OVERLORD 不死者の王 彼の地にて、斯く君臨せり   作:安野雲

3 / 12
前回は、どのように展開していくかで大分悩みましたが、今回からは独自展開で突き進んでいこうと思います。
あと、一週間以内に投稿できてよかった...

それでは、どうぞ。


第2話「特地緒戦」(前編)

ナザリック地下大墳墓、第9階層・執務室。

 

モモンガは、中空に浮いた楕円形の鏡の前に座していた。

姿見ほどの大きな鏡の中には前に座しているモモンガの姿は映っておらず、全く別の、どこかの森の風景が映し出されている。

モモンガが右手を横に動かすと、その動きに合わせて鏡の中の風景も移動していく。

 

遠隔視の鏡(ミラー・オブ・リモートビューイング)

 

ユグドラシルのゲーム内において、探査手段の一つとして使われていたマジックアイテムである。

ただ、ユグドラシルではこういった監視への対策手段を用意しておくプレイヤーが多く、情報収集のつもりが逆に自分の情報を漏洩することに繋がる等のデメリットがあったため、実際にはほとんど役に立たないアイテムでもあった。

 

現在は、ユグドラシルのアイテムが、ゲーム時と同じように機能するかを調べる実験のために持ち出してきたのだが、中々上手くいかない。

腕を動かす方向と移動する方向が同じであったり、両腕を使った操作もできることなど色々と確認することができたのだが、視点の位置を変更する方法だけがどうしてもわからないのだ。

鏡の使い方を完璧に把握しておけば、ナザリック周辺の警戒網の作成にも活用できるのではないかとも考えていたため、悪戦苦闘しつつも実験を続ける。

鏡の中の景色では太陽が西に傾きつつあり、昨夜から始めた実験の経過時間と、モモンガの粘り強さを伺い知ることができるだろう、

 

モモンガの場合はアンデッドの種族特性として疲労せず、また睡眠欲や食欲も皆無であるため、このような長時間の作業が可能であったのだが、それでも精神的な疲労は蓄積されている。

単調な作業の繰り返しによって徐々に思考を放棄しそうになるが、その度に背後にいる存在の視線を意識して、背筋を伸ばす。

 

モモンガの実験の様子を窺っていたのは、執事のセバスである。

身じろぎもせずに、じっと主人の背後で控える立ち姿には、疲労の色は見受けられない。

 

気を取り直して再び鏡と睨め合いを始めようと、両腕を横に伸ばして軽く伸びをすると、急に画面の中の風景が変化した。

それまでは、おそよ10メートルほど上から森を見下ろすような視点だったものが、一気に森の内部まで見えるような高さまで近づいていた。

 

「お」

 

モモンガは、偶然目当ての動作を発見できたことに驚きと安堵のこもった声を漏らす。

すると、様子を見ていたセバスが控え目に賞賛の拍手を送った。

 

「おめでとうございます、モモンガ様」

 

「ありがとう、セバス。付き合わせて悪かったな」

 

滅相もございません、と返すセバスに鷹揚にうなずくと、次の行動に移る。

 

今度は、森の周辺で、集落や村といった、複数の人がいる場所があるかどうかを探してみる。

 

そこからまた暫く画面をあちこちへと移動させていると、森の中に森人(エルフ)の集落と思しき開けた場所を見つけた。

しかし、何やら様子がおかしい。

集落のあちこちから火の手が上がり、上空までもうもうと煙が立ち上っている。

拡大して見てみると、何やら慌ただしく移動する人影が幾つもある。

 

モモンガは首を傾げつつ、より近くで見てみようと視点を移動させようとするが、そこでセバスから声がかかる。

 

「―――――何かに、襲われているようです」

 

横から鏡を見ていたセバスは、何かに気がついたように画面の上の方に視線を移していた。

その視線に合わせて視点を上へと移動させると―――――――――そこには、一体の(ドラゴン)の姿があった。

 

筋肉質なその巨体は赤い鱗で覆われており、同じく胴体に見合うような巨大な両翼で上空を飛んでいる。

地鳴りのような咆哮をあげながら、口から炎を吐き出し続ける様子は、明らかに集落を襲う意図があってのことだと見て取れた。

逃げ惑う森人(エルフ)も、弓を持って抵抗をしようとする森人(エルフ)も、一切の区別なく焼き払おうとしている(ドラゴン)を見ながら、モモンガは何か違和感を覚える。

こんな、まるで悪夢のような光景を目にしているにも関わらず、全くといっていいほど動揺をしていないのだ。

ただ平然と、人々が襲われている様子を観察しているのである。

普通、こういった場合は悲しみや恐怖、若しくは怒りといった何らかの強い感情が湧いてくるのが、人間というものである筈だ。

そこまで考えて、モモンガは、自分が身体だけではなく心まで人間をやめてしまったのだろうかという不安を覚える。

 

