オレの個性は地怨虞……地怨虞!?あの角都さんの!?   作:ベニヤ板

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イエーイ!難産イエーイ!!
飛段VSコンプレスイエーイ!!


心臓五十三個目 飛段、主人公になる。

「角都を返せ!!!」

 

コンプレスに切りかかるが避けられ、コンプレスの立っていた木の枝を切り裂いただけに終わった。

 

「ふむ・・・・・・私としては始末すると言ったものの、あなたの素性は角都君が綺麗さっぱり解説してくれたので、別に今やる必要はないんですよね・・・・・・・・・」

 

「知るか!!」

 

着地していたコンプレスにもう一度切りかかる。

こいつもヴィラン連合では身体能力が高い方だ。

またもや躱される。

 

「相変わらず無駄に身体能力が高いな、コンプレス!!!」

 

「元エンターティナーですから。」

 

しかし・・・・・・・どうしたもんか。

実はもう既に集合地点の近くに来てしまった。

角都がオレの正体を見破ったのは想定外だったな・・・・・・・

だから騒ぎを聞きつけてトゥワイスやトガなら何とかなるが戦闘が得意な奴が来たら大分面倒だ。

 

「できるだけ静かに、だが早急に片をつける!」

 

「果たして私を相手にできますかな?」

 

「やるんだろうが!!」

 

鎌で腕の動脈に傷をつけ、地面に血で水たまりを作り、足で陣を書いていく。

 

「儀式の・・・・・・いや、ヒーローだってバレたんだ。

個性の準備は、あとはお前の血液さえあれば整うぜ!!」

 

そうしてもう一度切りかかる。

血液さえ手に入ればいいのだ。

そうすれば100%、こいつを気絶させられる。

集中して、外さないように、振り下ろす。

 

「食ら・・・・・・・・え・・・・・?」

 

すると、一瞬で鎌が消えた。

なぜだ?一瞬だけそう思った。

だがすぐに答えを導き出す。

 

「・・・・・・人の鎌を勝手に奪うとは、どういう了見だ?」

 

「いやー、危なっかしいんでね、没収ですよ・・・・・・」

 

コンプレスの手の球が増えている。

個性でオレの鎌を圧縮したものだろう。

 

「さて、あなたの個性に刃物は非常に相性がいいです。

しかし、逆にないと、血は簡単に手に入りますかな?」

 

「人は殴れば血を吐くッ!(キリッ」

 

「・・・・・・・・スパイ活動してた奴とは思えないほどの脳筋ですね。」

 

「戦いは天使のように繊細に、悪魔のように大胆にがオレの師匠、オクトパスの教訓だ!!」

 

「ロビンマスクk「オラァ!!!」うごっ!?」

 

ツッコミを入れている隙に殴る。

 

「バカめ!!どこの世界に律儀にツッコミを入れるヴィランがいるか!!」

 

しかし、オレの拳はどうやら仮面を破壊するだけにとどまったようだ。

 

「だが、もう一発だ!!もう一発顔面にぶち込む!!

それだけで血は手に入る、オレの勝ちとなる!!!」

 

「私もあなたに掌で触れるだけで勝てることを忘れないでもらいたいですね。」

 

そう、実は結構不利である。

相手は触れるだけだがこっちは殴らないといけない。

 

「だがそんなの関係ない!!

ヴィラン連合などというシンプルな名前の組織の野望はオレが砕く!!」

 

「いや、まあ確かにシンプルで「どりゃあ!!!」おっと!?」

 

「チッ!二度目は効かねぇか・・・・・・・」

 

ツッコミの隙にもう一回殴るが、腕で防御される。

しかし、本格的にヤバいな・・・・・・・

身体能力はお互い五分五分かちょっとこっちが上くらい、このままだとジリ貧だ。

さらに言えば、いざ血を手に入れたとしても刃物が無いから、気絶させるのにちょっと時間がかかる。

その時間にヴィランがもう一人ぐらいは来ないとも限らない。

 

「時間がない!!すぐに終わらせる!!!」

 

拳の連打を放っていく。

 

