変境で育てられた自称常識人   作:レイジャック

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今回は手抜きに仕上げました!!!


たまには手を抜くのも大切だよね……


ようこそ!懐かしの仕事場へ!!

翌日、言われた通りに御刀とスマホを持参して午前中に特別希少金属利用研究所に到着すると、4ヶ月前は見慣れた車両が入り口付近に停車していた。そこにはフリードマンと今は懐かしきドゥライバァが2人で立ち話をしていた。

 

「爺さん来ましたよ〜」

 

「おや、零次君。予想よりも早く来たね」

 

「おっ?フリードマンさん、彼が例の人物ですか?」

 

「そうだよ。零次君、こちらは君の送迎をしてくれる安藤君だ。」

 

やはり見間違いない、奴はとても楽な仕事をして俺を挑発していた憎き存在……

 

「安藤……だと……!?」

 

「おや?零次君は彼を知っているのかい?」

 

「いえまったく知らないし、知りたくもないです」

 

「お前失礼だな!?」

 

「まあまあ、そう怒らないでくださいよ勘当さん」

 

「いや、俺安藤だからな?……ん?このやり取りは以前にもしたような……」

 

「爺さん、どうしてここに彼がいるんですか?」

 

「ああ、それなんだけどね。昨日は詳しい話が出来なくて伝えられなかったんだが……零次君、君にはこれからとある場所でそこにいる人物の手伝いを頼むよ」

 

「まあ、お手伝いするのは構いませんけど……そのとある場所とは一体?」

 

「それはだね……現在、特別管理局局長代理として折神朱音様が勤しんでいる、刀剣類管理局だ!!」

 

「な、なんだってぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!!!!!!」

 

 

 

本日をもって、神条零次の過ごす平穏な日常は遥か彼方へと消え去った……

 

 

___________________________________

 

 

二度と訪れる事のない場所で再び働く事になった衝撃的な事実をフリードマンから受けた後、放心状態になった俺はフリードマンからの説明が右から左に聞き流し、話が終わると言われもしないうちに車に乗り込み夢の中に逃げた……

 

「お〜い、起きろー。着いたから起きてくれ〜」

 

「ん……ここは……なんだ、夢か……おやすみ」

 

「いやいや待て待て!!寝るな!夢じゃないからな!?」

 

「なんだ騒々しい……だからお前は葡萄なんだ」

 

「それ何!?初めて聞いたんだけど!?ってか全然関係ないよね!?それ果物だよね!?」

 

「……It`a joke!!HAHAHA!!」

 

「……凄えムカつくんだけど?俺、生まれて初めて初対面の人が憎いと感じたよ」

 

「……そういえば着いたのか〜、それじゃあ早く案内して下さいよ〜」

 

「お前なぁ……はぁ、あいつ程じゃないからまだいいか……よーし、今から案内するから着いて来てくれ」

 

「オナシャーす!!」

 

「ねぇ馬鹿にしてる?」

 

「そ、そんな事はないっすよ?」

 

「本当か?」

 

「マジの論っす!」

 

「お前口調変わってない?……まあいいや、それじゃあ行くぞ」

 

「ういっす!」

 

俺は車から降りて冗談を受け流す事にして歩き出した安藤の後について行った。

 

「よーし、着いたぞー」

 

「あの〜、すみませんが部屋を間違えていませんか?」

 

「いや合ってるぞ?」

 

「いやいや、それならどうして……局長室にいるんですか?」

 

目の前には今では懐かしくもいい思い出が少ない……というより、ほとんどトラブル事ばかり押し付けられた、思い出の場所である部屋の前にいた。

 

「それは連れてくるように言われたからだ。言っておくがこの中にはかーなーりー偉い人がいるから粗相はしないでくれよ……本当に頼むぞ?」

 

「お、おk把握」

 

「不安だなぁ……よし、それじゃ行くぞ!」

 

心の準備が2人整うと安藤が代表として部屋をノックする。

 

『どうぞ入って下さい』

 

中から美すぃ声が聞こえ、入室の許可を得てから2人は扉を開けて部屋に入っていく。

 

