るべし。

 ただ、これだけは幻想郷に住む妖怪の直感としてわかった筈だ。

 

 これは異変である、と。

 

 

 

「うぅ~、寒いなぁ。また異変かぁ。去年の夏に起こったばっかなのに、随分と元気なことだなぁ」

 

 そうぼやきながらも、リグルは歩み……地面を歩いていないから歩みではないか。ともかく、吹雪く中を飛翔していた。

 よくよく考えれば、まだまだ寒過ぎる気候のために冬眠を続ける、という選択の方が賢いことは自明の理だろう。しかし異変とは妖怪にとっての祭り。そのような消極的選択肢、リグルの頭には端から存在しないのである。

 

「こんだけ寒いと、きっとチルノとかは元気だよね。冬の間は会ってなかったし、ちょっと行ってみようかな」

「チルノさんって、確か氷の妖精さんのことですよね。確かにこの寒さなら元気そう」

 

 そう、このように、精々異変をどうやって楽しむか考えているくらいだ。

 ……まあ、件の妖精が元気過ぎて、巫女やら魔法使いやらに喧嘩を吹っ掛けていることや、その末当然のように撃破されていることなど予想だにしていないだろうが。

 

「ってもチルノだし、いきなり弾幕ごっこ仕掛けてきそう。まだ寝起きだし、なんならまだ眠いから止めて欲しいんだけどなぁ」

「エターナルフォースブリザード! 相手は死ぬッ! 的な?」

「何それ怖い。でもこの状況だと、チルノの全力食らえばそうなっちゃいそう──

 …………ん?」

 

 ふと、何かに漸く気づいたリグルはくるり、と自身から見て左方向へ顔をやる。

 

 そこには果たして、笑顔で飛んでいる、どこかで見た人間がいた。

 

「……ダアレ?」

「むっ、誰とは失礼ですね。ならば今一度名乗らせて頂こう! 私は古卿詩音、またの名を──

「キャアアアアアアアアアアアアあの時のブッ壊れ人間!!!???」

 

 去年夏の悪夢が甦ったのか、リグルは声を木霊させながら虫の速度で後退る。そのまま、後ろをよく確認していなかったために木へと激突し、呻き声を上げていた。泣きっ面に蜂。

 一方、『ブッ壊れ人間』と称された詩音は、流石に面白くなさそうである。

 

「なんですか、そのブッ壊れ人間って」

「いやだって全力弾幕を跳ね返すとかブッ壊れとしか言いようがないでしょ!?」

「そうですか? 幻想郷だと意外とみんな出来そうだと思いますけど」

 

 それはない。

 

「それはともかく、この吹雪っていつ頃から続いてるんですか、Gの妖精さん?」

「だから違うって言ってるでしょ!? 私はレッキとした蛍の妖怪、リグル・ナイトバグなんだから!!」

「あれ、そうなんですか? 初耳ですね」

「聞かなくても見ればわかるでしょうが!?」

「いや、見た目は某Gにしか──

「ハアァア!?」

 

 ……流石は野良妖怪、といったところだろうか。それまで恐怖していた相手と、果敢にも漫才を繰り広げている。まあ詩音の失言が原因ではあるが、それにしたって早い変わり身である。

 吹雪がごうごうと降り注ぐ中で行われるそれは、率直に言えば滑稽だ。

 

「まあそれは置いといて」

「置いとかないッ!!」

「どおどお。んで、立派な蛍妖怪のリグルさんは、この吹雪について何か知りませんか?」

 

 少し漫才を続けて漸く目的を思い出したのか、詩音は本題を切り出した。

 しかしリグルは、まだ腹の虫が収まらないようだ。詩音の、少々馬鹿にしたようにも聞こえる物言いも、それを加速させたようである。

 

 何よりここは幻想郷、そして今は異変という祭りの最中。そんな状況で行われる遊びと言えば、言葉(あそ)びなどではないだろう。

 リグルは、無言でスペルカードを取り出す。

 

「────…………っ!!」

「……別に、力ずくで聞き出そうとまでは思ってないんですが」

「うるさいうるさいっ! 前回負けたままだし、何よりアンタには蟲妖怪の恐ろしさを味あわせてやんなきゃいけないみたいだからねっ!」

 

 そう言うと、リグルはスペルカードを高く掲げて──

 

 

 

 

 蛍符『地上の彗星』

 

 

 

 

 怒りを乗せ大声で宣言したリグルを中心にして、放射状に緑色の弾幕が伸びてゆく。吹き荒れる吹雪を掻き分け押し退け、その勢いのままに詩音へと迫っていく。

 どこまでも一直線なそれらは、何でもない人間にとってみればとてつもない脅威だろう。

 

