比企谷くん、ある日のラブコメ。   作:白鷲
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陽乃さんのお話。イチャイチャは、する、かも。


はるのんのお話
夕陽の舞台を見てみると。


 幸せなことが見つかるならば、人生はこんなにも暗くはなかったはずなんだ。濁りきったままの日々が、どうしようもなく変えられないものだと知った時、俺は考えるのを止めた。

 

 素敵な恋が溢れている。悩みもしない、痛みのない洒落たストーリーが、其処彼処で輝いている。それに群がる100万人のエキストラ、俺はその中にもいない。

 彼らが楽しむそのひと時を、外側から、ぼーっと眺めている。

 

 本当に盲目になるほどに好きになれるなら、それは奇跡なのだろう。

 

 ヒーローにはなれず、ヒロインのいない物語が、俺の住処なんだ。

 

 

 

 

 「……色んなことを考えてるんだね」

 

 「……まさか、俺の黒歴史を、勝手に」

 

 いつもの元気で呑気な声のしないリビングで、俺ともう一人の、二人分のグァバジュースを乗せたお盆を持って二階へ上がり、自分の部屋に入ってみると、滅多に家族以外の入らないそこには、いつも放課後に見るのと良く似た顔をした、美女と呼んでも過言ではないであろう女性が一人。

 無理やり入ってきたとは言え、客人に何も出さないわけにはいかないと、俺にしては随分とまともな思考をして飲み物を取りに行っている間に、どうやら思春期少年八幡くんの素敵なポエムノートを発見されてしまったようで、おかしそうな顔で俺を見る。

 正直、見られたことに対してのダメージは半端無いのだが、この人がどういうことを考えるか、何を言ってくるかの方が、遥かに頭を駆け巡る。

 

 「エッチな本とかあるかなー、って机の鍵付き引き出しを漁ったら、もっと面白いのが出てきたよ。本当に君はネタが尽きないね」

 

 「いや、鍵付きを普通に漁らないでくださいよ。というかどうやって開けたんだよ」

 

 俺の黒歴史の中でもかなりエグいものが収納された引き出し、それ故に鍵自体は必死こいてエロ本を隠し通す少年よりも、更に念入りに隠している。それこそ通常の場所を探そうが出てこない場所に。それなのに開けるとはどういうことだ。いや、返ってくる答えなんて決まっているんだけどね。

 

 「そんなの、私の愛のチカラに決まってるじゃない。具体的に言うならピッキング?」

 

 「可愛らしく小首を傾げたってやってることの恐ろしさは変わらんのですがね」

 

 何が愛だコンチクショウ。ただの犯罪じゃねえか。個人のプライバシーを侵しよってからに、純情な俺のこころに踏み込んだ罰は重いぞ。全人類の中でもより透明なこの心! 宝と言っても過言ではござr「どうでもいいこと考えるのはやめてよー。時間の無駄ー」

 

 「あんた、ピッキングして思考まで読まんでくださいよ。俺に心落ち着く時間は無いのか」

 

 「もう、硬いこと言い過ぎだぞ、お姉さんの愛が分からないなんて、お姉さん悲しい」

 

 めそめそと泣いている真似をする彼女。はっきり言って白々しいし、何なりもその愛という言葉が嘘くさくて仕方が無い。演技の仕事をすれば賞に簡単にノミネートされて当たり前のように最優秀女優賞を受賞するんだろうなと思わせる完璧な演技、分かる人が見れば感動もんだろうが、俺としては思考を掻き乱されるだけで実に心臓に悪い。もはや何を信じれば良いんだろう。全く分からん。現に今は泣いているが、次の瞬間には、

 

 「ま、それはそれとして、比企谷君」

 

 こうして何も無かったかのように話を変えるのだ。本当にこの人は一切の感情を排除して百面相ができそうだ。次に何を言うのかも予想がつかない。つかないから、考えうる限りの全てを用意する。別にこの人のことは嫌いじゃないが、疲れるから苦手だ。しかも、