「オラオラオラァ!!!」

 

「うぐっ!!おお!?」

 

どうやら身体能力はこちらが上のようだ。

このまま押し切ろうとしたとき、

 

「グオッ!!?」

 

何かがオレの腹に勢いよく当たった。

まるで増強型の奴が投げたかのような強烈な一撃。

何が当たったのか、腹の方を見てみると、自分の身知った相棒、赤い大鎌だった。

どうやら、今ゆっくりと解説できるのは、アドレナリンだったか・・・・・・・確かそんなんで時間がゆっくりに感じているらしい。

オレは大鎌の勢いで吹っ飛んだ。

 

「ふ、ふぅ・・・・・・・危なかった・・・・・・・

あのまま打ち合いをしていたらどうなっていたか・・・・・・・」

 

「ゲホッゲホッ!」

 

大鎌を杖替わりにして立ち上がる。

 

「ムッ!吹っ飛ぶ一瞬で大鎌を自分の元に・・・・・・・・

なんて抜け目ない。」

 

「ああ、よく言われるぜ・・・・・・・・そして吹っ飛ばしてくれてありがとうよ!!

こうして、個性の準備が整ったんだからな!!!」

 

一気に駆け出し、陣の中に入る。

そして、手の甲についた血をペロリと舐める。

すると、飛段の体が真っ黒になり、白い線が体にひかれている。

個性の準備が整った証だ。

 

「何!?いつの間に私の血を!?さっきの打ち合いの時か!!?

しかし、怪我なんてどこにも・・・・・・・・しかし現に個性が発動している!!」

 

「オレの勝ちだ・・・・・・・・」

 

そういってオレは腹に大鎌を突き刺そうとする。

 

「マズイ!!ここでターゲットを二人も捕まえた私が敗れるのはマズイ!!!

なんとしてでも止めなくては!!!」

 

オレの個性はちょっとでも条件が変わってしまうと相手との傷のリンクが解けてしまう。

つまり陣からオレを外に出すだけで何とかなる。

そのことをヴィラン連合に潜入した当初に聞かれたんで、ヴィラン連合の奴全員にオレの個性の弱点が知れ渡っているのだ。

ゆえにコンプレスはこちらに本気で走ってくる。

走ってきた時点(・・)オレの勝ちだ。

 

「フッ!!!」

 

「うごっ!?」

 

まさか個性による自爆で攻撃すると考えたろうから、何の防御も必要ないと思っていたんだろう。

大鎌の柄で殴りつける。

顔面にクリーンヒットし、コンプレスは鼻血を噴き出す。

 

「言っとくが、オレはお前の血なんて手に入れちゃいない・・・・・・・・

だが、血液ならあった!!大鎌についた、ピクシーボブ(・・・・・・)の血液がな!!!」

 

「ウググ・・・・・・・・・・なるほどな・・・・・・・

私を騙すために、ピクシーボブの血で・・・・・・・個性を発動させた・・・・・・・」

 

「そして今!お前の血が手に入った!!!」

 

オレの鎌の柄には、血がベットリとついている。

一旦個性を解除、そして柄の血液を舐め、もう一度個性を発動させる。

コンプレスを対象として。

 

「今度こそ!オレの勝ちだ!!!」

 

「やめろおおおおおおおおおお!!!!!!」

 

鎌を自身を刺す。

すると、コンプレスの肉体にもおんなじ所に同じ傷ができる。

 

「ガ・・・・・・ガハッ!!!」

 

急所は外してある。だが、今までこれで気絶しなかった奴はいない。

コンプレスとて例外ではなく、糸の切れた人形のように地面に倒れた。

 

「角都は返してもらう・・・・・・・ん!?

こいつ、どこに角都を持ってんだ?

手の中にはないが・・・・・・・・・

え?マジでどこ?」

 

角都を探すのに手間取ってしまった。

オレの後ろには、黒い霧が立ち込めていた。




そういえば、最近マンモスマンのSSも書いてるんですよ。
そのうちコラボとかしようかな!
・・・・・・・・もう一方のSSが続けば
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