龍洞寺にて拠点構築作業を行っていると、何かに興味を惹かれたらしい駄狐がどっか行った。
止める暇も無かった。サボるな働け。
まぁ幸いにもすぐに帰ってきたけれど……と思ったところで、ふと自分の思考に対して疑問が生じた。
何が"幸いにも"なのか。一生帰ってこない方がよほど幸いではなかろうか。
何はともあれ帰ってきたのだが、そのとき駄狐が投下した第一声がまた問題だった。
なんかアサシンが他のサーヴァントに特攻して死にましたけど。
はぇ?
いやこいつ何言ってるんですかね。
私はまだアサシン見てないのに、何で勝手に死ぬんですか。許されざる所業ですよ。
駄狐は責任を取ってアサシンを蘇生すべきです。何の責任か知りませんけど。
あーでも良かったと言えば良かったかも。賭ける前に死んでくれて。アサシンに賭けてたら大損だった。
というか抑、胴元が誰なのか知らな……は?賭博はやってない?
屋台も無いし賭けもしないとか、聖杯戦争という祭りがどういう客層を狙っているのかよくわからないんですが。
え?ただの儀式?祭りの要素が全く無いただの魔術儀式?
駄狐め、またそんな出鱈目を……。
……。
え、マジで?
突発的に発生するストリートファイトを追って観客と屋台とマスコミが奔走する祭りとかじゃなくて?
……し、知ってた。
どう見ても神霊絶対殺すマンです。
近寄りたくないです。
というかむしろあれが1
できれば138億光年は離れてほしいです。
ほーん。
ふーん。へー。
……いやちょっと何言ってるかわかりませんね。
まぁいいです。話を続けましょう。
で、どんな風に殺したんです?
空間に複数の穴を穿ち、そこから矢弾を射出する宝具です。
例えるならば……そう、あれはまるで、
二次創作のテンプレチート踏み台転生者にありがちな転生特典です。
金髪赤目とかいう人種不明国籍不明な格好して日本語喋ってる俺様系イケメン(ただしイケ魂ではない)なあたり踏み台確定です。
黄金の全身鎧とかいう無駄に高価で悪趣味なものを身に着けてるのも、典型的な踏み台野郎の特徴ですね。
絶対ニコポとかナデポとか搭載してるはず。
いやちょっと何言ってるかわかりm(ry
バビロンの門といえば有名なのはイシュタルゲートですけど……なるほど、全くわからん。
ちなみに私の目の前に居る奴はピンク髪狐耳とかいう人種国籍どころか種族不明な格好して日本語喋ってますが、そいつも踏み台とやらに違いない。
で、踏み台って何。
アサシンはどうでした?殺されるときに何か抵抗とか。
いやー、それはもうあっさりと。
本当に死んだのか疑わしいほどにあっけなく散りましたとさ。めでたしめでたし。
他には特に有用な情報は拾えませんでしたね。これにて報告は終了です。
……"他には特に"っていうか、最初から最後まで情報量/Zeroだったんですが。
あー、それだけ?だけ?
総括すると、アレは神霊絶対殺す踏み台野郎ということです。
というわけで私は絶対アレの前には出ませんので、何かあったらリアムスちゃん一人でお願いしますね。
は?
あとアレは神霊絶対殺すマンでしたけど、神霊以外もちょっと気に入らないだけですぐ殺すマンでもあります。
リアムスちゃん一人でお願いしますね。
は?
あとアレと戦ったら、槍が降ってきます。
明日の天気は槍とかいう比喩じゃなくて、即物的にその場でダース単位の聖槍が降ってきます。
リアムスちゃん一人でお願いしますね。
は?
あとアレは……
やめろ!そろそろ泣くぞ!