 

 「ヒロインがいないって、寂しくない?」

 

 突拍子も無いことを聞いてくるんだ。誰が想像するよ、こんなひねたガキにこんな綺麗な女が、こんなことを口にするなんて。

 

 「いきなり何言ってんすか。そんなもんいなくて当然でしょう。つまり、寂しい方がおかしい」

 

 「だって、書いてあるよ」

 

 恥ずかしいとさっきから言っているそのノートを、これっぽっちの躊躇いも無くガバッと開いて『ほらこれー』と示してくる。やめろ、今すぐに閉じろ。顔が茹であがっちゃうでしょうが。

 

 「分かりました、分かりましたから、取り敢えずそれを閉じてください」

 

 これ以上昔のことを弄られるわけにはいかない、とこれから先のことを危惧して急いで言ってみれば、彼女は名残惜しそうに『ちぇー、面白いのに』と口にしながら閉じる。可愛く言えば許してくれると思っているのなら甘い。そんな手に乗るのは1年前の俺だ! ……2年生になってろくなことが無かったのか、俺。

 落ち込んでいても仕方がない、さっさと話を終わらせて帰っていただこう。ていうか土曜日にいきなり来て、理由も聞いてないんだが。ん? それでよく家に入れたなって? いやいや、俺がそんな単純なわけないだろう。

 寝てたら起こされたんだよいつの間にか入って来てたのそれに小町は出かけてたんだよおかげで2人きりだよコンチクショウ!

 

 「で、それがどうかしたんですか?」

 

 聞けば彼女は目を閉じた。うわぁ、この人がためるって余程の事だぞ。やめとけばよかった。

 もうなんか奥まで聞くと絶対に良いことは無いと分かっていながらも、話を引っ張り出すしかない俺は哀れだ。

 

 10秒ほど瞑目してから、彼女はにっこりと笑ってこう言った。

 

 「体験させてあげよっか?」

 

 「……は?」

 

 こうして俺の暗黒(恥ずかしいって意味で)の土曜日は幕を開けたのであった。

 

 

 

 

 

 己の耳を疑い、何なら水で洗ってみようかなどと考えるほどに衝撃を受けたその発言から1時間後。俺は映画館にいた。左を見れば、これからに期待しているのか、いつものそれに少しばかり蛍光色を足したような、雪ノ下陽乃。何故、こんなにもトチ狂ったような組み合わせで、並んで映画を見に来ているのか。

 

 ヒロインがいるということ。

 

 ただそれだけと言えばそれで済む。だが、その枠に座る彼女と、相手役に嵌まる俺。配役を意識すると、どうにも拭えない違和感と、あるのかすら怪しい、この裏にある目的を睨んで、いつも以上の挙動不審を発揮する。

 

 「どうして2人で映画を見に来ているんですか?」

 

 聞いてしまえば終わるもの。ならばよかったのだろうが、生憎、この鉄仮面がストレートに答えるわけもないことを知っている。

 

 そんなこんなで、全く落ち着きもしない深層を抱えて、なのに解消することも無理と踏んでいる、いわゆる理不尽出来レースに陥っている。

 

 不幸だと叫べればどれだけ楽なことか。特別も消したストレスをふりかけて、溜め息を吐く。

 

 「んー、どうしたのかな? お姉さんの隣で緊張してる?」

 

 目ざとく捉えたその顔は、10人が当人となれば10人揃って口角の歪むであろう、何とも似合い切ったウインクを見せる。女の嫉妬というものは面倒で、その中で器用に立ち回る方法を熟知している彼女は、それこそ、ウザがられない類での、自分の顔の活かし方をする。首をかしげるのも忘れない、やはり恐ろしい女性である。

 

 「そうですね。いったいどんな風に弄ばれるのか、想像もつかなくて震えてます」

 