 だが──

 

「ひょいっ、と。……リグルさん、ちょーっと私をナメ過ぎじゃあないですか?」

 

 飛べない状態ですら軽々と弾幕を躱す彼女にとっては、脅威でも何でもないのである。

 詩音はひょい、と屈んで緑の弾々を避けると、そのまま加速しリグルへとどんどん近づいていった。

 最早、空すらも競技者・古卿詩音の舞台と化している。飛翔板をしっかり握って落下を回避しつつ、相手の放つ直線的な弾幕の周囲を彼女は旋回する。そんな曲芸的な演舞を見せつける余裕までも今の詩音は有していた。

 

 しかし、リグルは動じない。

 いやむしろ──彼女は、笑っていた。

 

「かかった! ほらっ、おかわりだよっ!」

「!!」

 

 刹那、詩音の視界が青に染められる。

 

 リグルが、追加の弾幕を放ったのだ。

 文字通り目と鼻の先に突如現れたそれらに、詩音は脊髄反射的に退避し距離をとる。その反応速度は凄まじく、対処法を考えるには十分な時間が得られた──筈だった。

 彼女の仕掛けた罠が、それだけであったならば。

 

 詩音の背中に、痛みが走る。

 

「──ッ!?」

 

 驚き、振り返る。

 するとその視界の先では、つい今しがたまで一直線に猪突猛進していた緑の弾幕が、大きくうねりを上げていたのだ。

 期せずして追い込まれた詩音。前方では扇形に広がる青い弾幕が、後方には荒ぶる緑の波が彼女を敗北へと追い立てている。動きが鈍る冬の気候でありながら、リグルは奇襲という策によって対等に遊戯を運んでいた。

 

 それを見た詩音は覚悟したのか、大きく息を吸い込み目を閉じた。そして──

 

 

 

 

 幻想『プリンセス天狐』

 

 

 

 

 ──行われたのは、更なる奇襲だった。

 青と緑の光にすっかり包まれた空間から、瞳を翡翠に輝かせる少女の姿は須臾にして消え失せる。

 

 前回に引き続き目前で巻き起こった奇天烈な現象に、リグルは思わず寸の間、はたと動きを止めた。

 

「──ッ!? 消え──

「わたし、詩音。今あなたの──」

 

 ……弾幕ごっこでは、刻一刻と移り行く相手の弾幕を瞬時に見極め、どう往なすのか、というのもその勝敗に大きく関わる要素である。そのため、恐ろしい程の直感力を持つ霊夢なんかはべらぼうに強かったりするのだが──裏を返せば、ほんの一瞬だろうと隙を生み出すことは命取りなのだ。

 今回もその理は違わず。思考が停止してしまったリグルが、放たれる声のままに聞こえてくる方向を向くと──

 

「──真上にいるのってあああ!?」

「ブッ!!!」

 

 ──自由落下していた緑の板が、ちょうど顔面へと直撃するところだった。

 

 

 *

 

 

「いつつつつつ……」

「え、えーっと…………」

 

 相も変わらず、周囲には吹雪が吹き荒れていた。その勢いや凄まじく、先ほどの弾幕によって穿たれた穴が瞬時に雪で覆いつくされる程である。作為のなしに作られたその落とし穴は春が訪れない限り、通りかかった者を驚異と痛恨、そして恥辱の底へと叩き落すこと請け負いである。どこぞの素兎が知ったら喜んで取り入れそうだ。

 ……さて、そのように気候も寒冷としていたのだが、その場の空気も冷ややかであった。主に、詩音へと向けられる視線が。

 

「絶っっ対ワザとでしょう!? どうして、私の顔にっ、その板みたいなのがっ、降ってくるのさっ!?」

「ご、ごめんなさい……いやまさか、移動した後にスケボー君との接続が切れるとは思ってなくてですね……カッコよく上から登場しようとしたら、あんな有様に……」

 

 顔の面積のうち半分程を赤く腫らしながら、リグルは詩音へと詰め寄る。詩音の方も弾幕(物理)などといった攻撃を不意打ちで行うつもりはなかったようで、先ほどから申し訳なさそうに縮こまっている。

 恐らく、スペルカードを宣言し自身でも飛翔が可能な状態にて瞬間移動を行ったために、彼女の言うところの『接続が切れた』状態になったのだろう。

 

「……それで?」

「いやそれでって何さ」

「いや、弾幕ごっこは続けるのかなーと」

「……この状況でそれ聞く?」

 