翌晩になって勃発した戦い。
此度の戦いは、私も観戦することができていた。
拠点は必ずしも必要というわけではないのだから、拠点から離れる決断をすることは容易い。
魔族が先天的に有する飛行能力を以て、私は高空にてその戦いを見下ろしている。
死せる英霊たる戦士。男。長短二本の槍を持ち、眼前の戦士に対峙する。
死せる英霊たる戦士。女。陽炎を纏った不可視の武器を持ち、眼前の戦士に対峙する。
魔術師たる人形。女。白髪赤眼、陽炎の戦士の後方に在る。
コンテナと倉庫の立ち並ぶ港の一角。夜闇を照らす街灯の下。
今此処に、二組三人の参加者が集った。……という表現は、正確ではないのだけれど。
目立つ振る舞いをするのはその三人。
しかし遙か上空から見下ろす私には他にもいくつかの人影が見えていた。
ホルスの目と呼ばれる、近代西洋魔術では基礎にして奥義とされる技術。
といっても秘匿主義の魔術結社においてほとんどの技術が奥義扱いされてはいるわけだが、その内の一つがホルスの目だ。
それは通常では凝視と眺望を意識して使い分けるというだけのものだが、練達すれば神秘へと昇華し得るのだ。
基本的に、凝視からは
今使っているものは後者、アストラル体を感知する視覚だ。
故に見えているのは物質としての人の姿ではなく、人を象るアストラル体ではあるが。
感情を映すその視覚は、例えるならば熱源を捉えるサーモグラフィーに近い。
ある程度の思考能力を持った生物は、ホルスの目には光って見える。
故に夜闇に紛れただけの簡素な隠形など、堂々と眼前に立っているのと変わらないのだ。
付近に居る者達のうち最も近いのは、積まれたコンテナの上に居る者。
戦場のすぐ近くに居るから気付けたものの、彼は強力な隠蔽魔術によって気配をほぼ遮断している。
アストラル側からは全く見えぬが故に、彼を発見できたのは通常の視覚で索敵している協力者のおかげと言える。
彼以外の者達も全て高所に在り、決闘を隠れ見ているらしい。
とはいえ構造物の上という程度の高所であり、空の彼方に居る私と比べれば文字通り天と地の差があるのだが。
何にせよ、見つけた人間は余さず列挙しておいて損は無いだろう。
先にも述べた、未だ生ける魔術師。男。金髪長身。隠蔽の結界を纏う。
未だ生ける魔術師にして戦士。男。小銃を構える射手。
未だ生ける魔術師にして戦士。女。若き者。小銃を構える射手。
死せる英霊たる戦士。男。紅の外套を纏う巨漢。雷牛の戦車を駆る者。
未だ生ける魔術師。男。若き者。牛車の英霊と共に在る。
アサシンは脱落済み。
槍使いはランサーで、多分コンテナの上に居る金髪がマスター。
陽炎のマスターは人形。
牛車の二人組はそのままライダー組。
はっきりわかるのはこれくらいですか?