 冷静に分析しているような口調でも、俺も男(チェリー)、例に漏れず顔を背け、裏気味の声で返す。照れ隠しも隠し続ければ一級品であろうが、なにぶん相手が悪い。もはや本当に子鹿のごとく震える他ないのである。

 

 「もう、君は疑い性だなー」

 

 呆れに面倒くささ半分、いや、加えて嘲りが少々だろうか。数多のイケメン(笑)を流してきたであろう絶妙な苦笑い。

 ああこれは引っかかりますわ。ウッカリ顔で返せば良い感じを演出している気になるのだろう。哀れなり華の男子大学生。イチャイチャをそんなことで作り出せると考えるから痛い目を見る。ウマシカめ。

 

 くだらないことを考えている間に、場内のライトは落とされ、正しくカメラマンと呼ぶに相応しい彼らの警告と宣伝が映され、過ぎた後の独特の暗やみに包まれる。

 

 物語が始まるまでの静寂。

 

 無駄、削減、そんな言葉で片付けられて良いはずもないもの。何もないということがかえって高まりを生む。この数十秒の間、いつも心は波を消す。気づかなければ、きっと先ほどまで荒波がぶつかり合っていたことさえ忘れている。

 何があろうと、この2時間余りに水を差す人間などいないだろう。

 

 決して油断を消せない相手は、自然と姿をくらます。

 

 いつの間に固く閉じられたのか、爪痕を残して、両の拳を緩める。

 ただの数瞬のうちに、激動はなりを潜め、また、安堵に似た溜息をこぼせば、意識の外から、猛烈な喉の渇きを感じる。財布を傷めずに手に入れたドリンクを飲んでいると、不意に、静かではっきりとした声を聞く。

 

 「大丈夫だよ。センチメンタルなのは、君だけじゃない」

 

 波も立てず、色を落とす。

 

 惹きつけられるように目を運んだ先では、やはり、色を溜めていた。

 

 

 

 

 

 

 

 「いやー、面白かったね。何度もちゅっちゅするのはいただけなかったけど」

 

 「そういうもんでしょう、あちらの作品て」

 

 確かに敵がすぐそこまで来てんのにキスするのはアレだが、おまじないというか、奮起の種だと思えばまだわかる。俺たちの観たものは、テロを企む集団に潜入し潰すという、ありきたりなスパイもの。明らかに潜るのに邪魔となるであろう巨大兵器を備えたお姉さんが登場するのもお約束である。グラマラス、スニークとは真逆のようだ。

 

 「それもそうだねぇ。まあとりあえず、それも合わせて、どっかでお茶しようか。気分転換は大事だゾ」

 

 きゃぴるんとでも言おうか、あざといなども清々しく感じる。吹き出しがあるならば後ろに星マークがある方が自然だ。いちいち動悸を生ませるのが好きらしい。人差し指を綺麗に立てるのがポイントだゾ☆

 

 「良いですけど、シャレオツ(笑)な喫茶店とかは嫌ですよ。いくら甘党な俺でもエスプレッソをガブ飲みすることになるので」

 

 「遠回しに胸焼けって言うところが君らしいね」

 

 いや本当に。街中にいるだけで鬱陶しいのに、ああいう場に呑まれてさらに加速されるのは地獄だ。ウェイウェイ系とは違ったウザさがある。あのドギツイ油、タチの悪い砂糖、ハ○ピーターンの粉だけ集めて口に突っ込まれるような、キザったらしい雰囲気。他の所に行けばむしろそんなもの珍しいくらいなのに、今俺たちのいるショッピングモールの最寄りにあるシャレオツカフェはそういう連中ばかりなのだ。前に一度、今日のように映画の帰りに寄った時のあの苦しみは忘れない。おかげで新鮮なキュアキュアが消え去り、後に残ったのは苦い残り香だけだった。

 

 雪ノ下さんも覚えがあるのか、『まあわかるけど』なんて目をしている。濁流さえニコニコと避けてしまいそうな彼女が思うのだ、それはもうマジでキツイ。

 