 ですよねー、と詩音は苦笑い。

 

「ってか、あんなスペルを見せられたらやる気もなくなるさ。何あれ? どうやって消えたの?」

「さあ?」

「いやさあって」

「あれ、人のスペルを見よう見まねで使ってるだけなんで、原理とか仕組みとか、その辺はサッパリなんですよ」

 

 ……それこそ異常だと思うのだが。

 

 そうこうしているうちにも、リグルには死活問題が迫っていた。

 それまで不平を垂らしているだけだった彼女が、ぶるりと大きく震える。

 

「──って寒ッ!! あれ? こんなに寒かったっけ?」

「あー、汗が冷えたんじゃないですか? 何気に弾幕ごっこって運動量凄いですし」

 

 リグルはその大きな外套で身体を包み込み、更にはその上から腕をさすってどうにかやり過ごそうとする。が、彼女は元より夏に活動する蟲。限度というものがあろう。

 

「さ、寒い──……なんか、また眠くなってきた……」

「……そうやって包まってると、ますますg──

「あ゛?」

「──ぐ、グルコサミンが必要になりそうですね~……」

 

 ……詩音を睨みつける程度の気力は残ってるようだが。

 それでも、その眼はどこか気だるげで、今にも活動を停止してしまいそうだ。

 まあ人間とは違い、吹雪の中で寝たからと言って命を落とすほどリグル始め妖怪は柔ではないが。

 

「ってか結局、リグルさんはこの異変について何も知らないんですか?」

「ん……さっき、目を覚ましたばかり、だから……」

「! 寝るな、寝るなリグルよ!! この登山が終わったら結婚するって、お前言ってただろ!!」

「……?」

 

 とまあ、二人が好きなだけ茶番を楽しんでいると。

 

「────────♪」

 

 どこからともなく、呑気な歌声が漂ってきた。

 

「──あれ? リグルさん、何か聞こえてきませんか?」

「ん~?……ん、この声、どっかで聞いたことあるような」

 

 そうこうしているうちに、その声はだんだんと近づいて来て──

 

「──こなぁーゆきぃーねぇ、こころまぁで──

「おい著作権」

「って、レティか。……どうしたの、そんなボロボロになって」

 

 木々の狭間から現れたのは、青っぽい服装に白い襟巻きが特徴的な少女──冬の妖怪、レティ・ホワイトロックだった。尤もリグルの言うとおり、その服や襟巻きには綻びが目立つ。

 一方のレティも、リグルを見つけるとおや、といった表情をする。

 

「あらリグル~。そっちこそどうしたのよ、まだこんなに寒いのに。……あと、その顔どうしたの?」

「目が覚めたらこんな有様でさぁ。顔は──」

「サ、サーセン」

「──という訳」

「いや一つも伝わってこなかったわよ……? というか、貴方誰よ」

 

 レティの更なる問いかけにも、リグルはむすっと口を噤んだまま語ろうとする気配がない。喋りたくない……というよりはこの場合、思い出したくない、の方が正しいのだろうか。

 そんな被害者の様子に、過失ではあったとはいえ加害者が油を注ぐ筈もなく、詩音はもう一つの方の質問に答えた。

 

「初めまして、私は古卿詩音です。チャーミングでか弱い普通の人間ですよ」

「か弱い……?」

「……ご丁寧にどうも。私はレティ・ホワイトロック、『寒気を操る程度の能力』を持つか弱い妖怪よ~」

「か弱い…………?」

「それで、私がボロボロになってる理由だったかしら。実はさっき、黒白バカと悪魔メイドに、連続でやられちゃったのよ~」

 

 レティも空気を読んだのか、凄惨な顔面についてはそれ以上触れなかった。

 まあそれは置いといて、彼女がぼろぼろになっていた理由である。頬に手を置きやれやれ、とでも言うように、レティは事の次第を報告する。それを聞いた詩音が何か察したような表情をしていたのは、『黒白バカ』と『悪魔メイド』に覚えがあり過ぎたためであろう。

 

「あー……」

「まったく、近頃の人間は元気ねぇ。吹雪の中犬でもないのに、庭どころか空中をビュンビュン喜び駆け回ってるじゃない」

「なにそれこわい──って、考えてみればコイツ(詩音)も大概だよね」

 

 冬の妖怪がぼやくと、蛍の妖怪がそれに答え忌々しげな口を利く。全く、妖怪のくせに情けない……と、言い切れないのが、巫女をはじめとしたこの頃の人間の強さである。特にあの、“何でも透過する”技は反則だろう。

 