あとは、セイバー、アーチャー、バーサーカー……。
ですねぇ。
他に姿を見せているのは陽炎と金色ですけど……。
現状わかるのは、陽炎はバーサーカーでは無さそうってくらいですか。
金色は宝具まで見せたくせに、残りのどのクラスも有り得そうなんですよね。
剣に、射出に、理性が緩んでるような言動に、と。
多分陽炎がセイバーだとは思いますが。
私の隣、足場も無い宙空にはモノリスが浮遊している。
モノリスの上に腰掛けた女が、私の呟きに応えた。
陽炎の戦士と二槍の戦士、両者激しく走り回り無数に刃を奔らせる。
一歩踏み込む毎に、一閃打ち込む毎に、その余波が周囲に破壊を振り撒く。
戦闘能力を持たぬ凡人ならば近づいただけで死にかねぬ、殺意に満たされた
無数の殺意を掻い潜り、さらなる殺意を撒き散らし、しかして生を得んとする矛盾。
それは正しく戦士の所業、それこそが英霊という存在だった。
この戦いが始まって数分。
暫くは一進一退の攻防が続いたが、あるとき槍の戦士が攻勢に出た。
短槍を捨て去り、長槍の封印を解いたのだ。
巻きつけられた呪布が外され、金属光沢と鮮烈な赤い柄が顕になる。
同時に、長槍に秘められた属性相殺の力が発揮され始めた。
槍の戦士の戦い方が、柔から剛へ、巧から疾へと切り替わる。
一槍を以て二槍に劣らぬ手数。苛烈に攻め立てる様は例えるならば疾風か。
極めて攻撃的な槍術に対し、陽炎の戦士は一先ず様子見に徹する。
宝具の性質を見極めようというのだろう。
その最中に起こった数瞬の間の鍔迫り合い。
厳密に言えば槍に鍔があるわけではないが、鍔迫り合いという表現が適切だろうと思う。
それはまるで旋盤の如く。剣の周囲を渦巻く陽炎の結界を赤槍が切削し、陽炎に包み隠されていた刃を露出させた。
陽炎の戦士の制御下から離れた陽炎の片鱗が、烈風となって周囲に吹き荒れる。
流動的な陽炎は綻びをすぐに塞いでしまうが、槍の戦士にとっては剣の間合いを見切るに足るだけの時間があったらしい。
陽炎の中に見たものは、聖光を放つ黄金の両手剣だ。
僅かな隙間からでさえ星の如き煌めきを見せるその剣を、普段は完全に不可視化している。陽炎の結界は凄まじい隠蔽能力を持っているらしい。
それが見えたのは一瞬であった。しかし、見逃すという事は有り得ない。剣が纏う光輝は、まさしく魔族の天敵と言えるものなのだから。
加えて言えば、陽炎とは即ち風だ。現代の魔族は既に克服しているものの、かつて魔族は聖光のみならず風をも弱点としていた。
聖光と烈風を纏ったその剣は正しくデモンスレイヤーと呼ぶに価するだろう。
三度に渡る聖別を受けた
いえ、それ以上に極まった大聖剣ですね……。
あんなヤバいブツの佩剣を認可されるのは埋葬機関の
もしくはごく一部の伝説的な聖騎士とか。
ましてや
……あとなんか、あの陽炎の戦士からは竜の気配も感じるますね。
竜殺しを成し遂げた大致命者というと……凱旋者ゲオルギウスあたりが怪しいですが。
竜を殺傷せしめる剛槍アスカロン、一説には槍ではなく剣とも言われていましたか。
あれがかの悪名高いアスカロンですかね?
悪名?
名前言おうとしただけで魔竜を発狂させるなんて完全にヤバい代物じゃないですか。
おかげであの人の前で惣流・アスカ・ラングレーの話とかできませんし。
え?何百年か前にエスケンデレイヤの総督やってたあのニダハラスですよね?
平成まで生きてたんですか?
なんかずっと前に英霊の座に居るの見た気がするんですけど。
え?とっくに智天使どもに焼き殺されましたけど?
天界軍との戦いで
緑ちゃんマジ糞緑。
……待ちなさい!どこにエヴァの話とかするタイミングあった!
やっぱり新世紀どころか何世紀も前に死んでんじゃねーか!
いやほら、ニダハラスさんが生きてた頃に
二週間後にダマスカス方面捜索隊によって発見されたんですけどね。
そのとき
エスケンデレイヤから見てダマスカス方面ということは、死海の辺りですか?
じゃあまさか、その紙束は……!
お察しの通り、所謂死海文書というやつですね。
使徒が云々とか人類補完計画が云々とか書いてありましたよ。
やっぱり……!
あれ?ちなみになんで倒れてたんです?
いやその……文書の内容が思いっきり旧劇のネタバレで……。
弐号機内臓ポロリとかありましたよ。
え?ネタバレ?
あらすじどころか、声優とか台詞とかまで網羅……。
魂のルフランの楽譜とかありましたよ。
え?
実際あの人ネタバレで死にましたし。
いくら
あ、話題がどっかに飛んでったので仕切り直しましょう。
……というか何の話してましたっけ?
