機動戦士ガンダムSEED DESTINY 〜僕の平和〜   作:自由の魔弾

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お久しぶりでございます。ここ最近は色々立て込んでいて、中々投稿出来ませんでした。久々に書いたので、おかしいところもあるかもしれませんが、気にしないでくれると助かります。


PHASE 03 再誕

〈“インパルス”発進スタンバイ。パイロットは“コアスプレンダー”へーー〉

 

モビルスーツ管制の声が響き渡るミネルバの艦内をシンは走っていた。その身に包んでいるのはエースの証、赤いパイロットスーツだ。彼は格納庫へ駆け込み、自分の愛機“コアスプレンダー”に飛び乗る。

 

〈モジュールはソードを選択。シルエットハンガー二号を開放します。シルエットフライヤー、射出スタンバイ・・・〉

 

発進シークエンスに従って、格納庫から上階へ機体を載せたリフトがせり上がり、ゆっくりとカタパルトデッキの床が目の上から下がっていく。

 

〈ハッチ開放、射出システムのエンゲージを確認。カタパルト推力正常。進路クリアーーー“コアスプレンダー” 発進、どうぞ!〉

 

シンは左手のスロットルを全開した。同時にカタパルトによる加速度が体をシートへ押しつける。“ミネルバ”のカタパルトが“コアスプレンダー”に続いて、三個のユニットを射出する。

その間にも破壊された工廠の上をたどり、間もなく目標物をとらえた。ZGMFーX88S “ガイア”が一機の“ザクウォーリア”と対峙している。しかし、“ザク”のパイロットは“ガイア”に気をとられて、“カオス”の接近に気づいていない。

 

「危ないっ!」

 

とっさにシンの放ったミサイルが“カオス”に炸裂した事により、事なきを得た。同時に、“カオス”の横をすり抜けて、一度上空に舞い上がる。そこで、遅れて射出されたユニットと相対速度を合わせ、同一軸上に並んだユニットにビーコンが発せられ、“コアスプレンダー”が吸い込まれるように合体した。最後に、“シルエットフライヤー”と呼ばれる無人機が運んできたユニットを分離し、それが背面に装着される。

合体した途端、鉄灰色の機体は位相転移システムがオンになった事で、下半身と腕部は白く、肩や胸部は赤く色づく。

シンはモビルスーツの背面に負って長大な二本の剣を抜き放ちながら、地上へ降り立った。

ZGMFーX56S “インパルス” それがこの機体の名だ。シンは一振りが刃渡り十数メートルにも及ぶレーザー対艦刀ーーMMIー710“エクスカリバー”を柄の部分で結合させ、大きく頭上で振りかぶる。

 

「何でこんなこと・・・また戦争がしたいのか!?あんた達はっ!!」

 

シンは目の前の敵を見据えながら、憎しみをこめて叫んだ。

 

 

 

 

 

 

「さて、目の前で死闘が繰り広げられているところなんだが・・・これ完全に出るタイミング逃したよね?」

 

あっ、どうも。ソーマです。おっさんに指定された場所に来てみたはいいけど、新型機の登場で完全に出鼻を挫かれたようです。割りと本気で駆けつけたのにこれは無いよ・・・。

 

〈お〜いクソ坊主、聞こえるか?急で悪いんだが、作戦内容が変更されたからな〉

 

「おうおう、誰かと思えばいつぞやのおっさんじゃありませんか。僕は今非常に機嫌がわるいのです。なるべく手短にお願いします」

 

〈・・・随分荒れてるな。まぁいいか。変更内容だが、まず『その戦闘に介入しない』こと。次に『これからは“ミネルバ”と行動を共にする』ことの二つだ。度々連絡はするが、基本的にお前の好きに動けばいい。何でもいいから理由並べて“ミネルバ”に乗り込め。分かったな?〉プツン

 

言いたいことだけ言うと、一方的に通信を切られた。あそこに行けって言ったり、そっちに行けって言ったりして・・・僕はおっさんのペットじゃないんだ。そこんとこ勘違いしてもらっては困るのだけど。

 

「さてと、ここに居る用事も無くなったことだし、さっさと“ミネルバ”に乗り込むかな・・・もしかして、僕死ぬかもしれないな」

 

僕はブースターを全開し、一気にその場から離脱した。生憎、レーダーで“ミネルバ”の場所は分かっているので、乗り込む事自体は造作もないことだが、肝心の理由が無いのが困る。少し考えてみよう。

 

「う〜ん・・・オッス!おら、ソーマ!強えぇ奴を探してここまで来たんだ。悪いけど乗せてくれねぇか?」

 

うん、駄目だな。何がってキャラ的に駄目だな。何かの圧力を感じる。

 

「え〜と・・・ここで会ったのも何かの縁。私めもご同行させてはもらえぬか?」

 

却下だな。もはや何のキャラかすら分からない。

 

その時、コックピット内でアラーム音が鳴り響いた。どうやらもう着いてしまったようだ。

 

(結局、ノープランか・・・今更取り繕ってもしょうがない。ありのままの自分で行くしかないな!)

 

僕は素早く手元を操作し、国際救難チャンネルを開いた。もちろん、相手は“ミネルバ”だ。

 

「え〜っと、どうも。ソーマ・アイリスです。好きなものは女の子!嫌いなものは優男!世界中の女の子をこよなく愛する元一般市民です。突然で申し訳ないのですが、僕のこの機体“グローリー”共々そちらに置いてもらえないでしょうか?置いてくれたら、そちらの女性クルーの方々に無限の愛を提供する事を約束します。あと、おまけに戦力として使ってくれて構いません。良い答えが聞ける事を望みます」

 

あぁ、僕はなんて正直者なのだろう?これは確実に死んだ。

 

 

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