 ……話が逸れた。さて、そんな人間筆頭の詩音が、妖怪たちのか弱い悲鳴を聞いていたのかいなかったのか、今一度口を開く。

 

「それでレティさん、この異変について何か知っていますか? 黒幕とか、手掛かりとか」

「あっ完全に無視しやがった」

「くろまく~……って、もしかして気づいていないの?」

 

 レティの言葉に、詩音は首を傾げる。

 

「気づく、って……何に?」

「その分だと、本当に気づいてないようね……ほら、これよこれー」

 

 そう言うとレティは、吹雪が荒れ盛る空へと手を伸ばし、何かを掴んだ。

 結んだ手を解いたとき、果たしてその上に乗っていたのは──

 

「──花びら、ですか? 桜の」

「“春”、よ」

「「…………?」」

 

 訳が分からない、といった表情で惚けている二人に、レティが説明を始めた。

 

「この異変は、春が奪われることで起こっているのよ~。だからいつまで経っても春が訪れず、吹雪はごうごう、春告精はメソメソ、私ウキウキな訳ね」

「き、季節が奪われるんですか……流石は幻想郷」

「そしてこの花びらが、くろまくさんが奪っていった……そうね、“春”の象徴みたいなものかしら。ほら、その辺にいっぱい漂っているでしょう?」

 

 指摘されて詩音が辺りを見渡してみると、成る程確かに、雪に隠れて見づらいがいくつかの花びらが舞っているのが確認できる。

 雪の降りしきる中桜の花びらが舞い踊る、という幻想的で非常識な光景は、何とも言えない美しさを帯びていた。これならば、花より団子派の者でも思わず見惚れてしまうに相違ない。

 

「あ、ほんとだ……」

「私も全然気づきませんでした……──あれ? ってことは、これの発生源に向かえば──」

「お見事、くろまくさんとご対面~!……かも?」

 

 レティはそんな雪と桜の猛吹雪の中でくるりと一回転すると、ふわりと少女のような、妖怪のような笑みを浮かべる。

 一方詩音は、それまで原因について皆目見当もついていなかったためか、レティの助言を聞くと目に見えて明るい色をした。

 

「成る程……そうと分かれば話は早いですね。早速、アドバイスの通り、桜の発生源へと向かわせてもらいましょうか!」

 

 言うが早いか、詩音は飛翔板に手をかけ──

 

「ちょ、ちょい待ち! え、詩音、異変解決に行くの?」

「え? どうしたんですか、急に」

 

 リグルに出鼻を挫かれた。

 彼女の行動に驚きを隠せない様子のリグルに、詩音は怪訝な表情をしている。

 

「あ……いや、異変はすぐに解決してほしいよ? 馬鹿みたいに寒いし。

 でも、レティの話を聞いた感じ、もう解決に動いている人間はいるんでしょ? わざわざ外来人のあなたが、向かう必要はないんじゃないかな~……って」

 

 成る程、リグルの言うことも尤もである。まともな者ならば異変を解決しようなんざ思わないし、というかまともな人間ならば異変の最中に人里から出たりはしないだろう。

 ただ、嬉しいかな悲しいかな──

 

「ちっちっちっ。甘いですね、リグルさん」

「? 何が」

「私は、異変を解決に行くんじゃありませんよ」

 

 詩音は、既にまともな感覚を持っているとは言い難い人間だし──

 

「え、じゃあ──

「この祭りを、精いっぱい楽しまなくてどうするんですかっ!」

 

 ──むしろ、こちら側(妖怪)に近い感性を持っている存在なのだ。

 

 満面の笑みでそう言い切ると、迫力に押され仰け反ってるリグルを差し置き、詩音は全速力で春の冬空へと駆け出して行く。

 その瞳は、翡翠に輝いていた──気がした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 Stage1 再来のG!~リグル・ナイトバグ~

 

 Stage Clear!

 

 

 

 

 

 ***

 

 

 

「……ああ、詩音って、あれかー。どこかで聞き覚えがある、とは思ってたけど、あの笑顔で思い出したわ~」

 

「ん? どうしたの、レティ」

 

「ええと確か……お、あった。

 ほら、この新聞記事見て? そこに、満面の笑みで詩音が写ってるでしょう?」

 

「あ、本当だ。ええと──『博麗の巫女、普通の魔法使いに次ぐ第三の勢力か!? 吸血鬼を倒した外来人の少女、次の獲物は何だ!』ってえええ!? 吸血鬼を倒したぁ!?」

 

「……あら、知らなかったの?」

 




新聞記事の内容は、ほとんど魔理沙が友達自慢半分であややに語ったものから成っています。たぶん。
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