ゲオルギとアスカの話ですよ。
可哀想に、リアムスちゃんももう物忘れが激しくなる歳なんですね……。
いえいえ、駄狐との会話内容とかいう無駄な記憶を順次削除するのはとても合理的な選択だと思いますけどね!
はいはいワロスワロス。話戻しましょうねー。
アスカロンというと、ドラゴンブレスを霧散させて口内まで貫いたという武器ですよね?
真名開放の効果はシンプルに屠龍だったらいいですけど、カウンター技だったりしたらめんどくさそうです。
というかカウンターの方が可能性高いです。
聖ゲオルギウスといえば粛清防御の塊みたいな英雄ですから、カウンター技との相性は良いはずですし。
あー、なら陽炎は攻撃じゃなくて回避や隠行に使うのが本来の用途だったり?
ステルス……いやもうそれアサシンじゃないですか?
……なんか前に、素手でぶん殴りに行け的な話してませんでした?
無理ゲーじゃないですか?
そもそもカウンター技とかいう以前に聖剣持ってる時点でマゾゲーですよ。
そこで諦めるんじゃない!もっと熱くなれよ!
……あ、ちなみにワタクシは後衛しかできないか弱いキャスターなので、リアムスちゃん頑張ってくださいね♡
死ねばいいのに。
……っていうかどう見てもゲオルギとアスカじゃなくてアルトリとカリバーですけど。
何か言いました?
いいえ何でもないですよ?
陽炎の戦士の獲物は聖剣。ならばそのクラスはセイバーであると断定する。
セイバーは属性相殺の槍に対して自身の鎧が無意味と判断したらしい。
魔力で構成していたらしい鎧を霧散させ、身軽になって攻勢に出る。
不可視の聖剣を大きく振りかぶりランサーへと疾走する。
対するランサー、片足を後方に引いて構え……だがその一歩によって足場が崩れた。
踏み込み一つでさえコンクリートの地面を破壊するのが英霊の力というものだが、今回に限ってはその圧倒的膂力による直接的な破壊ではない。
ここまでの戦闘において度重なる地形破壊によって積み重なっていた瓦礫が、ランサーの体重を受けて崩れたのだ。
ランサーは咄嗟に、足元を確認するためセイバーから視線を外してしまった。明らかな隙だ。
セイバーの突撃から一切の躊躇が消える。もはやその剣が宿すものは
ランサーは右手に持つ長槍をなんとか正面に構える。
流石に崩れた体勢で強烈な打突を放つことはできなかったのだろう。
槍の穂先をただセイバーの正面に配置するだけだ。
そのままセイバーが無防備に突撃すれば、セイバーは自ら槍に刺さりに行くことになるだろう。
故に防御か回避かをセイバーに強いることはできる。
だがセイバーは一流の剣士だ。苦し紛れの攻撃など、セイバーを前にしては意味を成さない。
突撃の勢いを落とすことすらせず、無駄の無い僅かな動作で剣を操り長槍を反らした。
次の瞬間には既に、返す刃がランサーの首を狙う。
極めて巧緻な剣術だ。猛進の最中でさえその巧みさに陰りは無い。
罠だ。そう思った。
ランサーはこの状況にあって不自然に冷静であり、そして自身の勝利を疑っていない。
恐らく足場の崩落は故意に引き起こしたものなのだろう。
ランサーは、足元の瓦礫に埋もれていた物を器用に蹴り上げ、空いていた左手に掴んだ。
それは先程放棄した短槍だ。
短槍に巻かれていた呪布が解け、赤柄の長槍とは対照的な黄色い柄が姿を現す。
ランサーの妙手、それは最良のタイミングだったと言えよう。
その時点で、セイバーはもはや突撃の勢いを止められる体勢ではない。
魔力を後方に噴射して得た膨大な加速力を以て、長槍の間合いの内に潜り込むことはできる。
しかしその後、待ち受けるのは短槍による迎撃だ。