 「うんうん、君が望むだけで連れて行くわけないってことはよく知っているから、ここは私に任せない」

 

 何だろう、言い返そうとも思わないが、口を開けて鳴く雛鳥にされた気分だ。確かに運命の出会いは探さずに待つというのがスタンスではあるけれど、ズケズケと言われるとくるものがある。これは何か返さねば。ミジンコ並みのプライドの為に。

 

 「いやいや、誘ったのはそっちですし、そもそも連れ出したのもそうですからね。寧ろ帰らないだけマシですよ?」

 

 感情がスタートでも打ち崩せない場合は論でいく。どちらにしても勝てる気がしないのは気のせいだ。多分。

 

 そんな俺の抵抗も、雪ノ下陽乃にとっては格好の獲物だったようだ。

 

 「そう、君は帰っても良かった。というより、君なら迷わずそれを言ってる。でもさっきの君は乗り気だった。どうしてかな?」

 

 見つけたよ。なんて聞こえてきそうな、とびきりの笑顔。威圧をもたせているわけではない。それでありながら、逸らそうとは思えない、絶対のもの。

 何も違和感はない。わからないことを見つけて、ただ質問する無邪気な子供。シンプルに答えだけを求める、どうして。それなのに、心臓を掴まれている。

 

 おちゃらけてもいい、ただ無視してもいい。ここで生まれる中2くさい問答は、クソの種にもならないのだから。頭ではわかっているが、言葉が浮かばない。口を開こうとさえ思わない。必死に探しまわる。生涯で溜め込んだものが、両手をすり抜ける。嫌な冷や汗だけが、望みもせずに溢れて行く。

 

 そんな俺の足掻きも知らず、雪ノ下陽乃は静かに微笑む。

 

 「……まあ仕方ないね。今の君には、国語辞典をあげても答えられないだろうし。ちゃっちゃとお店に行こう」

 

 そう言って、突っ立ったままの俺の手を取り、鼻歌交じりに歩き出す。ついさっきの雰囲気は跡形もない。全く恐ろしいデザイナーだ。

 

 

 

 

 見つけられないものに苦虫を噛み潰しながら辿り着いた場所は、柔らかな午後の光の差し込む、ひときわ静かな喫茶店。

 

 『私のお気に入りの場所なんだ』

 

 得意げな顔で俺を連れて座ったのは、もうすぐ黄昏に変わるであろう色に包まれる、窓際の席。美人は環境で美しさを変えると言うけれど、これほどのものかと思わせる。この人の妹にも随分とヤキモキさせられたことを思い出す。

 

 そこから5分もすれば、楽しいティータイムの始まり。ミントティーを片手に、おかしそうにストーリーを評価する。

 あそこで敵に見つからないのはおかしい、どうして仕留めなかったのか、わざわざ足で追いかける利点は?

 細かなところまで、彼女にとっては重要らしい。ニヤと笑っては、カッコつける演出を突き崩す。この人を納得させるには骨が折れるな、なんて、改めて痛感する。彼女自ら選んだものでさえ、こんなにもダメなのだから。家デートなど映画鑑賞が閉じられて、将来の彼氏は不憫なものだ。

 

 そうしてコーヒーを楽しんでいると、また不意に、雪ノ下陽乃は惹きつける。

 

 『でも、最後のキスだけは、良かったと思うよ』

 

 目を細めて外を見る彼女の顔から浮かぶのは、すべてを終えた後の、主人公とヒロインが静かに口づける、夕陽の終焉。何度も差し込まれた中の、最後の引き際。軽く触れるだけのそれ。BGMもなく、セリフもないという、逆に印象に残るもの。唇を離した後、表情に見える薄い陰が、今もはっきりと思い出せる。

 

 夕陽を背に受ける木々のように、彼女もまた、薄い陰を浮かべている。

 

 それを見て何を感じているのか、今の俺には、また、掴みきれないものであった。

 

