目の悪い少年は周りの人達たちに守られて生きていく。   作:羽乃 秦御

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本日も番外編です。
今回は、眞吾と明の出会いを書きたいと思います。
どのようにして明と出会ったのか、そこが気になる人もいたと思います(自分でそう思い込んでますw)
だから、頑張って書いてみました!
上手く書けてるといいなぁ。


眞吾と明の出会い

どうも皆さん、眞吾です。

この前パーティーをした時に俺の兄貴分的存在、“御剣 明(ミツルギ アキ)”と再会を果たした。

パーティーの中盤に穂乃果達から明との出会いなどを聞かれたので、俺は話すことにした。

あれは、遥と出かけることになったある日のこと.......

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

その日は休日で、俺は暇だと思っていた。

その時、遥から連絡がきて、一緒に出かけないかと誘われたので、遥と出かけることにした。

 

「うーん、遥遅いなぁ」

 

俺は集合場所にて遥を待っていた。

俺が待っていた時、そこの近くからとある声が聞こえた。

 

『ねぇねぇ君、俺らと一緒に遊ばない?』

『や、やめてください!』

『いいじゃん!一緒に遊ぼうぜ?』

『いや!離して!!』

『おぉ!威勢がいいね!こりゃ、犯しがいがありそうだぜw』

 

その声を聞く限り、男3人組が1人の女を囲んでいるようだった。

その声を聞いて俺はすでに動いていた。

なぜなら、その声の中に嫌がる遥の声が聞こえたからだ。

そして、俺はその場へと向かった。

 

「おい」

「「「あぁん?」」」

「その子離してもらえるか?俺の連れなんだよ」

「ガキはすっこんでな!今から楽しくこの子と遊ぶんだからよ!邪魔すんなら容赦しねぇぜ?ガキはお家に帰ってママのミルクでも飲んでな!どうせお前のようなヒョロくてキモいメガネ野郎ガキの育ての親だ、母親もお前に似てブッサイクなんだろうな!」

「「それなw」」

 

俺はその言葉を聞いて“プツン”と俺の何かが切れた。

 

「あぁ?もういっぺん言ってみろこのドカス」

「んだと?」

「誰の親がブサイクだって?テメェらの方が断然ブサイクでキモいっつーの」

「んだとテメェ!調子乗んなよ?クソガキが!」

「こいつやっちまおうぜ?」

「いいねぇ!やっちまうか!」

「かかって来な、まとめて相手してやるよ」

「調子乗んな!うりゃ!」ブン!

「甘ぇよ、カス」ガシッ!

「何!?」

 

俺は、3人の不良をまとめて片付けた。

なんで、片付けれたかって?

理由は、ある程度武術の心得はあるからだよ。

不良たちは、「覚えてろよ!!」と言いながら立ち去って行った。

そして、俺は遥に声をかけた。

 

「遥、大丈夫か?」

「えぇ、大丈夫」

「よし!なら行こうか!」

「うん」

 

そして俺たちは、出かけ先へと向かった。

だが、俺は気づかなかった。

不良たちを追っ払った光景を見ている人がいるなんて。

 

side???

 

あぁ〜平和っていいぜ。

ん?おっと悪りぃ、自己紹介がまだだったな。

よう、俺は“御剣 明”。

よろしくな。

 

「しっかし暇だなぁ〜」

 

俺はそう呟いた。

俺は今、東京に来ている。

しかし、特にやることもねぇから暇してた。

そんな時、ある光景を見た。

その光景は、中学生ぐらいの女の子1人が男3人に囲まれてナンパされている光景だった。

俺はそれを見た時、

(東京ってのは、こうゆうのが多いんだな)

と、思っていた。

俺は、そのナンパされている女を助けようとしたが、その必要はなかった。

なぜなら.....

 

「おい」

「「「あぁ?」」」

 

俺より先に動いていた奴がいた。

そいつは、まだ中学生ぐらいの少年だろう。

だが、俺が見る限り只者じゃねぇことはわかった。

その少年は、不良をあっという間に追っ払った。

俺はそれを見てスゲェと思ったよ。

だが、その少年はまた不良たちから狙われるだろう。

俺は興味本位と心配の意を持ってその少年を見ていることにした。

 

side眞吾

 

俺は遥との買い物を終えて、家に帰ろうとしていた。

しかし.......