セイバーは長槍によるあらゆる迎撃を想定し、しかし短槍の存在は想定していなかった。
初動にて行った瞬間的な魔力放出は、あくまで長槍の間合いを外すことが目的であった。
攻撃ではなく回避のための加速であった以上、長槍を回避した後は進むにつれて減速することは道理だ。
圧倒的な初速を維持していたのならばそのまま追突して組み打ちにでも移行すれば良かったが、これではもはや無防備に短槍の間合いへと踏み込むことは避けられない。
セイバーに更なる切り札が無い限り、ここに至ってとれる選択肢は二つのみ。
捨て身の攻撃か、無理な回避だ。
ランサーという強力な戦士に対して如何なる種類の力が有効かといえば、それは精密な剣捌きであり、断じて回避運動の余勢などではない。
故にセイバーが攻撃するためには対長槍から対短槍の構えへと転換する必要があり、それに一手費やせば最速のタイミングでの攻撃は不可能となる。
ランサーは最速と称されるクラスであり、故に二槍の戦士は極めて俊敏な軽戦士だ。
高速戦闘技能者の間合いの中で隙を晒し一手譲るなど、どれほど急いだところで自殺行為に他ならない。
セイバーにとっての一手分の時間があれば、ランサーは確実に一撃を、場合によれば二撃目をも打ち込めるのだ。
攻撃を選べば、相打ちはあっても勝利は無い。最良でも致命に近い重傷を負うことになるだろう。
ならばセイバーは回避するしか無いのだが、それもまた無茶無謀だった。
現在セイバーがとっている構えは攻撃的なものであり、咄嗟の防御などできたものではない。
剣で槍を弾くか。否、いかにセイバーに膂力があろうとも、鈍重な両手剣では間に合わない。
剣を手放し肘で槍を打ち落とすか。否、ランサーの反応速度を以てすれば逆に肘を切り落とすことさえ充分に可能だろう。
ならば身を反らし、姿勢を大きく崩しながら無様に回避するか。是。完全に避けた上で追撃に対処できるなどとは到底思えないが、かといって他に選択肢など残されていないのだ。
刃が閃く。
一瞬の攻防。
戦場に血飛沫が舞った。
……ありゃー。セイバーに攻撃当たっちゃいましたねぇ。
セイバーがゲオルギウスじゃない事がバレてしまいそうですね。これはマズい展開……。
何か言いました?
いえ別に。
ほーん。まぁいいですけど。どうせ駄狐ですし大したこと言ってないんでしょう。
粛清防御の塊といっても、あのランサーの技量からすれば当たるのもわからなくはないですね。
槍の速さと精密さに、片手で軽々と槍を扱う膂力。
それらに加えて短槍を相手の意識から外しつつ隙を偽装する駆け引きも大したものです。
……そこまでやっても腕をちょっと斬るだけで終わるあたり、やはりセイバーの回避力は尋常じゃないようですが。
流石ゲオルギウスといったところですね。
そうですよね!そうですよね!
なんでそんなテンション高いんですか。
いえ別に。
・情報量/Zero
ヒントどころか答えまで言ってるレベルの有益情報をドブに捨てる判断。
・アサシンは脱落済み
リアムスにはアサシンが見えてません。
気配遮断スキル持った英霊を闇夜の中で見つけ出すとか切嗣さんヤバくないですかね?
小説版は持ってないから詳しく知らんけど、分体とはいえクラスがアサシンである以上は気配遮断スキル持ってるよね?
・ゲオルギウス、アスカロン
冤罪(いろんな意味で
・風が弱点だった
確かヴァーレントゥーガだと飛行ユニット全般(魔族含む)は風が弱点だったと思う。
ヴァーレンから派生した光の目では魔族の風弱点は無くなってるけど、初期バージョンの光の目では風に弱かったと思う。
バージョンの話であって、ストーリー上の時系列の話ではないです。