 『なんてね。どう? 憂いのある美女の風景は』

 

 してやったりがよく似合う、満面の笑み。探していたことと、いきなりの変化についていけずに返事を返せないでいれば、『ドキドキさせちゃったかなー』と満足を染み込ませて、また大きく笑う。

 

 「映画の彼女は、そんな大きな口で笑いませんでしたよ」

 

 解消を覚えないぼっちにできるのは、せいぜい可愛い噛みつきくらいのものだ。

 

 

 

 

 

 「どうだった? 隣にいる1日は」

 

 映画の感想も尽きて、家路を辿る頃には、辺りはすっかり黄昏に包まれていた。低いか高いかもわからないビルの合間から引かれる、さよならのカーテン。

 さりげなく伸ばしてきた手を避けて、歩き出した数分後。隣から、今日という日の、締めの問い。

 

 「どう、と言われても。特別、らしいことはしなかったじゃないですか」

 

 ライトノベルのように、服屋の中でくっつきあうことはなく、腹ごしらえのケーキを最後まで食べさせ合うということもなかった。思い浮かべる理想像には、かすりもしない時間だった。

 

 「ふふ、何かしなきゃいけないなんて、そんな決まりはないんだよ」

 

 捻くれた俺の目を見つめて、諭すように、ふわりと笑う。

 

 「隣に煩う乙女がいれば、それでいいの。それだけで、立派なヒロインだよ」

 

 意味ありげな微笑も、曇りを作らずにこなしてしまう。何かがあるような気がして、伸ばしたくもない腕は震える。俯向く先に見える彼女の陰は、すっぽりと俺の脚を呑み込んでいた。

 入ってはいけない沼にとられたような。逃げられない感覚。探しても探しても、何一つ、言葉を捕まえられない。

 

 「煩うって、あなたは何も抱いてないでしょう。俺に向けるとすれば嗜虐心くらい?」

 

 少しの中身もない、あり合わせ。自分がキャラクターであるならば、読んでいられないセリフたち。

 今日の俺は、いつも以上に、何も無かった。

 

 「さーてね。それはどうでしょう。何を言っても、君にはわからないんじゃないかな」

 

 トドメの一撃。ハリボテにされて、足を呑まれて、撃ち込まれたもの。情けなさを呪うには、十分すぎる。

 

 「言わなくちゃわからないことはあるけど、言ったってわからないこともあるからね。君が一番よくわかってるでしょう?」

 

 擦切れるうち、いつしか呻き始めた渇望。欲しくて欲しくてたまらない、その始まり。わかろうとしてわからない、わかりたくもないわかること。どうにも、捨てていきたいものだった。

 

 そうして俯き唇を噛んでいると、突然、頬に添えられる柔らかな感触。顔を上げさせられ、目の前に彼女の顔を見て、その感触が雪ノ下陽乃の手であると認識した瞬間、小さなリップ音と共に、額に感じる別の柔らかさ。

 

 処理落ちしてフリーズ状態の俺から離れて、また笑う。

 

 「最後だけ、特別サービス。君の考えるヒロインらしさをあげる。後はまた、答えを見つけてからね」

 

 

 

 

 あれから、何時間経ったのかわからない。気づけば月は上っていて、慌てて帰宅して、小町に怒鳴られてから、自室に戻った。風呂に入っても、胸に抱えるものは消えなかった。

 今もこうして、開けていない甘い相棒を手に弄んで、ぼーっとしている。

 せめて、何かヒントがあればと、相棒よりも甘い心で愚痴る。

 

 ピピピピピピピピ

 

 着信音にビビってスワイプすれば、今まさに頭の中を埋め尽くしていた相手からのメール。開いた先には、狙っていたかのように示される、ただ一つの手がかり。

 

 

 『ヒント:私のなりたいもの』

 

 

 どうしても、俺には解かせてくれないようだ。

 

 

 

 

 




長すぎてもアレなので二つに分けます。

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