 

「おい、さっきはよくもやってくれたな!」

 

またあの不良たちがやってきた。

しかも、多数人で。

 

「今度は、俺なの仲間連れて来たんだ。

今度こそテメェを痛めつけてやるよ!」

 

俺は、そいつらに絡まれる。

だから、なぎ払うことにした。

が、

 

「へへ!女ゲット!!」

「いや!離して!!」

「遥!!!」

 

遥が捕まっていた。

俺はそれを助けようとしたが......

 

「よそ見してんじゃねぇ!」ブンッ!

「ぐっ!」ドゴッ!

 

不良の1人の放ったパンチが俺の腹にクリーヒットした。

俺は、痛みで立たなくなった。

それを見た不良たちは俺を囲んで蹴りまくってきた。

俺はこう思った。

 

(くそっ!俺は幼馴染1人守れねぇのか!?そんなのは嫌だ!)

 

そう思った俺は、最後の力を振り絞って立ち上がった。

そして、俺を囲んでいた不良たちをなぎ払い、遥を捕まえていた不良のところへ向かいその不良を頭突きでとばした。

そして遥に「逃げろ!」と叫んだ。

そして、俺はもう立てなくなった。

とばされた不良は

「テメェ!よくもやりやがったな!」

と、言い俺を蹴った。

俺がもうダメだと思った時、救世主が現れた。

気を失う前だったけど、はっきりみえた。

ポニーテールのカッコいい男の人の姿が。

その男の人はこう言った。

 

「よく頑張ったな。

お前は“漢”だよ、あとは俺に任せな」

と、

 

side明

 

俺はさっきの少年を見ていたら、案の定不良たちに絡まれる状態になった。

そして、不良たちがせこい手を使ってその少年をいたぶっている。

俺は、それが許せなかった。

そして、自分の女を身を呈して護ろうとした少年に敬意を持った。

俺は動いた。

その少年を助けるために。

俺はその場に着いて、少年に一言言葉をかけた。

 

「よく頑張ったな。

お前は“漢”だよ、あとは俺に任せな」

と。

 

そして、少年を少年が助けた女の子に渡して俺は不良たちの方へと向いた。

 

「あぁ?んだテメェ?」

「俺か?通りすがりの高校生だ」

「邪魔するんなら、テメェも潰すぞ?」

「ケッケッケ、お前らなんかにゃ負けねぇよ。

テメェらみてぇなクズにはな.......」

「んだと!?テメェら!こいつもやっちまえ!!」

「やれるもんなら、やってみな」

 

そして俺は、不良たちを倒した。

そして、ちゃっかり警察に連絡して不良たちを連行してもらったのだった。

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

side眞吾

 

「ん、うぅ.......」

 

俺は目が覚めた。

どうやらあの後、気絶してしまったようだ。

ここは、どうやら俺の家の医務室らしい。

そして、目が覚めたら俺の横に眠っている遥がいた。

俺は、

(よかった.....遥を護ることはできたんだな.....)

と、思った。

 

「ん?し.....んご?」

「おう、おはよう遥」

「眞吾!良かった!」

「心配かけたな」

 

遥が目を覚まして、俺は心配をかけてしまったことを謝った。

そうこうしているうちに、医務室のドアが開いた。

そこには、母さんと父さん、そして俺を助けてくれた男の人がいた。

 

「眞吾!目が覚めたのね!貴方が倒れたって連絡が来たからびっくりしたわよ!もう心配かけないでよね.......!」

「ご、ごめん母さん.....」

「我が子よ、もう無茶はするなよ?」

「わかったよ、父さん」

「ところで父さん、母さん?」

「「なんだ/なに?」」

「その男の人は......俺を助けてくれた人だよね?」

「ん?あぁ、そうだ。

この人は“御剣 明”君、眞吾をここまで運んでくれた人だよ」

「そっか、ありがとう御剣さん」

 

俺は、父さんからそう聞いて御剣さんにお礼を言った。

それを聞いた御剣さんは、

 

「よせやい、お礼なんて。

俺はお前の根性に突き動かされただけさ。

あの時、お前が全力で遥ちゃんを護ろうとしていたからこそ俺は動いたんだ」

と、言った。

俺はそれでも、

 

「でも、助かったのは事実ですから。

お礼はちゃんとさせてください。

本当に、ありがとうございました御剣さん」

と言った。

 

そこから、俺たちは仲良くなった。

ちょくちょく会うようにもなり、その際にゆりさんたちとも会ったのだった。

これが、俺と明の出会いの話だ。

 

 




どうでしたでしょうか?
うまくかけているんだろうか?
わかりませんが、頑張ってみました!
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それでは、また!

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