「ふむ...」

 

眼前の惨劇をどこか他人事のように、モモンガは暫し思考の海に沈む。

 

「…モモンガ様」

 

すると、それまでは主人の様子をじっと窺っていたセバスが口を開いた。

 

「どう致しますか?」

 

どうするか。

その質問には、どんな意味があるのか。

モモンガは、ナザリック地下大墳墓の主として、このような場合、どのように振る舞うことが正しいのだろうかと考えた。

セバスの視線を感じながら、一瞬の間考え、決断する。

 

「――――見捨てる。助けに行く理由も、価値もない」

 

「...畏まりました」

 

首肯したセバスの声色は、極めて平坦かつ無感情なものだった。

 

自分の決定が正解だったのかどうか確認したかったモモンガだが、声音から判断できないために、顔色から判断しようと、僅かに視線だけをセバスに向ける。

 

だが、モモンガはは絶句した。

 

目を向けたセバスの背後、そこに、もはやいる筈のないギルドメンバーの姿を幻視したためである。

 

≪たっち・みー≫

 

執事セバスの創造者である、純白の騎士。

ユグドラシルにおいても、三本の指に入ると謳われ、「ワールド・チャンピオン」にして、ギルド内物理攻撃最強の存在だった男。

その幻は、モモンガに、かつての懐かしい記憶を思い出させていた。

 

 

「...誰かが困っていたら、助けるのは当たり前、か」

 

ぽつり、と小さく呟いたモモンガは、骸骨の顔ではあるが、小さく笑ったように見えた。

その場からすくっと立ち上がると、セバスを見据えて決定事項を告げる。

 

「セバス、悪いが気分が変わった。私は今からこの集落に向かう。ナザリックの警備レベルを最大まで引き上げよ。」

 

「承知いたしました」

 

主の決定が変更されたことに対しても、セバスの声色は先程までと変わらず落ち着き払ったものである。

しかし、モモンガはどことなくセバスの発する空気が柔らかくなったような気がした。

 

「私は先に行くが、供としてアルベドに来るように伝えよ。当然、相手は竜種だからこそ、何が起こるかはわからん。完全武装で来るようにともな」

 

モモンガはそこで一旦区切り、さらに必要な処置について思考を巡らせる。

 

「そして、この集落に、隠密能力に長けるか、透明化の特殊能力(スキル)を有したシモベを複数送り込め」

 

「畏まりました」

 

了承したセバスを見て、モモンガは今はもういないかつての仲間に呼びかける。

 

かつて貴方に受けた恩を返す、と。

 

「それに、いつかはこの世界での自分の強さを見定めておく必要があったしな」

 

鏡の中に映る(ドラゴン)を見つつ、守護者たちから説明を求められたときの言い訳も考えておく。

追い立てられた森人(エルフ)の中に、父と娘と思しき二人の姿が映し出されていた。

男の方は、娘であろう少女を守りながら、弓で何とか応戦しようとしている。

だが抵抗もむなしく、集落の外れまで追い詰められた二人は、暴威を振るう(ドラゴン)の前で、今まさに絶体絶命の危機を迎えていた。

丁度いいと判断したモモンガは、何処からともなく一本のスタッフを取り出す。

 

≪スタッフ・オブ・アインズ・ウール・ゴウン≫

 

ギルド≪アインズ・ウール・ゴウン≫の総力を結集して創られた、世界級(ワールド)アイテムにも匹敵する能力を持つギルド武器。

しかし、その圧倒的な力は、同時に破壊されればナザリックが崩壊するという諸刃の剣でもある。

そのために、今回持ち出したのはレプリカとして作成されたスタッフだった。

オリジナルの性能には遠く及ばないものの、モモンガにはその程度のハンデなど然したる問題にはならない。

 

モモンガはスタッフに魔力を通すと、映っている親子がいる場所を意識して「転移門(ゲート)」の魔法を発動させた。

 

◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇

 

ロムルス(・・・・)帝国の帝都から北東に500キロほど進んだところにある小さな村落、コダ村。

そのコダ村に程近い「コアンの森」には、精霊種の森人(ハイエルフ)の集落があった。

元来、精霊種の森人(ハイエルフ)は保守的かつ閉鎖的な文化を構築している種族であることから、これだけ人種が生活する場所の近くに集落を構えているというのは、相当に珍しいことでもあった。

多くの精霊種の森人(ハイエルフ)は、人の住む場所からは遠く離れた、精霊種の森人(ハイエルフ)の森に棲んでいるといわれる。

氷雪山脈と首狩兎(ヴォーリア・バニー)の草原に挟まれるような位置にある森には、精霊魔法によって強力な結界が張られており、外部からの干渉を許さない極めて閉鎖的な暮らしを送っているとも。