「失礼します。例の人物をお連れしてきました!」

 

「おう、ありがとう。ご苦労だったな」

 

「いえ!それでは自分は職務に戻ります!」

 

「え?」

 

「ありがとうございました」

 

「お気になさらないで下さい!では、失礼しました!」

 

「ちょっ!?安藤さん!?」

 

俺の声が聞こえながらも彼は踵を返し、扉を閉める前に親指を立て俺にウインクした後、部屋から出て行った。そして、この場には置き去りにされた俺と、椅子に座る綺麗な女性とお祭りの法被みたいな者を羽織った女性の3人だけになってしまう。

 

「あいつぅぅぅ、仕事ないだろ……」

 

「どうした?」

 

「え?あ、いえなんでもありません」

 

「そうか?……こほんっ、お前がフリードマンが推薦した神条零次で間違いないな?」

 

「はい!……ん?推薦?」

 

「フリードマンから話は聞いている。何でも超優秀な人材だから是非彼に協力してもらってくれ、と」

 

「あんのぉ爺さんめぇぇ……」

 

「この度は私達刀剣類管理局の為にご助力いただきありがとうございます」

 

「へ?あ、いえいえお気になさらず。俺としましても刀使の方やあなたのような御方のお手伝いが出来て光栄です」

 

「おいおい、そんなに私を褒めても褒美はやらんぞ?」

 

「いえ、あなたではないのでご心配しないでください」

 

「ほう、中々達者な口を聞くじゃないか……」

 

「どうしたんですか?お嬢……お姉……おばさん」

 

「んだとぉ!こらぁ!」

 

「真庭本部長、落ち着いてください」

 

「……こほんっ、失礼しました朱音様」

 

「いえ大丈夫です……ふふふ、本当にフリードマン博士が言っていた通りのようですね」

 

「ええ、そのようですね……」

 

「え?爺さ……フリードマンさんは何と仰っていたのですか?」

 

「フリードマンからはお前がとてもユーモア溢れ、恐れを知らない逸材だと聞いている」

 

「うぉい!あの爺さん出鱈目言うなよ!……あ、すみません……」

 

「ふっ、構わない。そういえば自己紹介がまだだったな、私は長船女学園の学長の真庭紗南だ。今はここの本部長もやっている。そして、こちらが刀剣類管理局局長代理を務めている折神朱音様だ」

 

「初めまして、折神朱音です。貴方の事はフリードマン博士から色々とお聞きしていますよ」

 

「ど、どうも……えーっと、それって変な話ではないですよね?」

 

「ここにいる時点でお前は変だろ」

 

「あんた容赦ないな!?」

 

「あんたじゃなくて真庭本部長だ。ここでは本部長と呼べ……それで、これからお前には私の部下として働いてもらう。異論はないな?」

 

「異議あり!」

 

「……よーし早速だが」

 

「ねぇ聞こえてるよね?絶対聞こえてるよね?」

 

「早速だが1つお前に確認したい事がある」

 

「スルーしたよこの人!?……はぁぁ。それで、確認したい事とは?」

 

「フリードマンからは色々聞いてはいるが、どうしても1つだけ信じられなかったからな……神条、襲撃犯を撃退したと言うのは本当か?」

 

「襲撃犯?それって黒フードの事ですか?」

 

「ああ、そうだ。それでどうなんだ?」

 

「いや、撃退したという程の事はしていませんよ。少し相手をしたら勝手に居なくなりましたからね」

 

「そうか。それではその背にあるのがその時の御刀か?」

 

「これの事ですか?確かにその通りですけどそれがどうかしましたか?」

 

「……朱音様」

 

「ええ、信じ難いことですがフリードマン博士の言っていたことは本当のようですね」

 

「あの〜、全然話が分からないんですけど〜。俺は何かまずい事でもしちゃいましたかね?」

 

「……神条」

 

「あ、はい。何でしょうか?」

 

「少し黙ろうか?」

 

「だが断……るわけないじゃないですかやだな〜……だから、ボールペンの先をこっちに向けないで下さい」

 