一方で、そんな閉鎖的な生活に飽いて、時折、自分の意志で外の世界へと飛び出していく変わり者も現れる。

その中の一人に、ホドリュー・レイ・マルソーという男がいた。

かつて「十二英傑」と呼ばれた稀代の弓使いであり、高位の精霊魔法を操る才人でもあった。

さらに、積極的に多種族との交流を図ろうとする、一族の中では特に進歩的な考え方の持ち主でもあった。

そして、そんな彼こそが「コアンの森」に集落を構え、生活をするようになった第一人者である。

 

「開拓者」の異名も持つ彼は、今、鬱蒼と立ち並ぶ木々の間を飛び回りながら、集落を目指していた。

集落への最短のルートを選んで、急ぐホドリューは、強い焦燥感に駆られていた。

このままではまずい、早く伝えなければ。

疲労からではなく、焦りから大粒の汗を額から滴らせ、木々を縫うように走り、飛び、漸く集落の入り口が見えてくる。

木造の小屋の数々が、背の高い木々の高さまで立ち並び、建物の間には幾本もの架け橋が張り巡らされている。

この集落にはおよそ100人規模で精霊種の森人(ハイエルフ)が生活しており、一つの集落としてはかなりの大きさであるといえる。

ホドリューは息を切らしながら集落の入り口に辿り着くと、そこで一度背後を振り返る。

まだ、アレが来ていないかどうかを確認するために。

それまでは、集落で昼下がりの穏やかな空気の中にあったエルフらが、ホドリューの様子を見て顔色を変える。

集落での中心的な存在であるホドリューは、野伏(レンジャー)としての能力も高いので、コアンの森内外の警戒・監視を行っているのだが、その彼が血相を変えて戻ってきたのだ。

これから何か良くないことが起きるであろうということは、この集落に暮らす者であれば誰しもが予測できる。

 

「何かあったのか?」

 

入口の近くにいた仲間の男が、恐る恐るといった調子でホドリューに尋ねる。

ホドリューは頷いて、一度深呼吸して息を整える。

それから、その男だけでなく、家から出てきている者たちも見回して、全員に聞こえるように、大声で、努めて冷静に見えるように告げた。

 

「――――――炎龍が現れた!」

 

な、と思わず息を呑むような声が一団から上がった。

何か良くないことが起こる、そう予測していたにも関わらず、全体に混乱が広がっていく。

想定していた事態の中でも、恐らく最悪の事態が起こっていると、そう理解できたのだ。

ざわざわと未だ不安と混乱が渦巻く仲間たちを見据えて、落ち着かせるためにも、ホドリューは大声で叫ぶように指示を出す。

 

「とにかく!今は一刻も早く行動すべきだ。まず、家の中にいる者、今の報告を聞いていなかった者たちにこのことを伝えてくれ。次に、それぞれ最低限の荷物を持って一時集落から離れる。その際は、少しでも炎竜の狙いを分散させるためにも、塊にならずに皆親しき者たちを連れてバラバラに逃げるように!」

 

集落において指導者的な立場にある、ホドリューの指示を聞いて少しだけではあるが冷静になった仲間たちは、解散というホドリューの言葉に続いて、急いで各自の行動を始める。

その様子を確認したホドリューは、自分も同じように集落の中の一つの家屋へと向かう。

中にいたのは、ソファで昼寝をしていた一人の少女。

見目に優れたものが多い精霊種の森人(ハイエルフ)の一族の中でも、さらに秀でていると確信させるような美貌を持つ彼女の名は、テュカ・ルナ・マルソー。

ホドリューの実の娘であり、今は亡き愛する妻、リュカの忘れ形見。

この子だけは、たとえ、自分の命に代えてでも守らなければならない。

愛娘の穏やかな寝顔を見て、ホドリューは固く決意する。

 

「テュカ!起きなさい!」

 

深い眠りについていたテュカは、おそらく外での報告を聞いていなかったのであろう。

ホドリューの急かす声を聞いて、ゆっくりと目を開ける。

 

「...お父さん、どうしたの?」

 

未だ眠気が抜けきっていないように見えるテュカは、事態が掴めていないために、首を傾げて尋ねる。

そのため、ホドリューは、何とか逸る気持ちを抑えるように、一泊置いてから答えた。

 

「...今すぐ、ここから逃げるんだ。恐らくすぐにヤツは―――――――」

 

だが、最後までその言葉を言い切る前に、突如として悲鳴が上がった。

慌てて窓の外を見たテュカは、其処にいたモノを見て、目を見開く。

 