「ちっ……さて、神条」

 

「今舌打ちしましたよね!?」

 

「これからは私の部下としてこき使ってやるから覚悟しとけよ?」

 

「全力で拒否させて頂きます!」

 

「お前に拒否権があるとでも?」

 

「なん……だと……!?」

 

「真庭本部長、少しやり過ぎですよ。彼にはこれから協力してもらうのですから」

 

「ああ、朱音様。あなたは心も美しいのですね……神条零次!朱音様の為に謹んで任務を遂行させて頂きます!!ご指示を!」

 

「神条さん!?少し落ち着いて下さい!」

 

「何を言いますか朱音様、俺は正気ですよ?」

 

「真庭本部長!彼をどうにかして下さい!」

 

「分かりました。おい、神条。今すぐその態度を改めないと通報するぞ?」

 

「HAHAHA!これは冗談ですよ真庭本部長……だから通報だけはやめて下さいお願いします」

 

「ちっ……もう少しだったのにな」

 

「何であなたは残念そうなの!?」

 

「ん、んん!……それで、神条。これから私の部下としていろいろ仕事してもらうが異論はないな?」

 

「……どうせ断れないんですよね?分かりましたよ……あまり無茶な事はさせないで下さいね?」

 

「……善処しよう」

 

「本当にお願いしますよ……」

 

「では先ずは……と言いたいとこだが、今日来たばかりだからな。これからお前の住む場所に案内する。朱音様、少し席を外しますがよろしいでしょうか?」

 

「ええ、構いませんよ」

 

「ありがとうございます。それじゃ案内するからついて来い神条」

 

「了解しました。それでは朱音様失礼します」

 

「はい。これから大変でしょうがよろしくお願いしますね」

 

「ええ、俺に出来る事なら精一杯務めさせて頂きます。ではまたお会いしましょう」

 

朱音様にお辞儀をして部屋を出て、先に歩く真庭本部長の後について行った。

 

 

____________________________________

 

真庭本部長に空き部屋へと案内されて部屋の中に入り見回すと、目の前の光景に衝撃を受けた。

 

「ベッドがある……何で!?」

 

「何を驚いている?さっき言っただろ、お前の住む場所に案内すると」

 

「いやいやいや、住み込みなんて聞いてないですよ!?」

 

「そう喜ぶな。私からのせめてもの情けだ。これで通う手間も省けるだろ?」

 

「確かに毎回ここに足を運ぶのは疲れますけど……」

 

「それならば問題はないだろ……もうこんな時間か。悪いが私は戻る。神条には明日から働いてもらうから今日はしっかり休んどけよ」

 

「早っ!もう少し猶予はないんですか?」

 

「ない……働いてもらうからにはそれなりの報酬は支払う。この部屋にあるものは好きに使っていいが、それ以外は自分で何とかしろよ?」

 

「あれ!?爺さんが言っていた話と違うんですけど!?」

 

「そんな事私が知るか。働かざる者食うべからずだ。これからしっかり働けよ?……詳しい事は面倒だから省くが、明日は連絡手段としてフリードマンから受け取っているスマホと御刀を持参して作戦本部へ来い。期待してるぞ神条」

 

「……現実って優しくないんだな」

 

「何を言っている?……では明日からよろしく頼むぞ」

 

「ちょっ!?まだ聞きたいことが……って聞いてないか……もういいや、早いけど寝よう……せめて次起きた時には現実が俺に優しくありますように……おやすみニューマイルーム」

 

話を聞かずに出て行った真庭本部長を追いかける事を断念し、どうして自分が爺さんの提案を受けてしまったのかと後悔しながら荷物を部屋の隅に置いてからベッドに寝転がり、腕で目元を覆い眠りにつく。

 

 

 

この日、懐かしの場所との再会となり、そして、神条零次の波乱な日常への第一歩となった……

 

 

 




……手抜き感ありまくりだが、これでも頑張って書いたんだ。

もう、疲れたよ……俺、頑張ったよね?


だから、今だけは……おやすみなさい……



次から頑張って書く!!
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