「炎龍...!?」

 

同じく窓からその様子を見ていたホドリューは、歯を食い縛って空を睨む。

早すぎる。

先程までは全く気配を感じなかったために、まだ逃げるだけの時間は稼げるだろうと考えていたが、見通しが甘かった。

そんな悔恨の念を感じている間にも、炎龍は滑空しながら、集落へと急速に近づいてくる。

 

 

そして、緑豊かなコアンの森は、炎龍によって、生きる地獄と化した。

 

 

どうしてこんなことになってしまったのだろう。

父に手を引かれながら、炎の中を走るテュカは、半ば現実逃避するようにそんなことを考える。

 

今日まで一緒に同じ集落で暮らしてきた筈の、もはや誰かもわからない亡骸。

炎に身を焼かれる、末期の絶叫。

いなくなった家族の名を叫ぶ誰かの悲鳴。

息をする度、肺に吸い込まれる、「何か」の肉が焼けるような匂い。

 

テュカは一族の中では若者に入る年齢だが、それでも人種の感覚からすれば長い時間を生きてきた。

だが、今日起こったことは、かつてテュカが体験してきたことの、何よりも衝撃的で、一度も感じたことのないものだった。

こんなことは知らなかったし、知りたくなかった。

世界に、こんな地獄があるなど。

 

「―――――ッ!テュカ、伏せるんだ!」

 

父の怒声が聞こえた直後、走っていた勢いのままに、テュカの身体が投げ飛ばされる。

テュカが地に倒れるとほぼ同時に、頭の上を何か熱い塊が吹き抜けていくのが感じられた。

 

「お父さん!?」

 

傍らにいた父がいないことに気づいたテュカは、倒れたまま後ろを振り向く。

そこには、右手が焼け爛れた父、ホドリューが立っていた。

その眼前の、炎龍の姿を見て、テュカは全身の血の気が引いていくような感覚に襲われる。

 

「お父さん、逃げて!」

 

叫んだ声は、ほとんど悲鳴に近かった。

ホドリューはその声に振り返ることなく、背中から弓を取り出す。

重度の火傷によって、思うようにならない右手を震わせながら矢を番え、真っ直ぐに炎龍へと狙いを定め、放った。

精霊魔法によって強化された矢は、襲い来る炎龍の左眼を正確に捉え、深々と突き刺さる。

大地を震わせるかのような絶叫をあげた炎龍が、痛みからその身体を曲げ、僅かに動きが鈍くなった。

 

「テュカ、逃げるぞ!」

 

痛みと憤怒に染まった炎龍の様子を見て、踵を返したホドリューは、再びテュカの手をとって走り始める。

 

しかし、そんな抵抗も無意味に終わろうとしていた。

 

ホドリューは片手を大火傷するという重傷を負い、テュカも倒れたときに足を挫いてしまったために、逃げ足が遅くなってしまったのだ。

途中からはホドリューがテュカを背負うように走ったが、部族きっての健脚で以てしても、怒れる炎龍から逃れることはできない。

自分に怪我を負わせた者を殺すため、炎龍は執拗にホドリューとテュカを追いかけてきた。

そうして、炎龍が目と鼻の先にまで迫ってきたとき、集落の外れにある大井戸が目に入った。

ホドリューはテュカを、それから炎竜を見て逡巡するものの、意を決して井戸へと走る。

 

「お、お父さん...?」

 

テュカは、父がなぜ井戸に来たのかわからず、不安げにその顔を見上げる。

ホドリューは、そんな娘の心配を和らげようと少しだけ笑ってみせた。

覚悟を決めた父は、テュカを抱えた両腕に力を入れ、井戸の中へ落とそうとした時―――――――

 

『―――――――おいおい。娘を井戸に突き落とそうとは、あまり感心しないぞ?』

 

何処からか聞こえてきた声に、思わず動きが止まる。

危機的な状況である筈なのに、なぜかその声の主を探そうと周囲を伺う。

すると、自分のすぐ横に何か黒々とした、異様な空間が広がっていることに気がついた。

どうしてなのか、その場所から目を逸らすことができない。

 

そして、ゆっくりとその空間から姿を現した者を見て、息が止まった。

 

 

――――――――其処には、『死』が立っていた。

 

 

 




はい、というわけで2話、しかも前編でした。
次は恐らく後編になると思いますが、まだ構想段階なのでどうなるかわかりません...

独自展開については、
・Gateの帝国名
・カルネ村 → テュカ達 エルフの集落
・ナザリックやコダ村などの位置関係
くらいが大きめの変化でしょうか

ということで、次も一週間以内に投稿できるようにしたいと思いますので、どうかお待ちください。<(_ _)>

4/29 炎竜 → 炎龍に変更しました。

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。